悪役令嬢はカードで世界を征服する   作:Red_stone

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第10話 メイドの力

 

 

 ファニマがメイへの贈り物にした『ドラゴンメイド』は、元はと言えば王族が所有するロイヤルメイドの証だった。

 ゆえにファニマは王党派の反感を買い、勝負を挑まれた。

 

 彼女はメイに勝つことを条件として、『ドラゴンメイド』を賭けた勝負を受けた。ファニマに挑んだ彼は貴族、メイドに勝つことは当然だ。ゆえ、本番は勝った後にある。

 しかし、メイドに負けては一生の恥である。勝てる勝負とはいえ、負けたら大恥なので油断はできない。

 

・1ターン

 

「俺の先攻! 『ゴブリン突撃部隊』を召喚、『愚鈍な斧』を装備して攻撃力を3300にアップする」

 

 総勢8名のゴブリン部隊を召喚した。その圧力は大の男でも逃げ出すほどのものだ。そして、先頭に立つリーダーが一際大きい斧を手にし、吠えた。

 士気が上がる。鬨の声は敵手を震えあがらせる。

 

「そして俺は、カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

場:『ゴブリン突撃部隊』 ATK:3300

魔法+罠:『愚鈍の斧』+セット2枚

 

 

 

「……」

 

 ファニマは温かい目をメイに向けている。負けてもいいと言ったのは本心だ。ただメイの良い経験にはなりそうだとほほ笑んでいる。

 横から話しかけてくる者が居る、二人だ。他の者は遠巻きにして野次馬していると言うのに、豪胆なことだ。

 

「『ゴブリン突撃部隊』は攻撃すると守備表示になります。『愚鈍の斧』はデメリットを打ち消しつつ攻撃力を上げるカード。攻撃力3300、中々対抗できるような数値ではありませんね」

 

 片方は背の高い美女だった。その灰色の髪の少女はいかにも出来るキャリアウーマンと言った風情だが、心なしか苦労性の気配が漂っている。

 

「それはアマチュアの話かしら。それともうちの生徒? 何にしてもレベルが低いことと思うのよね。あなたはどうかしらね」

「あれを倒せるのは学園でも上位でしょうね。まあ、半分より上とは言わずとも30%ほどではあると思います」

 

「なら、あなたのご主人様なら1ターンであのお粗末なお相手さんを倒せるのかしらね? ねえ……魔女工芸部部長、エール・アレイスターさん」

 

 もう一人の少女。ともすれば小学生にも見える彼女はれっきとした学園生であり、飛び級したわけでもない。

 それでも、ファニマと同じく授業を免除された才女である。

 

 更に言うなら、彼女はウィッチクラフト工房の主人。世界でも有数レベルの強力なカードを作り出せる存在だ。

 ゲームでは生協に彼女達の作品が並ぶことがあった。それは高価で、しかし強い魔法カードである。

 

「残念だけど、そういうデッキではないのよね。ああいうどうでもいい奴はアイネに相手してもらってるわ」

「……あはは。喧嘩売って私に押し付けるのやめてほしいんですけど」

 

「それだけの才と実績があるということね。アレイスターの一族は我が家とも関係があると聞くけれど」

「さあて。まあ、まずはあなたのメイドの腕前を見せてもらいましょうか」

 

 小さな彼女は、ない胸を張ってむふんと偉ばっている。その姿は微笑ましくて可愛らしい。

 ファニマはその姿を目に収めつつ、デュエルの行方を目で追った。

 

「ええ、昨日教えたことをメイはどこまでできるかしら」

 

 攻撃力3300、どこかの田舎村ではお目にかかることのない攻撃力だ。だが、メイは恐れてなどいない。

 

 

・2ターン

 

「お嬢様、見ていて下さい! メイはこんな男に負けません! 私のターン、ドロー!」

 

 カードを引き。

 

「私は『ドラゴンメイド・パルラ』を召喚、その効果でデッキから『ドラゴンメイド・エルデ』を墓地に送る」

 

 緑の髪色をした少女がお茶菓子を運んできた。

 

「更に私は、魔法『ドラゴンメイドのお心づくし』を発動します! 『パルラ』の効果で墓地に送った『エルデ』を守備表示で特殊召喚! さらにデッキから『ドラゴンメイド・ナサリー』を墓地に送ります!」

 

 桃色の竜がメイを守るようにとぐろを巻いた。

 

「まだターンは終わりません! 魔法『竜の霊廟』を発動、『ドラゴンメイド・ルフト』を墓地に送ります」

 

「バトルフェイズ! 『パルラ』の効果を発動、このカードを手札に戻し墓地からレベル8のドラゴンメイドを特殊召喚する。現れなさい、慈悲深き竜『ドラゴンメイド・ルフト』、守備表示」

 

 だが、攻撃は出来ない。今のメイでは融合もリンクも使えないために攻撃力も足りなければ除去もできない。

 

「このままバトルフェイズを終了、『ルフト』を手札に戻して手札から『ドラゴンメイド・ティルル』を特殊召喚、守備表示。『ティルル』の効果でデッキから『ドラゴンメイド・チェイム』を手札に加え、先ほど手札に戻した『ルフト』を捨てます。メイはこれでターンエンド」

 

 これでメイを守るモンスターは2体。ターンが男に回った。

 

場:『エルデ』 DEF:1600

  『ティルル』 DEF:1700

 

・3ターン

 

「は! 壁を立てるのが精々か! だが、この俺を前に守備表示でしのぐなどと言う小賢しい戦術は通用しないのだと教えてやろう!」

 

 貴族の男は舐め腐った視線を向ける。跡形もなく粉砕してやろうと気炎を上げた。

 

「俺のターン、ドロー! そしてスタンバイフェイズ、『愚鈍の斧』の効果で500ポイントのダメージを受ける」

 

〇 ブリンライフ:8000ー500=7500

 

「だが、この程度のダメージなど、どうということもない! バトルだ!」

 

 メイの目がキっと光った。この瞬間を狙い澄ませていた。

 

「バトルフェイズ開始時、ティルルの効果を発動します! このカードを手札に戻し『ドラゴンメイド・ルフト』を墓地から特殊召喚、守備表示です」

 

 メイを守るのは2体の竜。頼もしい存在だがしかし、ここでは『愚鈍の斧』と言うアーティファクトが小鬼(ゴブリン)に竜に打ち勝つ力を与えている。

 

「ダブルトラップ! 永続罠『最終突撃命令』、『追い剥ぎゴブリン』を発動。全てのモンスターは攻撃表示となり、さらに戦闘ダメージを与える毎に1枚手札を捨てさせる!」

 

 無理やり攻撃表示にされた竜が混乱してあらう方向にブレスを吐いている。これでメイにダメージが通ってしまう。

 

「これこそが究極のカルテット! この俺、ブリン・ビュートが編み出した敵なしの戦術だと思い知るがいい! さあ、その哀れな竜を粉砕してやれ! 【コマンドチャージ】!」

 

 ゴブリンの斧が投げられ、竜の首を両断する! ブレスをもってしても威力は殺し切れずに衝撃がメイを襲った。

 

◆『ドラゴンメイド・エルデ』  ATK:2600

 VS

◆『ゴブリン突撃部隊』 ATK:3300

 

〇 メイライフ:8000ー700=7300

 

「きゃあ!」

 

 尻もちをついてしまった。

 

「そして『追い剥ぎゴブリン』の効果でお前の手札を1枚捨てる! 右から二番目のカードを捨ててもらおうか」

「……え!? そんな……『チェイム』!」

 

 墓地に送られたのは『ドラゴンメイド・チェイム』。尻もちをついたまま墓地に送られるのを見送るしかない。

 

「だけど、バトルフェイズ終了時に『ルフト』の効果を発動できる! 手札に戻し『パルラ』を特殊召喚、守備表示!効果で『ドラゴンメイド・フランメ』を墓地に送ります」

「馬鹿め、『最終突撃命令』の効果で攻撃表示だ! 俺のターンを終了! これ以上無駄なあがきをせず、サレンダーしたらどうだ?」

 

場:『ゴブリン突撃部隊』 ATK:3300

魔法+罠:『愚鈍の斧』『最終突撃命令』『追い剥ぎゴブリン』

 

・4ターン

 

「いいえ、メイはサレンダーしません。お嬢様の前でそんなことをすればどんなお叱りが来ることか! メイのターン、ドロー!」

 

 メイド服のスカートをひらめかせ、立ち上がる。相手を見た。敵はゴブリン一匹だが、攻撃力3300もある。それを相手取るには。

 

「『ドラゴンメイド・ティルル』を召喚、効果発動! デッキから2体目の『フランメ』を手札に加え、手札の『ルフト』を墓地に送ります」

 

 フランメを手札に確保する必要があった。これで準備は整った。

 

「バトルフェイズ! 『パルラ』、『ティルル』変身召喚。墓地より蘇りなさい、『ドラゴンメイド・ルフト』、『ドラゴンメイド・フランメ』! 攻撃表示!」

「それがどうした!? 二体のドラゴンをそろえようと、俺のゴブリンには届かない!」

 

 二体の竜が雄たけびを上げた。最終突撃命令の効果ではなく攻撃表示での蘇生、これからメイの逆転が始まる。

 

「ならば、届かせるだけです! 手札から捨てて、『フランメ』の効果を発動! フィールドのモンスター、『フランメ』の攻撃力を2000アップする! 『ドラゴンメイド・フランメ』の攻撃、【フレイム・ブレス】!」

「攻撃力……4700だとォ!?」

 

 緋色の竜が吐いたブレスがゴブリンごと彼を焼き尽くした!

 

◆『ドラゴンメイド・フランメ』 ATK:4700

 VS

◆『ゴブリン突撃部隊』 ATK:3300

 

〇 ブリンライフ:7500ー1400=6100

 

「……ぐぅ! たかが平民が俺に傷を付けるだと?」

「さらに追撃! お嬢様の敵をやっつけなさい! 『ドラゴンメイド・ルフト』のダイレクトアタック、【エアロ・ブレス】!」

 

 翠色の竜が吐いたブレスが彼を打ち据える!

 

『ドラゴンメイド・ルフト』 ATK:2700

 

〇 ブリンライフ:6100ー2700=3400

 

「ぐわあああああ!」

「そしてドラゴンは手札に戻り、手札から『ティルル』と『パルラ』を特殊召喚。守備表示よ」

 

 料理人、そしてパーラーメイドがふむんとやる気を出している。

 

場:『ティルル』 ATK500

  『パルラ』 ATK500

 

・3ターン

 

「攻撃表示だ! 俺のターン、ドロー!」

 

 平民に大ダメージを受けたという屈辱で彼の顔は真っ赤になっている。プロならば相手に敬意を払うこともあるだろうが、メイはそもそも学園生ですらない。

 ただ伝説のデッキを持っているだけの素人に負けるなど、冗談ではないのだ。

 

「俺は『ゴブリンドバーグ』を通常召喚、効果で『強欲ゴブリン』を特殊召喚。『ドバーグ』は守備表示となるが、最終突撃命令の効果で攻撃表示となる」

 

 今でこそ二体のゴブリンはやる気を見せているが、二人のメイドが変身した途端に意気消沈しやる気を失うことだろう。

 だが、彼の狙いはそれではない。先ほど見た効果を忘れるほど頭は抜けていないのだ。

 

「俺は2体のゴブリンでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚! この世を支配するのは暴力なれば、破壊こそ尊き者の権威であると知れ! 現れ出でよ、現世(うつしよ)の破壊者『励輝士ヴェルズビュート』!」

 

 銀河より現れるのは正義のヒーロー。平たく言えば仮面ラ〇ダーに似た、剣を持つ戦士である。

 複眼の赤い瞳がメイを睨む。

 

「『ビュート』の効果、このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する! この効果は私のフィールド・手札の合計が、相手のそれよりも少ない場合にのみ発動できる。貴様のカードは7枚、私のカードは5枚だ! 全て破壊せよ【デストロイ・オブ・ビュート】!」

 

 剣を掲げると、ブラックホールが発生し『ビュート』以外の全てが飲み込まれてしまった。

 

「『ビュート』が効果を使ったターンは相手にダメージを与えられない。……だがな、貴様には貴族を攻撃する罪深さを教えてやろう、攻撃だ! 【デストロイブレード】!」

 

 まったく意味のないのに関わらず、剣がメイを打ち据える。衝撃がメイを襲い、吹き飛んで倒れ込む。

 

「うぐっ」

「俺はこれでターンエンド。一つ忠告しておいてやろう、『ビュート』の効果は相手のバトルフェイズにも使えるぞ」

 

場:『ビュート』 ATK:1900

 

「私のターン、ドロー!」

 

 メイはメイド服が少しすすけている。儀式でなくとも身も心も消耗するのがデュエルなのだ。

 

「『チェイム』を召喚、デッキから『ドラゴンメイドのお見送り』を手札に加えて発動、『チェイム』を手札に戻して『ドラゴンメイド・ラドリー』を特殊召喚! 効果発動、デッキからカードを3枚墓地に送るわ!」

 

 すう、と息を吸い込んで果敢に敵に向かっていく。

 

「バトルフェイズ! 『ラドリー』の効果発動。『フルス』に変身召喚する!」

「ならば、『ヴェルズビュート』の効果の効果を発動! 貴様のフィールドのカード全てを根こそぎにしてしまえ! 【デストロイ・オブ・ビュート】」

 

「『ラドリー』はお見送りの効果で破壊されない! そして『ドラゴンメイド・フルス』を変身召喚!」

 

 それを見てファニマが思わず声を出す。

 

「……あら」

「彼、焦りましたね。攻撃宣言時に破壊すれば良かったのに」

 

 タクティクスの未熟さを指摘する声は嘲り混じりだ。王党派と、この二人は敵である。敵には情け容赦しないのが国際常識だろう。

 

「『フルス』で攻撃、さらに手札の『フランメ』を捨てて攻撃力を2000アップします! 【ウォーターブレス】!」

 

◆『ドラゴンメイド・フルス』  ATK:4600

 VS

◆『励輝士ヴェルズビュート』 ATK:1900

 

〇 ブリンライフ:3400ー2700=700

 

 大気のブレスが『ビュート』を圧殺し、彼を打ち据えた。

 

「ぐおお……!」

 

「『フルス』は『ラドリー』に戻るわ。これでターンエンド」

 

 メイはどうだ見たかと言わんばかりの顔をしている。その顔は自らの勝利を疑っていないようで。

 

・5ターン

 

「おのれェ……! この糞平民ごときがよくも俺に傷をつけてくれたな。俺のターン、ドロー」

 

 彼は顔を憤怒に染め上げている。

 所詮はゲームに名前すら出てこなかった木っ端である。いや、王族がフル登場するゲーム中では多少位が高かろうがモブが精々なのは仕方ない。

 ――それでも誇りはあるらしい。

 実際、追い詰めているのは究極のロイヤルメイドしか扱うことを許されない『ドラゴンメイド』。メイの腕前はともかく、相手が強力なデッキであることは確かだ。

 

「……カードを2枚伏せてターンエンド」

 

場:魔法+罠:セット2枚

 

・6ターン

 

「お嬢様、見ていてください。メイ、勝っちゃいますから! メイのターン、ドロー」

 

 何も動けないのを見てメイが顔をほころばせた。

 

「私は『チェイム』を通常召喚、『ドラゴンメイドのお出迎え』を手札に加えてバトルフェイズに移行! 『ラドリー』、『チェイム』変身召喚!」

「させるものか! 罠カード『エクシーズリボーン』で墓地の『励輝士ヴェルズビュート』を特殊召喚、更にリボーンはエクシーズ素材になる! すべて破壊だ、【デストロイ・オブ・ビュート】!」

 

 2体のメイドが宙に吸い込まれた。『チェイム』で別のカードを手札に加えていたなら別だが、それを求めるのも酷か。

 そして彼が伏せていたのは『エクシーズインポート』。こちらを発動させていたらエクシーズ素材を増やせていた。

 

「そんな、私のメイドさんが……! これでターンエンドです」

 

・7ターン

 

「私のターン、ドロー! ビュートで攻撃!」

 

〇 メイライフ:7300ー1900=5400

 

「ぐぅ……!」

 

 両手をクロスさせてその剣から身を守る。今度は吹き飛ばなかった。

 

「ビュートの力、思い知ったか! このまま貴様を嬲り殺しにしてくれる! ターンエンド!」

 

・8ターン

 

「メイのターン、ドロー!」

 

 ちなみにメイの手札は6枚、彼の手札は1枚なのだがこの自信はどこから来るのやら。頼りの綱のビュートですら素材はない。

 見れば彼の眼は血走っている。認められない現実はすぐそこまで迫っている。

 

「いいえ、このデュエル……メイの勝ちです!」

「なん……だと?」

 

 確信に満ちたメイの顔に、やっと窮地を悟ったのか一筋の汗が滑り落ちた。

 

「『ティルル』を召喚。そして変身召喚、現れなさい主の敵を焼き尽くす一振りの剣。『ドラゴンメイド・フランメ』!」

 

 そして、赤き竜が雄々しい姿を現わした。

 

「フランメの攻撃【フレイム・ブレス】!」

 

◆『ドラゴンメイド・フランメ』 ATK:2700

 VS

◆『励輝士ヴェルズビュート』 ATK:1900

 

〇 ライフ:700ー800=0

 

「そんな……馬鹿なァァァ!」

 

 吹き飛んでいった。

 

「よくやったわね、メイ」

 

 ファニマが傷ついたメイを抱きしめた。

 

「あ……あの、お嬢様。恥ずかしいです」

「まあ、そうね。儀式のデュエルでもないのに大げさだったかしら。かっこ良かったわよ、メイ」

 

「はい!」

 

 そこで男の取り巻きが彼をひっつかんで。

 

「「「すみませんでしたぁぁぁ!」」」

 

 逃げ去って行った。

 

「あいつらを退学処分にするのかしら? 本家のお嬢様」

「学園長にでも言って? ヴェルテの言葉には逆らえないでしょうけれど、それはお父様の力だもの。それに、雑魚が居てもお目こぼしくらいはするべきでしょう」

 

 複雑怪奇な世の中だが、一つ共通するのは”偉ければ何でも思い通りになる”ということだ。何も罪状がない? 作ればいいだけだ。

 

「そう? まあ、どうでもいいことね。それと、エールのことはエールでいいわ」

「なら、私もファニマと呼んでくれて構わない」

 

 どちらともなく目線を合わせて。

 

「ふふ。私たち、良いお友達になれそうね。ファニマ」

「ええ、良い関係で居ましょう。エール」

 

 悪い笑みを交わしたのだった。

 

 

 

 

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