セカイの狭間から友人たちを見守ろうと思う   作:日彗

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物語の同時進行キッツ!
…失礼。でもですね、辻褄を合わせようとすると頭の中がグチャグチャになりますよ!?
レオニのユニストだと最初のころに雫が志歩相手に1年の教室に友達に会いに来たって言ってるし…。
頭が痛い。考えすぎて頭が痛い…。誰か時系列の細かい設定教えて…。そろそろ私の頭もワンダホイしてハロウィンになりそう。


8話 ワンダーワンダー

 

「消えたい…消えてしまいたい…」

 

 朝のショックから中々立ち直れないまま昼休憩に入った。

 不覚っ。俺とした事が監視のことを忘れてしまうとは!

 ……バーチャル・シンガーも人と同じで頭を殴れば記憶はとんでくれるだろうか。

 

 試す価値はあるな、と思考に耽っていたところに話しかけられた。

 

「朝から様子がおかしいと思っていたが……大丈夫か?」

 

「おお友よ。君を見ていると元気が湧いてくるようだ。どうだい一緒にランチタイムと洒落込もうじゃないか」

 

「やはりいつもより大人しいな。悪いがオレは用事がある。今日は一人で食べてくれ」

 

 まるで俺が友達いないみたいなことを言ってくる司。失礼すぎるとは思わないのだろうか。。

 

「いいよ俺は一人寂しくボッチ飯さクソが!」

 

 もう一緒に昼飯食べてやらないんだからな! …グスン。

 

「そういえばフェニックスワンダーランドで働いてきたんだろ? バイト初日はどうだったんだ?」

 

「人の話を理解しないモンスターに出会い、異世界に飛ばされ、怪力の着ぐるみに脅迫された」

 

 アッハッハ! 何も知らなかったら意味不明だったな。アッハッハ!

 

 当然その様子はセカイの狭間から見ていた。まさか鳳財閥のご令嬢まで現れるとは思わなかったが。

 

「ああそうだ春樹。少し聞きたいことがある」

 

「聞きたいこと?」

 

 何だろうか。

 

「いいぜ何でも聞いてくれ。宇宙の創世から星の終末までなんでも教えてやろう」

 

「その話はまた今度だな。……変なことを聞くがこのあたりで、ロボットを使ってショーをしているヤツを見たことはないか?」

 

 うん知ってる。超知ってる。なんなら友達なまである。

 

「それが紫の髪に水色のメッシュの入った身長180cmほどの男の事であれば知ってる」

 

「なに! 知っているのか!」

 

「この間言ってた『新しくできた友人』が彼の事だよ。最近転校してきた二年B組の神代類くん」

 

 ドローンやらロボットやらはデマだと思ったんだが……現実は小説よりも奇なり。

 

「二年B組? 隣のクラスか……。フハハハ! 灯台元暗しとはまさにこのこと! 放課後に紹介してくれ!」

 

 え? 元々紹介する気だったし別にいいけど……。

 

「ところがどっこい、放課後は先生に職員室に呼び出されているから一緒にはいれないな」

 

「呼び出し? なぜだ?」

 

 さあ? なぜ俺が呼び出されなければならないのかまったくわからん。何か悪い事しましたっけ?

 だが、どうやら司は類をショーのキャストに向かい入れたいようだ。

 

「頑張れよ司。お前のファンとして応援してるぜ」

 

 

 

 

 放課後になるとすぐさま司は隣のクラスに走っていった。元気d『A組の天馬司だ!神代類はいるか!』……元気だなぁ。

 

「さてと、俺も用事を済ませてこようかね」

 

 

 

 ……まさか俺を呼び出した理由が荷物の運び込みの手伝いだったとは。

 何故に俺? 他にも適任者はいるだろうに。まったく。まったくもう、まったく。

 

「おや」

 

 こちらに向かって走ってくる人影。あれは司だろうか。

 

「司ぁ、類くんは見つかっ「うおおぉぉぉぉ!」……なん……だと……?」

 

 俺がいることに気が付かなかったのか、司は俺の横を叫びながら通り過ぎて行った。

 え? どしたの君。

 

「───うっわ」

 

 なんか司の後ろを飛空している物体がある。UFOか! いや違うドローンだ! なんで!? なんでドローンなんで!?

 司はあの謎のドローンXから逃げているのだろうか。いや、どうも気付いている様子はない。

 

「……とりあえず追いかけてみるか」

 

 俺をおいて楽しそうな事をしてんじゃねぇぞぉぉ!

 

 

 

 

 司を追いかけていった先は屋上だった。キッツ! 階段ダッシュ滅茶苦茶キッツ!

 屋上の扉から覗くように見る。外には司と類がいた。これが屋上、初めて来たなぁ。

 大抵の学校は屋上への立ち入りが禁止だからオラ、ワクワクすっぞ!

 冗談はほどほどにして耳を澄ませる。気分はミッション:インポッシブルだ。

 

「やあ! やっと来たんだね天馬くん。待っていたよ。僕に用があるんだろう?」

「何? オレが探していたことを、なんで知っているんだ」

 

 いや司くん上上。ドローンドローン。

 ……まさか本当に気付いていなかったとは。

 

「む……!これは、ドローンか? カメラやマイクまでついている! これは神代が作ったのか?」

「ああ、そうだよ」

 

 類くん嬉しそうだなぁ。

 

「それで僕への用にはそこに隠れている春樹くんも関係しているのかな?」

 

 へ?

 

「なっ、春樹!? ……いつからそこに居たんだ? まったく気づかなかったぞ」

 

 俺も気づかれていることに気付かなかったぞ……。仕方ない。

 

「やあ類くん、久しぶり。元気そうで何よりだ」

 

「やあ春樹くん、君がそこにいることは結構前から気付いてたよ」

 

 うわぁ、恥ずかしい! 気付かれていないと思って隠れ続けていた事実が物凄く恥ずかしい!

 

「ハハハ、今日は俺の友人を紹介しようと思ってね。こちら俺と同じ二年A組の天馬司くん。変人だから気を付けろ」

 

「……おい、人を紹介するのに変人とはなんだ」

 

「こちら最近転校してきたB組の神代類くん。変人だから気を付けろ」

 

「話を聞け!!」

 

 聞いてる聞いてる。だから俺を揺さぶるのはやめたまえ、吐きそう。

 

「類くん、君は昨日フェニランでロボットを使ってショーをしてただろ?」

 

「おや、僕のショーを見ていたのかい? 君達はどうやら僕のファンのようだね」

 

 ちょっと何を言っているのかわからんが、話を進めよう。

 

「まあまあ、では本題に入ろう。……司」

 

 司は一歩前に出る。そして俺は下がる。後は司の仕事だ。未来のスターのカリスマを見せてもらおう。

 

「神代類! オレはお前を勧誘しに来た!」

 

「勧誘?」

 

「そうだ。単刀直入に言おう。このオレとともにショーをするぞ!」

 

「君と、ショーを? ……それはなかなか、おもしろそうだねぇ」

 

 おお、好感触。さすがスター(笑)

 

「ショーを愛する者同士、それぞれ頑張ろうじゃないか。それじゃあ天馬くん、春樹くん、また会おう!」

 

 へ……?

 

「へ……?」

 

 あ、司と被った。ってイヤイヤイヤ!

 

「ま、待ってくれ類くん! 確かに司は変人かもしれないが絶対に君の期待を裏切ったりはしない! だからもう少し話を!」

 

「お前はフォローしたいのか貶したいのかどっちなんだ!」

 

 全身全霊でフォローしてますけど何か!?

 

「すまないが、僕はひとりで気ままにやるのが好きなんだ。僕は僕なりに、見てくれる人が心から楽しめるショーを作っていければそれでいいんだよ」

 

 心から楽しめるショーを……? いや確かに面白いけれども。

 

「それならば、なおさらオレとやるべきだろう!」

 

 ええ……? いやここは乗っていこう、そうだそうだ!

 

「オレはスターとして、必ず客を楽しませて見せる! お前のショーを見たが、お前の演出家としての腕は最高だ!」

 

「おや、どうもありがとう」

 

「そしてオレなら、神代のどんな演出にも12,000%の結果で応えてみせる!!!」

 

 12,000%!? おいおいおい。

 

「おい司。その数字にどんな根拠があるんだ……?」

 

「根拠などない! あるのはオレ自身に対する自信だけだ!」

 

 じゃあ12,000って数字はどこからきたんだよぉ。気になるぅ。

 

「とにかく! お前のつけた演出でオレが最高のショーを見せる。どうだ、楽しくなると思わないか? 断言しよう!! オレとやるショーは、楽しいぞ!!」

 

「……フフ、君はおもしろい人だねぇ。一緒にショーをやるのはとても楽しそうだ。でも……」

 

 類はフェンス越しに校門を見下ろす。誰か知り合いでもいたのだろうか。……下校中の生徒が多すぎてまったくわからん。

 

「…これも、いい機会かもしれないな……」

 

「…え?それはどういう──」

 

 俺の耳は確かに類の言葉を聞き逃さなかった。俺は数十キロ先に落ちたコインの音さえ聞き分けられる! ……最近そういう漫画を読んだ。

 

「天馬くん、僕が推薦するもう一人をメンバーに加えてもらえるなら協力するよ」

 

「本当か!? できれば神代にも演出家としてだけではなく役者として出てもらいたいと思っていたんだ! ……だがそのメンバー実力はあるんだろうな?」

 

 あ、あの……俺の疑問は無視ですか?

 

「実力は保証する。僕と一緒に子供のころからショーに触れているからね」

 

「すばらしい! 一気にメンバーが増えたぞ春樹!」

 

「あ、ああそうだなうん。よかったよかった」

 

 本当によかった。存在を忘れられてなくてよかった。

 

「一緒にみんなが笑顔になれるショーを作ろう、天馬くん」

 

「司でいい、よろしく頼むぞ、類!」

 

 司と類が握手を交わす。上手く纏まってよかった。俺がいなくてもなんとかなっていた気もするが、結果オーライ!

 

「───それで春樹! お前もオレと一緒にショーをやらないか?」

 

 結果オーラ……おや?

 

「おや、てっきり春樹くんは既にメンバーに入っているものだと思ってたけど、違うのかい?」

 

 ……いやまあ、俺も司たちと一緒にショーを、と考えたことが無い訳じゃない。

 けれど、だ。

 

「いやぁ、俺は辞退するよ、悪いな司」

 

 それはできない。

 




オリ主のプロセカキャラへの印象
【Vivid BAD SQUAD編】

小豆沢こはね:『ストリートのセカイ』を生み出した『想いの持ち主』の一人。他の三人と比べて若干、いや物凄く心配している。

白石杏:『ストリートのセカイ』を生み出した『想いの持ち主』の一人。風紀委員の活動をしているのを見たことがあるような、ないような……。

青柳冬弥:『ストリートのセカイ』を生み出した『想いの持ち主』の一人。司経由で交友関係がある。司の偉大さを知るメチャメチャいい子。

東雲彰人:『ストリートのセカイ』を生み出した『想いの持ち主』の一人。冬弥と一緒にいるのをよく目撃する。話したことはない。

春樹「冬弥くん! この『カッコイイポーズの天馬司』(写真)と君の持っている司と妹様のツーショット写真を交換してください!」
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