ガンダムブレイカー2 in 俺シナンジュ(仮タイトル) 作:LOXUPENS
「ここは……」
目が覚めたら見覚えのないコクピットにいた。おかしい。ついさっきまで俺はシナンジュ・スタインを改造していたはず。
粗方改造が終わり、仮眠を取ろうと布団に潜り込んだのは覚えている。
覚えているが、それがどうしてこの状況に繋がるのか全くもって分からない。
誓って言うが俺は夢遊病患者じゃない、むしろ寝相はいい方だ。布団から全く知らないコクピットに移動してる時点で寝相がいいもクソもないが。
というか何に1番驚いてるってこの状況で一切動揺してない自分自身に対してなんだよね。
普通こんな状況になったら絶対叫ぶし焦るもん。間違いなくどこだよここ!!出してくれよ!!って叫ぶ自信あるもん俺
だけど俺は今一切動じていない。自分でも困惑しそうになるくらい動じていない。
多分今の俺なら流れ星見ても何一つ感動しない自信ある
つまりだ、確実に精神にナニカサレている。ワンチャン体もナニカサレタ可能性がある。
……色々考えていても埒があかん。まずこれまでにわかったことを纏めよう。
・起きたら何故かコクピットの中にいた
・異常事態に全く動じない精神を手に入れた
・にも関わらずここがどこなのか一切わかっていない。
……うん、マジで全部謎だなコレ。どうしようもねーわ
とりあえずずーっとMSを起動せずに放置してたけど……起動してみるかぁ……
確かこの真ん中のコンソールに起動コードを入力して……
……………そういや俺起動コード知らないんでs
ウッ…アタマガ…ハッ!3498!
突如脳内に流れ込んできた4桁の数字を入力した瞬間、全てのシステムが起動し、全天周囲モニターに周囲の景色が映し出された。
見た感じここは……ガレージの中?とりあえずコンソールに表示されてる機体の詳細を確認し………は?
は?
いや……おま……これ……俺が作ってたシナンジュやん……。おまけにまだ作ってなくて脳内で考えてた武装まで完備されてる……
……読めたぞ。コレ所謂転移物ってヤツだな?多分神様とやらが暇潰しかなんかの為に無作為に人をなんか別の世界に転生させようとした。で、運悪くそれに当たっちまったのが俺。という事なんだろう。じゃなきゃこの状況に説明が付かん
『一部違うけどだいたいその通り!よくわかったね!さすがは私が見込んだ人間だ!!』
脳内に直接知らない声……もしやGOD!?しかもなんかガレージから見知らぬ真っ暗空間に来てる!?
『そこは神様って言うところじゃないのかな?……まぁいいや、その通り。私が神だ。キミの言う通り、私がキミをここに招待した』
わーお……マージでGODの仕業とは思わんかったわ……。てか眩しすぎてどんな顔してんのか全くわかんないんですが
『フフフ……凄いだろう?おっと、そんな話がしたい訳じゃないんだ。長々と言っても分からないと思うから単刀直入に言おう、キミにはこの世界を救ってもらいたい。』
世界を救え。と……また随分とデカいこと言ってきたねGOD。そもそも俺この世界の事1ミリも知らないんですけど?というか俺が顔見えないって言ったこと見事にスルーしたよねアナタ
『いいや、そんなことは無い。キミはこの世界のことを絶対に知っているはずだ』
……?いやそれよりも眩しくて顔が見えな
『このガレージがあるコロニーの名は『フロンティアIV』。そしてこのガレージから少し離れたところで、ウイングガンダムとガンダムエクシアが戦闘することになっている』
……フロンティアIVでウイングガンダムとエクシア……?……あ、てことはもしやこの世界は……
『理解したみたいだね。そう!キミは、キミが向こうで大好きだったガンダムブレイカー2の世界に転移したってことさ!!』
ナ、ナンダッテー!!!……いやほんとになんだって!?ガンブレ2!?あの世界に!?
しかも救えと!?どういうこと!?居るでしょ!?*1
しかもここ劇中シミュレーターの中の出来事でしょ!?それを救うってどういうこと!?
『うーんとだね。この世界はキミのよく知るガンダムブレイカー2の劇中シミュレータの世界に非常に酷似した世界なんだ。キミの言う通り、この世界にはゲーム主人公と同じポジションの子ならいるよ。一応ね』
Why?
『要するにこの世界はキミのよく知るゲームに酷似している別の世界で起こっている出来事なんだ。で、このままだとこの世界は滅ぶ。』
え、えぇ……滅ぶってまた直球に……。……取り敢えず詳しい説明プリーズ。どうしてそうなるのかわからんと何をしていいのか全く分からない
『いい返事だ。キミはガンダムブレイカー2のラスボスを覚えているかい?』
あー……なーんか変なオッサンがいた記憶が朧気ながら……
『その変なオッサンが乗るデビルガンダム……それを抑えられる人間が、どうやらこの世界には居ないらしくてねぇ』
え、それ普通にヤバい出来事……。あー、だから俺が来たのか。要するに俺がそいつをぶっ潰せばいいと?
『うーん。ちょっと違うんだよね』
Why?
『一応居るには居るんだよ、抑えられる人間。ただその力に覚醒してないだけで』
あー……要するに抑えられるやつが別にいるから、ソイツが覚醒するまで俺が守っておけばいいってことね?
『そ。だからキミに来てもらったわけ。キミも勘づいてる通り身体と精神に強化を施してね』
なるほどねー……やっぱり俺強化されてたんだ……。いやまぁ別にいいんですけども
『理解が早くて助かるよ。さて、そろそろフロンティアIVに敵が襲来してくる時間だ。戦い方はキミの脳内にインストールしておいたから、それを参照して戦ってくれたまえ。』
唐突だなぁ……でも、確かになんか爆発音が聞こえてきたわ。
『ああ、それと最後にひとつ……。キミの記憶はゲームの原作知識に関係する記憶以外をほとんど封印しておいた。』
はい?
『この世界ではキミは全身を改造された強化人間だ。記憶も名前も何もかもを亡くしたという設定にしておいた方が都合がいい。なに、全てが終わったら封印も解くから安心するといい』
なるほどね……わかったよ。じゃ、行ってくるとしますかね。
脳内にある動かし方をそのまま模倣し、シャッターの前まで機体を歩かせた。普通に出るのも味気無いし、オルレアのようにシャッターを斬り裂いて出てみますか
シールドに搭載してたビームアックスの出番が想像の30倍くらい速く来たな
出力上げてー?ソイヤッ!!
ジジジジジジジジ(心の中のシャッター切断音)
おお……まるでバターのようにシャッターが溶断されていく……
さて、そろそろシャッターを斬り終わる。
初めての戦闘だ。楽しくやってやろうじゃないか
MSパイロット視点
こんなはずではなかった。
自分たち新兵の任務はこのコロニーにいる警備部隊を全て撃破し、アークエンジェルを安全に接収することができるようにするだけの簡単な任務だった。
なのにこんな
《うわぁぁぁぁ!!!》
《ダニエル!?うわっ!来るな!!くる》
《嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ死にたくない!こんなところで死にたくな》
《クソっ!冷静に対応しろ!相手は1人だ!落ち着いて対処すれば負けることは……なに!?ぐぁあああ!!!》
こんな化け物がいるなんて聞いてない。1対30の圧倒的不利を意に介さず簡単に自分たちを堕とすパイロットがいるなんて聞いてない
抵抗する警備部隊の掃討中、シャッターの溶解する音が聞こえてから全てが狂いだした
破壊されたシャッターから黒い影が飛び出してきたと思ったら、既に味方のMSが1機破壊されていた
その機体は赤いカメラアイと白いV字アンテナを搭載したガンダムのようなMSだった。
ホワイトグレーと胴体のダークネイビーが特徴的な機体だった
その機体の奇襲で、自分たちはほぼ壊滅状態になっている
次々と友軍機が落とされていっている。あんなにいた同期のパイロットも、先輩のパイロットももう数える程度しかいない。
後ろから斬りかかってもシールドに搭載されたサーベルで腕を斬られ、逆にコクピットをシールド先端で砕かれ大破し、狙撃をしてもまるで事前にわかっていたかのように最低限の動きで回避され、逆にシールドにマウントしているバズーカを直撃させられ、3人で攻撃しても圧倒的な機動力で回避され、コックピットをビームライフルで撃ち抜かれる。
どうやって戦えばいいんだ
気が付けば自分以外のMSは全て撃破されていた
赤い双眼がこちらを睨んでいる
「う……うわぁぁぁぁぁ!!!来るな!!来るな!!!来るなぁァァァァァ!!!!」
半狂乱になりながら、自分はマシンガンを乱射した
しかし敵は最低限の動きで全弾回避し、こちらに向かって一直線に向かってきた
コックピット周辺や全身の装甲の隙間から黄金の燐光を放ちながら接近してくる敵機に全く攻撃が当たらず、マシンガンが弾切れになってなおトリガーを引き続けた
気が付けば敵はもう既に目の前にまで来ていた
慌ててビームサーベルを展開しようとしたが、既に相手はシールドを振りかぶっていた。
……マリア、ごめん。戦争終わったあとの新婚旅行、行けそうにないy
なんか中途半端な気がするが気にするな。