ガンダムブレイカー2 in 俺シナンジュ(仮タイトル) 作:LOXUPENS
反省はしている
初陣は思ったより上手くいった。
正直、敵の数が数だから結構苦戦することを想定してたんだが……。結果的には強化人間ボディとシナンジュ・シルキーのハイスペックさを実感することになっただけだった。
いやね、ビビるくらい機体がスムーズに動くから逆に戸惑ったんだよね。
インテンション・オートマチックだっけ?それを搭載してるからさ。思うだけで機体が動いてくれるのはありがたいんだよね。
ありがたいんだけどさ……
誤射とかがめちゃくちゃ怖いしどっかしらでoffにしてぇなぁ……。
俺って割と
ま、その辺はおいおい考えるとしますか。とりあえず今俺がいるのはエリアB。ゲームだとでっかいビルっぽいなんかの上に狙撃型のザク配置されてるあの場所。
で、前方に行くとクソデカブリッジと格納庫があってそこにアークエンジェルが格納されてる。
ゲームと同じ流れなら最終的にそこに向かってトールギスを撃退し、その後出てくるデンドロビウムの撃破で戦闘は終わるはず。
問題はその後なんだよなぁ……。まぁ、あとのことはその時考えるようにしよう。
今はまだエクシアたちが戦ってるはずだから……後ろ向いてこのくらいの高さまで飛べば射線は通るかな?あとはこの強化人間ボディとシナンジュの性能を信じて長距離狙撃を試してみよう。
……シナンジュってこの距離でも敵ロック出来るんですね……、普通にロックしちゃったよ。
FCS超遠距離型のヤツ積んでるのかな(AC脳)
まぁロックオンできるならそのまま撃っちゃいましょう。
カレヴィおじさん達も戦ってるだろうし、あの人らに死なれたらマジで本末転倒どころの騒ぎじゃないから撃てる範囲の奴は適当に狙撃して、ある程度減ったら突貫してアックスで適当に掃除するとしますか。
ではイクゾー!(デッデッデデデデ
……ファーストコンタクトん時のテンションどうしよ。主任みたいな感じの超ハイパーハイテンションでやってみるか
《レーア視点》
コイツら……一体どれだけ湧いてくるの?倒しても倒してもコレじゃキリがない。
『散開して戦え!的を絞らせるな!』
簡単に言ってくれる……!私やあなたはともかく、こっちの彼女はまだMSに乗ったばかりだっていうのに……
後ろを確認すると、かなり危ういながらも敵をなんとかビームライフルとサーベルで撃破するガンダムの姿が見える
ただ、時折無線で聞こえる少女のか細い悲鳴で長くは持たない事は容易に予想出来た。
カレヴィの方を見ても、口では平然としているがかなり不利な状態だった。
それでも私たちの中では1番損傷が少ないのは元正規軍だったが故か。
正直私はかなりキツイ。いつ押し切られてもおかしくはない。
……それにしても、ここまで敵の増援が多いのは予想外だった。しかし不可解なのは、ほぼ全機がまるで何かに怯えているような声をオープンチャンネルで出していたこと。普通オープンチャンネルなんてよっぽどの事がない限り正規軍は使わないはず。
この数の小隊を怯えさせるようななにかがこの先にいるということなのだろうか。
想像するだけで鳥肌が立つ。
敵機は動きも悪く、反応も遅い。それでも数の多さで私たちは窮地に立たされている。
『レーア!!横だ!!』
カレヴィの叫び声で急いで横を見ると、そこにはサーベルを抜いて突撃してくる敵機が居た。
「ぐっ……!」
咄嗟にシールドで防いだが、相手はサーベルの出力を上げてシールドごと叩き切ろうとして来ている。
カレヴィも彼女も自分のところに来た敵を対処するので手一杯で、とてもこちらを援護できるようではない
万事休すかと思った瞬間、敵機を黄色いビームが貫いた。
「え……?」
その攻撃を皮切りに、次々と正確にビームが飛んできては敵機を撃墜して行った。
ものの数十秒で残り敵機が数機になったところで、レーダー範囲外からものすごい速度で接近してくる所属不明機が表示された
『正面から熱源体反応!来るぞ!』
私たちが身構える中、それは来た。
白みがかった灰色に暗いネイビーが特徴的なガンダムタイプが、凄まじい速度で接近し、シールドからサーベルを展開し敵機を一撃で両断した。
その後も流れるようにMSを撃破し続け、瞬く間に敵部隊を壊滅させた。
『コイツは一体……』
カレヴィの呟きに対して反応したのか、目の前のガンダムタイプから通信の要請が来た。
「……どうする?カレヴィ」
『どうするも何も……出るしかねぇだろ、こんな状況じゃ。お前もそれでいいな?』
『…………うん』
私たちは接触回線で軽く相談し、回線を繋いだ。すると
『もしもーし!!!聞こえてますかー!!!?』
……通信機からは軽薄そうな男の叫び声が大音量で聞こえてきた。
『……?もしもーし?聞こえてますー?』
私たちが衝撃のあまり固まっていると、返答がないことに対して困ったような声で『あーれー……?通信機の故障かな……?もしくは妨害かなんかか……』とつぶやく声が聞こえ、慌てて答えた
「あ、あぁ……ごめんなさい。ちょっと驚いて固まってしまっていたの」
私の返答に対し、ガンダムタイプのパイロットは
『ああ、そうなの?まどうでもいいけど。とりあえずこっち闘る気ないからさ、警戒解いてくんない?このままだとビビって話したいことも話せない』
と、何事もないかのように言い放ち、私たちに自分の話を聞くように要請した。
それに対しカレヴィは少し考え、警戒を解除した。
私達もカレヴィに合わせ解除した。
『おっけおっけ。んじゃ、話をしようか。つっても大したもんじゃないけどね』
おどけたようにパイロットは言うと、こう言ってきた
『話は1つ、俺をアンタ方の徒党に加える。とそんだけ。』
……耳を疑った。どんな無理難題をふっかけて来るのかと思っていたら、この男はこんなことを重要そうに言ってきたのだから。
『……そんな簡単なことでいいのか?』
カレヴィがかなり困惑したような声で問いただす。いや、まぁ。当然だろう。
この男はそんなことを至極真面目そうな声で言っているのだから、困惑するのも当然だ。
『んー……ちょっとだけ言い方変えるか。アンタ方は俺の身柄を保護する。で、代わりに俺がアンタ方の目的達成に力を貸す。これならわかりやすいだろ?』
なるほど、確かにこれはわかりやすい。
この男は自分の身の安全を確保するために私たちに近寄り、対価として先程見せた力を私たちの目的のために使う。若干こちらが有利な気もするが、受け入れた方が私はいいと思う。
カレヴィも同じ結論に行き着いたのだろう、何か複雑そうな顔をしながら了承の返事をするようだ。
『……わかった。話を受け入れよう。俺に少し考えがある。とりあえず俺に着いてきてくれ』
カレヴィはそう言うとそのまま直進し、私たちはそれに随伴する形となった。
例の彼はどうやらカレヴィの横に付くらしく、カレヴィの少し上を飛んでいた。
どうやら近辺の敵は全て彼が撃破したようで、至る所に無惨に破壊された残骸が転がっていた
運良く生き延びたであろうMSも、常人離れした速度で反応されコクピットを撃ち抜かれる。
……当の本人は雑談しながら片手間に撃ち抜いているけれど……
もしかしたら彼も、姉さんと同じ存在なのかもしれない
……少々姉さんとはベクトルが違うのかもしれないけれど
お父様は彼のような人を求めていたのかしら……?
主人公side
無事にカレヴィ達と合流できたでござるの巻。
ぶっちゃけ道中はなーんも話すことがないくらい原作そのまんまだった。
そんなこんなでこれといった足止めや障害もなくアークエンジェルの格納されてる区画までやってきたのだ。
いやねー……。カレヴィ達のこと正直ナメてたわ。多分道中突破するのも手伝わないと大変なんだろーなーとか思ってたんだけどさ。別にそんなことは一切なかった。
というかむしろカレヴィたちが強すぎて俺のやることがほぼ無かった。やってたことなんて遠くからライフルちゅんちゅんしてたくらいだった。
バトオペと違ってワンパンで沈むからなんかすごく虚無だった。気分はターゲットインサイトのフル強化スナカス2で狙撃してる時のアレ
現実だとモビルスーツってこんなに脆いんだなぁ……って思いました。ま、逆に言うと俺も喰らったら終わりだから気をつけないといけないわけだ。
スリルがあるなぁ(白目)
おや、気が付いたら部屋に詰めていたMSたちが全滅している……。どうやらこの後格納庫に突入するらしい。パーティータイムはまだまだ続くか。楽しくなってきたじゃないの