彼らのヒーローアカデミア   作:おためし屋

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遊佐解斗君とは何の関係もないです。

 ちなみに、いろいろ名前を模索しているので前回と違ったりするかもしれません。気を付けてはいますが。


第二話

 一時間目はプレゼントマイク先生の英語だ。普通科の先生は、無個性の先生とプロヒーローで先生の資格を持つものが混ざっている。例えば、数学の先生は今どき珍しく無個性だが数学オリンピックに出たこともある優秀な数学の研究者の一人だ。スナイプ先生は、社会を教えてくれる。倫理と現代社会が主先行らしい。雄英高校の普通科はヒーロー科の違いは自由選択科目だろう。自由選択科目がヒーロー科よりめっちゃ多い、混ざろうと思えばサポート課や経営課の基礎授業などに混ざることができる。ヒーロー科は俺たちの自由選択がすべてヒーロー基礎学とか、法律とか演習とかに振り分けられる。

 

 「一時限目は俺の授業だー!ヒアァー!」

 

プレゼントマイク先生がきた。彼の英語は普通に人気の授業だ。普通科には優しいとうわさだ、逆にヒーロー科には厳しいらしい。

 

 「相変わらずテンション高いなー、山田先生」

 

そんなことを独り言のようにつぶやいた。栄人からノートは回収してある。今日は文法の授業の日だ。おおよそ20問の予習と単語テストがある。単語テストは、先生がヒントを話してくれるが声が大きくて集中できにくいらしい。

 

 「おおーい!プレゼントマイク先生と呼べ!そこのー、大黒!リピートアフタミー!大黒、プレゼントマイク先生!」

 

 大黒解斗、俺の名前だ。このクラスに大黒は俺一人。

 さすが前から三列目で小声だったのに聞こえていたのか。

 あと、隣でざまぁって感じで見てる栄人の奴は後で殴る。恩知らずめー明日の英語は助けんぞ!

 

 「プレゼントマイク先生」

 

 「声が小さーい!ラウドォヴォーイス!」

 「プレゼントマイク先生!」

 「おっけいー、じゃあここ答えてみてー、ハリー!」

 

 とばっちりだ。黙ってりゃよかった。

 ノートに書いてある予習してきた答えを答え、先生に〇をもらう。

 実は結構普通の授業なのである。さすが普通科。

 

ぼーっとしながら授業を受けていく。ノートにつれずれにメモをしながら黒板を見る。授業は進んでいく。時間は流れる。

 

 俺は、今後あるであろうことに思いをはせていた。

 

 昨日、飯田君の非常口事件があったのだ。いいぞがんばれ飯田君!ということは昨日雄英バリアに穴が開いたのだ。つまりこの数日でUSJにて事件があるらしい、俺はこの個性”司波達也”というか”マヘーシュバラ”というか”デーモンライトとデーモンレフト”とでもいうか。それを使って高みの見物といこうかな。

 

 僕は、オリ主というやつだ。この世界にいつの間にか移動されていた。転生という奴だろうか?そのことに気が付いたのは小学校4年生、あれ?この目の前にいるやつ将来のOFA継承者じゃね?ってなった。それがきっかけでいろいろ思い出し。結果として今に至る。両親は死んでいるらしく施設で暮らしていたが、その施設がいろいろあって廃業、今は金稼ぎをしながら一人暮らしをしている。

 

 前世の記憶があってよかったー!まじ、死ぬとこだった!なんかこういう制度とかありそうだよなってのを探しまくったぜ。そして、交渉力なあと想定力。こうなるかもっていうのが予測できてしまうだけで前世のサラリーマン時代とかの記憶が役に立つもんだと感心する。転生者がチートなのは根本的に経験量が違ってくるからなんやろな。それが子供時代に差として現れそして自信をつけたまま大人になっていく。なるほど、世界が変わるわけだ。

 

 

 転生、まじチート!

 

 俺の個性も当然チートっぽい。個性は魔法だ。司波達也さんってご存じ?魔法科高校の。こちらも学園ものなんだけどそれに似た個性。分解と再生。オーバーホールみたいに触れなくても分解と再生ができる。使い方を間違えたらめっぽう危険。だけど、マジもんの強固性である。さすおに!神様!転生したら妹が欲しかったです!

 

 分解と再生、それぞれは情報体にたいして改変を加える魔法系の能力だと考えていい。部品とかを分解バラバラにできるし、それをもとに戻すことも一瞬だ。素晴らしい!まじチート!と言いたいところだがお兄様のようにはいかない。サポートアイテムであるCADがこの世に存在しないため、お兄様のようにめっぽう楽に乱発はできない。また、分解と再生以外の魔法的要素は使うのがほぼ、無理だった。もしかして個性伸ばしで使えるようになるかもだけどー!俺は普通科なのでほとんど個性伸ばしなんて言う機会はない!なので自力でやってみよう。

 

 なんて心の中でつれずれに考えているだけで授業が終わる。英語は得意だったんでな!高校一年生くらいまでなら楽勝だぜ!今のところ!

 

 

 休憩時間に栄人が話しかけてくる。

 

 「次ホームルームだって、何するんだろうな?」

 

 「入学して一週間と少しだから、そろそろ委員長を決めたりするんじゃない?委員会とか」

 

 「たしかにありえそうだな、ちなみに中学の時委員長とかしてた?」

 

 するわけねぇだろ、あんなめんどいの。

 

 「してなかったなー。でも栄人は、委員長という権力をかさに着て情報を集めそして人の弱みを…」

 

 こわ、してそうだな。

 

 「してねぇよ!」

 

 してたな。絶対してた。

 

 「え?神崎くんそんな子なの?」

 

 前の席から女の子の声が聞こえてくる。そちらに目線を向けると、制服を着崩して耳が長いく端正な顔立ちをした女の子がいた。エルフみたいだな。異世界転生ものかよ。あるいみもうしてるけどな!

 

 「違うよー!花崎さん!俺がそんなにあくどく見えるのかい?ていうか同じ中学だろ!そんな子じゃなかっただろ?」

 

 え?おまえこんなエルフみたいにかわいい子と同じ中学なの?は?

 

 「え?二人は同じ中学なの?」

 

 思わず俺も口をはさんだ。

 

 「そーそー、しかも同じクラスだった!花崎エルです!神崎栄人くんともども仲良くしてね!えっと、プレゼントマイク先生に怒られてたー…。」

 

 あー、覚えられてないのね。せっかくなので自己紹介をする。

 

 「大黒だ、よろしく。」

 

 「大黒君!よろしくねー。ごめんねー、名前覚えるの苦手でさー。」

 

 はつらつな子だ、はきはきしゃべる。オタクに優しいギャルって感じだ。

 

 「こいつ昔から、名前覚えねーもんよ。これからも何回か間違えられるとおもうから気を付けろー。」

 

 なるほど、川なんとかさんみたいな感じでか。

 

 「昔間違えまくったのまだねにもってるのー?もーそろ、許してよー。」

 

 ちょっと媚びる感じで花崎さんがいう。神崎に、さきさきうるせぇな。この様子だと森崎君もいつか出てきそうだ。ていうか、こいつら仲良くね??幼馴染?目の前で昔話で友情アピール?俺に友達?少ないが?女友達もいないが?

 

 

 俺がちょっとネガティブになりそうなことを考え進めようとしたとき、予鈴がなって先生が教室に入ってきた。担任の二俣先生だ。個性は、上半身を左右に分裂することができるらしい。40代くらいの眼鏡をかけた先生だ。我らが担任。ストレスなのだろうか?40代だというのに白髪が…

 

 おれも将来、髪がああなるんかな?

 

 などとどうでもいいことを考えていると、ほかの生徒も席に座りHRが始まったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 「えー、つまりですね。今日は委員会決めを行います。先生は仕事があるので委員を決めたら職員室に教えに来てください。」

 

 えー、という言葉が口癖なんだろう。よく言っている。委員長は先生が決めたようだ。誰もやりたがらんからな。俺は嫌だ。

 

 

 「えー、委員長は高角君にお願いしてあります。」

 

 

 そんな宣言がなされ委員長が自己紹介をしてくれた。茨城出身らしい。全国からいろいろなこがきているんだなぁと感じさせられた。

 

 うん。将来は全国を旅してまわろう。

 

 

 委員会決めが始まった。結局、俺は保健委員会になった。神崎はなし。花崎さんは保健委員会になった。

 

 ほかのクラスメイトの委員会も決まり、この授業は終わる。高角君は先生に結果を普通科にリーダシップをとる人間は少ないが高角君はリーダーシップを発揮するタイプみたいだ。よく見ている。ぎょろ目が少し怖いけど。

 

 

 

 

 

四時間目まで終わり昼飯の時間。ランチラッシュはめっちゃ混んでいる。普通科の生徒も半分くらいはここに来る。一年から三年までおおよそ合わせて800人近くいる。おおよそ半数が利用すると考えても400人はここに集まる。別の場所にも食堂があるのでそこにも行けるがランチラッシュとそこに付属する売店で食事を購入することができる。

 

 文字どうり昼飯の時間帯ではラッシュの時間だ早めに行くべきだろう。

 

 「俺、昼めしを食べに行くけど栄人はどうするんだ?」

 

 「ああ、俺もランチラッシュに行くよ。花崎、一緒に来るか?」

 

 栄人は花崎さんに水を流した。花崎さんは少し迷いながらいった。

 

 「あー、今日はパス。お弁当あるから、女の子と食べるよ!また今度ね!」

 

 「おっけーい、じゃあ解斗。いっしょに行こうぜー。うどん食おうぜ。」

 

 うどんか、うどんおいしいよな。だが麺類であれば一番は…そばだ!白さが少ないほうが好きだ!

 

 「俺は今日はそばにしてみよう。昨日はうどんだった。3年間あるんだからいろいろ食ってみようと思ってるよ。でも、安いよなー!そば300円だぜ!高くても700円!特別メニューは1200円!」

 

 すばらしい、そして大学のような学食よりうまい普通のレストラン並み!さすがプロヒーローランチラッシュ!

 

 そんなことを言いながらランチラッシュに向かいそして、食券を購入するための列に並んだ。

 

 「だよなー、家計に優しいぜー!」

 

 「ああ、そうだな。」

 

 ふと、前にいる人物が目に入った。緑色の髪166㎝くらいの身長。こいつを知っている。主人公の緑谷出久だ。実はこいつとは知り合いなのである。友人ときているのだろう。前の人と話をしている。茶色の髪、小さめの身長に丸い顔、そしてその横に背筋をしゃんと伸ばし、眼鏡をかけたいかにも真面目そうな背の高い男の子だ。

 

 この3人を知っている。思い出してからずっと知っている。麗日お茶子とおそらく飯田天哉。人を無重力化するような個性と、エンジンのような体内機関で自分の行動速度を上げることができるような個性、だったはずだ。

 

 ここで3人に声をかけるべきか一瞬迷った。俺は部外者だ、この世界においてはだ。俺の行動がバタフライエフェクトのように世界を変えてしまっては、この後どうなるか知っているというアドバンテージがなくなってしまう。

 

 そこまで考えて、めんどくなった。もうかかわってしまっているのだ。ここで声をかけないのも変だし、物語にかかわってしまっている。本格的に介入するか迷いに迷ったせいで雄英高校の英雄科ではなく、普通科に進学したのだ。この中途半端さのせいで俺は…

 

 「あ、大黒君!久しぶりだね。」

 

 「あっ、ああ。緑谷、久しぶりだな。」

 

 隣で栄人がメニューを見て何うどんにするか考えていたのをやめ、こちらを見た。

 

 「解斗。知り合いか?」

 

 目の前にいる二人も、こちらに目線をよこした。この状況で返事が遅いのも不自然だ。

 

 「大黒君?」

 

 案の定、緑谷が不審そうに声をかけてきた。慌てて取り繕う。

 

 「ああ、栄人。この子は緑谷君。同じ中学で英雄科の子だよ。」

 

 「英雄科!?超エリートじゃねぇか!そんな奴と知り合いなのかよ!」

 

 「ああ、こいつはすごいやつなんだ。」

 

 将来を知っているからこそ、そういえる。だがほめておくことは何も悪いことじゃないだろう。円滑なコミュニケーションのためだ。緑谷を見る。くねくねしてる。どうしたこいつ。なんだ男がくねくねしてんじゃねぇ。

 ていうか後ろの二人に紹介してくれよ…。仕方ないから自分で自己紹介をする。

 

 「俺は大黒解斗。緑谷とは同じ中学校で知り合いだ。こいつは、神崎栄人。俺の高校での友人で普通科だよ。」

 

 「はじめまして!よろしくなお三方!」

 

 栄人はコミュニケーション能力がたかい。初対面でのテンション感はとても大切だ。こいつはすごい。よくビビらないな。

 

 「はじめまして!英雄科1年A組飯田天哉といいます!緑谷君のご友人!どうぞ仲良くしてくれ!同じ学年だからな!英雄科以外の友人はとても大切だ!」

 

 「お、おう!よろしく。」

 

 返事がきょどった。やべ、陰キャとか思われないかな?

 

 「よろしくー。英雄科のこといろいろ教えてくれよー。噂とかさー!」

 

 勢いがすごい。画面越しに見るのとは大違いだ、なんか吹き飛ばされそう。

 

 「うららかお茶子です。よろしく。」

 

 っはCV佐倉綾〇!素晴らしいお声!そして、優しい女子!すばらしい!

 

 「よろしく!」

 「よろしくなー!」

 

 こんどは普通に返事ができた。あびねー。せふせふ。

 

 

 「英雄科としりあいなら教えてくれよ解斗。」

 

 なんでだよ。

 

 「なんでだよ。教えてどうすんだ。緑谷、麗日さん、飯田君。一緒にご飯食べていいか?英雄科の話とか教えてくれよ。」

 

 栄人の目が一瞬で輝いた。これから情報をあつめることができるようになるかもしれないという期待だろう。こいつは情報通であることがアイデンティティとしているのだろう。いろいろなことを見たり聞いたり、考えたりするのが好きなのだろう。

 

 「俺も聞きたい!」

 

 ほら乗ってきた。

 

 「いいとも!いろいろ聞いてくれ!友人になるのだからな!」

 

 「うん。一緒に食べようよ大黒君。うららかさんもいい?」

 

 緑谷が麗日さんに確認をとった。一瞬の停滞もなく。

 

 「もちろん、私も普通科のこととかききたいもん!」

 

 と返事が返ってくる。かわええ。

 

 

 おれはそばを、栄人はうどんをうららかさんは麻婆丼を緑谷はかつ丼を鯖の味噌煮定食を飯田は頼んでいた。

 

 席について、ワイワイと話をしながら食べ進めていく。

 

 

 「へー、やっぱ対人訓練とかもあるんだな。災害訓練とかもするのか?」

 

 「うん。午後からの訓練がレスキュー訓練だって!」

 

 緑谷が答える。雄英高校の設備のほとんどが英雄科のためのものだ。ほんとに広すぎるのである。この高校。体育の移動なんかは、バスを使う。大学かよ。

 

 

 「緑谷君!急がなければ、コスチュームに着替えバスで移動だ!すまない、栄人君、解斗君また話そう!」

 

 ワクワクしているんだろうな。テンションが高い。てか下の名前で呼ぶのな。

 

 「あ、そうだね!急がなきゃ!またね大黒君!神崎君!」

 

うららかさんも動いた。あわてて立ち上がる。

 

 

 

 「うわわ、またね二人とも。」

 

 

最後に緑谷が動いて駆けていった。

 

 「大変だな。英雄科。」

 

そんな言葉が自然と出てきた。

 

 「でもスゲーよな!英雄科のための設備!見回ったけどめっちゃすごいぜ!」

 

 見たことがあるのだろうか?

 

 「見たことがあるのか?」

 

 「あるよ!俺もともと英雄科志望だし!戦闘向きじゃないから試験とおらなかったけどな。あいつら、あの倍率から受かった40人だぜ。っかーうらやましい。」

 

 

 みんな英雄科にあこがれるんだろうか?そんなことを思いながら、教室に戻ろうと栄人を促す。

 

 

 「戻ろう。栄人。」

 

 「そうだな。戻ろうぜ。俺らは次国語だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 教室に戻り、国語の授業が始まる。

 普通の授業で先生が音読をし、文章からわかることを考えてゆく。

 

 暇だ。午後で眠いし、あくびをしながら個性を使って遊ぶ。エレメンタルサイト。司波達也の目だ。情報体にアクセスすることができ、自分の周りからさまざまな情報を得ることができる。情報体を分解する個性においてその構造を把握することが大切。そのサポートとなる超強力な個性だ。使用しても特殊な個性使い以外にはばれない。趣味の暇つぶしだ。これを使えばカンニングだって実はし放題なのだ。鉛筆の動きを追い、紙書き込まれた炭素の情報を読み取っていけばカンニングができる。ずるい使い方だが。

 

 そうして、自分を中心として情報を拾っていく。教室に広がり、校舎全体の情報を拾っていく。α体育館、そして中庭に視界をひろげ、そして次に運動場までどんどん広げていく。体育館で運動をしている生徒が見えた。市街地広場で研修をしている人物の動き。そして、工作棟で授業をしているサポート課。パソコン室で授業をしているのは経営課だろうか?

 

 三年生は別の棟か、英雄科だろうか先輩の一人が身じろぎした。感知系の人かな?もっともっと広げていく。そこに、USJを見つけた。火災、豪雨、水難事故にあった船。ここかウソ(U)と災害(S)の事故ルーム(J)(USJ)。

 

 USJには150人ほどいる。ほとんどが生徒じゃない。USJ事件は今日だったのか。山岳に生徒が三人。水辺にも3人。出入り口に10人ほどが集まっている。

 

 

 緑谷が殴られる。まずい、攻撃を受けてる。アニメではなかったはずだ。多分。うーん、やっぱまずいな。何かが原因で変わってるのか?ここで生徒が死んだらまずい。

 

 

 くそっ。あの人がいるだから大丈夫なはずだ。この学園は大丈夫だ。

 

 「せんせい。トイレ行ってきていいっすか。」

 

 ああ、そう声を上げてしまった。栄人が声をかけてくる。

 

 「なんだ?大か?」

 

うるせーよ。そうだよ。そういうことにしといてくれ。

 

 「大黒君。次からは、ちゃんと事前に行っておくように。授業始まってから15分くらいしかたってないですよ。」

 

 

 「はーい。」

 

 返事をして、小声で栄人に声をかけた。

 

 「ルーティンをし忘れた。」

 

 サムズアップが返ってきた。なんだその笑顔は。

 

 気を付けマースと思いながら席を立ち、PCのデバイスを閉じる。ホワイトボードの前を通って廊下にでた。出てきてしまった。仕方ない、あの人はどこだろう。焦ってはいけない。

 

 さがさないと。はぁ、ため息が出る。物語にかかわるかかかわらないか。もっと考えておくべきだった。だからこんな中途半端なかかわり方になる。そろそろ覚悟きめるかどうか考えるべきだ。この世界に放り込まれたということはかかわっていいということだ。そのはずだ。いやだめだ。関わればうまくいっているはずのことがいかなくなるかもしれない。俺のせいで、俺の存在のせいで物語がバットエンドになるかのせいがある。何もしなければ、世界はうまく回るはずだ。そのはずだ。俺はいなかったはずだ。こんな個性いなかった。よしんばいたとしてもこの物語に名前も出てこないようなモブだったはずだ。いや、本当にそうか?実はいたのか?筋書きはどうだった?この介入でどうなる?普通にトイレに行って帰るべきか?なんで出てきた?

 

 あたまにぐるぐると考えが浮かぶ。ああ、ヒーロー向いてねぇ。なんとなくそう思った。

 

 そんなことを考えながらも行動は決まっている。エレメンタルサイトで世界を観察していく。いた、3階だ。

 足がそちらに向く。

 

 目は1年A組もとらえている。それぞれが自分の状況から出入り口に集まろうとしているのだろう。各地点で戦闘が勃発していた。それをとらえてみるのをやめた。

 

 あるいている。あるいてきた。ただあるいた。ああ、何をしているんだろうか?別に何もしなくてもA組は助かるはずだ。なんで行動を起こしたんだろうか?

 

 

 ついた。仮眠室。ついてしまった。ここまで来たんだ。仕方ないよな。扉をたたいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~side オールマイト~

 

 

 私は仮眠室にいた。

 今日は朝から、通勤途中に事件を解決した。そのせいで、オールマイトとして活動することのできる時間が短くなった。

 

 授業に出られなくなった。必死に13号君などに謝りの電話をして、最後に顔を出す旨を話をした。

 

 仮眠室で休んでいるとノックが外から聞こえる。

 

 「はい。」

 

 ガラガラっと音が鳴り。はいってきた。白い毛並みで流線型のフォルム。一番先には丸いお鼻がついている。

 

 「おじゃまするのさ。」

 

 こ、っこうちょー--

 

 「校長先生、どうなさったんですか?本日も大変整った毛並みでいらっしゃる。」

 

 秘密はケラチンさなどと言いながら校長先生は、目の前のソファーにお座りになった。

 

 「君これ!」

 

 そういって校長先生が目の前に取り出されたものはタブレット。そこには、ニュースが移っていた。

 

 「オールマイト!一時間で3件の事件を解決!」

 

 ぎくぅ!!

 

 「犯罪者もだけど、事件と聞けば反射的に君はうごいてしまう君も君さ。衰えてきた平和の象徴を隠しながらそのうえでのOFA後継者の育成。両立のための教職さ。」

 

 

 もっともでございます。言い訳も出なかった。

 

 「進めたのはこちらだけどさ。引き受けたからには、教職優先で動いてほしいのさ。こちらとしては。」

 

 おっしゃるとうりで。

 

 「ええ、ですのでUSJに向かう準備を…」

 

 出てきた言い訳を流すようにしながらポットを操作される校長先生。

 

 「今USJに行ってもすぐに戻ってくる羽目になるのだろう?それなら僕の教育論をここでお話ししようじゃないかとおもってさ。」

 

 

 そうおっしゃりながら、お茶を入れられている。まずい、特に教育関係になると校長先生のお話は長いのだ。目の前にお茶を出された。やばい!

 

 軽い雑談をして話をそらしながらどうやって抜け出そうか考えていると

 

 

 knock.knockと音が聞こえてきた。校長に用事があるか人か?助かった!

 

 ここでは上位者である校長先生がはいと返事を返す。ガラガラっと音を立てて扉が開いた。

 

 そこには黒い髪の毛で、整った顔立ちの少年がたっていた、。しっかりとしまった筋肉に170㎝程の大きさ。生徒だ。なぜこんなところに?授業中では?それにこの雰囲気…。

 

 まずいっ!入室時に頭を下げていた彼の視線が上がる前にマッスルフォームをとる。

 

 「大黒君じゃないか。どうかしたのさ?いまは授業中の時間さ?オールマイト、この子は一年E組の大黒君さ。」

 

 大黒、この生徒のことは聞いている。普通科だが尋常じゃない個性をもっている。と教師陣では噂だ。彼は表情を引き締めると短くいった。

 

 「USJに侵入者です。一年A組が危ない。」

 

 どうして彼がそんなことを?一年A組が危ない?正しい情報なのか?そんな疑問は一瞬で過ぎ去った。

 

 「校長失礼いたします。」

 

 彼の横をマッスルフォームのまま通りUSJに向かう。 みんな無事でいてくれよ! 初めから私がついていれば。彼らを危険にさらさなかったのに。そんなことより今は彼らを助けねば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~side 大黒~

 

 

 オールマイトが出ていく。校長に向かって声をかけた。

 

 「根津校長先生。ターゲットはわかりませんが、130人ほど部外者がUSJにいます。ヒーローの派遣を希望します。」

 

 返事は早かった。

 

 「大黒君。わかったさ。君の個性で見たんだね?すぐに動けるものをあつめてA組を助けに行くさ。君は混乱を起こさないように来てくれたんだのさ!ありがとうなのさ!」

 

 お礼を言われた。

 

 「混乱を起こさないように教室に戻って普通に授業を受けます。よろしくお願いします。」

 

 

 おっと忘れてた。

 

 「あー、先生。雄英高校のシステムが素晴らしいということにしといてください。」

 

 根津校長のため息が聞こえた。

 

 「わかったさ。それよりも早くプロヒーローを集めるのさ。それと明日、朝校長室に来るのさ。」

 

 呼び出されたか。

 

 「わかりました。」

 

 仮眠室を出る。

 

 教室にもどったら、長かったなと栄人にからかわれた。黙ってろい。

 

 

 授業の終わり次の時間の前に警察がきて、USJでの事件が学内に広がった。

 1年A組が襲われたらしいって、栄人がいろいろな人に噂の裏をとりにいったり警察の姿を見ようと動き回っていた。

 今日の部活動は禁止。先生と警察の誘導の元5,6時間目を終わらせて家に帰された。

 

 先生によるとけがは数名出たが生徒は無事、オールマイトが全部やっつけたらしい。さすが平和の象徴。

 

 

 

 

 

 

 




むずいっすね。文章かくの。
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