彼らのヒーローアカデミア   作:おためし屋

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まーじ、戦闘描写ムズイ。

ほんと駄文。


第三話

 

 

 ~side 緑谷~

 

 この夢だった雄英高校に入学しておおよそ一週間がたった。この、世界には中国で発現した個性というものが世界中で多発的に広がり人口の8割は何らかの特殊能力を得た世界。

 

 その世界で無個性だった僕は、この世界でNO1ヒーローと呼ばれるオールマイトから個性OFA(ワンフォーオール)を受け継いでそして、英雄になるために。雄英高校に入学した。

 

 

 「おはよう、麗日さん。」

 

 「おはよう、デク君。」

 

 麗日さんは今日も元気に挨拶をしてくれた。でも、いつもよりテンション高くない?

 

 「いつもよりテンション高くない?」

 

 そう質問すると、答えが返ってきた。

 

 「うん!だって今日の演習どんなのだろうって思ったら寝れなくって!あ、おはよう飯田君!」

 

 「おお麗日さん!緑谷君も!おはよう、さあ教室に急ごう。雄英高校の生徒たるもの10分前行動が基本だ!」

 

 彼は今日も厳格だ。麗日さんは入学試験からずっとお世話になっている。一年A組にはとても個性的な仲間がたくさんいる。ここが僕のヒーローアカデミアなのだと改めて感じる。

 

 よし。今日も頑張ろう。プラスウルトラだ!

 

 

 

 

 

 

 うーん。背伸びをした。凝り固まった背中を伸ばし、授業のことをいったん頭から外した。ご飯の時間だ。後ろから声がかかった。

 

 「緑谷君。お昼ご飯を食べに行こう。麗日君もいっしょに。」

 

 「うん。そうだね。」

 

 お昼ご飯を食べるために、お食事処ランチラッシュに向かった。並んでいる間にしゃべっていると後ろから知っている人の名前を呼ぶ声がした。思わず声をかけた。

 

 

 「あっ、大黒君。久しぶりだね。」

 

 そう声をかけた。相変わらず、冷静でどこか冷めたような眼をしながら、ゆったり笑ってこっちを見てくる大黒君。

 

 「あっ、ああ。緑谷、久しぶりだな。」

 

 彼はそういいながら僕よりも列の前にいた麗日さんと飯田君に視線を向けた。そして、そのあと隣にいた友人であろう人を栄人君だと紹介した。栄人君は小さなレーダーのような耳をした少年だった。個性が体に影響を与えてそうなっている。多分耳がいいのだろう。栄人君の身長は僕と同じぐらいで、黄色の髪形をしていた。彼は丁寧に自分を紹介した。

 

 うららかさんも飯田君も自己紹介をして、一緒に食べることになった。

 

 大黒君とは同じ中学校だ。家は逆方向だったが、自分の夢を語ったりヒーローのことをまくしたてるように語っても一緒に語ったり、知らなかったら聞いてくれた。無個性でもヒーローになりたいといった僕をついぞ彼だけは一言も馬鹿にしたような言葉を言わなかった。現実的だった彼にはとても滑稽な夢を持った友人だったかもしれないけど。馬鹿にせず話を聞き考えてくれる彼は僕にとって素晴らしい友人だった。

 

 

 相変わらず彼はそばが好きらしい。ざるそばを食べ終えて5人でお互いの学科がどのような授業があったかなどを話したりしているともう行かなければいけない時間になったらしい。慌てて席を立ち、大黒君と神崎君に挨拶をして演習に向かった。

 

 

 「またね、二人とも。」

 

 「おー、がんばれ緑谷。」

 「がんばれ英雄科ー!」

 

 

 そういって見送ってくれた彼らをしり目に、更衣室に向かう。コスチュームはまだ修理から帰ってきてない。手袋のみ着用している。体操着に着替えてみんなが着替え終わるのを待っていた。

 

 みんなが集まったあと、バスに乗った。演習場所に向かうためにバスを使うらしい。わかっていたけどめちゃ広い。

 

 バスの中でかっちゃんがいじられていた。ここの人たちは全国の中で選りすぐられた人物たちだ。改めて僕が受かったことにびっくりし、さらに頑張らなければという思いが出てきた。

 

 霧島君が個性を見せてくれた。彼の個性は硬化だ。

 

 「固くなるだけで地味なんだよなこの個性。」

 

 なんて彼は言うけど、そんなことはない。固いもので殴られると痛いのだ。固さはそれだけで防御力にも直結する。攻撃力にも防御力にもなるような彼の個性は、育てればヒーローとして素晴らしい個性になるものだ。

 

 

 彼の個性のすばらしさや、蛙の個性を持つ梅雨ちゃんの話を聞きながら演習場所に向かっていると、10分ほどでついた。これは近いのか、遅いのか。

 

 

 演習であろう場所におろされると、そこにはドームがあった。外側からは東京ドームみたいな構造。とても大きい。

 

 担任の相澤先生(プロヒーロー:イレイザーヘッド(個性は人の個性を目が開いている間消すことができる。))の案内で中に入ると、そこにはいろいろな様相である災害を模した場所があった。

 

 相澤先生が、先に待っていた先生と合流した。13号先生だ!13号は宇宙服をまとったヒーローで、災害救助のエキスパートだ。個性はブラックホール。様々なものを吸い込むため、瓦礫や炎までも吸い込んでその危険性を排除する。雄英高校の先生の中でも有名な先生だ。

 

 

 「僕は、13号。ここは僕の作った、災害救助の訓練をする施設。嘘の災害と事故ルーム、なずけてUSJ!」

 

 と、おそらくはその宇宙服の下ではどや顔であろう格好でおっしゃった。エッヘンて感じ。多分クラス全員USJって訳すんかい!ってツッコミを入れたはずだ。

 

 

 そして、その紹介をしてすぐ一言。雄英高校はいつもいきなりだ。つまり、いきなり演習が始まる。

 

 「早速、ここでの演習を始めていこう!」

 

 

 そして、歩きながら少しだけ災害などについて説明を受け中心部分に歩いていく。通路の先に階段が見えてきたその時、

 

 

 何かが、目の前に現れた。

 

 未知との遭遇の時人間はこのような反応するのだろう。ただただ見ているだけとどまった。

 

 「あれ?オールマイトがいない、子供を殺せば来るのかな?」

 

 そんなつぶやきが聞こえた。

 

 さすがはプロのヒーローだ。13号先生に指示を伝えたかと思えば、相澤先生はヴィランを倒しに向かった。

 

 

 彼は僕たちに避難するようにおっしゃったみたいだ。

 

 

 侵入者用のセンサーが反応しないこと、おそらく電波もつながらないだろうこと。そういう個性持ちのせいなのだろう。

 

 13号先生についていくように俺たちは、出入り口に向かうように走っていく。

 

 「でもよ。ヒーローを育てるための学園に突入してくるとか馬鹿なんじゃね?」

 

 切島君がそんなことを言うのが聞こえた。いや・・・

 

 「いや、センサーが反応していないところや。俺らがこの施設に入ってきたタイミングを考えると、周到に計画されているはず。」

 

 

 轟くんのいう通りだ。恐らく彼のいうことが正しい。この前の、正門の崩壊とつながりがあるんだろう。

 

 

 「敵は、何らかの目的か勝算があってきたんだと思うわ。」

 

 蛙の梅雨ちゃんがそういった。

 

 

 あと出入り口まで少し、というところで目のまえに黒い霧のようなヴィランが現れた。すすめない。

 

 

 13号先生が、委員長の飯田君にほかのヒーローを呼びに行くように指示を出す。

 

 「あなたの個性は生徒皆を助けることができる。だから走りなさい。皆さんも、防衛のための個性の使用を許可します!」

 

 飯田君にそういって、そのまま黒い霧のヴィランに対峙する13号先生。

 

 ヴィランはやけに落ち着いていて周りを観察しているようだ。実体はないのだろうか?体全体を覆っていた霧が動いたかと思うと

 

 「いかせませんよ。私の仕事は、あなた方をここにとどめオールマイトを平和の象徴を始末すること。」

 

 そう宣言した。そして、次の瞬間黒い霧がこっちに伸びてきてよける間もなく僕らを包んだ。

 

 

 よけきれなかった!周りの人の悲鳴が一瞬聞こえてきた。

 

 

 くそ、霧を払うように腕を動かすと空気よりも重い何かが腕に当たった。なんだこれ、霧に入る瞬間息を止めていたから助かったのだと後から理解した。これは水だ。水中にあのヴィランの個性で飛ばされたのだろう。動きずらい、とにかく上に上がって息を吸わなきゃ。 

 

 

 一瞬でそこまで考えて、周りを見渡す。上はどっちだ。早く上がらなきゃ!落ち着け、水中で目を開けるのは慣れてる。周りは見える。

 

 上はあっちか。すすめとりあえず上に!

 

 上に上がっている最中だった。右前に何か光るものが見えた、なんだ?

 

 答えはすぐにわかった。歯だ!サメのような歯だ!まずい、水中特化の個性を持っているひとだ。逃げないと。

 

 そうは思っても水中で身動きに制限がある。いきなりで個性の発動も間に合わない。まずい!噛まれる。そう思い思わず目をつむった。でも、横から声が響いた。

 

 「緑谷ちゃん!」

 

 その声とともに舌が体に巻き付き上へと引っ張られる。ほぼ筋肉でできているとはいえものすごい力強さだ。

 

 そのまま、浮かんでいた船の上に置かれる。慌てて身を起こすと、紫色の髪をした峰田君が横にたたきつけられた。そして、蛙吹さんも船にあがってくる。

 

 

 「ありがとう、蛙吹さん。助かったよ。峰田くん大丈夫?」

 

 「いいえ、気にしないで緑谷ちゃん。それより、これからどうしましょう?」

 

そう蛙吹さんがいうと、

 

 「大丈夫!これからって、プロヒーローが来るまで待つ一択だろー?ほかに何があるんだよー。オールマイトを殺すなんて言ってたけどそんなの無理だって。ここで隠れていようよ。」

 

 普通ならその通りだ。でもこれは普通ではない。

 

 「これは、周到に計画されているわ。ヒーローを育てる学校に直接攻めてきているということ。私たちの時間割が漏れていたことなどを考えると…。峰田ちゃん。おそらくオールマイトを殺す算段があるっていうことだと思うわ。」

 

 

 その通りだ。ほかの人との合流を目指して、出入り口を目指すべきだ。そしてこの状況を確認すると、この船を取り囲まれていることから、攻めてくるかもしれない。その気配はないが時間の問題かもしれない。

 

 

 「僕は、出入り口を目指すべきだと思う。この状況を考えると僕t。」

 

 ズバン!という音とともに船が揺れた。地面が沈んでいくような感覚がある。しまった!穴をあけられた。この船は足場としても隠れる場所としてももう使えない

 

 

 そう判断し、このエリアの外に出るべきだと二人に告げた。二人は、自分たちの個性を詳しくしゃべってくれた。蛙吹さんは蛙にできることはほとんどできる。粘液や、壁を登れたり、舌を使ったりできる。峰田くんは紫色の丸い髪を捥ぎるとそれはまた生えてくる。個性の名はモギモギ。それをぽいぽいなげていろいろなものにくっつけることができる。髪はすぐに再生する。すごい個性だ!峰田くん以外にはくっついて離れない性質がある。また峰田くんには反射するらしい。

 

 考えろ!ここでできる行動は?ミスれば、死ぬ。

 

 

 二人に作戦を伝え、船が沈む前に行動を起こす。

 

 まず、注目を集める。大きい声をだし、俺の行動に集中させる。そして、船からジャンプして飛び出す。そして、水面に向かって力をためた指をはじいた。ためた力はOFAを指に発動していたため相当な力をもって空気塊を水面にたたきつける。いってぇ!中指がもう使えなくなった。反動が大きすぎる。でもまだ動ける。大きな波が起きたその瞬間、蛙吹さんが船から峰田くんを背負って大きく跳躍し僕を舌を使って水面に落ちないように引っ張り上げる。

 

 水面は衝撃で大きな波を立て、返す波が中心部に集まってくる。そこに峰田くんが、自分の髪を投げつける。波で身動きがうまく取れず、なおかつ峰田くんの髪の毛によって囲んでいたヴィランはヴィラン同士くっつきあってしまった。そうして身動きが取れなくなり、波が再び大きく跳ね上がることで吹き飛ばされた。

 

 作戦がはまった!波によって水が上がってきている岸に着地しながらそう思う。全員を一網打尽!うまくいった。すごいぞ、この3人が一緒に飛ばされてよかった。

 

 「よし!」

 

  思わず僕は声をあげて喜んだ。その横で峰田くんはおびえたように声を出しながら移動を促していた。

 

 「なぁ、はやく逃げちまおうぜ。ほかにもいるかもしれねぇしよ。3人なら何とかなるから出入り口に向かおうぜ。」

 

 

 ほんとはここで峰田くんのいう通りにするべきだったのだろう。初戦で初勝利。しかも一網打尽そのことが、変に僕に自信をそれも勘違いでつけさせた。蛇のように、もっとヒーローに近いことができるという欲が僕の中から持ち上がってくる。

 

 「いや、相澤先生のところに向かおう。彼を迷惑にならないように援護するんだ。もちろん邪魔はしない。」

 

 先生は強い、彼のイレイザーヘッドの個性は強力だ。でも全員の個性を一度に消せるわけではない。彼の負担を少しでも減らすべきだ。そんな理論が、影のように出てきた。

 

 峰田くんは食い下がった。

 

 「いやいや、大丈夫だって。プロに任せようぜ!早くここからだしゅつしてー、あっちょっと。」

 

 

 そんな声を無視するように、光に群がる虫のように戦闘をしているであろう。このUSJの中央部に向かった。

 

 中央部をかすめるように左に向かえば出入り口だ。でも、そこには向かわず。相澤先生と周りのヴィランを観察する。

 

 すごい!ヴィランの連携を個性で消して肉弾戦を挑んでいる。それだけでなく捕縛布を使って、一瞬相手を拘束して肩を踏みつけ関節を外したり、捕まえた相手を大きく振り相手が近づきにくい状況を半円状に作り、できるだけ一対一のマッチアップを作りながら戦闘を進めていく。気絶したり、動けなくなったヴィランがもう10体ほど道端に投げ捨てられていた。

 

 これがプロの戦闘、一対20に近い状況をものともしてない。峰田くんや蛙吹さんもすごいとつぶやいている。格が違いすぎる。でも、僕たちにもできることがあるはず。あるはずなんだ。

 

 周りを見る。先生の奥には黒い靄から一番最初に出てきた手がたくさん体につけられているヴィラン。初めの位置から動いてない?その横には黒い脳みそがむき出しのヴィランがいた。こいつもまた動いてない。そのまま左に視線を動かす。ほかの模擬災害現場に行く道にいた相澤先生を観察していたヴィランが目に入る。目が3つあるヴィランだ。観察に優れているのだろう。まずい目が合った。案の定だ。しまった。こっちに来た。

 

 

 いやいや。まて。落ち着け。できる。倒せる。僕なら、彼は倒さなくてはいけない。こっちに来たから出入り口に向かうには少なくとも倒さなければ追いかけられる。しかも、早い。人質に取られるなんて事態になったら最悪だ。

 

 「蛙吹さん!峰田くん!はしって出入り口に!ここは僕が!」

 

 そういって、殴りかかる。OFAは使えない。使えば体を壊してしまう。僕にできることは、、、

 

 相手のヴィランが殴りかかってくる。右手からの大ぶりの殴り、左によけ倒れこむようにして背中をける。そうしてヴィランと峰田くんたちを入違わせるようにして彼を出入り口に促した。

 

 「いって、早く!」

 

 彼らの返事を待つまでもなく、相手に殴りかかった。腹を殴り、左胸当たりにパンチが入る。次に顔、よけられた。また腹、はじかれる。4回ほどさらに殴るがすべてよけられる。反撃してこない?なめられてるのか。

 

 「なんだ?ひょろひょろじゃねぇか?攻撃のつもりかヒーローの卵さんよー。」

 

 乗るな!挑発だ。彼はやはり目がいい個性なんだろう。3発目からもう一度も当たってない。二人は離れた。よし、それなら!

 一歩踏み出し、左手でデコピンの形を作る。次は人差し指だ。最も力出る。OFAを発動し、こころのなかで唱える。スマーッシュ!デコピンから放たれた空気塊と衝撃波はよけれるような大きさではなく。彼を吹き飛ばし、後ろにあった火災エリアを覆っているドームぶち当たり、相手は動かなくなった。よし、大丈夫。僕も戦える。

 

 そう思った瞬間、世界が横を向いた。そして、痛みが左ほほを貫通する。地面に投げ捨てられ、急いで立つ。殴られたのだ。

 

 まずった!立っている間に追撃が来る。相手の間合いだ。左での攻撃!さっきは右で殴ったのだろう。次は左でだ。こぶしに風がまとわりついてる?個性だな!?

 一人目と戦った時に初手でに立ち位置を最初に入れ替えたせいで相澤先生に注目しているヴィランたちから背を向けたのがまずかったらしい。後ろから近寄ってくるのに気が付かなかった。

 

 「しにされせや、ガキィ。」

 

 まるで勝っちゃんみたいなことを言ってくるヴィランだ。くそ、よけられない。せめて防御を!

 

 彼の手が伸びてくる。でも、彼の殴りは僕には当たらなかった。

 

 相澤先生がヴィランを捕縛布を使ってこっちに投げてくれた。ちょうど相手が頭同士をぶつけて吹き飛んでいく。

 

 

 「逃げろ、緑谷!」

 

 そう言われて、とっさに素直に従った。出入り口への通路にある階段に向けて走る。先生は、僕に援護をして作った自分のすきがまるでなかったかのように攻撃をさばいていく。遠距離の攻撃はよけるか、間に敵の仲間をはさむように動くことで打ちずらく。射線が通るなら個性で消しながら。

 

 そして、僕を援護してからさらに3人を倒し、彼はいまだに動かない一番に出てきた敵に向かって走ってゆく。個性をけし、殴りそして蹴り飛ばす。そして間合いを詰め肘鉄を。

 

 とめられた!そのまま抑え込まれる。

 

 「「「先生!」」」

 

 僕より少し先にいた峰田くんたちも一緒に叫んでしまった。

 

 「せんせぇ、どうしたの?そのままじゃ生徒をたすけれないよー?」

 

 そう言いながら力を発動したヴィラン、個性なのだろう先生の肘の皮膚がボロボロになっていく。

 

 「このまま、ひじ、とっちゃおうかなぁ?」

 

 そんなことをのたまうヴィランに思わず。

 

 「先生を離せ!」

 

 と声を張り上げた。意味ないのはわかっていても言わずにいられなかった。ヴィランがこっちを向いた時に先生は個性を張り直し、先生を押さえつけていたヴィランの個性を打ち消した。

 

 その瞬間、先生が倒さなかったヴィランがこっちに向かってくる。跳躍力が大きい!個性か!まずい、後ろの二人を守らなければ。

 

 

 次の瞬間、氷がこっちに向かっているヴィランを空中で捕まえた。そして、爆音が3回。こっちに来ようとしたヴィランを一人吹き飛ばした。後ろに切島くんも追いかけてくる。

 

 「轟君!、かっちゃん!」

 

 「てめぇ、デク!よええなら逃げろや!」

 

 かっちゃんだ。

 

 「緑谷、大丈夫か?」

 

 うん、大丈夫。ありがとう。

 

 「二人とも無事だったんだね!」

 

 そういうと、

 

 「あたりめーだぁ!なめてんなら殺すぞ!」

 

 「ああ、俺たち用の雑魚ばかりで助かった。」

 

 と返事が来た。なんだか二人らしいセリフで安心した。

 

 そうだ、先生は?意識を二人から先生にもどす。そうだ、助けなきゃ。

 

 「脳無。やれ。」

 

 そんなことばとともに拘束がとかれ、相澤先生が隣にいた敵に殴り飛ばされる。

 そして、追撃に…まずい!

 

 僕は思わず飛び出した、間合いはまだある。二人の個性も間に合う。倒すのは無理でもそこから相澤先生をこっちに助け出す。OFAを発動し、命令にしたがって先生をなぐろうとする脳無をぎりぎりのところで殴った。右腕は!?大丈夫、壊れてない。まだいける。でも、全然効果がない!

 

 まずい、今の殴りで標的が変わった。なぐりがこっちに!!今日はデジャブが多いのだろうか?脳無が吹き飛ばされた。OFAで殴ってもびくともしなかった脳無をこんな簡単に吹き飛ばせるのは、彼だ!彼が来たんだ。

 

 

 「もう大丈夫。なぜって?私が来た!」

 

 いつものように、笑顔で大きな背中を見せて、威風堂々彼は立っていた。人々を安心させる平和の象徴が僕らの前に立っている。こんな状況だが、少し気が抜けた。

 

 「「「「「オールマイト!(先生)」」」」

 

 

 ああ、よかった。すこしだけそう思った。

 

 

 オールマイトが、脳無と呼ばれた黒色のヴィランと対峙する。

 殴り合いが発生する。一瞬で5発。

 

 お互い何発かあたっているがどちらも吹き飛ぶ様子はない。先ほどのは走りの分の威力が上乗せされていたのだろう。

 

 「あははぁ、無駄だよ。無駄。平和の象徴オールマイト。彼の個性はショック吸収。君の殴りに耐えられるように作ってある。」

 

 そとから、声がかけられる。これがオールマイトを倒すための手段か。くそ。

 

 

 「なるほど、ならば。」

 

 そういうとオールマイトは彼の懐に入り込み、彼を持ち上げてオールマイトの背中側の地面にに突き刺すように倒れこむ。

 

 地面に脳無が突き刺さった。そして、リーダー格であろうヴィランに向かい歩いてゆく。

 

 そのよこに、また黒い霧のようなヴィランがまた現れた。思わず身構える。オールマイトも足を止めた。

 

 「大丈夫ですか?死柄木弔(しがらきとむら)。すいません、予想より警備が固かったようです。プロヒーローたちが到着しました。」

 

 このヴィランは死柄木というらしい。

 

 

 「もうか?黒霧!警備システムは遮断したんだろうな!」

 

 いらだつようにして、そして首筋をがりがりとかきむしりながら死柄木と呼ばれたヴィランはいった。

 

 「はい、すべて手筈通りです。情報の間違いもありませんでした。警報はいまだになっていません。」

 

 

 「ならばどうしてだ!?なんの成果もなく、かえるのか?オールマイトを殺しに来たんだぞ!?」

 

 オールマイトが口をはさむ。

 

 「私を殺す?ヴィランよ、ここには、私がいる!お前たちには私は殺されない。ここで終わりだ。」

 

 そういって、ヴィランに向かい突っ込んでゆく。オールマイト。その前に立ちふさがるように黒い霧が生え、そして地面に突き刺して身動きを封じたはずの脳無がたっていた。黒霧の個性で助け出したのだろう。

 

 出入り口を確認すると、その時校長の声がした。

 

 

 「お待たせしたのさ。もう大丈夫。すぐに動ける人たちをかき集めてきた。さぁ、生徒たちこっちへ。」

 

 

 ヒーローたちが来てくれた。パンパンと銃の音スナイプ先生だ。目の前のヴィランの手と足を打ち抜く。もう一音、脳無にはきかないようではじかれた。

 

 

  向こうでは、ウルフドック先生が生徒のにおいを追って一人ずつ保護している。出入り口付近にいたヴィランと通路にいたヴィランは完全に寝ている。これは、ミッドナイト先生の睡眠に誘導する香りのせいだろう。

 

 やけになったのか死柄木が叫ぶ。

   「誰でもいい!手あたり次第殺せ!脳無!」

 

 スナイプ先生の狙撃を左腕と右足に受けたはずなのに、まだ意識があるのか。

 

 命令をうけ殺しやすい生徒を狙ったのだろう。一瞬でこっちに飛んでくる。脳無に一泊遅れて、オールマイトが来る。

 

 

 ドン!と音がして僕らに向かって伸ばされた脳無の両手が捕まれる。そのまま、オールマイト先生は黒霧のほうへ脳無を押している。

 

 

 「私の愛すべき生徒たちに何をする!」

 

 

 激昂した声音だった。そして、脳無を突き放すように頭突きをする。

 

 「個性がショック無効ではなく。ショック吸収なら、その吸収量にも限度があるんじゃないか?」

 

 そういって、今さっきの戦いよりさらに激しく殴り合いをする。近づけない。

 

 

 その奥では、黒霧が死柄木に帰還するよう催促をしていた。

 

 「君がショック吸収の個性なら。さらに上からねじ伏せよう。」

 

 一段階オールマイトの攻撃速度が上がった。流星のような殴り合いもはや見えない。

 

 

 「さらに向こうへ!プラスウルトラ!」

 

 そう叫びながら殴りつけた渾身のオールマイトの殴りは、脳無のみぞおちにもろであたった。彼はショックを吸収しきれることなく吹き飛ばされそのままこのUSJを覆っているドームを貫通し吹き飛んでいった。ショック吸収をしきれないほどの衝撃を与えたのだ。なんという。これがオールマイト。平和の象徴。

 

 「なんつーパワーだ。」

 

 「脳筋の極みというか。」

 

 切島君も轟君も衝撃で呆然とそんなことをつぶやいた。

 

 憎悪に満ちた声が響く。

 

 「オールマイトォ、かならず貴様を殺す。それまで首を洗って待っていろ!」

 

 そのまま、黒い霧の中へ消えていった。捨て台詞にしては、ありきたりだ。

 

 

 こうして、首謀者であろう2人をのがしたが。大した被害もなく、USJ事件といわれる。雄英高校をヴィランが襲撃するという事件は終幕を迎えた。

 

 軽傷は8名。どれも霧によって分断されたときについたものだ。

 

 重傷は13号先生と、相澤先生のみ。13号先生は黒霧の能力で自分の個性を跳ね返され、裂傷を負ったらしい。相澤先生は、脳無に一発殴られて吹き飛ばされたときに顔面を骨折したらしい。そして、肘の関節付近にも個性でのけがが派生したみたいだ。

 

 

 迅速に雄英高校のヒーローたちが姿を現したことで、大した被害もなく終わった。とらえられたヴィランは100にも及んだらしい。

 

 

 USJ襲撃事件で僕らは、自分たちの未熟さとさらに襲撃を跳ね返したという自信。そして、プロたちがいる世界の恐ろしさ、そして自分たちとプロとの差、その一端を直視することとなった。

 

 今思えば、これは単なる始まりだった。ここから始まった悪意は、想像を絶する大きな波となって僕らに押し寄せて来るのだった。

 

 

 




というわけで、全体的に被害少な目でUSJ事件終わり。

盛り上がるところをうまく書けないのが悔しいです。

そして、130にんいたはずなのに黒霧さんは20ほど一緒に連れて帰ってあげたみたい。死柄木とは別の場所に転送したみたいだけど。

さーて、こっからノープランだぜ。(もともとノープラン)

主人公、とりあえず思い付きで適当に動かしてみます。
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