ユグドラシル最期の日、自殺するために訪れた、一人のプレイヤ 作:タイタンの掟
<ぶくぶく茶釜>
ん。想い出の場所って“王の居室”かぁッ、私が眠りについた場所じゃない。
「御方のご遺体がある場所ですか」
泣き止んだ、シャルティアが、死を迎えて微笑むように、
しばらく、ほうけていた
「ご遺体って、何だ、シャルティア」
あ、
「ぶくぶく茶釜様が、死を覚悟されて、最期を迎えた場所が、宝物殿の最奥の間にあると。
アルベドより、招集がかかるかなり前になりますが、ブクブク茶釜様が
あれ、シャルティアって、ナザリックが転移する前の記憶もあるのか。確かに、エロ弟の趣味全開だったシャルティアに謝りに行って、他のところも行きたかったけど、身体がきつくなり、時間が無くなって、宝物殿に直行したんだった。
「そして、
「魂を召喚って、
さすがに、ダメだなぁ。
『はい。そうだよ、
「ぶくぶく茶釜さん、声が」
『良かったよ、ちゃんと私と認識してくれて』
「当たり前じゃないですか、ブクブク茶釜さんの声は忘れません」
『うんうん、ありがとうね。嬉しいよ。あたしもここで、声が戻るとは思わなかったから、嬉しいよ』
「声が戻るって」
『あたしが死んだのは、病気で声を喪ったから、治すのに借金しまくって、声を喪って借金が返せなくなった。
色々とあって、
「ぶくぶく茶釜さんが、このナザリックで亡くなった、他の仲間もですか」
『そ、それは、ちょっと私も覚悟が居るから、
「覚悟ですか、わかりました。必ず話してくださいね」
『“王の居室”そこで、話しようか』
「わかりました」
アルベドとシャルティアを連れて、私達は、“王の居室”の扉へと誘った。
「アルベド、シャルティア。少し待っていてくれるか、ブクブク茶釜さんに会ってくる」
「「は、はい」」
(アルベド、シャルティア聞こえる)
((は、はい))
(決して、シャルティアは死を選ばないこと、良いね。アルベドも、シャルティアを害しちゃだめよ)
(え。)(それは)
(いいわね、シャルティア、アルベド。これは、至高の者としての命令です)
((はい))
私は、シャルティアから離れ、ふわふわと幽霊のように、
『指輪は、着けててくれたんだ、覇王の指輪』
「はい、想い出の品ですから」
居室の扉を開き、
『
「相手が居ませんから」
『アルベドは、違うの』
「え。どういうことですか」
『アルベドの設定を弄ったでしょ、
「ど、どうして、それが」
『判るわよ。元々、アルベドの設定は、あのエロ莫迦よ』
「はぁ、はい」
『なんて弄ったの』
「モモンガを愛しているって書き換えて、すみません、最期だって思って」
『その前は、ビッチ設定でしょ、許せなかったんだ、モモンガ君としては』
「だ、だって、アルベドは」
『そうね、顔の造形は、私が好きなカッコいい系美女で、身体のスリーサイズ含めて、私の写真やデータから解析した3Dデータ。あいつの好みだからねぇ、三姉妹ともスタイル一緒って何よって感じよね』
「はぁ」
『でも、弄った責任は、とらないとね』
「責任って」
『アルベドだけじゃない。私やシャルティアを含めて、
「えぇぇッえぇぇぇッぇッ」
あまりにも驚愕から、声を出してしまった
『悪いけど、私は復活したら、
「そ、それは」
『私としては、
「ど、どうして」
『この部屋で、
「そ、そうだったんですか」
『だから、アルベドが
「だから、ハーレムルートですか」
『ダメかな』
「全部、話してくれたら、考えます」
ふふふ、考えては、くれるのね。
『ユグドラシルの最終日にね、源次郎さん、音改さん、ウルベルトさん、私で、ナザリックに来る予定だったの』
「源次郎さん達もですか」
『源次郎さんと音改さんは、アーコロジーに住む老夫婦でね、借金漬けの私を助けて、弁護士のウルベルトさんを介して、借金を整理・凍結して、自己破産から資産整理に変えてくれたのよ』
「そうだったんですか」
『でね、最終日には、私が行きたいのに行けない、
「でも来なかったですよね」
『ええ。ユグドラシル終了の一週間前、飛行機で来る、源次郎さん達をウルベルトさんが車で迎えにいって、私が歓迎の準備していたのね。そこで、事故で病院に担ぎ込まれた、三人の話を聞いたわ。霊廟が、本当に霊廟になったの』
「三人とも亡くなったんですか」
『えぇ、ナザリックに行くのをとっても楽しみにしていて、源次郎さんや音改さんとは、思い出話ばかりしてたわ』
「そうだったんですか、でもそれじゃぁ、源次郎さんや音改さんは、どうして引退されたんですか」
『二人はね、エロ弟とエロ莫迦がやらかした、ペアリング事件のとばっちりで、運営にBANされたのよ。やめたくて止めたんじゃないの』
「BANにペアリング事件って、知らないですけど、なんだったんですか」
『ペアモンスターのドロップアイテム、ペアリングは、夫婦プレイヤであれば、倫理規定が解除されるのは知ってるわよね』
「はい。それで、リア充の連中や女性を集めようって、そんなアップデートでしたから」
『元々のユグドラシルのアイテムで、アイテムの使用者制限を解除する“限定解除”ってエンチャント・アイテムがあるのは知ってる』
「魔法詠唱者が剣を装備する場合、制限がかかる、そういったアイテムの制限解除するためのエンチャント・アイテム。もしかして」
『そうなの、ペアリングは、“限定解除”をエンチャントすることで、NPCに適用できたのよ』
「じゃぁ、NPCに対して、18禁行為が可能になった」
『プレイヤは、18禁のままだけど、NPC同士であれば、男女関係の設定を加えることで、18禁行為が解除される。
運営にバレた結果、エロ莫迦とエロ弟は
「そんなことが、そんなニュースがあったなんて、知らなかったです」
『まぁ、表向き事件は無かったこと、アップデートという形で、パッチ当てられたからね』
「でも、それじゃ、ユグドラシルには、お二人が入れないですよね」
『最終日だけ、
「
『ようやく呼んでくれたわね、
ピンクの粘体が死体で横たわり、骨の姿で見つめられている、やっぱりコメディな風景よねぇ。
『
「シャルティアの精神支配を解除するには」
『しばらくの間でいいけど、シャルティアのことは、私に預けてくれないかな、
「どうしてですか」
『シャルティアは二人居て、二人共覚悟を決めていて、殺されることに同意しているわ。
でも、私は、殺さずにシャルティアを助けたい。だから、私に預けて』
「できるんですか。ワールドアイテムなんですよ」
『“傾城傾国”を奪えば、シャルティアを元に戻せる』
「どこに在るか判らないんですよ」
『他にも、術者の死、他のモノに“傾城傾国”を使わせる、いくつか方法が考えられるでしょ』
「何故ですか、復活なら確実」
『そうね、肉体は、確実に戻る。でもね、記憶はどうかしら』
「記憶ですか」
『死者の復活は、記憶の混濁というか、記憶喪失が生じたハズ』
「はい」
『死んじゃった私は、復活するしか生きる方法は無いけど、シャルティアは違う』
「それは」
『それにね、今の
「あっ」
『ユグドラシルの頃でも、死に戻りの時は、記憶の混濁が起きて、記憶の欠損は良く起きてたわよね』
「確かに」
『シャルティアが、アインズ様に抱いた想いが、敵の使ったワールドアイテムの効果を、歪めたのよ』
「
『シャルティアは、成長したのよ、
「シャルティアを守りたい、ですか」
『私ね。
「
『アルベドのこともね。
「アルベドもですか」
『アルベドは、正妻なんだから、大切にしてあげて』
「正妻って、
『私は、愛人でいいわよ、シャルティアは寵姫かな』
「愛人に寵姫ですか」
『ああいうのも好みでしょ、
「そ、そんなことは」
私のエロゲキャラは、ロリ系が多いけど、
焦っている
さてさて、真面目にいきますか。
『私を復活させてくださいますか、ギルドマスター』
「必ず。復活させます。シャルティアのことも、少しの間かもしれませんが、保留とします」
『ありがと。私、ぶくぶく茶釜は、アインズ・ウール・ゴウンに、忠誠を誓います』
「
『重要よ。私はギルド「アインズ・ウール・ゴウン」を名乗る人に、絶対の忠誠を誓う』
「
『
「それが、俺の役目ですか」
『ハーレムも含めてね』
私は、シーツに包まれたピンクの粘体として、
NPCのシャルティアの復活が、ユグドラシル金貨五億枚で、プレイヤも同じかわからないですが、100レベルの復活と言うことで、同じにしました。
アインズ様のハーレムルートは、ぶくぶく茶釜、アルベド、シャルティアは確定、アウラとマーレは百年先予定。ほかは、希望などありますでしょうか?
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クレマンティーヌ
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ネム
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