ポケットモンスターHUNTER アルセウス   作:箱厨

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コウちゃん、私ね。


欲張りさんなんだ♪























――知ってる。

負けず嫌いだし。

欲張りだし。

ミツ姉の子供もぜってーそうなる。




――いつかの家族の会話より――






それぞれの未来へ(終)

【黒龍討伐!】我らモンハン部異世界支部【万歳三唱!】

 

 

1:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

勝ったああああああああああああああ!!

 

2:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

うおおおおおおおおおおおおおおおお!!

 

3:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

やったぜえええええええええええええ!!

 

4:万界の明星 ID:PML-Aswitch

なんとかなったか……本当に良かった!!

 

5:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

俺たち……ついに成し遂げたんだ!!

 

6:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

ていうか誰ええええええええええええ!?

 

7:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

うわあああああああああああああああ!?

 

8:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

はじめましてえええええええええええ!?

 

9:万界の明星 ID:PML-Aswitch

バッカ、俺だ!水橋流静だ!!

 

10:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

流静えええええええええええええええ!?

 

11:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

なんでええええええええええええええ!?

 

12:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

名前変わったねええええええええええ!?

 

13:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

一回落ち着けお前ら!

 

14:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

(・_・)

 

15:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

(・_・)

 

16:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

(・_・)

 

17:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

うわぁ!いきなり落ち着くな!

 

18:万界の明星 ID:PML-Aswitch

お前ら情緒どこいったんだ

 

19:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

ふぅ、少し冷静になれたぜ

 

20:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

やはりボケ……ボケはすべてを解決する……

 

21:万界の明星 ID:PML-Aswitch

より混沌化するからその場凌ぎしかできねーんだわ

 

22:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

でも結果的に落ち着けたからヨシ!(現場ネコ)

 

23:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

でもなんで急に名前変わったん?なんの前触れもなかっただろ

 

24:万界の明星 ID:PML-Aswitch

いや、進化した瞬間になんかこう、頭の中でいきなり変わってた

読み方は「ばんかいのみょうじょう」でいいらしい

 

25:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

モンハン世界での別名というか異名というか、そんな感じになるのか?

 

26:万界の明星 ID:PML-Aswitch

多分な、けど普通に前の方が良かったぞ俺……

 

27:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

いいじゃんかよ、世界救ってんだぜ?悪かねぇよ

 

28:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

ミラボレアスもボールに収まったし、あとは帰るだけだ!

 

29:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

みんな、お疲れ様

……本当に終わったんだよね、焔?

 

30:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

あぁ……本当に、全部終わったんだ……終わった……

 

31:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

それじゃあ今度こそ一生添い遂げられるよね?絶対に逃がさないから……

 

32:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

……\(^o^)/オワタ

 

33:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

しっかし……やってくれたな、アルセウス

疑ってたわけじゃないが、やっぱり生きてやがったか

 

 

 

 

――「第一の時間神」が参加しました――

 

 

――「第二の空間神」が参加しました――

 

 

――「第三の反物質神」が参加しました――

 

 

 

 

34:第二の空間神 ID:PMDPtNO.484

みなさん!本当に本当にお疲れ様でした!!

 

35:第一の時間神 ID:PMDPtNO.483

黒龍討伐、誠に見事……であるぞ

 

36:第三の反物質神 ID:PMDPtNO.487

終焉の時、それは久遠にして刹那の瞬き……我が原罪より端を発した終末戦争(ラグナロク)はついにその戦火を消したのだ

(ようやく終わったんですね、長いようで短いよう……僕のやらかしから始まった一連の出来事も、ようやく終息しましたね)

 

37:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

うん、慣れてきた自分がちょっと怖いぜ (´°ω。)

 

38:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

ふっ、今や耐性は万全、隙はないぜ ( ´ཫ` )

 

39:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

いや、死んどるやんけ

 

40:第二の空間神 ID:PMDPtNO.484

ふふっ!皆さんは相変わらずですねぇ

 

41:第一の時間神 ID:PMDPtNO.483

であるな

 

42:万界の明星 ID:PML-Aswitch

まぁ、いろいろと肩の荷が降りたからな……これでようやくすべての問題が解決したんだ、ハメも外したくなるというものだ

 

43:第二の空間神 ID:PMDPtNO.484

本当に……よかったです

 

44:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

アルセウスもなんだかんだ無事だったようだしな

 

45:第三の反物質神 ID:PMDPtNO.487

クックック……かの者こそは全なる者、その名は決して軽薄にあらず

(伊達に創造神を名乗ってねぇってわけですよ)

 

しかし……"仇欺陥友(きゅうぎかんゆう)"とはいえ、老いさらばえる御身を案じぬ者がいずこにいると……

("敵を欺くにはまず味方から"とは言いますが……あんのババアめ、心配したこっちの身にもなれっつーの)

 

46:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

口、わっるw

 

47:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

なんかこういうところはミラボレアスに似てるなwww

 

48:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

自分を生み出した存在に生意気なところとかかww

 

49:第一の時間神 ID:PMDPtNO.483

であるか

 

 

 

 

――「始まりの創造神」が参加しました――

 

 

 

 

50:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

お久しぶりですね、みなさん

 

51:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

アルセウス!

 

52:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

久しぶりだな

 

53:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

えぇ、お久しぶりです

そして……直接お話するのはこれが初めて、ですかね……陸上葵さん

 

54:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

そうなるわね……はじめまして、アルセウス、陸上葵です

 

55:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

えぇ、ご丁寧にどうも……ところでギラティナ、誰がババアですって?

 

56:第三の反物質神 ID:PMDPtNO.487

Σ(;゚□゚)!!

 

57:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

目上の人にはあれほど敬意を払いなさいと教えたのに……お仕置きが足りないようですね?

 

58:第三の反物質神 ID:PMDPtNO.487

(;ω;`)ゴメンナサイ……

 

59:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

まぁまぁまぁ、今日くらいはいいじゃんかよアルセウス!大目に見てやりなって

 

60:万界の明星 ID:PML-Aswitch

そうだな……最後の方ではギラティナもミラボレアス攻撃組に加わってくれたんだ、ありがたい助力だったよ

 

61:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

いや、ホントマジで助かったからさ!

 

62:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

……そうですね、せっかく勝利と未来を掴み取ったのです、野暮なことはなしにしましょう

 

63:第二の空間神 ID:PMDPtNO.484

はぁ……ギラティナ、みなさんにしっかり感謝しなさい?

 

64:第三の反物質神 ID:PMDPtNO.487

ゴメンナサイコロステーキm(>__<)m

 

65:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

は?

 

66:第三の反物質神 ID:PMDPtNO.487

((((;゚Д゚))))ガクブル

 

67:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

おいばかやめろww

 

68:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

せっかく丸く収めようとしてんのにコイツは……ww

 

69:第一の時間神 ID:PMDPtNO.483

そこまでにしておけよギラティナ

 

70:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

まったく、本当に性懲りも無い子ですね……

 

71:万界の明星 ID:PML-Aswitch

ゴホン!話を戻そう……アルセウス、やはり無事だったんだな

 

72:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

えぇ……なんとか黒龍の目を欺くことができました、死んだふりというのも滅多にない機会でしたので……少々、新鮮でした、いやぁミラボレアスは強敵でしたね

それからはみなさんもご存知のとおり、最終決戦のあの場で出てくるまでずっと潜伏していました……みなさんの活躍も、ずっと見守っていましたよ

 

73:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

コイツ、ちょっと楽しんでるな?

 

74:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

えっ、いえっ、そんなことは……(;¬_¬)

 

75:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

人が死ぬ気で頑張ってるところへこのやろう……

 

76:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

ごっ、誤解ですよぉ!?

 

77:万界の明星 ID:PML-Aswitch

もうそれ以上いじめてやんなって

 

78:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

そうよ、あんまりやりすぎると話が進まないわよ

 

79:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

では時を戻そう!

……って、俺らがふざけ倒してる間にみんな帰路についたやんけ

 

80:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

ミラボレアスが負けて時空の裂け目も消えたし……アルセウス、もうこれ以上の事態が起きることはないんだよな?

 

81:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

そうですね……その辺りのことも含めて、彼女にも話し合いに参加してもらいましょう

 

82:万界の明星 ID:PML-Aswitch

彼女……ということは

 

 

 

 

――「祖なるものらしいよ?」が参加しました――

 

 

――「赤いなぁ……」が参加しました――

 

 

――「絶海はプライベートビーチ」が参加しました――

 

 

――「I'M King of Kings」が参加しました――

 

 

 

 

83:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

じゃんじゃじゃーん!真打登場☆

 

84:赤いなぁ…… ID:MH2nddosHr998

お前たち、よくやった

 

85:絶海はプライベートビーチ ID:MH3riGDSHr999

まさか本当にあの小僧に勝っちまうとはなぁ……ガキとはいえ黒龍だよ?

 

86:I'M King of Kings ID:MHW:IBMr999

フゥーッハッハッハ!俺は信じていたとも、青い星ならば必ずややり遂げるだろうとな!

 

87:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

ルーツ!バルカン!

 

88:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

まさかグラン・ミラオスにムフェト・ジーヴァまで来るなんて……

 

89:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

だから上位生物で渋滞事故起こすなって~

 

90:万界の明星 ID:PML-Aswitch

それで?アルセウスはルーツとなにか話があるんだろう?

 

91:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

そうでしたね……ルーツ、折り入って相談が

 

92:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

なにかしら?

 

93:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

不慮の事故とはいえ、一度つながってしまったそちらの世界とこちらの世界は、次元境界線が曖昧になってしまったことでしょう

 

94:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

そうね、新大陸で度々起こっている異世界関係の事件が起これば、また二つの世界が繋がらないとも限らない

 

95:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

私と貴女……二人の力を合わせれば、この不安定な状態を解消できると思いますが……如何です?

 

96:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

結論から言うと、できるね

せっかく増えることはなくなったんだから、そろそろこっちの世界の技巧種モンスターをなんとかしなきゃだし……いいわ、貴女の提案に乗ってあげる

 

97:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

ありがとうございます

こちらの世界からそちらの世界へ持ち帰り及び処分が必要なものが揃い次第、ですね

 

98:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

えぇ、ハンターがその辺の準備をしてくれるでしょうから、それまで待ちましょう

 

99:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

そうですね

 

100:第二の空間神 ID:PMDPtNO.484

世界の繋がりを断つ……わかってはいましたが、寂しいですね

 

101:絶海はプライベートビーチ ID:MH3riGDSHr999

まぁ、祖様の懸念もわかるからねぇ、技巧種が暴れまくるせいでこっちの生態系はボロボロよ

 

102:I'M King of Kings ID:MHW:IBMr999

新大陸にも技巧種の気配が漂っておるわ、調査団が朝から晩まで働き詰めだがままならぬようだな

 

103:第三の反物質神 ID:PMDPtNO.487

異界の交わりは進化の兆し、されど正義と善行が異なるもの故にそれが真理たる所以など無し

(二つの世界が密接になったことで、ポケモンもモンスターも大きく成長できましたが……正しいことが良いこととは限らないですしね)

 

104:絶海はプライベートビーチ ID:MH3riGDSHr999

ん?

 

105:I'M King of Kings ID:MHW:IBMr999

なんて?

 

106:第一の時間神 ID:PMDPtNO.483

こやつの口調については気にしないで欲しい

 

107:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

ここにもギラティナ語が理解できない者が……

 

108:赤いなぁ…… ID:MH2nddosHr998

変換はされているはずだが……こいつらの場合、言い回しに興味を覚えたんだろう、そっちの方も気にするな

 

109:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

とりあえず、アルセウスとルーツの共同作業で近づきあった二つの世界はなんとかなるの?

 

110:万界の明星 ID:PML-Aswitch

話から察するになるんだろう、そもそも次元が異なる世界同士だから離れさえすればよほどのことでもなければ再び近づき合うことはないだろうな

起こってしまったことは取り返しがつかない……俺たちモンスターやポケモンの特殊個体に関しては、末代まで伝わる可能性があるけどな

 

111:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

そこらへんはショウが何とかしてくれるさ、今だっていろいろと話をしてくれてるし

 

112:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

おぉ、いつの間にコトブキムラまで戻ってきてたんだ……全く気がつかなかったぞ

 

113:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

どうやら祝勝会の準備を始めるみたいね……私たちもしばらく待機する?

 

114:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

そうだな……それじゃあ、祝勝会まで!キングクリムゾン!!

 

115:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

座って待機するだけなんだけどな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

423:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

楽しい祝勝会でしたね……

 

424:万界の明星 ID:PML-Aswitch

まだ終わってないが?

 

425:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

まぁ、約一名は準備期間中にいろいろ終わったんですけどね

 

426:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

( 。∀°)ウァハハ八八ノヽノヽノヽノ \

 

427:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

葵に襲われてるからヤり慣れてるとはいえ本格的な子作りは……なぁ……

 

428:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

愛人(他人)とは子供を作ってシングルマザーさせながら同棲する本妻(幼馴染)とは子供を作らず……

いや、焔じゃなくてもまともな倫理観を持った真面目な人間なら発狂するわ

 

429:万界の明星 ID:PML-Aswitch

静香もショウも其の辺がわかってるから、二人揃って土下座してきたんだろうな……焔も結局それで折れたし

 

430:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

自国が鎖国確定状態の中で責任すら取らせてもらえず愛人(+子供)を他所の国に放り出さざるを得ないこの状況で、精神衛生を保てる方がおかしいんだって

焔みたいにヤケクソになるかキレ散らかすか狂うってこんなん、誰だってそーなる、俺もそーなる

 

431:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

わァ…あ…゚(゚´Д`゚)゚

 

432:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

泣いちゃった!!!

 

433:万界の明星 ID:PML-Aswitch

自責の念と良心の呵責に耐えられなくなったか

 

434:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

真面目な正義の味方志望者には我慢ならんわなぁ

 

435:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

焔……あのライゼクスなら種族の本能に呑まれることなく、立派に子育てをしてくれるはずだわ、同じ男を愛した女として私が保証する

 

436:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

葵……

 

437:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

私を信じて……大丈夫、大丈夫よ……だから今は、私にいっぱい甘えてね……

 

438:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

葵ぃぃ……!(´Д⊂グスン

 

439:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

焔……ウフフ、計画通り

 

440:万界の明星 ID:PML-Aswitch

おい、せめて最後まで本心を隠し通せオメェ

 

441:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

こっちもこっちで欲望がダダ漏れだぁ……

 

442:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

ごめんねぇ……こっち側の人間、知ることに節操がなさすぎて……

 

443:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

いえいえ……後先考えずに知的好奇心に突き動かされるのは人間の性……お互い様ですよ

 

444:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

それにしても、静香たちハンター組はポケモンお持ち帰りかぁ……

 

445:万界の明星 ID:PML-Aswitch

静香……イーブイをどの姿に進化させるのやら

 

446:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

クールな流静に例えてグレイシア

 

447:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

イメージカラーに合わせたシャワーズ

 

448:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

合理的に性能面重視でニンフィア

 

449:万界の明星 ID:PML-Aswitch

対ミラボレアス戦の準備期間中も合間を見てポケモン育ててたしな、ニールもシュラークもそれぞれゾロアークとバサギリに進化させたけど……

 

450:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

未だ進化しないネネのコイキングww

 

451:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

育ては十分足りてるとは思うんだけどなぁ

 

452:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

……もしや、コイキングの姿に愛着がわいたか?進化させたらかなり厳つい顔になるし

 

453:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

あー、ありそう←復活

 

454:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

まぁいいんじゃない?剣盾コイキングならある程度は攻撃技も充実してるし、SVでもテラスタルがあるから最低限戦えないことはないし

 

455:万界の明星 ID:PML-Aswitch

いや、首を傾げてるところを見たことあるから、多分だが進化レベルに達していないだけでは

 

456:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

もしかして:かわらずのいし

 

457:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

え?いや、ヒスイ地方にかわらずのいしはないのでは?

 

458:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

もしかして:鎧竜

 

459:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

あー……もしや、俺の体にかわらずのいしが生成されていたとか?

 

460:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

それなら前にじばくしてたし、巡り巡ってネネのコイキングの下に流れ着いても不思議ではないわね

 

461:万界の明星 ID:PML-Aswitch

話を戻そう

ポケモンはハンターが個人で飼うという形になるようだが、ヒューイはポケモンを一匹も連れて帰らないようだな

 

462:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

モンハン世界にしか存在しない【二つ名】と【極み】が発現したポケモンだからなぁ、ショウが自分のポケモン達と一緒に遠くの地方へ連れて行くみたいだな

 

463:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

宛はあるのか?それともそれを探すついでの遠出なのか

 

464:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

オッケー、アルセウス!人目につかない遠い地方で検索!

 

465:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

……ふむ、五件ヒットしました

 

466:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

ヘイ、アルセウス!その中から俺たちの記憶にないオリジナル地方を調べて!

 

467:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

……はい、二件ヒットしました

一つは他地方と地続きですが道のりが険しいため人が寄り付かないようですね、もう一つは絶海の孤島とも呼ぶべき地方です

いずれも住人が確認できます

 

468:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

それじゃあ、その中から選ぼうかね

俺と流静で検討しよう

 

469:万界の明星 ID:PML-Aswitch

了解だ

 

470:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

……さて、私は少々出張ってきますね

 

471:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

おう、なにすんの?

 

472:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

えぇ、少々みなさんに未だ知られざる情報をお伝えしなければと

 

473:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

テメェまだなんか隠してたんか

 

474:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

おうおう余すことなくキリキリ吐けや

 

475:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

とっとと話したほうが身のためだぜ……?

 

476:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

ほら、カツ丼食いな……

 

477:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

事情聴取始まってるの草

 

478:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

まるで気分は犯罪者ね

 

479:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

私に何か恨みでもあるんですか……!?

 

480:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

説明もなしに従姉姪拉致っておいて恨み買ってねぇとでも?(^ω^#)ゴゴゴゴ……

 

483:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

すみませんでした……

 

482:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

……ほうほう……え、てんかいのふえ!?なんで!?

 

483:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

そういえば、前世の世界で『レジェンドアルセウス』との連携特典でてんかいのふえがもらえるのよね、それでやりのはしらに行ったらアルセウスとバトルできるのよ

もちろん捕獲も可能よ

 

484:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

知らん…何それ…怖…

 

485:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

まぁ、みんなが死んでから来たアプデだからね……

 

486:万界の明星 ID:PML-Aswitch

とうとう公式がアルセウス捕獲を推し始めたか

 

487:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

こちとらいきなりのことでしたからそりゃもう爆速で分身を作りまくりましたとも、世界中のユーザー一人一人に分身を送り込む作業は単純なようで結構しんどいんですよ?勘弁してください任○堂様……

 

488:万界の明星 ID:PML-Aswitch

なるほど……アルセウス保護のためにボールに入れるのか、流石は光梨さんだよく考えられている

 

489:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

伝説のポケモンにはそれぞれの役割がある……一個人には過ぎたる力か、うん、ミツ姉なら絶対にそう言うよな

 

490:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

お~い、タクトく~ん?伝説厨の坊ちゃん、聞いてるか~い?お前のことやで

 

491:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

お前、ミツ姉のポケモンだったのか

 

492:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

ふふっ、ショウと同じ聞き方をするんですね

ええそのとおり、私はあの日から彼女のポケモンになりました、なのであなた方のことも実は彼女からよくよく聞かされていたのです

なんという因果なのか……そう思わざるを得ませんでした、血の繋がりというのは時として次元をも超えるのでしょうか

 

493:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

いや、それはただの偶然だろ

 

494:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

なんでよりによってお前がロマンを否定するんだよ

 

495:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

ロマンだろうがそんな因果があったら転生の度にほかの身内を永遠に縛り続ける事になるだろ、嫌だぞ俺そんなの

 

496:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

まぁまぁ、夢のない話はその辺にしてもろて

 

497:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

あ、そうでした

ミラルーツ、彼女からのメッセージを伝えてくださりありがとうございました、おかげで淀みなく作業を終えられました

 

498:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

いえいえ~あれくらいならお安い御用よ

 

499:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

メッセージ?

 

500:鎧の覇者 ID:MH2ndpspHr8

なんかあったのか?

 

501:祖なるものらしいよ? ID:MH2nddosHr999

『原初の球に収められし時空神の片割れは、全ての獣が集う家にある』

『最後の判断はあの子に委ねてあげて』

 

502:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

なるほどわからん、流静頼んだ!

 

503:万界の明星 ID:PML-Aswitch

これがポケモン世界での話という前提なら

 

原初の玉

原初→origin→オリジン

玉→ボール

→→オリジンボール

 

時空神の片割れ

→ディアルガorパルキア

 

すべての獣が集う家

獣→ポケモン

家→home→ホーム

→→ポケモンホーム

 

つまりポケモンホームにいるオリジンボール入りのディアルガかパルキアかどっちかのことか

 

504:始まりの創造神 ID:PMDPtNO.493

うわっ……この人間、頭良すぎ……?

 

505:天空の閃槍者 ID:MHF-G3

うちのブレーンを舐めんなよ(`・ω・´)ドヤァ

 

506:久遠に刻まれし悠久の凶禍 ID:MHF-G5.1

なんでアンタが自慢気なのよ……

 

507:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

そうか……!ショウが持ってるオリジンボールにはディアルガが入っている……つまり、ポケモンホームからオリジンボールに入ったパルキアを連れてくれば、ショウは元のシンオウ時代に帰れるってことか!

んで、その最終判断をショウ自身に委ねるか……いや、ミツ姉、親としてそれでいいのか

 

508:零下の白騎士 ID:MH3riWiiHr8

いや、親だからこそじゃないか?どんな未来を選ぶかをショウが決めることだと考えたんでしょ、親心と切り離してその判断を選択肢として与えられるあたり、光梨さんはいい母親やってると思うぜ?

 

509:万界の明星 ID:PML-Aswitch

そうだな……親としてショウを連れ戻すように頼むのは簡単だが、それはショウがヒスイ地方で築いてきた絆や縁をすべて無視した行為だ

光梨さんがそんな短慮に走らないことくらい、お前ならわかるだろ光輝

 

510:無双の狩人 ID:MH3rdpspHr7

……だな、そうだった……ありがとう流静、うっかりしてたぜ

見せてもらうぜ、ショウ……お前の選択をな

 

 

 

 

……でもミツ姉なら過去も未来も両方取りそうなんだよなぁ……あの人、結構な欲張りだし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――選択の時が来た。

 

 

 

 

過去に残るか――

 

 

 

 

未来に帰るか――

 

 

 

 

私は……!

 

「お、そりゃあオリジンボールってやつじゃないか?」

 

どうしようか悩んでいると、横からヒューイさんが顔を出した。私が手に持つオリジンボールの片方を取り上げると、手のひらの中で弄び始めた。

 

「ほうほう、初めて見たがなんとも力強いボールだ。ただの道具とは思えねぇ」

 

「ヒューイさんも、オリジンボールのことを聞いてたんですか?」

 

「おう。このボールに収められたディアルガとパルキアは権能が生きてるって話だろ?二匹揃ってりゃ過去にも未来にも行ったり来たりってわけだ」

 

「ミラボレアスが単騎でできることが、ポケモンでは二匹いないとできないんだよな……」

 

「話には聞いておりましたけれど、ショウさんのお母様は今の時代の未来にいらっしゃるのでしょう?もし可能でしたら、ご挨拶くらいはお伺いしたいですわね」

 

「おいおい、いきなりこんな大勢で押しかけたら迷惑じゃないか……?」

 

「なにをおっしゃいますニールさん?先ほどヒューイ殿が言ったばかりではありませんか、過去も未来も行ったり来たりって。それだけ自由が利くなら、使わない手はないでしょう?」

 

……!!そうか……そうなんだ!

 

「……みんな、決めたよ。私は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は、シンオウに帰る……」

 

「……!ショウ……」

 

私が決断すると、静香さんが少し悲しそうにした。……でも。

 

「でも、しばらくはヒスイにいようかな。あ、せっかく手段を与えられたんだから……その前に、お母さんに報告くらいはしなくちゃね」

 

「え、ショウ!?」

 

「……?シズカ、なにをそんなに驚いているんだ?」

 

「うぇっ!?あ、えっと、その……」

 

この二匹を私の手元に残したのは、きっとそういうことなんだろう。お母さんが与えてくれたのは『私が骨を埋める場所の選択肢』だ。最期は生まれ育ったシンオウで終えたいけど、それまでどこで何をするかは私の自由だ。

それに……お母さんなら過去も未来も両方取りそうなんだよねぇ……あの人、意外と欲張りだし

 

「ショウ……」

 

「先輩……」

 

「……そうだよな、ショウは元々、未来のシンオウ地方で生まれたんだ。なら、ちゃんと親の下に帰らないとな……」

 

「先輩……こんな時に言うことじゃないかもしれないんですけど……私、先輩のこと、好きです。愛してます」

 

「ショウ……そうだ、ショウがおれのことを愛して……あい……し、て……?」

 

「あの、返事は……」

 

「……?……??え、ん?お……?え、不束者ですがよろしくお願いします……?」

 

「……ぷっ、あっははは!なんで疑問形なんですか……しかも先輩がそっちを言うんですか……!」

 

「( ゚д゚)?????」

 

あ、先輩が割と本気でわけわからない顔になってる。そうやって呆然となっている先輩に、セキさんが絡んできた。

 

「やったじゃねえか、テル!おめでとさん!!」

 

「???(゚д゚ )≡( ゚д゚)???」

 

「いや、お前マジで状況分かってねぇのかよ」

 

「テルさんはショウさんに告白されたの!」

 

「Σ(゚д゚ )」

 

「お、ようやく止まった」

 

「( д )」バタン!

 

「……と思ったらぶっ倒れたぁ!?」

 

「え、先輩!?」

 

いや、え?なんで急に倒れるの!?まさか私、意外と嫌われ――

 

「……顔、真っ赤っかだね」

 

「だなぁ、こりゃあ歓喜と羞恥で脳がバグって限界超えたっぽいな。よかったじゃあねえか、ショウ。少なくとも坊主の方は限界化するレベルで嬉しかったようだぜ」

 

「そ、そっかぁ」

 

シロちゃんとヒューイさんの言葉に安心する。うーん、でもこれじゃあお母さんとの挨拶に連れて行くのは難しそうだなぁ……しょうがない、テル先輩はまた後日ってことにしよう。

 

「……決断したようだな」

 

「デンボク団長」

 

「うむ……帰還の手立てがあるならば、帰らぬという選択はないだろう」

 

「はい」

 

「……たまに、でいい。向こうに戻ったあとはいつでもヒスイに、コトブキムラに来い。門は開けておこう」

 

「……ありがとうございます」

 

それだけを言うと、団長は背中を見せてしまった。……よく見れば、わずかに肩が震えている。……団長、もう一度言います。ありがとうございます……。

 

「よっしゃ、そろそろ宴もたけなわだ。ハンター組は祝勝会が終了次第、帰還準備!忙しくなるぞ!いいよな、デンボク団長」

 

「……うむ……では、そろそろお開きとしよう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祝勝会を終えて、二日後。ついにハンター達が帰還する日が来た。場所は黒曜の原野、見送りは異世界渡航したメンバーに加えてデンボク団長だ。アカイさんとシロちゃんは時空の裂け目を繋げるために一足先に向こうの世界へ戻ったらしい。そこで祖龍が時空の裂け目を開いてくれるそうだ。

テル先輩?……お母さんの話をしたら「ご、ご両親への挨拶……!」って頭から湯気を出してまた倒れちゃった……むぅ、ヘタレ……。

……っと、その前に!

 

「あ、あの!静香さんだけでも、少しだけお借りできませんか?」

 

「うん?静香を?なんでまた……」

 

「えっと、その……お世話になったので、ハンター代表として一緒にシンオウに来て欲しくて……」

 

「あー……けど、時間までもうわずかだし……」

 

「でも……!」

 

「大丈夫だよ、ショウ」

 

静香さんが、優しげに微笑んで私を制する。それでも私は諦めきれなくて、食い下がってしまう。

 

「でも!静香さんは……」

 

「いいんだよ、ショウ。大丈夫。その代わり、ショウから伝言をしてくれれば……」

 

「だけど……」

 

 

 

 

――それには及びませんよ

 

 

 

 

どこからか響く声。地面に開かれた時空の裂け目から、白いミラボレアスが現れた。厳粛で、荘厳な気配を湛える、その龍は――

 

「ミラ、ルーツ……」

 

「そ、祖龍……!!」

 

祖龍・ミラルーツ。ミラルーツは私達を見渡してから、ヒューイさんに狙いを定めるとそちらへ顔を近づけていった。対するヒューイさんはまるで当たり前のように顔を近づけた祖龍にキスをしていた。

 

「よろしくな」

 

「キュルルル」

 

「それで、ルーツ。もしかしてもしかしなくても、ハンター代表がショウのおふくろさんに挨拶を終えるまで待ってくれるのか?」

 

《えぇ、その通りです》

 

「……っ!?なんだ、声が……」

 

「これは、テレパシーか……?いよいよもって、とんでもないモンスターだな、祖龍は……」

 

ニールさんやシュラークさんが、いきなり聞こえてきたミラルーツの声に驚いている。ヒューイさんがこっちを見て、軽くウインクをする。うーん、様になってる。

私は迷うことなくオリジンボールのディアルガとパルキアを繰り出し、声を上げて命令した。

 

「ディアルガ!パルキア!!私達をシンオウ地方へ!私が知るあの時代へ連れて行って!!」

 

「グギュグバァッ!!」

 

「ぱるぱるぅ!!」

 

二匹がその権能をフルに使い、瞬きもしない間に私と静香さんをシンオウ地方に連れて行った。……いや、一瞬過ぎない!?もうちょっと、こう……時空の裂け目での移動みたいになんかなかったの?ん?ディアルガ、パルキア?看板なんて出してどうし――

 

 

――巻きでよろしく byアルセウス

 

 

……あんの夢も欠片もないアホ創造神めぇ……!

 

 

「ショウ、ここは……」

 

「ここは……マサゴの浜ですね。マサゴタウンのちょうど真南の」

 

「あぁ、219番道路……あそこか」

 

「――ショウ?」

 

その時聞こえた、聞き慣れた声。間違いない、この声は……!

 

「お母さん!!」

 

「ショウ……!」

 

お母さん!お母さんだ!私はすぐさま声の方へ駆け出し、その先にいた女性に飛びついた。危なげなく受け止めてくれた、間違いなくこの人はお母さんだ!!

 

「帰ってきた……帰って来れたよぉ……!」

 

「あぁ、よしよし。ほぉら、泣かないの」

 

「だってぇ~……」

 

「ふふっ、少しは大人っぽくなったかなとは思ったけど、まだまだ子供ね~」

 

「うぅ~」

 

「あの……」

 

抱き合う私とお母さんにやや遠慮がちに静香さんが声をかける。お母さんは私を落ち着かせてくれると、ようやく静香さんと向き合った。

 

「……わーお」

 

「あの、突然すみません、私は……」

 

「ごめんなさい、今おいくつ?」

 

「え?……えっと、22ですけど……」

 

「その歳でコスプレはちょっとキツくない?」

 

「本物ですが!?」

 

ガッシャン!なんてガンランスを起動させながら地面に突き立てる。うん、静香さんは気持ちはわかるけどそのガンランスは応急処置をしただけだからまた壊れますよ?

 

「冗談、冗談だよ。……ラギア装備にガンランス、相変わらずお兄ちゃんっ子なんだね~」

 

「いや、最近やっと兄離れをし始め――今、なんて……?」

 

「久しぶり、だね。……大きくなったね、静香ちゃん」

 

「……!光梨さん……!!ああぁぁぁぁ……!」

 

「あぁ、もう!静香ちゃんまで泣いちゃうの~!?」

 

結局、静香さんまで泣き出してしまい、お母さんが慰め始めた。私は視線を感じてそちらを見ると、少し離れた場所でお父さんが腕組みしながらいい笑顔でこっちを見守っていた。私が手を振ると、お父さんは手を振り返してから家の方へ戻っていった。

 

「グスっ……すみません、光梨さん」

 

「いいんだよ~。それにしても、本当に背が伸びたね。今じゃ私のほうが低いんだもんなぁ」

 

「文字通り、育った環境が違いすぎますから……」

 

「うん、それに逞しくなったね!流静くんも静香ちゃんも頭脳労働担当だったから、肉体労働は得意そうには見えなかったから!」

 

「それはただの偏見で……あれ、私ディスられてる?」

 

「え"っ!?ちょ、そんなんじゃないよ~!」

 

「嘘です。ちゃんとわかってますよ」

 

「も~!静香ちゃんの意地悪~!」

 

「あははは!」

 

……よし、そろそろいいだろう。

 

「お母さん」

 

「うん?なぁに?」

 

「大事な話があるの。シンジ湖に行こう?」

 

「……うん」

 

三人でシンジ湖へ移動すると、私はモンスターボールを投げてそこに収められた者を繰り出した。

 

「これは……」

 

「ラ・ロ、ベリオロス、ゼルレウス、ラギアステラ、グラビモス……

 

 

そして、ジンオウガだよ」

 

一頭一頭紹介する。彼らは紹介の度に頭を下げたり小さく吠えたりしている。ジンオウガの番が来ると、お母さんはジンオウガの下へ歩いていく。その歩みには迷いも怯えもない。

 

「ジンオウガさん」

 

「ワン」

 

「ジンオウガ……」

 

「……?ワン」

 

「……いくらなんでも好きなモンスターになるのは、お姉ちゃんは違うと思うな、コウちゃん」

 

「ワウッ!?」Σ( ゚∀)エ゙ッ!?

 

「お、お母さん!?」

 

「え?だってコウちゃんでしょ、コレ」

 

いやなんで確信してるの怖いんだけど」

 

「ショウ、声に出てるよ」

 

「うーん、コウちゃんがジンオウガなら、他のみんなもそういう縁なんだよね?それなら大丈夫だよ、顔を見れば誰が誰か、大体わかるから」

 

「いやなんでわかるの怖いんだけど」

 

「今度は最初から声に出てたね」

 

いや静香さん、冷静にツッコミ入れてるけど普通に怖いからね!?それと、お母さんは説明よろしくお願いします!

 

「なんでって……目を見ればわかるよ?これでも前世ではお医者さんだったからね、人の顔は目を見れば面影浮かぶくらいには覚えられるよ」

 

「……医学の力ってすげー」

 

「そっか……みんな、第二の生をしっかり生きてるんだね」

 

「クゥン……」

 

「コウちゃん……やっと、会えたね」

 

「ワゥン」

 

「うん……」

 

言葉は少ない。けれど、二人の間で確かに通じ合っているのかあまり語ることはない。けど、不思議と口出しできる雰囲気でもない。

 

「……ん、ありがとう、ショウ。私達をもう一度出会わせるために、わざわざ帰ってきたんだよね」

 

「あ、わかるんだ」

 

「わかるよ。……そうじゃなきゃ、静香ちゃんがラギア装備をしたままここに来るなんて意味不明だからね」

 

「あ、あはは……」

 

「静香ちゃん……静香ちゃんも、自分の居場所を見つけたんだね」

 

「はい……あの世界が、今の私の居場所です」

 

背中に背負ったガンランスを揺らしながら、静香さんはそう答えた。その答えに満足そうに頷いたお母さんは、そのまま私の方へ顔を向けた。

 

「ショウは?」

 

「……私はお母さんの娘だからね。手の届く範囲にあるなら、手を伸ばし続けるよ」

 

「……ふふっ♪うん、そうだね。……そろそろ戻りなさい。静香ちゃんの見送りだってあるでしょうし、シロナさんに見つかると面倒よ」

 

「そうだね」

 

一旦、ジンオウガ以外のみんなをボールに戻す。それから、ジンオウガとお母さんが名残惜しそうに頬と頬を合わせるのを見守ってから、ジンオウガをボールに戻す。入れ替わりに再びディアルガとパルキアを繰り出す。

 

「それじゃ、一旦もどるね。……あ、そうだ」

 

「ん?」

 

「あのね、お母さん。……私、好きな人ができたんだ。今度、連れてくるね」

 

「……うん、ちゃんと紹介してね?」

 

「うんっ!」

 

それから再び巻きで時空間移動をしてヒスイに戻ってくる。……今回は時間が取れなかったけど、今度はしっかり予定を組んで帰るとしよう。

 

「おっ、戻ってきた」

 

「静香、おかえり。ショウのお母さんには挨拶できたか?」

 

「はい、ニールさん。もうバッチリです」

 

「そうか。それじゃ、今度こそ帰ろうか」

 

「はい」

 

ヒューイさんがミラルーツを見上げて大きく頷く。それを受けたミラルーツも大きく頷き、その体を横たえた。ヒューイさんは迷わずミラルーツの背に乗り込むと、ニールさん達を次々と引き上げて背中に乗せていく。

 

「まさか、帰りの手段が祖龍に乗る、とはな」

 

「さすが伝説の狩人……祖龍すら手懐けてしまわれるとは」

 

「はっは、そんなんじゃねえさ。利害の一致みたいなもんさ、大したことじゃない」

 

ヒューイさんはそういうが……なんでかミラルーツは不機嫌そうな顔をしてる。まるで「私で童○捨てたくせに」とでも言いそうな、自分との関係に不満を抱く顔だ。体を揺らして、その不満を訴える様子はまるで子供っぽい。

 

「うわっとぉ、なんだぁルーツ?どうしたどうした」

 

「グルルル……」

 

「ハッ!後でいくらでも構ってやるからよぉ、今日は頼むぜ?」

 

「( ゚`ぺ´)=3」

 

「……ははっ」

 

……あの一人と一頭、本当に殺し合った仲なの……?

 

「んじゃ、ハンターはこれより帰還する。帰還後は大長老に報告後クエスト完了とし、各々ギルドに戻ってそちらにも報告するように」

 

「「「「了解」」」」

 

「ただし、俺とシズカはヒスイから連れ帰ったモンスターについて検討するために龍歴院に向かうぞ。ネネ、案内は頼んだ」

 

「お任せを」

 

「了承」

 

「……んじゃ、みんな。これでお別れだな」

 

「うむ。ハンター一同の協力、誠に感謝する!!」

 

「みなさん、ありがとうございました!」

 

「おーう、お前らも元気でやれよ!じゃあな!!」

 

ミラルーツが一声鳴くと、頭から時空の裂け目に入っていき、その体が完全に見えなくなると、時空の裂け目が閉じてしまった。

 

「……終わった、か」

 

「だな」

 

「いいや、むしろこれからだ。そうだろう、旦那?」

 

「うむ、しかり。ジンオウガらが命尽きるその日まで、我らは彼らを見守りともに生きていくのだ」

 

そうだ、セキさんと団長の言うとおり。それに私はテル先輩をお母さんに紹介したり、これから正式に交際していくこととか、これからも重要だ。

そうだ、ダイケンキ達を遠い地方に連れて行く旅に、テル先輩について来てもらおうかな。さっき光輝叔父さんからのテレパシーで、オススメの地方を調べてくれたみたいだし。

 

「さぁ、我々も忙しくなるぞ!コトブキムラに戻り、各々の居場所で戻ろう!!」

 

デンボク団長の呼びかけで、私たちはコトブキムラに戻っていく。セキさんとカイさんもそれぞれコンゴウ団とシンジュ団に戻っていくだろう。ウォロは……相変わらず何を考えているのかは不明だが、どうせ碌でもないことだろう。なにか怪しい動きを見せていないか、しっかりと見張らないと……。

 

 

私たちは、未来を掴んだ。たくさんのことがあった。楽しいこと、苦しいこと……本当に数え切れないことが。どんな過去も思い出になるとは言うが、本当にその通りだ。まぁ、世の中には「終わり良ければすべて良し」で納得できない人もいるだろうけど……少なくとも、私は今の結果に満足している。それだけはわかってほしい。

……さて、ダイケンキ達特殊個体ポケモン達の新天地探し、モンスターを含めた情報の抹消、やることはたくさんだ!私たちも頑張らなくっちゃね!!

 

 

 

 




これにて本編は完結です。百話を超える長いこの作品を最後まで読んでくださりありがとうございます!
あとはSV脳内シミュレーションをはじめとした番外編をちょこちょこ書いたら本当に終わりです。……本編自体は終わってるし、これは完結に設定を変えるべきですかね?

とにもかくにも!ここまでのお付き合いの程、本当にありがとうございました!!





































































ところで祖様?なんで最後の最後で出てきたん?

祖龍
「だって、なんかアルセウスだけずるいっていうか楽しそうだったっていうか……」

あ~……。
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