ゴシャハギ
タイプ1:こおり
こおりタイプの技を使うとランダムで「氷刃の構え」あるいは「氷鎚の構え」の姿になり、片腕が刃か鎚に変わる。低確率で「双氷刃の構え」、「氷刃氷鎚の構え」の姿になり、両腕が両方とも刃か、片腕刃片腕鎚に変わる。変化中は物理攻撃の威力が上がる。
物理攻撃を一定回数使用するor受けると解除。ほのお技を受けると一発で解除。
続けて二匹目も登場!……まぁ、別名がネタバレに直結するところはモンハン界ではご愛嬌、ということで一つ……。
見たこともない巨大なポケモンが、洞窟の中にいた。そのポケモンは大きく咆哮すると、迷うことなくこちらに襲いかかってきた!
「ヌメイル、アイアンヘッド」
「ヌメラァ!」
……と、そこで私たちの背後から飛び出してきたヌメイルがアイアンヘッドを目の前のポケモンに食らわせていた。ポケモンはわずかに怯んだようだが、すぐに気を取り直してヌメイルへと襲いかかっている。
「ガバイト、お前も行け。時間を稼ぐのだ」
「ガババッ!」
さらに続けてガバイトが飛びかかっていく。二匹に翻弄される巨大ポケモンと、その二匹をけしかけたと思しき人物……その人物が、洞窟の入口から姿を現した。全身を赤い色の衣装で包み込んだ、よくわからない人物だ。
……なんだ、この人は……まるで、
「あの――」
「ほぅ、
「え」
「……おっと。やあ、お二人さん。突然スマナイね」
「……誰ですか、あなたは……!」
カイさんが、警戒心をむきだしている。確かに助けてもらった状況とはいえ、当人が怪しすぎては感謝の念も薄れてしまう。カイさんの反応も最もだろう。
「私か?私は……ふむ、名乗るような名は持ち合わせていないのだが、せっかくなのでこの衣装にちなんでアカイ、もしくはアカギヌとでも呼んでもらえれば」
「…………」
名乗るつもりはない、らしい。
「では、遠慮なくアカイさんって呼ばせてもらいますね。私はショウといいます」
「わたしはカイ、シンジュ団の長だ。アカイ殿、あなたはどうしてここに?」
「どうして、か……ふむ、強いて言うなら、アレだな」
アカイさんが言うアレ……とは、あの謎の巨大ポケモンのことだろうか。
「あの巨大なポケモンのことですか」
「ポケモン……まぁ、いいだろう。そう、あのポケモンについて。驚いたな、よもやこのようなところに『ゴシャハギ』がいるとは」
「ゴシャ、ハギ……?それが、あのポケモンの名前ですか?」
ゴシャハギ……なんだか、恐ろしさが強調されたような名前だ……。どうしてアカイさんは知っているのだろうか。
「あぁ、その通り。私はアレと同じ出自のものでね、私が住んでいた大陸の寒冷地では、アレが当たり前にいたのだよ。それがこんな遠い地方にまでいる事に驚いていてね。ふむ……目測でだが、およそ6mから6.5mといったところか。私が知る限りでは、一番小さなサイズだな」
「6m超えで一番小さい!?」
カイさんが驚いている……うん、私も驚いている。6mもあるのに、それが一番小さいだなんて……。
「一番大きいサイズだと、どれくらいですか?」
「大して違いはない。せいぜい9m弱といったところだ」
いや、およそ1.5倍って十分大きいんですけど……。
「……さて、もしかしなくとも、君たちはあのゴシャハギと勝負をするつもりかね?もしもそうだと言うのなら、やめておくことをおすすめするよ」
「……っ!そんなこと、やってみないとわからないだろう!」
いきなり現れては戦うのは止せ、などという。カイさんがムキになって言い返しているけど、アカイさんは不敵な笑みを崩さない。
「……ふっ、ではよく見ていたまえ。ゴシャハギの能力を」
そう言ってアカイさんがゴシャハギの方へと顔を向けたのに合わせて、私たちもゴシャハギを見る。ヌメイルとガバイトの連携に翻弄されるゴシャハギだったが、突然自分の腕に冷気を浴びせ始めると……見る見るうちに腕が凍りついてしまった。
「なにを……」
「ククッ……」
腕が完全に凍りついた……と思った、その時だ!なんと、氷は一瞬で形状を変えて、巨大な包丁の刃のような形へと変形してしまったのだ!!
「え」
「うそ……」
「あれこそがゴシャハギの力。自身の腕に纏わせた氷を武器にして、獲物を狩る。げに恐ろしきは雪の鬼。雪鬼獣の狩猟本能だ」
雪鬼獣……ゴシャハギの分類かなにかだろうか。雪の鬼……確かに見た目とも相まって、正しく鬼と呼ぶべき恐ろしさだ。
ゴシャハギが右腕を氷の刃に変えてからは、二対一にも関わらず形勢が逆転していた。ヌメイルとガバイトは氷の刃から逃れるのに必死で、ほとんど攻撃できていない。
「……さて、あれを間近で見てもなお、挑もうというのかね?」
「……挑みます。そのために、ここまで来たんですから」
「ふふ、そうかそうか。この狭い洞窟内で、雪の鬼を相手にどう立ち回るのか……見ものだな」
そう言うと同時に、アカイさんはボールを使ってヌメイルとガバイトを二匹同時に戻した。標的を見失ったゴシャハギだったが、直ぐにこちらへと振り返った。
「ゴシャハギはご覧のとおり氷を操るモンスターだ、冷気には十二分に気をつけたまえ」
「ご忠告どうも!ゴウカザル!!」
「ウキャキャァ!!」
推奨BGM
【荒ぶる乱入者】 ~モンスターハンターポータブル3rd~
腕に纏わせた氷の形状を変化させて攻撃をしてくる……とにかく、あの腕に気を付けないと!
「ゴウカザル!ゴシャハギの腕に気をつけて!!」
「ウキッ……!」
普段は陽気な性格でバトルさえ楽しむ傾向の強いゴウカザルの声が硬い……。ゴウカザルも感じているんだ……目の前のポケモンから発せられる、強烈な敵意と殺意を。私たちにとっては勝負でも、ゴシャハギにとってこれはただの狩りだ。目の前の命を喰らい、己の糧とするための、生きる上での成長過程にすぎない。
負けるわけにはいかない……ゴシャハギには、思い知ってもらわないといけないだろう。私たちがただ狩られるだけの弱肉などではなく、対等に戦いあう敵であることを!
「まずは腕の氷を破壊する!ゴウカザル、氷の刃に向かってインファイト!!」
「ウッキ!」
ゴウカザルが突撃を開始すると、ゴシャハギはさっそく右腕をゆっくりと振り上げて迎撃の構えを取る。そして……振り上げた時とは比にならない速度で一気に振り下ろしてきた!
「躱して!!」
「ウキャ!」
ゴウカザルは左にステップを踏んで回避!その間、ゴシャハギはゴウカザルから一切目を離しておらず、すぐに横薙ぎに振るってきた!
「今だ!フレアドライブ!!」
「ウキキキキャアァ!!
ゴウカザルのフレアドライブとゴシャハギの氷刃がぶつかり合い……刃が折れた!
「よしっ!かみなりパンチ!!」
「ウッキャア!」
ゴウカザルはすぐさま反転し、かみなりパンチを顔面に叩き込んだ!!間違いなく直撃だ!
「そのまま力強く、シャドークロー!!」
「ウキキ!」
「……!ゴラアァ!!」
……!?一瞬、怯んだかに見えたゴシャハギだけど、ゴウカザルがわずかに距離を置いた直後に掴みかかってきた!?
「ウギャ!?」
「ゴウカザル!!」
ゴウカザルはそのまま地面に叩きつけられると、真横へと放られてしまった!ゴロゴロと転がるゴウカザルへ、ゴシャハギから容赦のない追撃……れいとうビームだ!
「ゴウカザル!炎を纏って!!」
「……!ウキ!」
フレアドライブを使う要領で、ゴウカザルが炎を纏う。それにより、ゴシャハギの冷気は炎に阻まれてゴウカザルには届かない!
「上手い!」
「ほう……?」
なんとかゴシャハギのれいとうビームは凌いだ……次は――
「ゴルッシャアァ!」
なっ、ゴシャハギが跳んで……!?
「ゴラララア!」
両腕を地面に叩きつけると、そこから衝撃波が発生してゴウカザルに迫り行く!待って、そんな攻撃なんてアリなの!?
「か、躱して!」
「ウキャア!?」
ゴウカザルも、予想だにしない攻撃に戸惑いながらもなんとか躱した!
「ゴオラアァ!!」
今度はストーンエッジ……!!
「インファイトで迎撃!」
「ウキャキャア!!」
なんとか岩の刃をすべて打ち落とすことはできた……けど、どう戦う?体格差からしてすでに不利だし、なんならこっちの予想すらつかないような攻撃方法をとってくる……。強い……けど、落ち着いて対処すれば、まだなんとかなる範疇だ。
初手にゴウカザルをぶつけてみたけれど……単純なタイプ相性じゃあ絶対に勝てない。それほどのポテンシャルを、ゴシャハギは秘めている。ジンオウガたちをぶつければなんとかなるかもしれないけれど、彼らは軒並み体長が20m前後と、それ以上だ。この洞窟内では狭すぎる……動きが阻害されて、逆に倒されてしまうかもしれない。
この勝負……ゴウカザルの敗北が、事実上私の敗北だ!
「ゴウカザル、戻って!お願い、ミミロップ!」
「ミミィ!」
なんとかゴウカザルを温存しつつ、ゴシャハギに対抗するしかない!幸いにして私のポケモンたちはすばやさの高いポケモンが多い……スピードで攪乱して、ヒット&アウェイで戦う……これだ!
「ミミロップ、とにかく動き回って!捉えられたら、終わりだよ!!」
「ミッミッ!」
「よし……ほのおのパンチ!!」
「ミミロー!」
ミミロップは私の指示通り、素早い動きでゴシャハギの周囲を動き回る。ゴシャハギもミミロップの動きを追いながら、腕を振り下ろして攻撃してくるけど……そんなんじゃ掠りもしない!
ゴシャハギの攻撃のタイミングを見切って、ミミロップがほのおのパンチを当てた!油断はしない!
「反撃を警戒!」
「ミミッ」
「ゴルアァ!!」
やはり来た!ゴシャハギは攻撃を当てた直後のミミロップを捕まえようと腕を伸ばしてくるけれど……警戒が功を奏してミミロップは腕を躱した!逆に腕の上に乗って、すぐにでも反撃ができる状態に!
「ドレインパンチ!!」
「ミーミー!!」
「ゴシャッ!?」
ミミロップのドレインパンチがゴシャハギの鼻先に突き刺さった!!これは相当効いているはず!
「力強く、ギガインパクト!!」
「ミッミィ……ロオオォォォ!!」
「ゴアアァ!?」
ミミロップのギガインパクトが直撃した!ゴシャハギの大きな体は吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられた。このまま一気に……!
「ミミロップ!ドレイン――」
「ゴッシャアアアアアッ!!」
「ミッ!?」
うっ、ぐっ!?な、なんて大きな咆哮……!!
「と、とんでもない大声だ……!!」
「……気をつけたまえ、少女よ。ゴシャハギの怒りが今、頂点に達した」
「怒り……っ!ゴシャハギが!」
ゴシャハギの姿が変わった……!?青白い体表が、一気に真っ赤に染め上げられた。それと同時に、ゴシャハギは自身の左腕に氷を吐きつけ、丸い鉄球のような形状へと変化させた!
「ミミロップ気をつけて!」
「ミミッ……!」
「ゴシャアア!!」
……っ!?速い、ほぼ一瞬で間合いを――
「ドゴシャア!!」
「ミ"ッ"!!」
「ミミロップ!?」
ミミロップが一撃で吹っ飛ばされて、後ろの壁に叩きつけられてしまった!!くっ……まさか、一撃で倒されてしまうなんて……!
「そんな……ショウさんのポケモンが、一撃で……!」
「……奴らの怒りは我々にとってピンチでもあるが……同時に、チャンスでもある。怒り狂うというのは、追い詰められた獣の足掻きのようなもの……先ほどの連続攻撃が効いている証左だ。少女よ、ここが奴にとっての瀬戸際だぞ」
「……!!」
そうか……アカイさんの言うとおりかも知れない。己を追い詰める者に対する怒りと、迫り来る自身の死への焦り……それらが、ゴシャハギの怒りを引き出しているのかもしれない。ゴシャハギが怒っている……それこそが、ゴシャハギが追い詰められているということ!アカイさんはそう言いたいんだ!
「わかりました、アカイさん!その言葉が正しいのなら……ここで決着をつけるべき!行けっ、ゴウカザル!!」
「ウッキャア!!」
再びゴウカザルを繰り出す。決着をつけるためには、力業フレアドライブを確実にぶつけるしかない!
「ゴウカザル、ゴシャハギの動きを見極めて!必ずどこかに隙がある!」
「ウキキ!!」
「ゴルラア!」
ゴシャハギが左腕を地面に引きずりながら振り上げると……くっついていた氷の塊が腕から外れてこっちに飛んできた!?
「なっ――」
「ブースター!!」
「ブゥスー!!」
ゴシャハギの不意打ちに反応できずにいると、後ろから炎が飛んできて氷塊を破壊してくれた……。
「カイさん!」
「大丈夫だよ、ショウさん!あなたの背中は、わたしが守るから!」
「ゴルルル……!」
ゴシャハギが口から冷気を吐き出すと……りょ、両腕がどちらも巨大な氷刃に……!?
「に、二刀流……!?」
「ふむ……ゴシャハギも本気で仕留めに来た、というわけだな」
後ろでカイさんとアカイさんがそう言っているのが聞こえる。向こうが二刀で来るなら……こっちは二爪で行く!
「ゴウカザル!シャドークロー!!」
「ウッキキャア!!」
ゴウカザルも、両手にシャドークローを発動して迎撃準備!来る……!!
「ゴルルルララララ!!」
「ウキャキャキャキャ!!」
ゴシャハギとゴウカザルが同時に突撃し、氷刃と影爪がぶつかり合う……!ゴシャハギの連続攻撃を、ゴウカザルはシャドークローでいなしたり回避したりして、ゴシャハギの隙を探っている。私も、ゴシャハギから一切目を離さず攻撃の隙を探る……!!
何度か攻撃が掠めたりして、危険な場面もあったけど……まだ、まだ……ゴシャハギの、決定的な瞬間が来るまでは……!!
「……ッ!!ゴラアアアッ!!」
ゴシャハギが全力で両腕を叩きつけてきた!これだ!!
「ゴウカザルッ!!」
「ウッキャッ!!」
ゴウカザルは宙返りでバックステップを取ると、ゴシャハギの攻撃を躱した!……!やった、ゴシャハギの氷刃が地面に食い込んで動けない!!
「力強く、フレアドライブッ!!」
「ウゥキャキャキャ!ゴウカアァァッ!!」
「ゴッシャアアッ!?」
ゴウカザルは全力の炎をまとってゴシャハギの顔面めがけて突撃した!!そのまま壁に激突したものの、ゴウカザルはすぐに戻ってきた!ゴシャハギは……両手足を地面に着けているけど、かなり息が上がっている!
「今だ!モンスターボール!!」
「……ほう」
私が投げたモンスターボールは一直線にゴシャハギに向かっていき……格納できた!正直、自信はなかったんだけど……なんとか入って良かった!ボールはしばらくの間激しく動き回っていたけど……やがて動かなくなり、花火が打ち上がった!
「よしっ……ゴシャハギ、捕獲!!」
「うそ……凄い、凄いよショウさん!」
「ふむ……雷狼竜たちだけでなく、雪鬼獣もか。この世界の法則に縛られつつあると……」
「……?アカイさん?」
アカイさん、今何か言ったのかな……?
「いや、なに。驚いているだけさ。まさか、倒してしまうだろうと思っていたが、捕獲してしまうとはな。それも、罠等を一切用いることなく……」
「罠?アカイさんの故郷ではポケモンとともに戦わないのですか?」
「あぁ……環境ゆえか、君らが連れているような人間大のポケモンが少なくてね……いてもせいぜい、ゴシャハギのような人間をはるかに凌駕する体躯の生物が大半だ。だから、ここで初めてヌメイルとガバイトを見たときは驚いたものだよ。"こんなに小さな生き物が何種類も居るのか?"……とね」
……嘘を言ってる、というわけじゃなさそう。だとしたら、アカイさんの故郷では人間がポケモンと争っていたのだろうか……罠を使う、みたいな発言もあったし、きっとそうなんだろう……。
「アカイさんはゴシャハギに詳しそうだし、アカイさんがゴシャハギを連れて行きますか?ヌメイルとガバイトだけだと、戦力的に不安ですし……」
「フッ……気持ちはありがたいが、ゴシャハギを捕獲したのは他ならぬ君だ。ならば、君に世話をしてもらったほうがゴシャハギとしてもありがたいだろう。なに、ゴシャハギについてわからないことがあれば、私のもとを訪ねるといい。特に予定がなければ、私はフェアリーの泉にいる……知識程度ならば、いくらでも力になってあげよう」
「……ありがとうございます」
「では、私はこれで失礼する。いいものを見せてもらったよ……ひょっとしたら、君は英雄に足る器かもしれないな」
「はぁ……」
最後まで不思議なことを言いながら、アカイさんは去っていった……。本当に、不思議な人だった。
それからのことは、掻い摘んで説明する。アカイさんが去ったあと、黄色い頭をした不思議なポケモンが姿を現した。おそらくは、湖のポケモン……そのポケモンから「知識を試したい」と言われたので、質問に答えることとなった。湖のポケモンが列挙したポケモンたちの目の数を答えろ、というもので……どれも図鑑に載せたポケモンだから、すぐに答えることができた。そして、あかいくさりの材料となる、湖のポケモンの爪をもらった。……え、爪?爪で鎖ができるの?どういう原理なの……?
爪を得たあとで洞窟を出て……あ、そうだ。
「あの、ウォロさん。さっきここを出て行った人なんですけど……」
「え?……我々の他に誰かいたんですか?」
「え?いや、アカイって全身真っ赤な格好の人が出て行ったと思うんだけど……」
「いやいや……流石にそんな目立つ格好の人がいたら、ジブンだって気づきますよ……」
ど、どういうこと……!?たしかにアカイさんは洞窟の入口から現れて、そして、そこから出て行ったはず……なのに、ウォロさんはそんな人は見なかった、だって……!?それじゃあ、アカイさんは一体どこに……?
「ふむ、ここは湖のポケモンが住む洞窟……不思議なものが見えても、何らおかしなことはないのかもしれませんね」
「そういうものなの……?」
カイさん、多分そういうものじゃあないと思います。
それから私たちは一度コギトさんがいる隠れ里へと戻り、渡された素材をコギトさんに見せた。ユクシーの爪……ということは、あのポケモンの名前はユクシー?……先に教えてくれても良かったじゃないですか、コギトさん。次は……リッシ湖か。私たちはすぐにでも移動を――
「まて、そなた」
――って、またコギトさん!?一体何なんですか!
「……湖の守護者に、なにか変異が起きていないか?」
「守護者?」
「湖には当然、湖のポケモンを守る守護者たるポケモンがおる。そなたらの言う、オヤブンと呼ばれるポケモンじゃ。……だが、なにやら薄ら寒い、嫌な予感がするのでな……こうして聞いておるのじゃ」
「……そういえば」
ウォロさんとカイさんがこの場におらず、先に向かっていることを確認してから、私はゴシャハギをボールから出した。コギトさんはわずかに目を見開くと、目を閉じて力なく首を横に振った。
「……その鬼の如き形相のポケモンが、湖におったのか……」
「はい、ゴシャハギっていいます」
「……少なくとも、あたしが聞かされたポケモンの特徴とはまるで一致しない。たしか、のろいぎつねポケモンだったと聞いていたが」
のろいぎつね……ゾロアーク?でも、洞窟にはゾロアークなんて影も形もなく……まさか。
「時空の裂け目、ですか?」
「おそらくは。……気をつけよ、そなた。ほかの二つの湖も、おそらく守護者に変異が生じておるはずじゃ」
「……わかりました」
コギトさんの忠告をしっかりと肝に銘じて、私は次の目的地であるリッシ湖に向かった。
紅蓮の湿地に到着し、すぐにリッシ湖へと向かう。……守護者のポケモンにも変異が生じているなら、もともと存在していた守護者のポケモンが心配だ。ゾロアークはどこにも姿が見当たらなかったから、おそらくはゴシャハギに……。リッシ湖へ到着し、アルセウスフォンを使って入口を開く。気持ち早足で中に入ると……。
「やあ、よく来たね」
「アカイさん!?」
なぜかアカイさんが既に中にいた!?……いや、キッサキ神殿でワサビちゃんと鬼ごっこした時も、仕掛けは解かれてなかったのにワサビちゃんが一番奥にいたというテレポートも真っ青な状況があったし……別に不思議ではないか(錯乱)。
「アカイさんがここにいる……ということは」
「ああ……ここの守護者にも、影響が表れているようだな」
見ろ、と言って洞窟の奥を顔で指すアカイさん。そこには……グゥグゥと寝息を立てているオヤブンハリーマンの姿があった。……いや、待って、柱の上に……!!
「あれは……」
「ホルルル……」
で、でっかいフクロウ!?青い色のヨルノズクみたいな大きなポケモンが、柱の上で忙しくなく首を動かしている……。
パッと見、5m弱はありそうな体長。
快晴の夜空のような鮮やかな藍色の羽毛。
赤く輝く両目に、頭頂部から後方へ長く伸びる耳。
翼の縁に見える刃物のように硬そうな翼爪、足にも鋭い爪がある。
何だあのポケモン、見たことない……。
「お、大きい……フクロウか?」
「その通りだ、シンジュの長よ。あれは『ホロロホルル』。我が故郷では"幻惑の魔術師"の異名で知られる
夜鳥、ホロロホルル……オヤブンハリーマンが眠っているのは、ホロロホルルにやられたからなのかな……?
「ホロロホルルは、異名にあるとおり相手を惑わせる能力を持ったポケモンだ。そうだな……タイプ的に言えば、〈エスパー・ゴースト〉といったところか。まるで鳥のような姿だが……羽毛に見えるあれはその実、羽毛ではない。羽のように発達した鱗なのだ」
「鱗なの!?信じられない……遠目で見る分には、どう見ても羽毛にしか見えない」
「そう思うのも、無理はないだろう。だが、問題はそこではない。あの翼の内側には特殊な鱗粉が大量に付着していてね……金色に輝く美しい鱗粉なのだが、吸い込めば生物の方向感覚を狂わせ、一時的な前後不覚状態に陥ってしまうのだよ」
「それは……!ポケモンも我々も、さぞ混乱してしまうだろうな……」
「自然にばら撒くだけならまだしも、ホロロホルルは己が翼による風圧を利用してこれを積極的に、より広範囲に振りまこうとしているのだ。……わかるな?ホロロホルルは己の鱗粉が持つ力を十全に理解しており、その使い方、活かし方を把握しているのだ」
なんて賢いポケモン……!自分の特性をしっかりと把握・理解し、外敵との戦いにうまく活用する……戦い方を熟知したものだからこそ、なのだろう。
「……ふむ、これも伝えておくべきだろう。あのハリーマンというポケモンが眠っている理由だが、これもホロロホルルの仕業だ。奴は口から催眠波と呼ばれる特殊な音波を発することができるのだ」
「催眠波……?さいみんじゅつとは違うの?」
「さいみんじゅつ……あぁ、ポケモンに眠気を与えるアレか。奴の催眠波は眠気なんてちゃちなもんじゃない。見たまえ、ハリーマンを……完全に眠っているだろう?」
「確かに……どんなポケモンの技だって、眠たくすることはできても眠らせることはできない……」
「その通り。催眠波は指向性を持たせた超音波に、音波振動で霧状にされた麻酔作用のある青色の液体を付与して放出するものだ。浴びせられた生物は……まぁ、説明は不要だろう。ホロロホルルの翼は音波を集めることもできる……集めた音波を反響させ、前方に照射することも可能だ。十二分に、気をつけたまえ」
「わかりました……!」
ひとまず、眠っているハリーマンを捕獲しないと……!私がボールを投げてハリーマンを捕獲すると、ホロロホルルはこちらに気づいたようですごい勢いで首をグリン!と動かしてこっちを見た。
「ルルル」
ぴょん、と軽くジャンプして地面に降り立つと、姿勢を低くしてこちらを睨みつけるホロロホルル……この時代にはない「こんらん状態」に、眠気を超える「ねむり状態」の二つの状態異常を操る、か……これまでもポケモンたちとは違って、真正面からのぶつかり合いはかえって危険だな……!
ホロロホルルの弱点を、確実に付けるポケモンで……!
「ダイケンキ!!」
「ルッシャア!!」
「……!ギュオオーーーーンッ!!」
私がポケモンを繰り出すと、警戒心が最大にまで高まったホロロホルルが咆哮を上げた。
「ダイケンキ!ホロロホルルはいろんな搦手を使ってくる!警戒して!!」
「ルシッ!」
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ホロロホルルは宙に浮いて羽ばたくと、足の爪で襲いかかってきた!
「躱してシザークロス!」
「ルシャ!」
爪による攻撃を回避して、ダイケンキはすぐさま反撃に転じた。けれど、ホロロホルルも攻撃を躱されるとすぐに羽ばたいて上空へと退避した。
「ホロルル!!」
……!口を大きく開いて……あれは、シャドーボールか!
「切り伏せろ!」
「ルシ!」
ホロロホルルから放たれたシャドーボールがダイケンキに迫って来る。ダイケンキはアシガタナを抜いてシャドーボールを迎撃……。
「ホロッ!」
……!ホロロホルルの耳が立ち上がって……シャドーボールの軌道が変わった!?いや、よく見るとシャドーボールを淡い青の輝きが包んでいる……まさか、サイコキネシス!シャドーボールを操っているんだ!
ダイケンキのアシガタナはサイコキネシスでコントロールされたシャドーボールには当たらずに空振りに終わった。シャドーボールは何度もダイケンキの周囲を回ったあと、一気に上昇して上から叩きつけられた。
「ルッ……!」
「ダイケンキ!大丈夫!?」
「ルッシャア!!」
よし、ゴースト技はあくタイプのダイケンキには効果は今ひとつ、大したダメージはない。……!ホロロホルルが再び羽ばたいて……。
「ホーウ!!」
勢いよく地面に着地した!その際、ホロロホルルの周りを金色に光る何かが広がった……まさか、あれが!
「……!金色の光……!」
「あれが、ホロロホルルの鱗粉だ」
「ダイケンキ!!」
「…………!!」
ダイケンキに注意を促し、私自身も最大限に警戒する。ホロロホルルは羽ばたき一つで金色の鱗粉をこちらに向かって飛ばしてきた!
「回避!」
「ルシャッ!」
「ホロロロ!!」
ダイケンキが右へ回避するとまるで読んでいたようにそちらへ向けて翼を広げたホロロホルルが――!
「ルルルルル!!」
「ルシャッ!?」
「ダイケンキ!!」
ホロロホルルから、青色の渦のような何かが照射された!直撃したダイケンキは右へ左へとフラフラ揺れたあと……突然倒れてしまった!?
「ダイケンキ!?」
「先ほどの攻撃が、ホロロホルルの催眠波だ。どんなポケモンであれ、喰らえば一撃で眠りにつく……あれでは逃げられんな」
アカイさんの言葉が耳に届く……あれが、催眠波!確かに抵抗すらままならず、ダイケンキは一瞬で眠ってしまった……なんて、恐ろしい技だ……。
「ホッホーゥッ!!」
「グッ……!!」
ダイケンキは目覚めぬまま、ホロロホルルのブレイブバードを受けて壁に叩きつけられ、そこでようやく目を覚ました。
「ダイケンキ、しっかり!」
「ホロルル!!」
目を覚ましたばかりでまだふらついているダイケンキへ、ホロロホルルがさらに追い打ちをかけてくる!ダイケンキの上にのしかかってくると、そのまま鱗粉をばら撒いてきた!ホロロホルルはそのままダイケンキを持ち上げると思い切り放り投げた。立ち上がったダイケンキだけど……足が完全にふらついている!
「喰らったか……今のダイケンキは自分がどちらを向いているのかわからない状態だろう。このままでは危険だぞ」
「ショウさん……ダイケンキ……!」
ホロロホルルは動きが鈍ったダイケンキに連続攻撃を仕掛けている。ダイケンキはなんとか反撃に転じようとするけど、こんらん状態が思った以上に効いていてまったく反応できていなかった。まずい……!このままじゃ、一方的に嬲られるだけだ……!
だけど、回復をする隙はない……いや、信じるんだ、私のダイケンキを!ほかならぬ、私自身が誰よりも!!ホロロホルルの攻勢が、わずかに緩んだ……ここだ!
「ダイケンキ!向かって右にシザークロス!!」
「……!ルッシャアアアッ!!」
「ホホーッ!?」
ダイケンキは私の指示に従い体を90°右へ回転させるとその場でシザークロスを放った。その結果……ダイケンキの右から攻撃しようとしたホロロホルルに、シザークロスが命中した!ホロロホルルは大きく羽ばたき、一度距離をとった……よし、うまくいった!
「ダイケンキ、私を信じろ!私がお前の目となるから!!」
「……!ルシッ!!」
「よし!敵は今、9時の方向にいる!わかるな?」
「ルッ!!」
さすがは私の相棒、私がずっと連れ歩いている最高のポケモン!
「ギュケエエーーーーンッ!!」
ホロロホルルにとっては、おそらくはこれが必勝法だったのだろう……それを破られたからか、はたまた追い詰められたからかホロロホルルが一際甲高い声で咆哮した。耳を立ち上げて鮮やかな赤に染まった内側をこちらに見せつけ、さらに翼に付いている爪が扇のように広げられ、より攻撃性の増した姿へと変貌した。そのままダイケンキへ飛びかかり、足の爪で攻撃してくる……けど!!
「来るぞダイケンキ!後ろへ!」
「ルシ!」
「左!」
「ルシャ!」
「右へアクアテール!!」
「ルッシャアア!!」
「ホロッ!?」
バックステップ、左へサイドステップからの右方向へアクアテール。完璧な動きで、追撃しようとしたホロロホルルを吹っ飛ばした!ホロロホルルは軽くかぶりを振ってから、再び襲ってきた。まだこんらんは解けていない……けど、私とダイケンキなら!
「正面だ!右へ!!」
「ルシ!」
「前へステップ!」
「ルシッ!」
「跳べ!」
「ルッシャ!」
「真下へどくづき!!」
「ルシア!!」
「ホロルーッ!?」
ダイケンキの正面から飛びかかってきたホロロホルルを右サイドステップ、前ステップからジャンプして突撃を回避すると、そのまま真下へ毒づきを放つ!!ホロロホルルから飛び降りたダイケンキはすぐに後ろへ振り返る。いいぞ、ダイケンキも敵の位置を把握し始めている!
ホロロホルルもだいぶダメージを負っているのか、先程よりも怒りの度合いが激しくなっている……あと少しだ!
「ホロロロロ!!」
「……!またシャドーボール!」
再びシャドーボールをサイコキネシスで操り、死角からの攻撃を仕掛けてくる。甘いよ、ホロロホルル。今の私とダイケンキは一心同体、負ける気がしない!!
シャドーボールはダイケンキの周囲を縦横無尽に駆け回る。まだだ、まだ仕掛けては来ない。まだ……まだ……今!
「後ろだ!!」
「ルッシャア!!」
一瞬の判断。ダイケンキは素早くアシガタナを抜刀し、シャドーボールを切り伏せた!そのまま元の向きに戻るダイケンキ。方向転換もままならぬまま切り捨てられた事実に、ホロロホルルがギリギリと歯ぎしりをしている!
「ホッホォォーーーウッ!!」
力業のブレイブバード!どうする、ここは回避か……。
「……!ルルッシャアァァッ!!」
突然、ダイケンキが頭を振ったあとに力強く前足を踏みしめた?……!そうか、こんらんが解けたのか!!ならば、やることはひとつだけ!!
「ダイケンキ!力強く、ひけん・ちえなみ!!」
「ルッシャアアアアッ!!」
猛烈な勢いで飛んでくるホロロホルルを、すれ違いざまに切り裂く!!わずかな硬直の後、ダイケンキがアシガタナを納刀すると同時に、ホロロホルルが撃墜された!!墜落したホロロホルルはなんとか起き上がろうとしているが、ダメージが蓄積しているせいかその動きも非常に緩慢としている……今だ!
「よしっ!モンスターボール!!」
「ホロッ!?」
モンスターボールを投げ、ホロロホルルを格納する!しばらくの間、激しく動き続けたあとにゆっくりと動きが止まっていき……捕獲示す花火が上がった!!
「やった!ホロロホルル、捕獲!!」
「やったね、ショウさん!」
「フッ……」
ホロロホルルの捕獲に成功し、カイさんは喜びに声を上げた。アカイさんも小さく笑みを浮かべている。ホロロホルルが入ったボールを拾い、二人のもとへ戻る。
「……相変わらずすごいね、ショウさんは。初めて見るポケモンを相手にしても、一歩も退かないどころか逆に捕らえてしまうなんて」
「アカイさんが、色々とヒントをくれたからです。アカイさん、ありがとうございます」
「なに、気にしないでくれたまえ。君はまだ、やるべきことが残っているだろう?見るものを見た見物人は、このあたりで退散するとしよう」
「あっ、そうですか……。また、お会いできますかね……?」
「できるだろうな。なぜなら、湖はあと一つある……エイチ湖とリッシ湖、二つの湖で変異が起きていて、残りの一つに何もないはずがないだろう?」
「……それもそうですね」
そりゃあ、これだけおかしなことが起きているんだ……シンジ湖にも、なにか変異が起こっていてもおかしくはない。
「それではな、英雄たりうる少女よ。次はシンジ湖で会おう」
「はい、わかりました」
「アカイ殿、どうかお気をつけて」
そう言い残して、アカイさんは去っていった。……ウォロさんに足止めとか頼んでおけば良かったかな……いや、なんか無駄な気がするからやめておこう。それにしても、私が英雄足りうるって……そんな大袈裟な。
それから、私はリッシ湖の湖のポケモンの試練に臨んだ。内容としては、湖のポケモンにシズメダマを当てろ、というものだった。ただ、何度やってもテレポートで逃げまくるので、当てろと言いながら当てさせる気がないとか……終いには「諦めろ」なんて言ってくるし……情緒不安定か?言動が矛盾しまくってるけど。都合三度、「諦めない」意思を示せばようやく納得してくれた。
……ただ、その頃には私も若干だがムキになってて三度目なんて言葉と同時にシズメダマをぶん投げたせいで顔面にぶち当ててしまったことは申し訳ないと思う。……顔面にはぶち当ててしまったけど、結果的に道具を分けてくれたポケモンには感謝している。そのポケモンからは牙をもらった。……爪ときて次は牙か……そのうち羽とか毛とかくれそうだ。
洞窟から出て、ウォロさんと合流する。……ウォロさんの反応を見る限り、またしてもアカイさんを見ることはなかったようだ。あの人、なかなかに神出鬼没だな。そのまま隠れ里へ一旦戻り、コギトさんに牙を預ける。そして、この牙の持ち主の名が「アグノム」であることもわかった。最後の目的地、シンジ湖に向けてカイさんとウォロさんが先に向かったのを確認してから、私はリッシ湖の変異とホロロホルルについてコギトさんに話した。
「コギトさん、リッシ湖でも守護者のポケモンに変異が起きてました。守護者のポケモンは無事でしたが、代わりにこちらのホロロホルルが居座っていました」
「ホロルル」
「ほう……なんとも立派なフクロウポケモンじゃな。しかし、リッシ湖もか……こうなると、シンジ湖にも確実に変異が起きている、と見てよかろう。
これも時空の裂け目の影響じゃろうか……よもや、我々の知らない、未知の生物が大量に跋扈する時空に繋がっとるのではあるまいな……?」
「…………」
否定は、できなかった。
「……さて、なんにせよ残り一つじゃ。そなた、十二分に気を引き締めよ。もはや何が待ち構えておるかなど、誰にも予想はつかん」
「わかりました」
リオレウスの背に乗り原野ベースへ向かうと、そのままウォーグル、アヤシシ、イダイトウとライドポケモンを乗り継ぎしてシンジ湖にたどり着く。アルセウスフォンの力で入口を開き、中に入ると……。
「……なに、あれ……?」
「……っ」
入った瞬間から、濃密な殺気を叩き込まれた。洞窟の奥に居座るそのポケモンは、こちらを見るなりゆっくりと立ち上がった。
全長およそ12mに見える漆黒の体躯。
無数の突起に覆われたような、蒼黒く染まった金属質に見える尻尾。
口外に露出する太い牙に、口元から迸る赤い稲妻のような光。
見た目からして凶暴さが隠しきれていない、恐ろしい姿のポケモンがいた。
「あ、あれも……ポケモン、なの……?」
カイさんはそう言うが……なんか、あれは、違う気がする。ジンオウガたちと同じ、まったく別次元の生物のような……!
「オドルルル……!」
そのポケモンが前足を踏みしめると同時に、爪の形状が変化した!四本爪だった足は、四本爪が上に反り上がって足首付近に畳まれていたのだろう六本の爪が下に出て解放されている……!
「ウオオォォォロロロロロロンッ!!」
「来るっ……!」
目の前のポケモンはそのおどろおどろしい見た目の爪を振りかざして襲いかかってきた……!
本日はここまで。ついに湖もあと一箇所、そこに待つモンスターとは……まぁ、みなさんならお分かりですよね?剛太くん曰く「生きた心地がしなかった」理由も含めて。
そういえば、光輝くんたちも含めて、モンハンモンスターのステータスとかあまり考えたことなかったなぁ(考え始めたらキリがない、とも言う)。
ゴシャハギは……HAは高めでCS低めになるんかな。努力値はAブッパで、あとは……どうしよう?
ジンオウガたちも含めて考えておこうかな……逆に読者の皆様から見たモンハンモンスターのステータスも気になるところですがw
というわけで、勢いで登場した二匹目はホロロホルルでした。
ホロロホルル
タイプ1:エスパー
タイプ2:ゴースト
幻夢鱗粉は相手を過去作で言う「こんらん状態」に、催眠波は「ねむり状態」にします。各状態異常の効果は「こんらん」は命中低下、「ねむり」は過去作と同じです。
……MHP3rdの乱入システムとBGM、復活しねぇかなぁ……あれ、出てきた瞬間に「かかってこいやぁ!!」ってテンション上がって楽しかったんだけどなぁ……。