青年と少女のマルチプル・オンライン ━アイナ・アンダレイ━   作:グラハムさんとピンクマ

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GN-42S パラレルクアンタ

MBF-P01/FS アストレイゴールドフレームアンジェルース

GN-X Hz(指揮官機)

スラッシュザクファントム(ミア機)


ピンクマ「ザク以外はTwitterで見られるよ!」


第3話「求め過ぎて」

 

GBM、ロビー…

 

 

フェンはオンライン対戦一覧に目を通しながら今日の出来事を思い出している。

 

 

━━━━━

繊月さん「明日人はVRの中で襲われて重症を負ったの。左目と、体の所々、、、」

 

 愛奈「、、、グラハム、エーカー、、、!」

 

繊月さん「、、、っ!、うん。知ってたのね」

 

 玲 「まじか、、、」

━━━━━

 

 

 フェン「重症を負ってまで、勝ったのか、、、?、、、っ!」

 

一覧表の1番下に、今1番会いたい人物のキャラネームを見つけた。グラハムだ。

 

 フェン「気の毒だが、勝つ秘訣を聞きたいな」

 

 ミア 「勝つ秘訣は、守りたいものを命を賭けてでも守ることだよ」

 

 フェン「なっ!」

 

ポチッ

 

グラハムの項目を押すと同時に背後から話しかけられた。

 

 フェン「み、ミアか、、、びっくりさせるなよ」

 

 ミア 「ねぇ、私も一緒に行かせてよ」

 

 フェン「あ、あぁ、でも大丈夫か?グラハムは一度ランキングにも載ったんだろ?」

 

 ミア 「分かってる。それに、今の私なら勝てるかもしれない」

 

 フェン「?」

 

疑問に思っていると、出撃準備フェーズに切り替わる。

 

 フェン(何か策があるのか?だけど、いくらなんでもザクが核エンジン搭載型に勝つのは、、、)

 

 ミア 「行くよ」

 

 フェン「お、おぅ」

 

ステージは宇宙。ミアのブレイズザクファントムが出撃し、その後にフェンのGN-Xが出撃する。

 

 フェン「、、、あそこか」

 

衛星も何もないない宙域で機体が2機視認できる。向こうもこっちに気づいているだろう。

 

 ミア 「グラハムの機体、太陽炉搭載型になってるわね」

 

ミアの言うとおりにグラハムのクアンタの背を見てみれば、デスティニーの翼からエクシアリペアⅣの背に換装されている。

 

 フェン「こっちにだってアヴァランチの装備がある」

 

 ミア 「っ!避けて!」

 

 フェン「っ?分か、、ッぅお!」

 

回避行動をとると、2機の間に大型粒子ビームが通り過ぎる。発射された方向をモニターのズームで見ると、フルセイバー装備のゴールドフレームがGNランチャーを構えていた。

 

 フェン(どうして分かった、、、?)

 

 ミア 「グラハムならこうしてくる、、、フェンの方にグラハムが来るよ!」

 

 フェン「分かったよ!アストレイはやれるか!?」

 

 ミア 「言われなくても!」

 

ミアはザクファントムの両肩の盾からビームアックスを2つ取り出し、二刀流で攻める。

 

 フェン「ミアに何が?、、、チッ、来た!」

 

前方に視線を戻すと、グラハムのクアンタが機動防盾を構えながらフェンのGN-Xに射撃する。それに合わせるようにフェンもGNビームライフルで応戦する。

 

 フェン「前より速い、、、!」

 

グラハム「そこだっ!」

 

パシュッ!パシュ!

 

グラハムは機動防盾の裏に隠し持っていたGNベイオネットのライフルモードでGN-Xの右肩とシールドの接続部を狙い撃つ。

 

バキッ!…

 

 フェン「くそっ!」

 

GN-Xは右肩のシールドを失ったが、瞬時にそのシールドからビームジャベリンを取り出しクアンタに投擲する!

 

シュッ…ジャンッ!

 

命中はしなかったものの、ジャベリンをGNベイオネットで跳ね返そうとしたクアンタは、投擲力に耐えられず手からGNベイオネットが離れる。

 

 フェン「少しでも怯んでる今が!」

 

グラハム「まだ武器はある!」

 

GN-XはGNブレイド(ショート/ロング)で突進し、クアンタは機動防盾を捨てGNバトルブレイド2つで対抗する。

 

 フェン「ここでグラハムに勝つ、、、!」

 

グラハム「良い気迫だ。けど、まだ足りないぞ!」

 

ガキンッ!ザンッ!

 

 フェン「くっ!?」

 

グラハムはGNバトルブレイドごとGN-Xを突き放し、取り出し速度の速いGNビームサーベルを右手に装備すると、一気に振り下ろしGN-Xの左腕を切断する。

 

 フェン「まだだ!トランザム!」

 

GN-Xはライフルを捨てると赤く輝き、GNソードを装備して接近戦を試みる。

 

グラハム「トランザムッ!」

 

負けじとクアンタもトランザムを発動する。

 

グラハム「フリングエッジ!」

 

GNビームサーベルを収納すると、両腰に装備しているGNブレイド(ショート/ロング)を投擲する。

 

 フェン「うっ!」

 

フェンはGN-Xの足首を犠牲にしながらも突撃する。それに対し、グラハムはGNバトルソードを両手に装備し受け止める。

 

グラハム「これならまた勝て、、、っ!」

 

鍔迫り合い中、もう一つの戦いに目が入った為、クアンタに蹴りを入れられ行ってしまう。

 

 フェン「ま、待て!」

 

機体が損傷していながらもフェンはクアンタを追う。

 

 

同時刻、ミアの戦闘終了直後…

 

 

 エディ「なんて反応なの、、、?」

 

エディのゴールドフレームは両腕が破損しており、コックピットハッチが破壊され内部がむき出しになっている。

 

 ミア 「これで、勝負ありね」

 

ミアのブレイズザクファントムは、両肩のシールドをパージしただけでほとんど無傷だ。

 

 エディ「最近どうしたの?良い事だけど凄く強いじゃない!」

 

 ミア 「そ、それはね、、、」

 

ビューンッ!

 

2人の目の前に緑色のビームが通り過ぎる。

 

 ミア 「来たわね」

 

ミアはザクの両手に持っていたビームトマホークを連結させ短めの薙刀状にし、空いた左手にゴールドフレームが手放したGNガンブレイドを装備し迎え撃つ態勢を取る。身構えた相手は、トランザム継続中のクアンタだった。

 

グラハム「仇は取らせてもらう!シールドスロー!」

 

グラハムは急行中に回収した機動防盾をザクに投擲する。

 

 ミア 「ふっ、、、!」

 

ザンッ!

 

投擲された機動防盾をミアは避けようとせず、ビームトマホークで別方向へ弾き返した。

 

グラハム「トランザムも相まってかなりの速度のはずなのに!」

 

 ミア 「あなたの動きなら分かる!」

 

パシュッ!パシュッ!パシュッ!

 

ミアはトランザム中のクアンタに対し、GNガンブレイドで射撃する。その撃った3発は全て、トランザム中のクアンタに命中した。

 

グラハム「うわっ!当てられた!?」

 

 フェン「そこだ!」

 

グラハムがザクの攻撃で怯んでいると、背後からフェンがGNソードで迫る。

 

グラハム「まだだぁ!」

 

ザシュッ!

 

 フェン「うっ、、、!」

 

グラハムは左手のGNバトルソードでGN-Xの右胸部を突き刺す。するとGN-Xのトランザムが終了した。

 

グラハム「味方がここにいれば撃てないだろ!」

 

バチッ!

 

 ミア 「くっ、、、!」

 

左手を離さずに右手のGNバトルソードでフリングエッジを発動し、ザクの左肘を切断した。ザクに命中したのを確認すると、クアンタのトランザムも終了した。

 

 フェン「また、、勝てないのか、、、?」

 

グラハム「、、、っ!」

 

クアンタは肩を変形させ、空いた右手を輝かせるとGN-Xの胸部を掴んだ。

 

グラハム「必殺ッ!シャイニングフィンガーッ!」

 

輝いた右手はさらに輝き、GN-Xを爆破した。

 

 ミア 「勝つ秘訣を教えてあげたのに」

 

 




ピンクマ「久しぶりのアイナ・アンダレイ!」

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