青年と少女のマルチプル・オンライン ━アイナ・アンダレイ━   作:グラハムさんとピンクマ

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第4話「勝ちたければ」

 

GBM、宇宙領域…

 

 

 フェン「また負けちまった、、、」

 

フェンは観戦ロビーでミアとグラハムの戦況を見ている。今はスーパーモードのクアンタと動きの読み合いをしているようだ。 

 

 ミア 「フェン、また負けっちゃったね〜」

 

 フェン「うるせぇよ、、、」

 

 ミア 「グラハムの強さ、見せてあげようか?」

 

 フェン「は?」

 

そう言うとミアは中破したゴールドフレームにハンドグレネードを投げる。

 

 フェン「お、おい、、、!」

 

 ミア 「大丈夫、グラハムならね」

 

ドォォンッ!!……

 

投げたハンドグレネードが爆発した。

 

 フェン「これは流石に助からないだろ」

 

 ミア 「守られてなければね」

 

 フェン「は、まさか、、、」

 

ハンドグレネードの爆風が収まっていき、黒煙の中から影が見える。その影は黒煙をGN粒子で吹き払った。この宙域で動ける敵機は当たり前だが1機しかいない。

 

 ミア 「ね?グラハムが守ったでしょ?」

 

 フェン「トランザムのクールタイムはまだ回復しきってないのにか、、、?」

 

 ミア 「グラハムは仲間の為に力を残す癖があるの」

 

 フェン「それが、、、勝つ秘訣、、、?」

 

 ミア 「確信がある訳じゃないわんだけどね。でも、グラハムなら、、、」

 

話している間にトランザムの切れたクアンタが動く。今度はGNタチを構えての攻撃だ。接近してくる間にビームトマホークを分離させておく。

 

 ミア 「、、、この角度ね!」

 

クアンタのGNタチを、右手に持つビームトマホークで重量に任せて左に弾いた。

 

 ミア 「武器を手放させる!」

 

続いて左手に持つビームトマホークで右に弾く。するとミアの宣言通り、クアンタはGNタチを手放した。

 

 フェン「すげぇ、、、」

 

 ミア 「まだよ!」

 

GNタチを手放したクアンタは即座にGNビームダガーを2本取り出し、ザクに仕掛ける。

 

ザシュッ!

 

 ミア 「はぁぁぁ!」

 

胸部にビームダガーを刺されながらも、ザクの姿勢を前屈みにし、誘導ミサイルをなるべく至近距離で発射する。

 

ドゴッドゴッドゴッドォォン!!…

 

誘導ミサイルはザクファントムの腰部のハンドグレネードをも誘爆させ、機体状況は最悪に陥った。

 

 ミア 「はぁ、はぁ、はぁ、、、」

 

 フェン「なんて戦いだ、、、流石にグラハムも、、、っ!?」

 

クアンタが墜ちたと思ったのも束の間、誘導ミサイルの黒煙からビームサーベルが突き出ると、ザクファントムのコックピットを貫いた。

 

 ミア 「フフッ、お手上げね」

 

黒煙が晴れると、左腕や右目部分などが損失したクアンタが姿を表す。

 

 

GBM、ロビー…

 

 

グラハム「対戦ありがとう。まさかザクであそこまでやるなんて思いもしなかった」

 

 ミア 「私達もグラハムと思いっきり戦えて良かった!そうだ、フェンに強くなる秘訣を教えてあげてほしいの」

 

グラハム「強くなる秘訣、、、?んん〜、、、」

 

 フェン「よろしく頼む、、、!」

 

グラハム「、、、君が望むような答えは出せないと思うけど、強いて言うなら、大切なものを守りながら戦うことかな」

 

おぉ、ミアの言ったことと同じだ。

ミアの顔を見てみれば、「ほらね」と言わんばかりにドヤ顔をしれいる。

なんか一発殴りたくなる顔だ。

 

 フェン「大切なもの、か、、、分かった、ありがとう」

 

俺の大切なものは何なのか、、、また今度考えることにしよう。

 

グラハム「力になれたならいいよ。あ、それとミア」

 

 ミア 「何?」

 

グラハムは一瞬迷ったような素振りを見せるが、改めてミアの顔を見る。

 

グラハム「君に動きを見られてたような戦いだった、またバトルしよう」

 

 ミア 「え、えぇ」

 

 エディ「明日、、、グラハム、何言ってるか分からないわよ」

 

グラハム「あぁしまった、つい思ったことを言っちゃった、、、と、とにかく、今日は落ちるよ!」

 

 エディ「私も落ちるね。また明日!」 

 

そしてグラハムとエディさんはログアウトした。

 

 フェン「グラハム、不思議な奴だな。でも、強さの秘訣がヒントになったような気がする」

 

 ミア 「、、、」

 

ミアから返事がこない。様子を伺うと、また何か考え事をしているようだ。

 

 フェン「ミア」

 

 ミア 「ふぁ、ふぁい!」

 

 フェン「情けない声、、、また何か考えてたけど、なんかあるの?」

 

 ミア 「うぅん、、、きっと話しても信じないでしょ?」

 

 フェン「珍しいな、お前が正直に話さないなんて。大丈夫、信じるからさ」

 

いつもならすぐからかって正直なこと言うのに。

 

 ミア 「じゃ、じゃあ、、、」

 

ミアは少し下を見ながら話す。

 

 ミア 「グラハムの言ってた、『動きを見られてたような戦いだった』って、あれ、、、本当なの」

 

フェン「???」

 

待て、え、動きをいちいち先読みしながら戦ってた?そんなことが可能なのか?

 

 ミア 「もう、、、やっぱり信じてない顔よ」

 

 フェン「あっ悪い、顔に出ちゃったか。でもなんか、ミアなら本当にやりかねない気がする、うん、なんとなくだけどな」

 

 ミア 「ん、、、馬鹿にされてる気がする」

 

ミアが正直に話してくれた後、2人もログアウトし就寝した。

 

 

深夜、ミアの部屋…

 

 

 ミア 「はぁ、、、うっ、頭痛が、、、っ」

 




ピンクマ「コミックのガンダムシリーズの擬音語を参考にしてるけど上手くいってないかも?」
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