青年と少女のマルチプル・オンライン ━アイナ・アンダレイ━ 作:グラハムさんとピンクマ
GBM、宇宙領域…
フェン「また負けちまった、、、」
フェンは観戦ロビーでミアとグラハムの戦況を見ている。今はスーパーモードのクアンタと動きの読み合いをしているようだ。
ミア 「フェン、また負けっちゃったね〜」
フェン「うるせぇよ、、、」
ミア 「グラハムの強さ、見せてあげようか?」
フェン「は?」
そう言うとミアは中破したゴールドフレームにハンドグレネードを投げる。
フェン「お、おい、、、!」
ミア 「大丈夫、グラハムならね」
ドォォンッ!!……
投げたハンドグレネードが爆発した。
フェン「これは流石に助からないだろ」
ミア 「守られてなければね」
フェン「は、まさか、、、」
ハンドグレネードの爆風が収まっていき、黒煙の中から影が見える。その影は黒煙をGN粒子で吹き払った。この宙域で動ける敵機は当たり前だが1機しかいない。
ミア 「ね?グラハムが守ったでしょ?」
フェン「トランザムのクールタイムはまだ回復しきってないのにか、、、?」
ミア 「グラハムは仲間の為に力を残す癖があるの」
フェン「それが、、、勝つ秘訣、、、?」
ミア 「確信がある訳じゃないわんだけどね。でも、グラハムなら、、、」
話している間にトランザムの切れたクアンタが動く。今度はGNタチを構えての攻撃だ。接近してくる間にビームトマホークを分離させておく。
ミア 「、、、この角度ね!」
クアンタのGNタチを、右手に持つビームトマホークで重量に任せて左に弾いた。
ミア 「武器を手放させる!」
続いて左手に持つビームトマホークで右に弾く。するとミアの宣言通り、クアンタはGNタチを手放した。
フェン「すげぇ、、、」
ミア 「まだよ!」
GNタチを手放したクアンタは即座にGNビームダガーを2本取り出し、ザクに仕掛ける。
ザシュッ!
ミア 「はぁぁぁ!」
胸部にビームダガーを刺されながらも、ザクの姿勢を前屈みにし、誘導ミサイルをなるべく至近距離で発射する。
ドゴッドゴッドゴッドォォン!!…
誘導ミサイルはザクファントムの腰部のハンドグレネードをも誘爆させ、機体状況は最悪に陥った。
ミア 「はぁ、はぁ、はぁ、、、」
フェン「なんて戦いだ、、、流石にグラハムも、、、っ!?」
クアンタが墜ちたと思ったのも束の間、誘導ミサイルの黒煙からビームサーベルが突き出ると、ザクファントムのコックピットを貫いた。
ミア 「フフッ、お手上げね」
黒煙が晴れると、左腕や右目部分などが損失したクアンタが姿を表す。
GBM、ロビー…
グラハム「対戦ありがとう。まさかザクであそこまでやるなんて思いもしなかった」
ミア 「私達もグラハムと思いっきり戦えて良かった!そうだ、フェンに強くなる秘訣を教えてあげてほしいの」
グラハム「強くなる秘訣、、、?んん〜、、、」
フェン「よろしく頼む、、、!」
グラハム「、、、君が望むような答えは出せないと思うけど、強いて言うなら、大切なものを守りながら戦うことかな」
おぉ、ミアの言ったことと同じだ。
ミアの顔を見てみれば、「ほらね」と言わんばかりにドヤ顔をしれいる。
なんか一発殴りたくなる顔だ。
フェン「大切なもの、か、、、分かった、ありがとう」
俺の大切なものは何なのか、、、また今度考えることにしよう。
グラハム「力になれたならいいよ。あ、それとミア」
ミア 「何?」
グラハムは一瞬迷ったような素振りを見せるが、改めてミアの顔を見る。
グラハム「君に動きを見られてたような戦いだった、またバトルしよう」
ミア 「え、えぇ」
エディ「明日、、、グラハム、何言ってるか分からないわよ」
グラハム「あぁしまった、つい思ったことを言っちゃった、、、と、とにかく、今日は落ちるよ!」
エディ「私も落ちるね。また明日!」
そしてグラハムとエディさんはログアウトした。
フェン「グラハム、不思議な奴だな。でも、強さの秘訣がヒントになったような気がする」
ミア 「、、、」
ミアから返事がこない。様子を伺うと、また何か考え事をしているようだ。
フェン「ミア」
ミア 「ふぁ、ふぁい!」
フェン「情けない声、、、また何か考えてたけど、なんかあるの?」
ミア 「うぅん、、、きっと話しても信じないでしょ?」
フェン「珍しいな、お前が正直に話さないなんて。大丈夫、信じるからさ」
いつもならすぐからかって正直なこと言うのに。
ミア 「じゃ、じゃあ、、、」
ミアは少し下を見ながら話す。
ミア 「グラハムの言ってた、『動きを見られてたような戦いだった』って、あれ、、、本当なの」
フェン「???」
待て、え、動きをいちいち先読みしながら戦ってた?そんなことが可能なのか?
ミア 「もう、、、やっぱり信じてない顔よ」
フェン「あっ悪い、顔に出ちゃったか。でもなんか、ミアなら本当にやりかねない気がする、うん、なんとなくだけどな」
ミア 「ん、、、馬鹿にされてる気がする」
ミアが正直に話してくれた後、2人もログアウトし就寝した。
深夜、ミアの部屋…
ミア 「はぁ、、、うっ、頭痛が、、、っ」
ピンクマ「コミックのガンダムシリーズの擬音語を参考にしてるけど上手くいってないかも?」