さて、今日の分の追加のお話を投稿するぞ~!
爆上がりするUA、お気に入りの数が目に入る私
( Д ) ゚ ゚
安息の場所
――1096/12/24 02:40
ロドス艦内
ドクター救出作戦終了後
「……う、ん…?」
……知らない天井だ。
何処だココ……
なんか、身体が重いし、ちょっと起き上がっt
「い゛っ……!……!」
痛い!猛烈に!
大声出そうとしたらそれも痛いんだけど!?
「…驚いたな、倒れて施術したその晩に目を覚ますとは」
だ、誰だ…?
聞き覚えはあるけど、首が動かせんのだ…
「そのままの体勢でいい、君の妹を起こしてはいけない」
「ら、うら……?」
「君の活躍で、我々ロドスはドクターの救出作戦を完了することが出来た」
「その点においては感謝しよう。だが今回の様な危険な真似をするのは、看過出来ない」
「す、すんません…」
こつ、こつ、と足音が此方に近づいてくる。
話している人物の表情が見え、俺は一気に力が抜けた。
「…Aceからの伝言を聞いたが、よりにもよって何故あんな事を私に?」
「……あ、ケルシー先生か」
危機契約ではいつもお世話に…じゃなかった
「他に色々候補は浮かんだけど、そうだな」
「…プリースティス、とか?」
目の前に立つ女医が少し眼を見開いた。
「君は何を知っていて、何の為に私を呼びつけたんだ」
「呼びつけるつもりは無かったんですが…」
「それより、あの……ラウラは此処に居るんですか?」
「…君のベッドに寄り掛かって眠っている。私と話がしたいなら、この子が眠っている間だけにしよう」
「あっはい…」
やっぱ取っつき難いなこの人。
兎も角、ラウラも無事で、ケルシーがこの場に居る。
ならばここはロドス艦内で、俺は何故かあの場から助かったって事だ。
「…話を聞いてもらう前に、一応前提として聞いておきたいんですけど」
「何だ」
「俺達、このままロドスに居させてもらえますか?」
「君達が望むのであれば、規約はあるが手配しよう」
よっしゃー!これでテラでの生活で困ることは無い!
源石病の治療もしてもらえる!俺ってばよくここまで頑張った!!
「…急に泣くな、意味が分からん」
「え、あ…すいません……」
嬉しすぎて涙出てたわ。
あ、鼻水も出そう…
「色々説明したとして…信じて貰えるか分からないんですけど、それでも良いですか?」
「……それは話を聞いてから私が判断する事であって、前提として付け加えるのは如何なものか」
「仮に君が今から嘘をついて、私を騙そうとしているのであれば、その話の導入でも違和感はないだろう」
そうだった。
この人話始めたら長い上に分かり辛いんだった。
「じゃ、じゃあ取り合えず掻い摘んで話していくんで、特に気になった箇所だけ質問してもらっても?」
「…分かった、では話してくれ」
この後、俺はこっちでの生い立ちから、知っている事象の一部、特に今回のチェルノボーグ事件での出来事を詳しく話した。
俺の居ない間でロドス一行が遭遇した出来事とか、その辺を重点的に……
「……君は妄想癖でもあるのか」
止めろや、ほんっとうに失礼だな。
「だがチェルノボーグの一件に関しては、君の話は整合性が取れているのも事実か…」
「じゃあもっと過去の事でも話しましょうか?例えば石棺の事とか」
「…何を知っている」
「ルイーサさんは元気してます?あ、フォリニックさんだっけ」
「後リュドミラさんはロドスには居ませんけど、そっちはどうですか」
本当はリュドミラが誰か知ってるけど、うん。これ位は良いでしょ…
「……君は私に対して何処まで調べが付いている?」
ぞくり、と寒気がする。
悪魔に心臓を握られたような、生きた心地がしない感覚。
「俺は貴方が知っている以上の事は、殆ど知りません」
「逆に言えば、俺はこの世界の誰かが知っていることであれば、それを一方的に知っている可能性があります」
「……まぁ、俺が知ってるのは大体の場合、一部分のみなんですけど」
他人が知っている事を俺も知っている。当たり前のことを言っているようで、少し違う。
当然だ、俺は元々この世界の住人ではなく第三者、ゲームのプレイヤーだったのだから。
端的に言えばゲームの内容と、そこから予想できる部分くらいしか知らない。
そして、そんな俺の状況を説明することが出来る人間なんて、この世にはいない。
…もし出来るとすれば、それはこの世界の神様くらいだろう。
「君が大真面目に不明瞭な回答をしていることは分かった」
「そしてそれらの多くは、恐らく誰にも…話している君自身にも、何故知っているのかを証明できる手立てがない」
エスパーなの?
叡智を持った人物って、転生者以上に知識チート持ってるんですけど。
俺だってこの世界でオラつきたい訳じゃないけど、こんなんじゃ立つ瀬がない…
「話す前に言ったように、君が嘘をついているだけなら、君が話した内容には興味はない」
「だが本当に私達の事を知っているのなら、君は私達にとって大きな脅威となり得る」
「ゑ?」
あれ、あれれ?
あ、俺死ぬ?
「あ、あの、コロサナイデ……」
「……泣くな」
「君の話を否定する事は出来ない。だが、信用するかどうかは別…と言うだけだ」
「お゛お゛ぉ……」
俺の感情を弄ばないで!
「起き抜けで話をして悪かった。これから…」
「ウルサスの使者と話を付けるんですよね、分かってます」
「…なら話は早いな、後の事はアーミヤとドクターに任せる」
「これからロドスは龍門に向かうと思うんですけど、ウェイ長官は一筋縄ではいきませんよ。フミヅキさんが味方になってくれれば或いは…」
「君は分かっている事を語り過ぎない事だ。あらぬ誤解を生んでも私は責任を持たない」
「いや、少しでも信用して貰おうとですね…」
駄目だな、やっぱ一朝一夕じゃ信頼関係は築けないか……
「えと、じゃあ…お気を付けて?」
「ああ」
会話の後、少しの間が開いて扉の開閉音がする。
ケルシーがこの場を去ったのだろう……
「あぁ……緊張した……」
気付けば解けていた緊張が、ケルシーとの会話の最中にまた張り直されたらしい。
気疲れが凄い、もう何も考えたくない……
そう思うと、次に瞬きした時には睡魔に襲われ、俺の意識はまた暗転した。
―――
――
―
早朝……恐らく、朝が来た。
与えられた個室の窓。
カーテンは閉まっているが、その隙間から日の光が零れる。
「い、てて……」
凄く久しぶりに温かいベッドで眠れたというのに、身体が痛いのなんの…
だが少ない時間でも休めたお陰か、多少は身体を動かしても問題無さそうだ。
上半身を起こし、改めて自分のいる部屋を俯瞰する。
「…ラウラ、ずっとここで待ってたのか」
俺のベッドの隣、簡易椅子に座ってベッドに突っ伏している。
すぅすぅと寝息を立て、その目の下には薄っすら涙の痕が残っている。
「悪かったな、心配かけて」
「…転生者なんてカッコつけても、結局は只の一般人か」
自然な動作でラウラの髪に触れ、頭を撫でる。
眠りが浅いのか、くすぐったそうにして、う~…と声が上がる。
……決して事案では無い。
「ラウラ、起きてくれ。じゃないと俺、ベッドから出られないんだけど…」
撫でるのを止め、優しく肩を揺らす。
んぅ……と重そうに首を起こし、同じく重そうな瞼が開く。
「…!ユウリにぃ!」
「大丈夫!?痛くない!?」
「おう」
「…ぁ、う……」
「うっ、うぅ……」
「おま…馬鹿、また泣くのかよ…」
「だってぇ……よ、良かっだぁ……」
ラウラを置いて行って怪我をした手前、罪悪感が凄い。
ご、ごめんて…
「ちゃんと帰って来たから、安心してくれ」
「うん、うん……」
「俺もラウラが無事で良かったよ」
「うん……」
一通り泣いて、落ち着くのを待った後に、心地の良い沈黙が少しの間流れる。
やがてラウラの頭が、こくりと舟を漕ぎだした。
「…悪い、やっぱりまだ眠たいか?」
「う、ううん!今起きたもん」
「無理すんな、そんな体勢で寝たから眠りが浅かったんだろ」
「ホレ、ベッドに入んな?暖かいぞー?」
「…!」
いや速いなオイ、すぐ入ってくるじゃん…
「……すぅ、すぅ」
「うそん…もう寝たのぉ……?」
後書きになります。
ご報告がございます。それも良い話です。
……えぇ、ではお話いたしましょう。
この度、何を間違ったのか、ものすごい勢いで小説のUAやらお気に入りに追加して下さる方が、沢山いらしてくれました。
えー…びっくりしましたが、誠に有難うございます…!
後日になりますが、せめて感想を頂いている方への返信を行おうと考えています。
と言っても、気の利いた返しが出来るわけでは御座いませんが…
さて、そんな話の腰を折るようで申し訳ないのですが、現在書き溜めが乏しい状況となっております。
今回のお話ももう少しボリュームを持たせたかったのですが、自分のペースと相談中です。
執筆のペースが落ちているわけでは御座いませんので、ご了承ください。
今日の後書きさんは随分と真面目さんだったって?
そりゃあ祝いの席で、ハメ外し過ぎないようにすりゃあこうもなるさ…
さぁ、今回も持って行きな、ありがとうございましたってな。