念能力者バトルロイヤル(更新停止中)   作:おヒマ?

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群青と絶対00度 純情と変態デート(百鬼会編)

 白桃姉妹を手懐けてからしばらくジャポンの裏社会に若い旋風が吹き荒れた。というよりも表にまで出て社会問題になった。

 本生抜きあり女学生斡旋販売所、『売淫民(バインミン)』の存在だ。

 

 

「《それではどうぞお歴々! 選り取り見取り、初物からテクのある逸品まで、あなた方には好きなだけ抱ける権利がある! それを買った!》」

 

 

 年はもいかない少女たちが日夜身を売り金と為す、近代国家では廃れた退廃で淫靡な余興。今まで外国まで行って味わってたものが気楽に遊べると、金と性欲を持て余した連中で、宿は毎日ごった返している。

 

 

「《おや、これは総監では……》」

「《しー ……ここでは互いに何者でもない、ただの客ですよ。頭取どの》」

「《……ふふふ、そうでした》」

 

 

 商売に付き合わされる女は主に弱みを持っている。

 誰だってある平凡な弱み。それを他人に握られたが最後、身も心も尽き果てるまで精魂出される装置となる。

 

 だがそれでは還元率が弱い。

 男と女はフィフティフィフティ。なにも女だけが金になるのではない。男だって売ろうと思えば売れるのだ。そこでできたのが特殊遊戯用人材派遣所、『スペシャリテ』

 

 

「《もっとよくお鳴きッ! さもないとこのままタマ潰すよッ!》」

「《ゆ゛る゛し゛、ゆ゛る゛し゛て゛……あぁぁぁぁあぁああぁぁぁ——》」

 

 

 要は穴があればいいし、叩いて焼いて悲鳴を聴くのが楽しい奴もいる。

 これで余さず傷者を金にできるね。そう思っていた俺は単純だった。どんな物にも規格外は存在する。これでも売れ残るゴロツキをどう処分してやろうか。臓器売買のように命に関わる物以外での活用法、募集中です。

 

 

 ところで俺は『保護観察処分中』の脱走中な身であるが、故に『念』を使ってアレコレすると命取りだ。だから姉妹の念を目覚めさせた以外は特段何にもしていない。していないのだが面白いことに組織全体で能力者が20人ほど生まれている。

 なぜか?

 

 

 生物として『限界』を見たからだ。

 

 

 ヒトはつい「死よりも辛いこと」を定義、実践してしまう。感情の抑圧。人格、自我の否定。尊厳の破壊。死への恐怖。様々な要因が眠れる『野生』を刺激して一握りが死中に活を拾って帰る。より状況を悪く見る悲観主義者こそ結果を出すという、逆転現象。

 

 が当然だが狭き門だ。

 ならば普通に能力開発した方が効率よくない?

 

 いいや、実際にやってから初めて気付かされる、『縛り』だからこそ生まれた面白いデータがあるのである。

 ここが本題。

 

 

 この20人の内、5人はなんと『特質系』だったのだ!

 

 

 特質系といえば全員が全員ユニークな能力を使い、粗製乱造したあの教団ですらたったの3人しか使い手がいなかったそれが、分母も規模も小さい中でより多く見つかるというのは正直言って信じられない。だが実際に5人も発現した。なぜだろう?

 

 仮説を立てるならば、最も有力なのは「後天的に特質系になった」というもの。

 

 その出現条件が依然パッとしない系統ではあるが、曰く「血統や特殊な生い立ちによって発現する」と。この「生い立ち」という条件が想像を絶するストレスにより満たされたとみて間違いないだろう。たぶん。

 

 

 つまりこの組織の本領は、『特質系』を量産できることにある。

 SSR排出率25%のガチャといえばこの興奮が伝わるだろうか。しかも他人の金で引く。

 

 

 多少人間性が壊れるのが欠陥だが、逆に叛意まで削げて都合がいいというもの。まあ少々面倒なのは揃った『特質系』の持つ()()、能力の核になる“テーマ”、“願い”すら意思とともに希薄なので、どんな能力か判別するのが難しいとこだ。

 

 現状5人の内能力がはっきりしてるのは1人。

 仕事の最中体がすり抜けて客と同一空間上で重なるという心霊現象紛いを起こした1000人斬り?抜き?の大淫婦。『透過』の能力を持つトウカちゃん(俺命名)である。

 

 

 

 そんな彼女は体型が好みに近いのもあってお気に入り。

 店から揚げて今や『売淫民(バインミン)』『スペシャリテ』を統括する組織の本部屋内、俺の目の前で、そのスレンダーで幼い肢体を見せ付けるようにベリーダンスを踊らせていた。

 

 

()いねぇ、いいよいいよ。もっと腰振って! ほら前後に!見せ付けるように!」

「————ッ ——ッ ——」

 

 

 返事もなければ声もない。

 能力獲得と同時に失声症も患っており、声ひとつあげず、しかし全身から汗を(ほとばし)らせながら荒い息でシャカシャカとアクセサリと透ける布地を揺らし踊る様は、赤い布(ムレータ)を振られた牛のように興奮させる。

 何より死んだような目がこの上ない(ベリッシマ)

 

 彼女が踊るたび蒸れる空気。汗で張り付く生地。総面積が増えて余計飛び散るフェロモン的何か。

 やっぱ全裸より薄く着せた方がなんかエロいよね!

 

 

 

 

 

 しかしあまりに夢中になっていた。

 

 

「むぅ〜…… グドー、手が止まってるよ。ちゃんと頭撫でて!」

「………………あ、グドーって俺か!」

 

 

 膝を枕に猫のように温めるシロの声。かなりのラグを挟んで、少し不機嫌になってしまった彼女を雑に撫で付けた。

 偽名を多用すると生活が楽になるが、あんまり多いと自覚が無くなる。“分霊箱”みたい。

 

 そして気持ちよさそうに鼻歌を歌い始めたシロだが、『念』に目覚めてからは隠れていた狂犬っぷりを遺憾なく発揮し、その細腕に似合わない怪力で多くの奴隷を恐怖へと叩き落とし、復讐八つ当たり通り越して力に溺れ、ノリノリで圧政を敷く可愛い少女だ。

 

 因みに彼女は『強化系』。

 順当に四大業と発展のみを教えて『能力』は未開発。でも強い。流石強化系。

 そんなシロの目から光が消えた。 え、なんで病んだ? 気分屋やめて。

 

 

「ん〜、でもグドーってば最近コイツばっか構ってるよね…… やっぱお姉ちゃんみたいな『特質系』じゃないと—— ねえ……あたしももっと酷い目にあえば……なれるかな?」

 

 

 いや「なれるかな?」じゃないよ。秒で思い詰めてた頬を両手で挟み、高速で揉みほぐし破顔させる。

 たまにこうアンニュイになってダークサイドに堕ちかけるのはどうしたものか。ヤンデレというより普通にメンヘラだった。非常に面倒い。でもそういうのもアリだと思う。

 

 兎角(とかく)かまって欲しい彼女は、頼めばなんでもしてくれるのだから——ふふふ、

 

 

「悪い顔…… まさかシロに、また、一発芸を仕込もうとしてる?」

 

 

 唐突に後頭部を包む柔らかな双丘に、羽織る様に回される手。

 いやまさかそんな事する訳ないじゃないっすかモモさん。でもシロにベリーダンスやらせた時「電気流された魚みたい」ってお前も笑ってただろ。動画撮ってあるんだぞ、見せてやろうか。

 

 

「そんにゃ事は(にゃ)—ですよ?」

「……『嘘』ね」

「ままま! そんな事より弱者なりに強くなってみた気分はどうですかね? 俺にはわからんが、支配欲を持つのは知的生命体の特権。化物と虐げられたお前らには実に人間らしい行動だと思うけど。 ()()も案外悪くないだろう?」

「……「お前ら」じゃなくてモモよ。 もう……」

 

 

 素っ気ない返答。だが口元が震えたのを見上げたおっぱい越しにしかと見た。

 俺が教えたのは「強者の倒し方」、スネを切って転ばし泥沼にはめて踏みつけて2度と上がれなくする方法だけだ。が、まあ彼女らに支配欲を抱いてもらわないと始まらない。

 

 世の中「経営者」や「社長」の名前と顔を知ってても、その上に立つ大株主の存在までは至らない。ジャポンにおけるこの『組織』の運営は丸投げ、しかし命令は下せるというオイシイ立ち回りがしたいのだ。

 

 

 そしていずれグローバルに世界展開する!

 それを可能と思わせたのがモモの『能力』だ!

 

 嘘を見抜き、気配を察知する『看破』のツノを持つモモの力。最大限生かす為に今までの知識を総動員し、最も参考にすべきと思ったのが『カキン帝国』の出落ちクソラップ王子こと『サレサレ』の守護霊獣。

 

 特質系故に『放出』は距離的に俺と同程度。まあ4m(つーかこれが限界)程ではないが、それなりに苦手とするモモ。しかし組織展開の都合、彼女だけで全員の叛意検査するのは現実的じゃない。

 

 

 ならば、『東ゴルドー』の「指組」のように()に分けて連帯式に罰し、裏切り者の密告を推奨、義務化すればいい!

 だが長い歴史の中でそーゆーのは大概隠蔽されてしまう。これで多くが衰退した。

 

 

 

 が、仮に

 

 

 

 全ての者が『嘘』が吐けないとしたら?

 

 

 

 

 

 

 

 彼女の念能力——『弧の嘘月(ラビットホーン)』は時間をかけて伝染する弱い『特』『放』『操』『具』の複合能力。

 モモに対して「嘘をつき」、「それに騙された」場合に相手はキャリアー(子)となり、モモが解除するまで能力にかけられる。感染させた者は『親』になる。

 

 キャリアーの体にはどこかに糸みたいに細い月の模様が発現し、親に嘘を重ねるにつれ満月に近づいて行く。進行度は本人が自覚する「嘘の危険性」依存。そして満月になった時、彼女のより一回り小さな、()()()みたいなツノが生えるのだ。

 そして『ツノ』になった者は、新たな『親』になる資格と子の『嘘』を見破る力を得る。

 

 そして子は親の嘘を見抜けない。

 それは()キャリアーも、()()キャリアーも同じであり、彼女を頂点に第一世代、第二世代、第三世代と格付けされるのだ。同格以下の嘘は見抜けるのがミソ。

 今のところ第一世代、モモ直系の感染者はシロのみであり、後はシロから広がった。

 

 

 まあ副作用として形成される「嘘のない世界」で信頼と信用と関係がバラバラになるかもしれないが、今のところ順調に運営できてるので問題なし。問題なのはこの後——

 

 

 俺も他人の『嘘』が見破りたいな〜、ツノの感覚知りたいな〜と掛けて貰ったら!

 

 なんと発動しなかったていう!

 

 

 つまり俺は今、誰かしらに何かしらの『操作系』能力を掛けられてるらしい!

 そしてやべぇ事に心当たりがない! 実害も、自覚もだ!

 よほど効果の低い能力か、モモみたいに遅効性なのか、どの道不利益を被ってるのには変わりないが、でもどうしよう…………

 

 まあ「オーラの繋がり」は感じないので、かかっててもスタンドアロンだし、今すぐ誰かに操られるってことはない。

 じゃあいいか!

 

 

 

 

 組織の仕事柄「ヤのつく自営業」ことヤーパンマフィアと小競り合いもあったが、「嘘を見抜く力」を貸し出した事で今やwin-win。それに規模としては()()()()()のがデカく、薬や武器に手を出してるので公安も世間もウチにまで届かない。

 

 今更ながら、組織名は『百鬼会(ひゃっきかい)』。雑だなぁ。

 

 下部組織どころかなんなら『百鬼会』自体畳んでも問題ない。俺がいなくても逃げ延びられるだけの狡猾さは叩き込めた筈。モモという基部さえ有れば名を変え品を変えやり直せるのだから安心安全。もう教団の二の舞にはならないぞ。

 

 

 なんだかさっくり『念災害(オーラハザード)』起こしてる気がするが、依頼もなきゃハンターは動かんし、いざとなれば知らんぷり。俺は変化系なので特質系の災害なんて知ったこっちゃないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うん、だから今日の()()はハンターに「依頼があった」って事なんだろうけどね。

 

 

「《はぁ? 第七支部が潰された? 誰に? なんで? 担当第二世代(かんぶ)は何してたの?》」

 

 

 入ってきた一報に慌てふためく電話対応係。本部勤務と言えど身分は学生。自分(わがみ)の為に友達売った連中である。最低だけど損切りできるから好きな奴らだ。炭鉱のカナリアとしてもそれなりに優秀。

 

 まあ本部と言っても建物はバラバラでガチな本部を知る者は両手の指で事足りる。盗聴と監視カメラとパソコンと上級幹部を通した簡易的な指示で全て済まされるこの組織に、実態なぞあってないような物だ。

 

 

「《——はい、はい……そう…… 商品は逃げてないんだな? それ以外はみんな病院送りで、当分話は聞けそうにない。 で、あいつらはなんだって? ——「助けてやる」って言われたぁ? どこのバカだ—— は? ()()()()()見た? ハンターァ!?? モノホンなんだろうな!?》」

 

 

 ……今時「モノホン」って……いや80年代か。80年でも言うか!?

 

 まあいずれ来ると思ってましたよ。いずれは。なんたって犯罪(クライム)ハンターとかいたもんね。

 だがそんな事ではへこたれないぞ。

 

 俺はいつだって、前向きに、どんな困難が降りかかろうと、人生楽しんでやるって決めてるんだ! 特質系量産計画とかこんな面白い事を邪魔されてたまるかよ!

 

 

「モモ、聞いた通り問題が発生した。 わかってるな?」

「そうね。 なら、アレをやらないと、いけないわ」

 

 

 そう言って、さらに強く抱きしめられた。

 どれだけ使える能力を持ってたとしても彼女は『念』初心者に変わりない。オーラは少ないし各種系統変化も貧弱。ここら辺シロの方が飲み込みがいい。やはり先天的だと感覚派なのだろうか?

 

 だが俺というオーラタンクが譲渡できる以上、2人は燃費だのMPだのワザポイントだの気にしないでオーラをバカ食いする力が使えてしまう。

 

 そしてオーラ譲渡という力の本質はネテロも知らない所。……だよな?

 

 「なら使ってもいいか」と判断材料にする程度はこれでも一応ビビってるし、それなりに気にしてるんだよね!

 だから観察期間中は『冷却』と『加熱』は使わない!

 俺とわかる変死体は作らないからな!

 

 

「じゃあ、流すからな。しっかり探れ」

「当然ね。 私と、シロと、グドーとの、この平和で静かな()()を汚す者は、誰だって許さない……!」

 

 

 その意気だ。お前はそれでいい。

 

 モモがオーラを込めた事で彼女のツノが中指ほどの大きさまで伸び、オーラ色である黄桃に染まり輝いた。それに呼応するシロのツノとトウカの胸の()()()()()()

 待つ事数秒——反応が止まり、ツノが戻る。

 

 

「見つけた……! 幾つか微弱になってる。虫の息よ。 ……確か、第七支部の()に、第二十五支部と同じ学校へ行ってる子がいたはず。そう、情報を漏らしたのね、()()()……! 言った通り、今別のところが襲われてるわ」

 

 

 怒りからか俺を抱く手がさらに強まる。そろそろ痛い。

 

 

「まあ嘘がわかるだけで黙らせられないからな。 ——シロ、『獄門会』と『リューイーソー』、『ババヤガー』に協力要請。せっかく提携してんだ。使っとけ」

「えーでも現職のハンターだよー! 無能力者送ったってさぁ…… ね、アタシが行こっか!? 仕留めたら褒めて褒めて!」

 

 

 馬鹿言え。招かれざる客に応接する家主がどこにいる。願わくば門前払いだ。それに連中もマフィアなら何人か能力者囲ってるだろうよ。ヨークシン編みたいに。

 俺たちには決定的戦力は無いって思わせといた方が都合がいい。

 

 

「シロは秘密兵器。 とっておきなのよ。だから、今は大人しくしてて?」

「えぇ〜! そう言ってお姉ちゃんばっか褒められるんだ! ……今だって能力が終わったのに、そんなにグドーにくっつく必要ないよね? ……そうだよね、胸はお姉ちゃんの方が大きいから——」

「そ、そんな……! 私はシロ、あなたの事を心配して……」

「どうだか? ……いいよね〜、お姉ちゃんは『能力』を作ってもらえて。期待されてさ。 アタシは所詮『強化系』だし。替りなんているでしょ」

「…………………グスッ……」

「おいおいおい待て待て待てステイステイ! 落ち着けシロ!モモが泣いてるぞ!」

 

 

 何この狂犬(メンヘラ)ついに姉にまで噛みつき始めたんだけど。面白すぎる。

 やっぱり人の心がない俺が『愛』だのなんだので人を縛るのには無理があったか……少女漫画めちゃくちゃ読んだのに……しょうがないドラマも見るか!

 

 ある意味この世で1番てこずらせてくれちゃったのはシロかもしれない。

 おめでとう。シズクの「おなかへった」は許された。

 

 

「じゃ、じゃあ2人にクイズを出そう! 敵の正体を考える頭の体操な! まず相手の人数はどれくらいか。シロはわかるかな〜?」

「当然! 「助ける」って言ったのに保護はしないですぐに次の場所へ、それも聞き出した支部へ行った。てゆーことはそんなにたくさんじゃないし、情報もない! さっさと本部(ここ)潰して今日中に終わらせる気だよね! グドーがそんな事させないけど!」

「え……おま……シロすごいな……」

 

 

 100点の回答に思わず全身撫で回すと、喜びながらのたうちまわるシロ。犬みたいだ。やっておいてなんだけど()()のまま転がらないで欲しい。シワがつく。

 

 

「それじゃあまた、放課後にね……」

「行ってきまーす! あ、そうだ今日は体育祭の練習なんだけど、あたし達応援ダンスのセンターやる事になったから、本番絶対見にきてよね!」

「おうおう、行ってら〜」

 

 

 そんなこんなやってる間に登校時間になったんで、「学歴はあって損ないぞ」と飯食わせて彼女らを送り出す。流石に()()ではないが、そう、これはまだ平日の朝の出来事なのだ。

 

 

「……それじゃあ君には死んでもらうか。 正義のヒーロー?」

 

 

 未だ踊り続けるトウカと2人。戦闘開始。

 シロの回答に付け加えるならば、『敵』の本質はダダ甘野郎。例えどんな大罪人でも子供相手に殺しはしない。更生できると思ってるのか?

 

 例えできても()()()()よ。

 

 ここで傷を負った奴は頃合いをみて放流するのだ。

 そうして自由と幸せのありがたみを噛みしめた頃、その幸せを奪いに行く。

 その時人はどう動く?

 

 自分を売るか、子を売るか、友を売るか——どう転んでもオイシイ。

 

 20年後、さらに荒れるだろうバトロワの本戦まで。

 積み上げらる負のサイクルは止めさせない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、でも犯人ネテロだったら逃げるぞ!もちろん!

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