家に入るなりセラのお小言を頂戴した俺……ポカンとする慎二たちを後目に部屋に引っ張って行かれる事に……
「……で、どういう事なんだ?」
勝手知ったる何とやら。セラに無理矢理手当てされ取り敢えず茶の間で適当に寛いでいた俺の元に結局勝手に家に上がり空いている部屋に桜を寝かせた慎二と長身の女がやって来た。……?
「キャスターはどうした?」
「桜の事を見てもらってる。」
「……へぇ。ところでそこの女はもしかして……」
「ああ。サーヴァントだ。クラスはライダー…」
やはり、か。まあクラスについては予想が着いてた。そろそろ粗方のサーヴァントも出尽くしたからな。
「やっぱりお前がマスターだったか。」
「……いや、僕はマスターじゃない。こいつの本当のマスターは桜だ。」
「偽のマスターか。ゾォルゲンの支持か?」
「……提案したのは僕だよ。」
「へぇ…」
後は聞く事は無いか。
「で?お前はこれからどうする?」
「お前には関係無い……桜を頼むぞ。」
「部屋は空いてる、好きにしろ。」
慎二が立ち上がる。
「あら、終わったの坊や?…!……これは?」
「あの部屋の鍵だ。僕はもうあの部屋には戻らないから好きにするといい。……ライダー、桜に着いてろ。」
「シンジ!?」
「坊や……それでいいの?」
「僕は魔術師じゃない。別にこれから先狙われる事も無い。」
僕は眠る桜に近づき頭を撫でる。
「……じゃあな。」
僕は部屋を出た。
「何処へ行くんだ?」
「お前には関係無い。……首洗って待ってろよ。」
「あーあ…やっぱりこうなるか……」
強引に引き止めることも出来たが……まあいい。あいつとの殺し合いを期待しているのも確かだからな。
「あんたも行くのか?」
俺はキャスターに声をかける。
「ええ。……二度と会わない事を祈ってるわ。」
「つれないねぇ。」
「私は貴方の邪魔をするつもりは無いけど……あの坊やは多分この戦争中貴方の前にまた現れるわよ……そしたら……どうするの?」
「……それを聞いてどうするんだ?何だ?慎二の奴に情でも湧いたか?」
「ライダーと一緒にしないで。正規マスターでも無ければ愛した男でもない奴にそんな物感じないわよ。……これはただの好奇心。」
「ハッ、さあな。……あいつに殺されるならそれも悪くねぇが……」
まかり間違って俺があいつを殺しちまいそうだぜ……
「そう…それじゃ。」
さっさと出ていくキャスター……自分から聞いた割に素っ気無いねぇ……
「キャスターの言葉通りならライダーもどうせ出ていっちまったんだろうな……桜の様子でも「それは私が行きます。貴方は休んでください。」アルトリア……分かったよ。」
今度は素直に従う事にする。……正直に言えば俺も限界だしな