「…ハハッ!ふざけやがって…笑いが止まんねえぞ畜生が!」
俺とアルトリア、そしてアーチャーは黒いサーヴァントを狩り続けていたがその増加は止まらず、追い込まれていた…
「…チッ!テメェ今、俺ごと殺ろうとしたろ!」
「戯け。貴様の死角の敵を討ってやったのだ。…礼も言えんのか?」
死角となっている左側から飛んで来た剣をギリギリで躱す…要は更に面倒な事に俺はあわよくば俺を狩ろうとするアーチャーの攻撃にも気を配らなければならなかった…大聖杯ごと俺を殺しても構わないとは言ったが、このタイミングで俺を殺すとか戦力を減らすだけなのにどんだけ頭悪いんだこいつ…!
「いい加減にしないとこの場で私が貴方を斬りますよ?」
「…好きにするがいい。だが、この状況で私を殺せば君らも困るんじゃないかね?」
「……」
どの口が言いやがる…しかもこいつは抑止力のバックアップを受けてこの場にいるはず…普通のサーヴァントでしかない今のアルトリアにこいつを殺し切るのは難しい…!本当に質の悪い野郎だ…!
「…クソが!」
左から突き出された槍を剣を捨て、上体を逸らして躱しつつ掴み、強化した膂力で無理やり圧しおり、持ち替え、持ち主の霊核を貫き、消滅させる…やれやれ…型落ちだから何とか相手できるが…数が多過ぎて対処しきれねぇ…!
「埒が明かねぇ!おい!合わせろ!アーチャー!」
俺は投影しなおした干将莫耶を投げる。
「戯け!それは元々私の技だ!」
俺とアーチャーの投げた剣がそれぞれ回転しながら引き合いサーヴァントたちを囲むようにして斬り付け屠って行く…!
「オオッ!」
「フンッ!」
駄目押しに残ったサーヴァントたちにアーチャーと二人で一撃を叩き込む…!
「…ッハア…!ある程度は片付いたな、名付けて鶴翼六連てか!」
「ハッ…貴様はネーミングセンスの欠片も無いな。」
「るせぇ!テメェの考えた名前と大した変わんねぇだろ!」
一々マウント取りにきやがってクソが!悪態を吐きつつも空いたスペースを走り抜ける…
「つか着いてくんじゃねぇよ!あれは俺の獲物だって言ってんだろうが!?」
「戯け!あれを屠るのは私の役目だ!」
横から飛んで来る剣を弾く…クソッ!何処までも鬱陶しい野郎だ…!
「本当にうぜぇなテメェ!?お前から先に殺してやろうか!?」
「やれるものならやってみるがいい!」
アーチャーの飛ばしてくる剣を弾きつつ、逆隣から来た黒いサーヴァントの首を斬り飛ばし、前を塞ぐサーヴァントをアーチャーと二人で蹴り飛ばしつつ走る。
「……」
「よう!終わらせに来たぜ?」
いつの間にか横にいたアルトリアと共にエクスカリバーを構える…まあ俺とアーチャーは擬きだがな。
「約束された勝利の剣!」
「「永久に遥か黄金の剣!」」
眩い光が広がり…俺はその瞬間…何も分からなくなった…