「急いで!重篤な方をすぐにこちらに運んで下さい!」
「そこの君!回道がうまく使えないならとりあえず止血を!」
「熱湯を早く持ってきてくれ!」
突然の虚の大群の襲来。六番隊と十一番隊、十三番隊が出動し、なんとか退ける事ができたが負傷者も多く、こうして僕は四番隊の詰所の応援に来ている。
「お疲れ様です、卯ノ花隊長。」
「お疲れ様です吹...いえ、冬空隊長。」
僕の回道の師匠、卯ノ花隊長と言葉を交わす。もう命に危機に瀕した患者はいない。
「私はあなたに四番隊に入ってほしいと思っていましたが...。十番隊に取られてしまいましたね。」
「いえ、僕は回道のスキル自体はそこまで高くないので...。」
「しかし救命に限ればあなたは私よりも上です。四番隊をあなたに任せて私は今の腑抜けた十一番隊に戻ろうと思いましたが...。」
[怖い!怖いですよ主!]
そのあまりの恐怖に惜鳥ちゃんも斬魄刀を超えて悲鳴を出す。
「すみません、まだ私も未熟ですね。まだ昔のクセが抑えてないと出てきてしまう...。そうですね、四番隊の隊長をこれからも名乗るのなら救命もあなたを超えなければなりませんね。」
「...そんないい笑顔で言われても...。」
卯の花烈が師匠から好敵手(一方的)に変わったぞ!!
ーーーーーー
「あ、朽木隊長!こんにちは。それに白哉さんも。」
「わざわざ済まぬな冬空隊長。」
「久しぶりだな吹兎。」
十番隊の隊首室で休憩していると朽木銀嶺隊長と白哉さんが訪問してきた。
「先日の虚の大群。冬空隊長の尽力がなければ我が六番隊の隊士の死傷者も増えていたと聞いている。ここに、感謝を。」
朽木隊長は僕に対して頭を下げる。
「吹兎!爺様が頭を下げてるのだぞ!呆然としてないで何か答えよ!」
「あ!すみません朽木隊長。お礼は頂きました。僕も自分のスキルを役立てる事ができてよかったと思います。頭を上げて下さい。」
そう言い、朽木隊長に頭を上げる事を促す。
「フッ、評判通り謙虚な者なのだな。護廷の隊長では珍しい。あ、失礼。」
そう断りを入れると朽木隊長は白哉さんの方に向き直る。
「白哉。先ほどからなんだその態度は。貴族といえど、当主でもないお前が護廷十三隊の隊長に対してなんだその言い分は。冬空隊長、少し失礼。」
そう言って朽木隊長は白哉さんを連れて隊首室を出て行ってしまう。...隊首室を静寂が包み込んだ。
後日
「す、すまなかった冬空隊長。これまでの非礼を謝罪する。」
「いえ、吹兎でいいですよ白哉さん。」
「しかし...」
「なら自分も白哉って呼ぶので。」
朽木白哉と友達になったぞ!!
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