魔力量歴代最強な転生聖女さまの学園生活は波乱に満ち溢れているようです~王子さまに悪役令嬢とヒロインぽい子たちがいるけれど、ここは乙女ゲー世界ですか?~ 作:行雲流水
――イケメンの壁ドンだった。
ただし、相手はジークなのでなんとも思えないのが残念な所。リンは私たちの様子を伺っているだけで、何もする気はないようだ。
「なんでお前はしゃしゃり出たっ!!」
建国を祝うパーティーの最中、私が一人になった瞬間にホールから廊下へと連れ出され今に至る。
カンカンに怒っているジークを見るのは久方振りだ。随分と昔に馬車から降りた貴族の前に出て行って、私がキレちらかした時以来か。
「だって、誰もアレを止めないし……口も出さないし……」
一人で踊ってる第二王子殿下を見ているのもしんどかったというのもある。あとソフィーアさまの面子が丸つぶれになるだけだし。
一回アウト判定貰っている殿下だというのに、まだ婚約を続けるという優しさである。いや、まあ、なにかしらのメリットがあるから続けていたのだろうけれど。
「阿呆っ! 言うだけ言わせてた可能性もあるだろうが!! 爵位も何もない聖女の役職だけのお前があの場に出ても意味がないっ!」
勝手に自爆するのを待っていたという訳か。そこまで考えてなかったなあ、殿下のあの道化っぷりが哀れすぎて……。
あのままじゃあ処刑一直線だし、公爵さまや隣国のトップも見ていたわけだし。ああ、でも根回ししていた可能性もあるのか。さすがに他国の来賓がいる席で、あんなことになると自国の品位を疑われるものね。
「あだっ!!」
ジークに手刀を頭に落とされる。以前に『不能』と言い放った時より痛かった。
確かに王族に意見するなんて馬鹿がやることだけれど、見ているだけというのも耐えられなかったし、どうにかしたかっただけだ。
首ちょんぱの可能性もあったけれど、やらかした第二王子殿下が更にやらかしてる。命までは取られない確信はあったし。私が出ていく場面でもなかったけれど、ね。
痛みが引かない頭を撫でながら、リンに助けを求めて視線を移すと小さく左右に首を振られて、すげなく断られる。まだジークの説教は続くのかと諦めそうになった時、複数の足音が聞こえてきた。
「もうそろそろ勘弁してやれ、ジークフリード。王族の前にしゃしゃり出た馬鹿への怒りは理解できるがなあ」
私たちを見てくつくつと笑い巨躯を揺らしながら、こちらへとやって来る公爵さま。その隣には彼の孫娘であるソフィーアさまの姿もある。
「……しかし」
「心配はいらんよ。――あの娘の魔眼に惑わされたのみならず、本気で惚れこんで己の進むべき道を見誤った人間に未来などあると思うか?」
魔獣討伐以降の彼は随分と錯乱していると判断された様子。ヒロインちゃんと隔離措置を取られ、魔眼の効果が薄くなってきていたというのに、まだ拘っていたからね彼は。
他の四人はちょっと酔いが覚めたようで、少しずつ現状を理解していたようだし。パーティー前に見た第二王子殿下と緑髪くんと紫髪くんのやり取りで、最終判断されたのかもなあ。
おそらく彼らから上に報告がいったのだろうね。そうでないと国王陛下や公爵さまたちの、あの異常な落ち着きっぷりに説明がつかないし。周囲の人間にも第二王子殿下はもう駄目だと、イメージづける為もあったんじゃないかな。
「…………」
「まあ、その辺りも加味していたのだろうが、無茶をしたなあお前さんは」
公爵さまの言葉にジークは黙り込む選択肢しか取れなくなる。これで反論でもすると公爵さまの意見に楯突いたことになるし、これ以上喰い付いてもしかたないと判断したのだろう。
ジークの渋面にくくと笑っている公爵さまなので、怒ってもいないし咎める気もなさそうなので、そろそろ話に加わってもいい頃合いか。
「駄目、でしたかね閣下」
「ただの学院生ならば、見せしめも兼ねて首を刎ねねばならぬだろうが、聖女だからなお前さんは。国としても処分は出来んし、厳重注意くらいだろうよ。――ヴァンディリア王を釣りだしよったし、妙なことをすれば外交関係にも問題が出てしまう」
本当にお前さんはなにをやっているのだと、笑っている公爵さま。絶対に面白がっているよな、これと渋面をすると更ににやにやしているから、やっぱり面白がっている。
「すまないな、私の問題に巻き込んで」
「いえ、勝手に動いた結果です。――それよりもソフィーアさま……今後は?」
第二王子殿下は地に堕ちたのは誰が見ても明らかだ。公衆の面前で国王陛下が『愚息』と口にしていたので、用済みと言われたと同じであろう。
側妃さまの子供だし、正妃さまの子である第三王子殿下がいらっしゃるから、あまり問題視はされないかもなあ。第一王子殿下の立太子も決定しているのだし。
「ああ、何の心配も要らんよ。殿下が強行すれば婚約は白紙に戻すという確約は王家から取ってある」
「そうせざるを得んだろうなあ。一方的に破棄などしてみろ、陛下を葬ってワシも腹を切るわ。その時は一家全員連座だがなっ!」
人の往来がある中で、このような会話を繰り広げられるのは、第二王子殿下が自爆したお陰だろう。普通は誰も居ない密室で話すような内容である。
さっきからジークは微妙な顔をして周囲をきょろきょろ見渡しているし、公爵家の護衛の人たちも冷や汗を掻いているし。当の本人が一番あっけらかんとしてガハハと笑っているので、まあそういうことである。
「……」
笑っているけれど、笑えない冗談である。王都の人たちと公爵領の人たちをどうするつもりなのだろう。冗談だろうけれど、笑えぬ冗談だ。
この人ならやりかねないし、人望があるので軍関係者の反感を王家は買うことになるのだけれど。
「……お爺さま、それは如何なものかと」
「冗談だ、冗談。――だが下手をすれば、それくらいのことを公爵家はやってのけねばならんということさ」
まあ第二王子殿下に覚悟がなさ過ぎだが、と付け加える公爵さま。私が聞きたかったことは、第二王子殿下と婚約を白紙に戻してからのことを聞きたかったのだけれど。
んー国を守る軍を統括している公爵家のご令嬢だから、第二王子の後釜に入る人はどんな方なのだろう。
私が心配しても意味ないし、国王陛下も婚約者を見繕ってくれるだろうから妙なことにはならないかと、存外すっきりした表情を見せるソフィーアさまと公爵さまを見つめるのだった。
◇
なんで私が王城の謁見場に……。
事の起こりは早朝。学院が休みなので、今日は二度寝を貪るのもいいよねとジークとリンに話して、ようするに遠回しに起こさないでねとお願いしていたのに。
何故か教会職員とシスターたちが部屋へとノックもせずに入ってきて叩き起こされ、風呂という名の地下の水場へと連れ込まれたのちに放り込まれ、丸洗いされ。
ジークとリンも騎士服を着こみ、教会の馬車もいつの間にか用意が完璧に済ませていた。
「王城へお願いいたします」
私を馬車へと押し込んだ神父さまが御者に告げて、ぱしんと手綱が鳴る音をさせてると馬の蹄の音が、馬車の中へと響いてくる。
「……なに、これ」
「聞いていないのか?」
対面に座るジークが私を見て不思議そうな顔をする。
「聞くもなにも、答えてくれないし……みんな凄く必死な形相してたし、逆に怖くて聞けなかったってのもある、かも」
「そうか。――第二王子殿下の処分が決定したから、陛下から関係者全員招集が掛かったそうだ」
「……それであんなに焦っていたのか。せっかくゆっくり出来ると思ってたのに」
陛下からの勅命なら仕方ないか。朝っぱらから王城からの使者が来て、教会の人間も驚いたことだろうし。
「諦めろ、こればかりはどうしようもない。命令に背くわけにもいかんだろう」
「知ってる。――ジークとリンも付き合わせてごめん」
専属の護衛騎士なんて務めているから、どうしても一緒に行動しないといけないものね。聖女一人だけだと見た目も悪くなるから、こうして二人が私に付けられている理由の一端だし。
「気にするな」
「うん、気にしないで。でも、大丈夫?」
私の横に座っているリンが首を傾げて問いかけるけれど、何に対してだろうか。
「大丈夫って何が?」
背もたれから体を離してリンと向き合う形にする。
「えっと……難しいことはよく分からないけれど、ナイは怒られない?」
「多分、大丈夫だよ。不味いなら公爵さまに会った時に説教されてるから。それがなかったってことはそういうことだよ、リン」
「そっか。それならいい」
第二王子殿下やその他諸々どうなっても知ったことではないというのが、リンの言いたいことなのだろうなあ。もう少し社交性を持って欲しいけれど、喋ることが苦手だし仲間内でも口数少ないものなあと、リンを見る。
それに気付いたリンがヘラりと笑うのをみてしまうと、まあいいかと考えてしまう私もいけないのだろう。
ジークもリンには甘いから、何も言わないし。ダメダメだなあと苦笑いをしながら、窓の外に流れる景色を見る。
建国祭から数日。祭りの熱も冷めて、王都の街中は通常通りである。第二王子が婚約破棄をしたという噂は流れていないそうだ。
あまりにも不味すぎる内容に、緘口令を敷いたのだろう。これで王都の住人に噂が広がれば、誰が発生源なのか徹底的に調べ上げられたうえ、徹底的な取り調べを行った上に首と体がさようなら、だ。
やはり王家や権力者に逆らうなんてことはしない方が身の為だなと実感し、ようやく王城の入口へと辿り着く。
どうやら話は既に通っているようで、あっさりと入り口を馬車に乗ったまま通り抜けて庭園を行く。庭師によって奇麗に整えられている薔薇や木々。
その中を颯爽とゆっくりと行くと、ようやく馬車が止まる。どうやら城の停車場に辿り着いたようだった。
「ご足労頂き感謝申し上げます」
馬車の扉を開けると出迎えてくれたのは、近衛騎士で階級がそれなりに高い人である。珍しいこともあるものだと驚きながら、案内された先は初めて足を踏み入れた場所だった。
数段高い壇上にはたった一つの豪華な椅子。おそらく玉座。なら、導き出される答えは謁見場。他にも貴族のみなさまが居るので、この場を持って第二王子殿下の処遇が決まるのか。
ただの一聖女がどえらいことに巻き込まれてしまったなあと周囲を見ると、公爵さまにソフィーアさま。
魔術師団副団長さまも居るし、建国祭のパーティーで見た第一王子殿下。他にもこの国の重鎮が揃っており、物々しい警備となっている。
このオールスターの前で第二王子殿下が精神的に切られてしまうのだなあと、遠い目になるのだった。
◇
陛下がようやく謁見場に姿を現し玉座に着座する。入場からは礼をして床を見ている状態なので、表情をうかがい知ることは出来ないが。
いまから実の息子を裁かなければならないのだから、心中穏やかではないのだろう。
「皆の者よく集まってくれた。――では、ヘルベルトの処断を始めよう」
衆目に晒される中、近衛騎士の人たちに囲まれて件の人物が謁見場へとやって来た。難しい顔を浮かべて自身の息子を見下ろす陛下。
王族がアレな行動を取りまくっていたし、あれを放置すれば王家への求心力が下がってしまうので、息子に対して厳しい態度を取るしかない。少し頬がこけているけれど身なりは綺麗にしているので、酷い環境下には置かれなかったのだろう。
「っ! ――父上っ!」
そこは陛下と呼んであげようと、心の中でため息を吐く。拘束されたまま騎士に囲まれて、玉座の下に連れてこられた第二王子殿下の第一声がコレだ。
周囲の落胆ぶりもすごいけれど、国王陛下の顔もすげーことになっている。ああ、もうこりゃ駄目なのねと、諦めの境地。
「黙れ、ヘルベルト」
「ですがっ、私は……俺はっ! アリスをどうしても助けたいのです!」
後ろ手で拘束されている騎士を振りほどかんとばかりに、前のめりになっている殿下。周りはこの状況を静かに見守っているだけなので、殿下の独り相撲に見えて仕方ない。
「その女を助ける為ならばどんな処罰をも受ける覚悟が貴様にあるという事か?」
「勿論ですっ! 彼女が救い出されるのならば、俺はどんな罰でも受けましょう!」
「そうか。――だがあの女を幽閉塔から出すことはならん」
「……では、では……俺は、どうすれば」
「ああ、そうだなヘルベルト。お前は王族籍から外れ、その女と一生を幽閉塔で過ごすのだ」
「え?」
まだ恩情でもあると考えていたのか、きょとんとした顔を浮かべる第二王子殿下を見た陛下がゆっくりと一度目を閉じた。陛下の言葉に周囲の人たちがざわりと口々に何かを言い始めた。
「温い」
「陛下はまだ見捨てておらんのか……」
「……情に厚いのは良いことではあるが」
確かに温い処分である。彼を生かして孕める女と過ごすということは、子を産む可能性が残り将来どんな火種を起こすかわからない。
その辺りを考えられない人ならば、国王陛下なんて職業には就けないので何か策があるのだろう。騒ぎ立てている人たちは、爵位の低い人や重要な役職に就いていない人が多い気がする。
「俺は……彼女と、アリスと一緒に過ごせるのですか?」
ヒロインちゃんが王族とその側近を誑かした重罪人だという認識は彼にはないようだ。恋は盲目とよくいったもので、本当に何もかもが見えなくなっている。
「これで貴様の望む形になったか」
「はっ、はいっ! 父上……いえ、陛下の恩情に感謝いたしますっ!!」
陛下のこの言葉に何か裏がありそうだなあと、勘ぐっているのは私だけではない筈だ。
◇
主人に褒められて喜んでいる犬のような顔をしたまま、陛下の命によって第二王子殿下が謁見場から退場させられたのだけれど、これで終わる訳もなく。静かになった謁見場は、この国の頂点に立つ陛下の言葉を待っている。
「ヘルベルトへの処置が甘いと感じる者も多かろう。――だが、アレに話したことが全てではない」
その言葉を切っ掛けに、陛下が続いて語り始める。
どうやら彼は王族籍を外れヒロインちゃんと幽閉される前に、魔術で去勢処置を施されるようだ。下手に子孫を残されれば何処かの誰かが思わぬ形で利用しかねない。
なら、生まれないようにすればいいだけである。扱いが犬と同等だなあと感じるけれど、実際王族としての覚悟はないようだし、そうなるのもしかたない。
ヒロインちゃんは魔眼持ちなので研究対象として生かされるのだけれど、精神面がやや弱いようで既に幽閉塔の中で参っているそうだ。
その保険として第二王子殿下、いや元第二王子殿下が彼女の心の支えとなる為に、一緒に放り込まれると。
幸せな頭をしている二人ならば似合いだろう、と陛下が物凄い皮肉を効かせて言っちゃったのだけれど、誰も咎めない。むしろ重役や重鎮の人たちは陛下の言葉に同意していた。
魔術師の人たちは、せっかくの魔眼持ちだというのに子を成さないのは勿体ないという意見が出ているそうで、そうなった時には適当に種を仕込むらしい。
魔眼持ちにならなければ、ごにょごにょするか捨てるか何か方法があるのだろう。この世界、命の価値が安いし。
怖い世界だけれど、それ相応に振舞っていれば益もあるので、簡単に切り捨てることができないのが痛いよなあ。
聖女として働いているけれど、お賃金をだしてくれているのは国と教会だし。仲間内に就職先を斡旋してくれたのも彼らである。
「――さて、次だな」
その言葉から後も修羅場だった。
陛下の言葉によって呼び出されたのは、第二王子殿下を生んだ側妃さまと側妃さまの生家である某伯爵家。
側妃さまはこの状況を理解していないのか、何故この場に召喚されたのか理解していないようだが、隣に立っている伯爵さま――おそらく側妃さまの父親――は青白い顔をしてカチカチと歯を鳴らしてた。可哀そうになるくらいにこの状況に怯えているのだけれど、まともに反論や話が出来るかは謎。
陛下の独壇場になりそうだなと、またしても薄目でこの光景を眺めている。
あれ、私ってなんでこの場に呼ばれたのだろうか。関係ないじゃないかと愚痴を吐きたくなるけれど、我慢の時。そもそも発言権がないし。
「へ、陛下。ご機嫌麗しゅうございます」
「ほう、そのようなことが言える状況だと貴様は捉えるか」
「ひぃ……」
陛下の威圧と言葉に怯える伯爵さま。随分と小物に見えるが、どうして陛下に自身の娘を側妃として差し出したのか気になる所。
誰かにそそのかされたかなあと、視線を動かしてみるけれど怪しそうな人が見つからない。
「無理矢理に私へ側妃を付けたことが災いしたな、伯爵よ。当時と状況は変わっておるぞ、頼れる者はもうこの世に居ないのだからな」
伯爵さまを誑かした人物はもう既に居ないのか。どうやら側妃さまと婚姻してから、追い落とし作業に取り掛かっていたのだろう。
ソフィーアさまの横で公爵さまが不敵ににたりと笑ったので、今の状況を生み出した原因を知っているようだ。これ他の関係者も闇に葬られている可能性が高いだろう。
そうでないと攻勢にでられないだろうし。以前の王家の状況をしらないのでなんとも言えないが、政権が安定して押し返しに出たということか。まあ、ほぼ既に終わっているようで、伯爵さまと側妃さまは最後の最後みたいだけれど。
あ、もしかして元第二王子殿下とソフィーアさまの婚約も、伯爵さまの関係者が狙って結ぼうとしたのだろうか。
公爵家が側妃さまや伯爵家に味方に付く可能性だってあるし、恩恵は大きいだろう。ただ読み間違えたのは、公爵さまは王家へ忠誠を誓っているということだ。
おそらく伯爵さまたちのような、国家転覆を狙っているような人間は毛嫌いするはず。そして逆にやられちゃったのか。小物臭が凄いなあと思いつつ、小物で良かったと思う。
あ、初めから分かってて公爵さまが相手に油断を誘う為に、ソフィーアさまを犠牲にして第二王子殿下に差し出した可能性もあるのか。やはり公爵さまは油断ならない人物である。
まあ、真面目なソフィーアさまが第二王子殿下と婚姻して、あの殿下がマトモに王族として振舞えるか謎だったし。
軽い神輿を作りたかったのかも知れないけれど、黒幕が居なくなった時点で詰んでたなあ、この伯爵。
「貴様らの浅はかな考えで犠牲になった者もいる。――死んで詫びろ」
周囲の人たちも冷めた目で見ているし、既定路線だろうね。あっさりと一族連座で処刑されることとなったのである。
政治色をあまり強くする気はないので、既に黒幕は死亡していることにしました。ちょっと無理矢理繋げたので、不自然かもしれない。ネタが思いつかないというのもあります(苦笑普通の学園ドタバタが書きたいw