魔力量歴代最強な転生聖女さまの学園生活は波乱に満ち溢れているようです~王子さまに悪役令嬢とヒロインぽい子たちがいるけれど、ここは乙女ゲー世界ですか?~ 作:行雲流水
建国を祝う催しが滞りなく終わった。毎年、全ての行事が終わると私室でワインを飲みながら、グラスを掲げて国の繁栄を願っているが今年は少し状況が違っていた。
「陛下、いえ父上。何が出てくるのか……覚悟してください」
我が息子であるゲルハルトが神妙な顔で呟いた。国の貴族たちから贈られた祝い物。宝石類が多くを占める中、異質さを放つ化粧箱がひとつあった。
真っ黒な化粧箱には銀で彫られたミナーヴァ子爵家の紋章が付けられており、目立っていた。とても……素敵に。ゲルハルトが王太子へ就任した際も彼女は祝い品を贈ってくれたが、中身が少々問題だった。未だかつて交流を持ちにくい亜人連合国所属のドワーフが鍛えた長剣にエルフの反物。
世に出回っていない代物で、市場価値は如何ほどだろう。物好きな好事家ならば金を惜しまないだろうが、仮に買ったとすれば全財産をつぎ込む羽目になりそうだ。いや、借金もしなければならぬだろうか。そのくらい値が張るか、値段はつけられぬか。
戴冠式を終えたリーム王にも贈ったそうだが、中身はゲルハルトの品の方が質が良かったそうだ。そこから導かれる答えは一つ、リーム王族よりも……我が息子よりも……私が受け取る物の方が立派か豪華なものでないと、私の立つ瀬がないということ。
リーム王族や息子たちよりも品質が悪い物を贈れば、ミナーヴァ子爵は私を支持していないという無言の表明となる。同程度でも問題があろう。漆黒の化粧箱を前にして、私たちは息を呑む。
「いや……そんなに重く言われると、身構えてしまうのだが……」
ゲルハルトを見ながら目を細めると、彼も私の顔を見つめ口を歪に伸ばしなにかに耐えている。どうやら我が息子も私と同じ気持ちのようだ。ミナーヴァ子爵による、悪気のない善意が私たちを襲うのだ。これで何度目だろうか。
亜人連合国へ彼女を使節団の代表として送り込み、政治面の折衝が全く経験のない彼女に息子たちを補佐に付かせて我が国に戻ってくれば、竜の大群や亜人を連れている。
その上、我が国との交易を望むと亜人連合国の代表が申し出る。国としては、喉から手が出るほど魅力的な話だ。一緒に同行していた者たちの報告から推察するに、ミナーヴァ子爵が面倒ごとを回避する為に国へ投げたとも思えなくもないが。
腐敗していると噂が出ていたが、政教分離を掲げている我が国が証拠もなく手を出せば問題だと介入を躊躇っていた所に、ミナーヴァ子爵が貯め込んだ金を教会上層部が使い込み、彼女は本気で怒った。
亜人連合国へ向かう際に謁見場で小さくなっていた彼女とはまるで違い、異質な空気……今思えば魔力だったのかもしれない、を放ちながら、平民出身の少女があり得ない策略を立てる。民衆を噂で翻弄させて、教会と王城に詰めかける騒ぎを起こした。結局、教会上層部の者たちは捕まって、聖王国へと向かい逃げた枢機卿を捕まえ使い込まれた金の返済を迫った。
その後のヴァンディリアとリームでも同じだ。彼女が動き回った結果、各国が改革を起こす始末である。彼女が望んで動き回った訳ではなく、向こうから巻き込んだ形となるので暴れたことを責められない。
事件が切っ掛けでアルバトロスと各国の繋がりは強い物となる。有難いことではあるが、アルバトロス上層部は彼女の行動が齎した結果の末に、嬉しい方向で仕事が増えていた。
それを理解して彼女が贈ったのかどうかは分からない。確りとアルバトロスの聖女として勤めているものの、どこかでスコーンと抜けている節がある。公爵を務める叔父上の孫娘やヴァイセンベルク辺境伯令嬢から上がる報告に目を通すと、その気配がアリアリと感じられるのだ。
「甥よ、ナイが唯一使える伝手を頼ってお前さんに贈ったのだ。国の頂点を務めるものがそんな弱気でどうする?」
ハイゼンベルグ公爵、叔父上が手に持った杖を床に軽く突くと、丁度堅い床だった所為で凄く良い音が鳴った。彼は私がこの場に召喚した。もう少しミナーヴァ子爵の間違った価値観を正して欲しいと。国宝級かそれ以上の品物を頻繁に贈られても、管理に困るのだから。
「叔父上、簡単に言わないでください。そもそも叔父上は何故、彼女から贈られた竜の鱗で仕上げた杖を平然と日常使いしているのですか!」
叔父上や彼の孫娘にヴァイセンベルク辺境の息女も竜の鱗や爪で作られた品を、ミナーヴァ子爵から贈られていた。
辺境伯息女も叔父上と同じく日常使いしているそうだ。そして子爵の護衛を務める、赤毛の双子も彼女から与えられた剣を佩いている。彼らが所持している物さえ、一点物。竜の鱗や爪を鍛えて作っているので、さらに価値が上がる。どうしてそんなものを平気な顔をして、使い込めるのか。
ああ、そうか。彼ら彼女らは個人の武力値が高い。襲われても贈られた物を守り切る自信があるのだろう。
対して、私やリーム王族に息子たちは守られる立場である。私たちを護衛する騎士を信じているが、最後は自身の武力がものをいう。鍛えてはいるが、騎士たちの様に毎日訓練を行っている訳ではない。もしもを考え、最悪の事態を想定する政を司る者としての悪癖なのだろうか。
「道具は使ってこそ価値があるのだよ。保管庫に仕舞い込んで埃を被るなぞ、贈ってくれた者や職人に失礼だろうに」
叔父は戦場に立った経験がある。まだ若く最前線で斬り込み役を務めることもあったそうだ。当時、第三王子であったであろう叔父というのに、無茶をするものだ。
情勢がそれを許さなかったのかもしれないが、それにしたって無謀なことだが。戦場に立った経験のある叔父上たちは、肝が据わっている節がある。筆頭聖女もそうだし、彼女と同年代の聖女も戦場に立っていた所為か腹の据わっている女性が多い気がするのだ。
「それはそうですが……ゲルハルト、開けてくれ」
叔父上、中身を見てから仰ってください。腹の据わっている叔父上とはいえ、いくらなんでもミナーヴァ子爵が贈ってくれた物を見れば、道具は使ってこそなんて言えませんから。
「はい」
ごくり、と息子が息を呑む音が聞こえた気がした。ゆっくりと手を伸ばして、化粧箱の留め具を外すと中には一本の長剣が鎮座していた。
紫色をした布の上に置かれた剣は立派なものだ。鞘には邪魔にならない所に宝石が散りばめられ、剣の先の部分には細かな彫り物が施されていた。柄の部分も確りと彫り物が施されていた。流石、ドワーフが拵えたものだ、数々の装飾品や刀剣類を見てきたがこれは美しいと感心する。
「刀身は確かめんのか?」
叔父が私の顔を見ながら問うてきた。
「…………」
私はどうするべきか迷う。このまま中身を知らない方が幸せなのではないか……と。
「父上、私が贈られたものは鉄製でした。きっと父上に贈られるものも同じかと」
そう、そうだ。竜の鱗や牙を使用して鍛えたものは早々造れまい。鍛えることが難しいと聞き及んでいるし、ドワーフの職人でも難しいはず。
ミナーヴァ子爵がどのくらいの時期から贈り物をしようと考えていたかが問題だが、リームや息子に贈ったことを考えるに同時期のハズ。そう、そうだ。時期的にありえない。竜の素材を使ったものなど、早々鍛えられるはずはないと手を伸ばして剣の柄と鞘を取る。
右腕は柄に吸い付くように馴染む。不思議な感覚だな。まるで生きているようにほのかに温かい気がする。右腕に少しだけ力を込めて、鞘から引き抜く。
「おお!」
「……凄い」
叔父上、息子よ。感心している場合ではない。これ、刀身はあきらかに竜の鱗で鍛えられている上に、淡く光っているのだが!
何故、鉄製の剣ではないのだ、ミナーヴァ子爵よ! 確かに価値は上がる上に国宝級……それ以上に分類されてもおかしくはない。何故、そんなものを私に贈る! この剣を持って民衆の前に立ち、剣を抜けば権威をさらに高める事ができるだろうが過剰すぎる。大昔から伝わる神々が起こした奇跡のような場面なのだから。柄から手を放したい気持ちを抑えて、納刀すると隣で私を見ていた叔父がぼそりと口を開いた。
「切れ味を確かめてみたいな。首を斬っても良い咎人はおらぬのか?」
いるにはいるが……王族関係者がそのようにあっさりと人を殺めないでください。叔父上の若かりし頃の感覚で話をされては、対応に困ってしまいます。
「物騒ですよ叔父上。そもそも首切り一族がいるのですから彼らに任せておけば良いのです」
そう、専門に扱う者がいるのだから。彼らの仕事を奪う訳にもいかぬと、叔父上を見る。口元を歪な形にして、つまらなそうにしないでください。……やはり似た者同士は集まるのだろうか。公爵家の当主である叔父上は、軍を司り平民貴族問わず慕われている。アガレスへ向かった時のように、先頭に立って指揮をとることもあり、嬉々として先陣を切りたがるそうだ。
そんな叔父上がミナーヴァ子爵の行動を咎める時は、国が不利益を被る場合だけ。後ろ盾だというのに、彼女の行動を咎めないのは面白がっている節もある為なのだろうと叔父上を見る。
「叔父上、ミナーヴァ子爵に教育を施してください。気持ちは有難いのですが、こんなものを贈られても我々は困るだけです」
「貰えるものは貰っておけば良いさ。ミナーヴァ子爵家が傾くなら問題だが、その心配は皆無だしな。――ああ、ナイを経由した亜人連合国からの打診は聞いたか?」
「!」
記憶の隅に追いやっていたのに、叔父上によってど真ん中に戻された。亜人連合国が王都で店を開きたいと打診があったのだ。
勝手に店を開かず伺いを立ててくれるのは有難いことだ。どうやら公爵家にも話が舞い込んだようで、叔父上は面白そうな顔で笑っている。アルバトロスが不利益を被ることはないし、むしろ良い事尽くめだ。あとは店で問題を起こらないように確りとしたものを派遣させるくらいだろうか。
「王都の高級店が無難だろうな。竜を使って移動や荷運びも出来るようにしたいと言っておったから、そっちは平民たちも赴ける商業区が適当だろう」
え、私は聞いていない。ミナーヴァ子爵直筆の手紙にはそう書かれていたのだが。
「……ドワーフやエルフが作った物を売りに出すのではないのですか?」
「それだけではなく、竜を使った荷運びや移動もやりたいとソフィーアから聞いたぞ。許可が取れれば王都の不動産を紹介して欲しいとも」
不動産の件は聞いていた。良さそうな物件を後ろ盾の者を頼って紹介してもらおうと考えていると。しかし竜については聞いていない。
「ナイめ。また書くのを忘れておったな。まあ、ナイだしな……主題は忘れぬが、細かいことを忘れてしまう癖があるからな。今回もそんなことだろうて」
こ、細かいことなのか。竜が人や荷物を運ぶことが細かいことなのか? 叔父が私から視線を逸らして、宙を見ながら呟いたあと再度私を見る。竜を使った商売が細かいことになるのか疑問だ。むしろ竜を使った商売の方が大きい出来事のような気がするが。
面白そうに笑っている叔父上は、蓄えた髭を手でなぞりながら私を見た。ミナーヴァ子爵の認識を変える前に、叔父上をどうにかしないといけないのかもしれないと、仮置き場の天井を仰ぐのだった。
◇
二年生の一学期が始まって二ヶ月が経った。建国祭も無事に終えて長期休暇までは平穏な日々を過ごせそう。学院外での予定が詰まっているけれど、楽しいことばかりだから問題ない。
お醤油さんの開発も進める予定だし、バナナさんの品種改良にマンゴーさんの収穫。子爵領で育てているオレンジさんやとうもろこしさんの作地面積増加作業。ダリア姉さんとアイリス姉さんからお願いされた、物件探しとアルバトロス上層部への折衝。
子爵邸に住む畑の妖精さんの引っ越しも近々に予定されている。今日は学院がお休みで、亜人連合国に赴きドワーフの職人さんたちと剣に魔力を込める。その為に自室で余所行きの服に着替えようと、侍女さんたちの介添えを受けていたのだけれど……。
「えっと……亜人連合国に赴くなら私服で良いのでは?」
侍女さんたちに囲まれて着替えをしているのだけれど、珍しくソフィーアさまとセレスティアさまが同席していた。彼女たちは既に着替えを済ませており、私付きの侍女としてどこかに赴く際の格好だ。
仕事着となるのでかっちりとしたスーツのような服を、見事に着こなしている。顔立ちが確りしているので、男性ぽい服でも似合っているから羨ましい。仕事だというのに胸には黒薔薇が差されている。ジークとクロとロゼさんとヴァナルはお着換えの最中は部屋の外に追い出されているのだが、教会騎士服を着たジークの胸にも差さっていた。部屋の隅で私の着替えを見守っている、リンにももちろん黒薔薇が飾られている。
「エルフのお二人からの要望でな。聖女の衣装で赴いて欲しいとのことだ」
「剣を鍛えるのは神聖な儀式と捉える方もいらっしゃいますから。そういう意味で、ナイに要請したのかもしれませんわ」
ソフィーアさまとセレスティアさまが答えてくれた。ダリア姉さんとアイリス姉さんは私に直接伝えると嫌がると考えたのか、侍女であるお二人に用件を伝えたようだ。確かに直接伝えられていれば嫌な顔をしていたかもと、お姉さんズの気遣い……単純に驚かせたいか私が拒否することを危惧しただけかもしれない。
「行きましょう」
「ああ」
「はい」
着付けが終わると、ソフィーアさまとセレスティアさまに声を掛ける。リンには視線だけで『行こう』と伝えると確りと頷いてくれた。部屋の外で待っていたジークにも声を掛けると、彼の頭の上に乗っていたクロが私の肩の上に飛び乗る。ロゼさんとヴァナルは影の中へ飛び込んだ。
途中、調理場に寄って料理長さんたちに頼んでおいた品物を受け取る。ドワーフ職人さんたちへ向けた差し入れなのだけれど、喜ばれるといいなあ。そうしてお隣さんへ赴き、ディアンさまとダリア姉さんとアイリス姉さんに迎え入れられる。
「ドワーフの職人たちは君が来るのを楽しみにしていてな。もてなし出来なくて済まないが転移を頼む」
ディアンさまは申し訳ない顔をしながら、転移魔法陣がある部屋を指差した。ドワーフの職人さんたちの下へ向かう予定なのだから、問題はない。挨拶もほどほどに亜人連合国と領事館を繋ぐ転移魔法陣の上に乗って、一足飛びで大陸北西部の亜人連合国へと辿り着いたのだった。
『聖女さま~』
『久しぶり』
亜人連合国に着き外に出ると、小型の竜の方たちが私たちを迎え入れてくれた。今日はディアンさまが一緒だから、私がこちらに来ていることを知ったのだろう。大きい竜の方たちも空を自由に飛んでいて、壮観な光景となっている。亜人連合国の方は気にしていないけれど、こうして竜の方を見上げるのはなかなかできないことだから。
無邪気に駆け寄る竜の皆さまに挨拶していると、懐っこい竜の方がみんなと言葉を交わしている。クロにも鼻先同士を触れ合わせているので、挨拶なのだろう。挨拶に訪れている竜の方に触れても問題ないようで、セレスティアさまはへらりと笑いながら、ゆっくり丁寧に撫でていた。
「おお、嬢ちゃん。やっときたか! 良いもん仕入れて最高の剣を作るからな! あと手先の細かいヤツを連れてきている。装飾品が欲しけりゃソイツに頼め」
ドワーフさんの中で気さくな方が私の対応を担ってくれていた。他の方は自分の仕事に集中したままだったり、気が向けば手を振ってくれたり、頭を下げてくれる。ここに来るたびにこんな感じなので気にしないことにしている。
王都に出店してドワーフさんたちの品を並べるなら、装飾品を取り揃えれば貴族のご令嬢方に人気がでるだろうと、ソフィーアさまとセレスティアさまから助言を頂いていた。
お姉さんズに相談すると良い案だと受け入れてくれ、ドワーフさんたちに話を通して貰っていた。今日、お二人が一緒に来た理由に、ご令嬢やご婦人たちに人気のデザインをお母さまたちに聞いて、デザインをいくつか持ち込んでいる。
「お世話になります。これを職人の皆さまに。――特に鍛冶場の方々が気に入ってくださると嬉しいのですが」
私が調理場から受け取って持ち込んだものは、レモンのはちみつ漬けだ。私は作り方を知らなかったので、フィーネさまからレシピを買って料理長さんたちに作って貰ったのだ。鍛冶場は特に暑いし、少しでも暑さ対策となれば良いのだけれど。
集中し過ぎて暑さで倒れる方もいると聞いたので、こまめな水分補給や休憩にひと舐めの塩、十分な食事と睡眠も大切だと伝えておいたのだけれど。効果があるといいなあと願いつつ、鍛冶場に案内される。
「気を使わせて済まねえな。――今回、嬢ちゃんに魔力を注ぎ込んで貰う剣だ。火山口で見つけた質の良い魔石を鍛えたものと、代表から預かった魔石を鍛えたものがある」
火山口で見つけた魔石は、竜の方がたまたま拾ってきたものなのだとか。で、ディアンさまから預かった魔石は、リーム王国の聖樹に憑りついていた悪い竜の意志を閉じ込めたもの。邪竜に分類される気がするから、剣に鍛えても問題ないのか聞いたところ大丈夫と胸を張っていた。竜の方々が魔石を弄び、エルフと妖精の方々が浄化を試み成功しているのだとか。
必要がなくなったし、使うこともないのでドワーフ職人さんたちへ渡ったのだそうだ。ディアンさま曰く、エルフと妖精の皆さまが浄化しているし、私の魔力で満たされれば邪竜の意志よりも魔力が上回ってなにも出来なくなるのだそうだ。二本の剣にどのくらいの魔力を注げば良いのか聞いていないけれど、どうするのだろう。
「代表たちには、嬢ちゃんに負担が掛からなけりゃ俺たちの判断で構わないと言われたからな。スマンが俺らの道楽に付き合ってくれ」
ドワーフ職人さんが苦笑いを浮かべて、ボリボリと頭を掻いた。
「勿論です。今日はそのつもりでこの場に立っておりますから」
ふんす、と気合を入れる私に苦笑いをする面々と、やり過ぎるなよという視線を私に送るごく一部の人の温度差があるのを私は感じ取ったのだった。