魔力量歴代最強な転生聖女さまの学園生活は波乱に満ち溢れているようです~王子さまに悪役令嬢とヒロインぽい子たちがいるけれど、ここは乙女ゲー世界ですか?~ 作:行雲流水
どうにか生徒会長挨拶の原稿を仕上げて挑んだ始業式。壇上に立てば、口を動かし読み上げるしかないので腹は決まっている。それにソフィーアさまとセレスティアさまのチェックが入った原稿だから、きちんとした文章である。
ステージ下から刺さる視線も慣れてしまえばどうと言うことはなく、共和国の黒髪黒目信仰な方々の視線の方が怖かった。妙なことに慣れていないかと頭に一瞬浮かぶが、誰にも知られないように首を振って打ち払う。そうこうしている内に原稿を読み終えて目礼をし、ステージの脇へと引っ込んだ。
『お疲れさま、ナイ』
クロがセレスティアさまの腕の中から飛び、私の肩へと乗り移る。残念そうな顔を浮かべるセレスティアさまに、ソフィーアさまが小さく溜息を吐き、ジークとリンは静かに佇んでいた。
「お疲れさま。無事に終わったから、二学期のお仕事はあと終業式の挨拶くらいだね」
生徒会といっても学院行事がほぼ存在していない所為で、仕事らしき仕事はなく、生徒会室に寄り付いてもいない。フィーネさま曰く、アリアさまが主人公だった作品にちょろっと出てきたくらいだとか。
緑髪くんと青髪くんと紫髪くんは北大陸のミズガルズに留学中だし、ヴァンディリアの第四王子殿下は聖王国で監視下に置かれているし、カルヴァインさまは卒業したので、乙女ゲームのヒーローたちの影が薄い。副団長さまは子爵邸に増えていく幻獣さんや妖精さんを嬉々として調べており、本当にこの人は乙女ゲームのヒーローとして人気があったのかと疑問だ。
あとはジークだけれど、モテるのに色恋に興味はなく私に付き従ってくれている。誰か良き女性はいないのかと周りを見てはいるものの、ジークの好みがさっぱりだし。
欲望に忠実な男性なら、女性を数値化して『五十三万!』とか『たった五。駄目だありゃ』とか言ってくれる。どんなにイケメンでも口にした途端に最低野郎に落ちるけれど。そういえばリンの異性の趣味も良く分からない。まあ……私もどんな男性が良いかと問われると、一緒に歩いていて周囲の人たちがぎょっとして振り返らない程度の顔面偏差値と、優しさがあればそれで良いので、はっきりとした好みは告げられないし。
ぐりぐりとクロが私の顔に顔を擦り付けて、考え込んでいたことに気が付いてはっと前を見る。
「教室に戻ろう」
「放課後は聖王国の大聖女さまとメンガー子息との話し合いですわね」
お二人の言葉に頷いて教室へと戻る。放課後はフィーネさまとメンガーさまに共和国で起こったことを報告して、ゲームとの差異を比べる予定。鸚鵡さんのことが解決したから私的には問題ないけれど、ゲームは終わっていない可能性もあるからその辺りのことを話し合う。
ローファーの音を軽快に鳴らしながら、途中でジークとリンと別れて特進科の教室へ入った。いつものメンバーが揃っており、休んでいる人は誰もいない。今日は始業式なので授業はない。本来であれば大学受験に勤しんでいそうだが、アルバトロスに大学機関は存在しておらず割とゆっくりとした時間が流れている。
「今日から二学期が始まるな。卒業まで残り少ないが、最上級生として下級生にはみっともない所を見せるなよ~」
三年間持ち上がりの担任教諭が気怠そうにホームルームの挨拶を終え、二学期の大雑把な予定を伝えると今日は解散となった。そうして借りたサロンに移動して、転生者組が集まる。部屋には信頼のおける人たちが護衛として就き、話した内容が漏れることはない。
「プリエールさんに会ってきましたが、素直な子でした。鸚鵡さんの件も快く受け入れてくださり、順調に解決しました」
直接面会して感じたことは、素直な子というのが第一印象である。真っ直ぐだったし、差別を受けていたようには見えなかった。
気になるのは彼女よりヒーローである『ルグレ』と言う少年だろう。身形が良く乙女ゲームのヒーローを難なく務められそうなイケメンだった。私と彼女の話し合いの場に割って入ったので、正直良い印象はない。差別をなくして欲しいと願い出た気持ちは分かるが、他国の人間が口を出せないことである。
主人公と会ったこと、ヒーローと一悶着あったこと、鸚鵡さんを無事に番と会わせることができたこと、一通りの説明を終え、ひとつ疑問を口にする。
「あ。彼は『僕』と仰るはずなのに『俺』と言っておりました。話の腰を折るわけにはなりませんし、流しておきましたが……」
違和感を覚えたけれど、指摘すれば自爆しそうで止めておいた。転生者と口走れば、彼の少年は私も転生者であることに気付くか、なにを言っているのだと不審に思われるだけ。そして共和国の皆さまが興味を持てば、面倒な話となってしまう。
「え?」
「まさか……」
フィーネさまとメンガーさまが驚いた顔になる。ですよねえ……お二人は言葉にはしないけれど『転生者』ではないかと勘繰っているようだ。報告書に上げているので、アルバトロス上層部も疑っているだろう。とはいえ、終わったことだから関わることもないだろうけれど。
「おそらくは。ただ今の彼が立ち回ったところで、なにかできるとは思えません。黒髪黒目の私と会話をして信を得たとでも騙れば別ですが……」
そうなると共和国政府が許さないはず。民主主義を掲げているので、政権が変わると少々怪しいけれど。
黒髪黒目がきていると聞きつけて、押し寄せていた民の皆さまの態度からすると、妙なことを吹聴すればコロリと騙されそうではある。先鋭化してテロリストにならなきゃ良いけれど、まだ決まった話ではない。
「い、一応、前のルグレ氏はまともな方のようでしたから、なにか変化がない限りは大丈夫だと思いますが」
「今までが今までなので、危うそうですね……」
フィーネさまとメンガーさまが顔を引き攣らせながら言葉にした。私だって面倒に巻き込まれたくないし、面倒を起こしたくない。でも生きている限りは、対処しなきゃいけない壁が立ちふさがる。共和国については既に終わったことだし、なにか新たに事が起こるのであれば対処するだけ。
「深く考え込んでも仕方ない所がありますから。あと、西大陸には竜が多く住み活動範囲を広げていると伝え、竜の皆さまの飛行許可を得ました」
クロ曰く、もともとは全大陸に住んでいたそうだが、東は魔素が少なく、北は人間によって追いやられ、西に集まったものの西も西で追いやられてしまい、亜人連合国へと集まったのだとか。南大陸の事情はよく分からないけれど、南に住んでいた竜を知っているとか、いないとか。ご意見番さまの記憶を継承しているけれど、抜け落ちているところもあるらしく完全なものではないらしい。
『勝手に飛ぶと倒されることもあるだろうし、共和国の人たちに許可を貰おうってナイが言ってくれたんだ』
アガレス帝国で竜の皆さまが飛ぶことは問題ないようになっているのだが、そこから共和国に間違って飛来し問答無用で討伐されたとなれば……逆に共和国が全滅しかねない。
私はそんな未来を望んでいないので、共和国政府と交渉する場を別に設けて頂いたのだ。かなりすんなり終わったので拍子抜けしたけれど。細かい所は代表さまに丸投げになる。……だって私が勝手に飛行ルールを作る訳にはいかないし。私はただの切っ掛け作りだ。竜の方々で慣れれば、天馬さんたちも飛び易くなるだろう。
「竜の存在を否定する人もいるかもしれないからクロを見世物にしたけれど、信じて貰えたから良かったよ」
クロを引き連れていた理由は鸚鵡さんの通訳と共和国の方々に竜の存在を認知して頂く為だった。クロを連れて行かない方が良いのではという声もあったが、クロと相談した上で強行させて頂いた。ゲームでは魔物や魔獣を示唆されていなかったらしいので、念のためである。ふふふ、と活動範囲が広がったことを喜ぶクロを見て、私も提案して良かったと安堵する。
「では共和国のことは問題なく解決した、と。――怪しそうですが」
フィーネさまの言葉の最後の方は聞き取れなかった。
「まだ気を抜くことはできませんが、件の鸚鵡さんについては解決したはずです。あとは生き残りの鸚鵡さんがいるかどうかですね」
島の鸚鵡さんについては解決したが、他の共和国にいるはずの鸚鵡さんについてはまだ時間が掛かりそうだ。情報を掴めば追って報告すると共和国政府からお言葉を頂いているので、彼らに任せる他ない。
「……本当に大丈夫でしょうか?」
メンガーさまが心配そうに呟いた。確かに彼の言うことは理解できる。主人公のプリエールさんは問題ないはずだ。短い付き合いであるが、悪い感じはしなかった。ただルグレと名乗る少年には危うさを感じているし、あの黒髪黒目を崇める国民性はかなり危うい気がするのだ。でも、これ以上関わることはなく手も出せない。
「いろいろと考えるべきことはありますが……不味い展開になれば黒髪黒目信仰を逆手に取ることもできます」
やりたくはないけれど、黒髪黒目信仰を利用することもできる。あとは私が腹を決められるかどうかが問題だけれど。今の所なにも問題はないから、共和国政府を頼って残りの鸚鵡さんを探して貰うしかないと話が纏まるのだった。
◇
学院の二学期が始まって数日が経った。授業は順調に進み、時折副団長さまの特別講義が開催されるくらいだ。下級生からの視線が時々刺さるけれど、単純に私が黒髪の聖女兼子爵位持ちという珍しさからであって、特段気にするものではない……はず。
三年生の特進科には聖王国の大聖女さまに、リーム王国の第三王子殿下がいるから憧れが強いのだろう。ギド殿下とソフィーアさまとセレスティアさまとマルクスさまの姿が並んでいると、女子生徒から黄色い声が上がっているのだから。
アリアさまはアリアさまで、人懐っこい性格だから下級生とも人脈を広げていた。あれ、私、下級生の知り合いなんて一人もいないのだけれど。ソフィーアさまとセレスティアさまは寄家、寄り子の関係で面倒を見ている女子生徒がいるご様子。やっぱり私の人脈構成がなにか変ではないかと頭を捻るが、致し方ないのだろう。下級生と関わる機会が皆無だったのだから。
学院の帰り道、みんなで廊下を歩きながら校門を目指す。途中で騎士科のジークとリンと合流していつもの子爵邸メンバーが揃っていた。
「楽しみだね」
『今日のナイはご機嫌だねえ』
ふふふと笑みが零れる。私のご機嫌ぶりにクロがくるんと顔を回して、尻尾で何度か私の背を叩く。アルバトロス上層部への報告もほぼ終えたので、今日は、フソウで手に入れた食品とギド殿下から頂いたお芋さんとアガレスのさつま芋さんを子爵邸のみんなで食べようとなった。
「うん。ようやく、アガレス帝国のさつま芋さんとフソウのさつま芋さんの食べ比べができるから」
先にやるべきことがあったので後回しになっていた。ゴボウさんと長芋さんもまだ食べていない。私の後ろに控えているジークとリンがいつものことだと澄ました雰囲気で流し、ソフィーアさまとセレスティアさまは少々呆れているご様子だ。
一緒に子爵邸に戻るアリアさまは私と一緒に食べられることが嬉しいようで、反応は様々である。本当はフィーネさまとメンガーさまも誘いたかったけれど、頻繁に子爵邸に赴いているとなにを噂されるか分からないので、今回はお誘いは控えておいた。まあ、食材はお渡ししているので各々好きに食べているはず。
『ボクも興味があるなあ』
「焼き芋さんなら食べれるんじゃないかな。味付けをしないから、食材の味そのままを楽しめるよ」
クロは果物しか食べないのかと思いきや、お野菜も食べることができる。好みの傾向が果物に多いだけで、食べようとすればお野菜も可能とのこと。
今までは食指が向かなかったけれど、美味しい美味しいと食べている私を見て興味が湧いてきたらしい。とはいえ人間用に調理されたものは苦手なようだから、食材の味そのものを生かしている品に限られるけれども。ちなみにエルとジョセとルカとジアは生でさつま芋さんを食べた。彼ら曰く、美味しいが魔素が足りないとぼやいていたけれど。焼いたものはあまり興味がないとも言っていたけれど。
「早く帰ろう」
私の言葉に同意をくれる方は少数で、呆れている方がほとんどだった。そうこうして校門に辿り着き馬車の中へ乗り込み貴族街を進む。暫く馬車に揺られていると、子爵邸が見えてきた。
伯爵位以上の方々が住まう区域から離れているので、似たり寄ったりな敷地面積の家が多いのだが、我が子爵邸は周りの家々よりも少々広い。別館もあるので少々見てくれが悪いけれど、住めば都という言葉通り二年近く住めば、帰るべき家となっていた。
「おかえりなさいませ、ご当主さま」
馬車回りに馬車が止まり、リンのエスコートを受けて馬車から降りる。子爵邸で働く皆さまに出迎えられて、アリアさまは別館へ、ジークとリンとソフィーアさまとセレスティアさまは自室と執務室へと向かう。
私は自室に戻って、侍女さんたちの手を借りつつ着替えて食堂へと急ぐ。ヴァナルと雪さんと夜さんと華さんも気になるようで一緒に向かう。途中でジルヴァラさんとお猫さまとも合流したのだった。そうして食堂へ入ると、見知った顔が並んでいた。
「クレイグ、サフィール、ただいま。あとお待たせ」
食堂で待っていたのはクレイグとサフィールだ。時間を合わせて食べ比べをしてみようと計画していた。ご飯前だから味見程度に抑えるつもりだが、ソフィーアさまとセレスティアさま、別館のアリアさまとロザリンデさまに託児所の子供たちや護衛の方たちにも食べて貰うから結構な量になるけれど。
「おう。しかしまあ、ナイはまた食い気に走るのか」
「おかえり、ナイ。元気で良いじゃない。ご飯前だから沢山食べない方が良いけれど」
クレイグ、食い気に走るのはいつものことなので許してください。サフィールは母親みたいな言葉を零しているし。二人と話しているとジークとリンと幼竜さんが遅れて食堂へ顔を出した。
みんなが揃ったので、料理長さんにお願いしてさつま芋さんを窯の中から出して頂く。帰宅時間は決まっているので、料理長さんには一時間ほど前に窯の中へさつま芋さんを濡れた紙にくるんで入れて貰っていた。
細いさつま芋さんと丸いさつま芋さんに分かれているので、分別は簡単だ。芯まで熱が通っているか心配だけれど、その時はその時である。少々硬くても食べ物だから、食べられると包んでいた紙を剥ぐと良い色になっている細くて赤いお芋さんが見えてきた。匂ってみると甘い香りが鼻孔をくすぐる。
「あっつ!」
窯から出したばかりだから、ずっと触っていられない。どうにかもう少し紙を剥かなければと耐えてみるが、熱いものは熱い。うーん、少し時間を置いてみるかと手を放して、お皿の上に戻そうとするとぬっと目の前に大きな手が伸びてきた。
「ナイ、貸してみろ」
ジークが私を見下ろし、彼の言葉通りに素直にさつま芋さんを渡した。
「熱いよ?」
念のために声を掛けておく。結構熱かったのでジークにも熱いはずなのに、いつもの涼しい顔のままさつま芋さんに巻いた紙を剝がしている。
「多少はな。ナイより俺の手の皮が厚いみたいだ……ほら」
片眉を少し上げて目を細めたジークがさつま芋さんを私に戻してくれた。半分に割ろうとしたのだが熱くて割れない。男衆三名がなにやっているんだか、みたいな顔になりジークが再度手を差し伸べる。素直に彼に渡すと、綺麗に半分に割ってくれた。火はきちんと通っているようで、芯が残ってはいない。
「ありがとう、ジーク」
「気にするな」
小さく笑うジークに頷いて、リンの方を見る。私の視線に気が付いた彼女が小さく首を傾げていた。
「リン、半分こしよう」
大したことではない。単純に一個丸々食べるとお腹が膨れてしまうからこその提案である。
「良いの?」
「あまり食べると晩御飯が食べられないから。クロも食べるでしょ」
リンにさつま芋さんを半分渡すと受け取ってくれた。皮の部分は剥いでと伝えて、クロにも実の部分を少し渡す。二人と一頭でタイミングを合わせて、一緒に口の中にさつま芋さんを含んだ。ほのかに口の中に甘さが広がる。割と繊維が確りしていて、ほくほく感が強い気がする。アガレス産のさつま芋さんは紅あずまとかそんな感じの味だった。
「甘いし、ほくほくしてる。食べ過ぎるとお水が欲しくなるね」
喉を通ると水分が取られてお水が欲しくなるけれど、味は十分に甘くて美味しい。スイートポテトにしても楽しめそうで、機会があればレシピを伝えて料理長さんに作って頂こう。
「甘いね。美味しい」
『甘いねえ。果物も美味しいけれど、お芋も美味しいんだね』
リンとクロも同様の感想で美味しそうに目を細めている。女性陣が食べ終えたことを確認して、クレイグとサフィールもさつま芋さんに手を伸ばした。
まだ熱いようで巻いた紙と皮を剥くのに苦労しているけれど、流石は男の子。食い気が勝っているのか、それぞれを綺麗に剥いでいた。手の皮の厚さがちょっと羨ましいなと彼らを見ていると『甘いな』『美味しいよ』と評している。
ジークは甘いものが苦手なのであまり手を伸ばす気はないようだ。それを分かっているからこそ、クレイグとサフィールが少しだけジークにさつま芋を渡した。口にしたジークの表情はあまり変わらないけれど、食べられるけれど好んで食べるほどではないらしい。なんとなく微妙な表情の変化で読めてしまうのは、付き合いの長さからだろう。
「次はフソウのさつま芋さんだね」
美味しかったので、半分を食べるのは早かった。そうして丸いさつま芋さんに手を伸ばすと、まだ熱かった……今度はリンが手を伸ばしてくれ、平気そうな顔で皮を取ってくれる。どうしてこうも差がでるのかと思いつつ、早く食べてみたいので口にはしない。またリンとクロとで分け合って、せーので一緒に口にする。
「甘さが濃いかな。あとねっちょり感が凄い」
好みが分かれそうな触感だけれど、こっちも十分に美味しい。私はどちらも好きな味と触感だけれど、リンとクロは気に入ってくれるだろうか。
「ナイの言う通りかな。こっちの方が甘い気がする」
『凄いねえ。同じものなのに、こんなに違うものなんだ』
はへーと感心している二人に追随してクレイグとサフィールも口にする。感想は私たちと同じのようだが、少し甘過ぎかもと評していた。
ジークは大丈夫かと顔を見てみれば、彼にとって甘過ぎたようで微妙な顔になっている。そうこうしつつ、ソフィーアさまとセレスティアさま、アリアさまにロザリンデさま、子爵邸の面々へと行き渡り、焼き芋さんは割と高評価を得る。そして『お通じが良くなった』と別の効果も遅れて得ることになったのだった