悪役のコスプレしてたらいつの間にかマジで敵《ヴィラン》になっていたんだが!? 作:ulo-uno
……マジでありがとうございます!!!!!!!!
まあ、前置きはこのくらいに……。
それでは、「悪役のコスプレしてたらいつの間にかマジで敵《ヴィラン》になっていたんだが!?」
第三話どうぞ!
<side ベインの部下>
『続いてのニュースです。昨日午後3:00頃、
「何を見ている?」
昨日の俺達の活躍がニュースになってるのをビールを片手に見ていると不意に後ろから声を掛けられる。
その声の主は昨日の事件の立役者にして主役、……《ベイン》だ。
「よぉ、ベイン。なぁに、昨日の俺達の活躍劇さ。……流石だぜアンタ。これで俺達も一躍時の人って訳だ……まあ、あんた以外はフルフェイスヘルメットを被ってたおかげで顔はバレていないがな」
「まあな……これからも俺達は活動するんだ。今の段階で身元がばれるのは避けるのが鉄則だろ?」
「まあ、……そう言ってくれるのは有難いが、そういうアンタは大丈夫だったのかよ?」
それは、俺だけでなくこいつが率いている
俺だけでなく俺達は皆此奴に助けられた過去を持つ。
それはこの個性社会の構図によるもので《弱個性》や《無個性》は社会的差別を受けることが多い。
その為《弱個性》や《無個性》と言った人間は“社会的弱者”として扱われそれは時に就職活動に響くこともある。
そして更にはそんな“社会的弱者”を
俺の場合もそうだ。
俺の両親は“
俺は5歳の冬に捨てられた。
そこから20年近く生にしがみ付きはしたもののやはりはホームレス、病気にかかれば生きる道などないも同然だった。
そんな俺達を此奴は……《ベイン》は片っ端から手を差し伸べて行った。
もう生きる事を諦めたような奴でも迷わず手を差し伸べて行く此奴はいつしか皆の……ヒーローに見向きすらされなかった俺達の心の拠り所になっていた。
そんな奴が自ら危険を冒すような真似をする。
確かに此奴が無暗にリスクを背負うような真似をしないことは分かっている。
だがそれでも心配ではあるのだ。
だが此奴はそんな時はいつもこう返す。
「問題などない。全てが順調に進んでいる」
「……ならいいが」
「何だ心配なのか?まあ、少し派手だったがうまく進んだだろう?」
ああ、進んださ……完ぺきだった、あんたの作戦は。
俺達を逃がし、自分も逃げ、金は貰った。
俺達に関する詳しい手掛かりなど足も付いてない状態だ。
それは今もなおテレビで見当はずれなことばかり言っていることからも予測がつく。
「だからこそ心配なのさ、今までの犯行と違って今回のはひどく目立ち過ぎた。次からはあの
「……ああ、そうなるだろうな。だが、今回の犯行は言うなればただの予告だ。……まずは俺達と言うものをこの街の住人に知ってもらう必要がある」
ベインがテレビのチャンネルを変える。
そこには市民から提供されたとある映像が映し出されていた。
それは、あの銀行前でベインがあのNo1ヒーロー、《オールマイト》と終始互角以上に戦い続けた時の映像だった。
「これからは、……俺達の時代だ」
<side out>
<side 主人公>
フィクサーに最終試験の結果を報告しに行って帰ったら部下がニュースを見ながらビール飲んでた件。
俺だけ仲間外れかよぉぉお!?
……とまあ、冗談は置いといて昨日の事件の報酬の話をしに来たというのが本音である。
そもそもこいつ等は元はホームレス生活をしていた奴らだ。
俺に対する忠誠心なんてものはそこまでないと思っていい。
であればこいつらが何故俺とともに犯罪を犯したのかと言うとやはり“金”の為だと考えられる。
だが、此処で相手を下に見ることをしてはこちらの身が危険になる……と言うか足が付く。
だからこそこいつ等自身満足のいく支払いがお互いにいい関係を築くための懸け橋となる。
……でもなぁ、……この空気に入り辛いんだよ。
まあ、こういう時は定番から入るのがいいんだけど。
「何を見ている?」
「よぉ、ベイン。なぁに、昨日の俺達の活躍劇さ。……流石だぜアンタ。これで俺達も一躍時の人って訳だ……まあ、あんた以外はフルフェイスヘルメットを被ってたおかげで顔はバレていないがな」
うわっ、皮肉かコノヤロー!!
確かに初めて表舞台に出るような犯行としては派手すぎたかもしれないが俺だって《オールマイト》が来るのは予想外だったし、まさか輸送車両の中にいる奴が《ジャガーノート》だとは思わなかったんだよ。
でもいくら派手な犯行だったとは言えお前らの顔はしっかりと隠しておいたじゃないか。
……まあ、それに此処にいる奴らは元は皆ホームレスだった奴らだ……もしバレたとしても足がつくことはない。
「まあな……これからも俺達は活動するんだ。今の段階で身元がばれるのは避けるのが鉄則だろ?」
「まあ、……そう言ってくれるのは有難いが、そういうアンタは大丈夫だったのかよ?」
おっと……またいつものか。
この質問は俺が何か“事”を起こすたびに聞かれる。
それはそうだろう……例え俺達がやっていることがいかに犯罪だったとしても彼等からは明日を生きる為の資金源に過ぎない。
つまりは、俺が捕まるとまた違う働き口を見つけなければいけないのだ。
しかも、今ここにいる奴らは何度か既に犯罪に手を染めてしまった……そんな事がバレればその時点でクビである。
だが、この心配は彼等からすれば当たり前のことだ……何故ならこの“仕事”はそれだけの“危険”を伴うのだから。
だからこそ、彼等のことを俺が非難するのは間違いである……そんな真似は彼等に対して許されない。
そして、また彼らを不安にするような発言をすることはできない。
「問題などない。全てが順調に進んでいる」
「……ならいいが」
「何だ心配なのか?まあ、少し派手だったがうまく進んだだろう?」
ああ、上手く進んだ……
次も今回の様に全てが……いや、“ジャガーノート”は予想外だったから全てではないが……上手く運ぶとは限らない。
それに今回の件でヒーローも警察も今後は警戒してくるだろう……それだけに《オールマイト》との戦いも今後に響いてくるだろう。
何せ、世間では今《オールマイト》の戦績に初めてはっきりとした黒星を刻んだと騒がれているのだから。
それは今や“表”だけではなく“裏”でも大いに話題になっている、と“フィクサー”も言っていた。
……俺を倒せば次の“
まあ、その“
今、この
だが、真に問題となるのは“表”だ。
今回の犯行を受けて一般市民は俺のことを“《オールマイト》とも互角に戦える
本来ならば《オールマイト》と戦う事は想定されておらず、“大勢のヒーローから堂々と勝ち逃げした
……ある程度騒がれてしばらくしたらまた鳴りを潜める……そんな
だがそれも《オールマイト》と戦ったせいで無理となった。
「だからこそ心配なのさ、今までの犯行と違って今回のはひどく目立ち過ぎた。次からはあの
ああ、……もしかすればこいつも薄々気付いているのかもしれない。
今までの様にはいかない、と。
……はぁ……こうなったら仕方ない。
後の祭りと言うやつだろう……こうなったら俺も、“覚悟”を決めなければいけないかもな。
「……ああ、そうなるだろうな。だが、今回の犯行は言うなればただの予告だ。……まずは俺達と言うものをこの街の住人に知ってもらう必要がある」
全く見当違いなことを言っているテレビに少し苛ついたのでチャンネルを変える。
そこには偶然俺と《オールマイト》の戦闘シーンが映っていた。
その光景を見て今度は先程の考えを撤回した。
……“覚悟”を決めなければいけないかもではなく今ここで“覚悟”を決めるべきだ……例え金のためとはいえ俺についてきた此奴らの為にも。
ならば、やることは一つ……そろそろ邪魔者には
何故ならばこれから先は……
「これからは、……俺達の時代だ」
<side out>
この度は、この様な小説を読んで下さり誠にありがとうございます。
どうも、最近CoDをやるときはいつも凸砂ばかりしている、筆者です。
何気に凸砂でもキルをとれることに驚きです。(凸砂が有効なのってBFダケジャナイノカー)