真・三國無双〜星彩の守り人〜   作:意思を継ぐ者

1 / 9
今回は小説というより自己紹介で終わりまして本編は次回からです。
この小説は魔帝さんという名前で活動されていた方が執筆していた「関銀屏が行く」からかなり影響を受けております。
「関銀屏」が行くの更新が止まっていて、凄く勿体なく感じてしまい、三國無双の小説を執筆を始めようと思っていたところだったので似たようなテイストの作品を気分のままに書いてみました。
どうぞよろしくお願いします。
魔帝さん、自分も頑張りますので帰還するの待っております笑笑。



第一話? 皆さんこんばんは 主人公の剣義龍心です!

僕の名は剣義、字は龍心。

現在、荊州という土地に住んでおります……と、言っても分かりにくいですかね。

中国にある結構、歴史ある土地で三國志が好きな人ならピンと来る方もいらっしゃるのではないのでしょうか?。

はいはい、それがどうかしたのか?って声が沢山聞こえてきますがお待ちください。

ちゃんと説明しますから。

まぁかなり奇特で信じられないような話しなので、嘘だと言う方もいらっしゃるでしょうが……。

まず最初に言っておきますと実は僕、もう五回人生をやり直してるんですよ。

一番最初の人生はごく普通のホテルマン、次がミンミンゼミ、次がジャンヌ・ダルク配下の兵隊、その次が戦国時代の明智光秀の部下でしてまぁ長生きできない。

唯一、平和な時代を生きたホテルマン時代でさえ享年は二十九歳の時ですから、まだ三十代というものを経験できていないということですね……。

死因は社員旅行に行く途中でバスが崖から転落して、即死。

ところで話しは少し逸れるのですが、ジャンヌの兵隊と明智光秀の部下の時代、僕は初めて「戦」と言うものを経験しました。

大勢の人間が殺し合いをするのが当たり前の世界……。

僕も無我夢中で自分や大事な人たちを守る為に人間を殺めたりもしましたが、それが当たり前の感覚になっていくのが怖かった。

あぁ、ちなみにジャンヌの兵隊時代の死因はあまりの空腹に変な果実を食べて食中毒、明智光秀の部下時代の死因は木陰で寝ている時に蜂に刺され毒が回ったというのが原因で名誉ある戦死とかですらないのでご注意を。

ミンミンゼミ時代はよく覚えてないのですが、鳥に捕食された気がします……。

だからね、もう贅沢は言わないから平和な時代に生まれて長寿を全うしたいわけですよこっちは。

その願い自体が贅沢と言われたらそれまでですけど……。

で、それを哀れに思ったみたいでこの世界に転生する直前にですね、僕の魂を担当している死神様が謝罪しに来たんですが、どうも新人だったみたいなんですよ。

見た目は完全にお爺さんでしたけど……。

本来、魂の転生を繰り返しながら成長していってもらうというのが死神様の上司の方針らしいんですが早死にばかりなので怒られたみたいで土下座してましたね。

「次は、次はちゃんと長生きしてもらいますから! 本当にすいませんでした! 長生きしていただくための特典も付属致します!」と何度も頭を下げるのでこちらとしても「じゃあ次はまぁお願いしますね……」しか言えないわけです。

それにいくら新人で仕事に慣れてなかろうと、五回もやってれば次は大丈夫だと普通は思うじゃないですか。

で、その信じた結果なんですが、かの有名な三國志の時代に転生したわけです……。

取り敢えず、めちゃくちゃ戦が起きますね……。

特典はですね……あぁ、先ず僕の名前を良く見てください。

何かお気づきになりませんでしょうか?。

剣義龍心……最初と最後の文字を合わすと【剣心】となります……。

はい……るろうに剣心の主人公、緋村剣心の能力を特典として付与されてるみたいでして、僕はまだ子供なんですが大人にすら剣の試合で負けたことはありません。

ジャンプは高く飛べるし、身のこなしも神速、飛天御剣流の技も一通り使えるのだから当たり前と言えば当たり前ですかね。

しかも中国なのに何故か家宝として逆刃刀まで置いてあるサービスっぷり。

この前なんて近くの村に出るって言う山賊、全員叩きのめしてやりましたよ。

え?……じゃあ三國時代と言えど長生きできるんじゃね?って?……。

それがそうでもないんです。

またあの新人の死神様がやらかしてくれましたからね。

史実通りの三國志の時代ならともかく、僕が転生したのは三國無双っていうゲームの世界なんです。 

最初の人生で小さい頃やりこんだのが確か三國無双4だったかな?。

まぁそんな事はどうでもいいですが、分かりやすく言うと武将たちが武器を一太刀振るえば、ワラワラ群がる人間を簡単に吹き飛ばしてしまう世界ですよ?

いくら飛天御剣流を使えたとしても長生きできるか怪しいものです。 

なら戦に参加せず、身を潜めて暮らせばいいだろうと思う方もいらっしゃるでしょう。

僕もそれは考えたんですけど、無理なんです。

僕の父は曹操率いる魏の名もなき一兵卒でして、僕に剣の才能があると分かると凄く喜んでいました。

剣家の希望の星だとずっと聞かされてましたし、父と母には愛情たっぷり育ててもらいましたから期待には応えたいわけです。

やはり人生を何回重ねても親は親であり、愛着は沸いてくるものですから。

しかしこれが世の常なのでしょうか……。

母は流行り病で亡くし、父も曹操軍と劉備軍が戦をした時に劉備軍の武将である張飛様に果敢に立ち向かうも戦死してしまいました……。

まだ十歳なのにも関わらず両親を亡くしたんですよ?。

いやもうね……収入もないしこれからどうやって生きて行こうかパニくるわけですな。

でも先ずは張飛様を倒して父親の仇を討たなければ!……と思ったので無謀にも逆刃刀を持って一騎討ちを申し込んだのですが、まぁ相手にすらされず……。

だから一撃【飛天御剣流・龍槌閃】と言う技をお見舞いしてやりました。

ちなみに高く飛翔し、落下しながら脳天に斬撃を食らわせる技ですね。

見事に張飛様の頭に直撃し、そこからですね……僕、自身記憶が曖昧でして……。

どうやらブチキレた張飛様に瞬殺されたようです……。

飛天御剣流の力が使えれば、何とか勝てるだろうと思ったのですが甘かった……。

まだ子供であり、経験豊富な猛者である張飛様のパワープレーには敵わないと言うことなのでしょう……。

そして気がついたら、寝具に包帯をグルグル巻きにされて寝ておりました……。

身体を起こそうとしたのですが、色々と怪我をしてしまったらしくめちゃくちゃ痛かったのを覚えてます。

そこからですね、張飛様とそのご家族との生活が始まったのは……。

「ガキのくせに立ち向かうその勇気気に入った!」とおっしゃっておられ、配下にまでさせてもらって今では僅かながらお給料も貰ったりもしております。

まぁ後から関羽様と趙雲様が激昂して槍で僕を刺し殺そうとした張飛様を必死に止めたと聞いた時は背筋が冷えましたが。

ちなみに配下と言っても年齢的なものもあるのでしょう。

僕が戦に出陣する事はありません。

あくまで張飛様が戦場に出陣したりする時に家を留守にされるので住み込みで、ご家族の護衛をしたり主に家の雑事を手伝ったりする奉公人のような役目をしてますかね。

もちろん最初は張飛様を恨み、憎む気持ちはありましたよ?。

でも張飛様はああ見えて酒癖は悪いですが家族想いですし、奥方である夏侯姫様は優しいし、長男の張苞様はフレンドリーで僕に対して友達感覚で接してくださるし、何より姉妹である張敬様、星彩様はとにかく可愛い……。

暫く過ごすうちに張家の人たちに触れて、自分の心から怨嗟がこの温かい家族を守りたいと言う気持ちへと変化していったのです。

そして劉備様が願われる仁の世……それを手助けしたい……そんな気持ちも薄っすらと現れてきました。

最初、最終的に史実では劉備様が率いた蜀は滅亡して魏が統一するので僕が介入することによって歴史が変わってしまうのではないか?と悩みましたが、これは三國無双ですよね?。

エンパイアーズシリーズはもちろん、無印ですらifの歴史を展開したりもしているので多分、大丈夫だろうと言う結論に至りました。

ただ、この世界で僕を生んでくれた父と母は僕をどう思うだろう……許してくれるだろうか……。

僕が魏から蜀へ寝返ったことを怒っているかもしれない……。

でも父上も母上も民が安心して暮らせる泰平の世を願っていました。

きっと劉備様なら父上や母上が願っていたそんな仁の世を実現してくれるはず……。

僕を許してくれとは言いません。 

ただ見届けて欲しいとは思っています……。

僕が時代の苦難から民を救う守り人になるところを……。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。