モチベ上げるために真・三國無双8Empiresをさっきまでやっていました作者です。
さて、いきなりですが読書からしたらどうでもいいランキング発表します。
1位星彩 2位呂玲綺 3位関銀屏 4位貂蟬 5位練師 6位夏侯姫 7位董白 8位祝融 9位辛憲英 10位月英 11位孫尚香 12位王元姫 13位張春華 14位鮑三娘 15位甄姫 16位大喬 17位小喬 18位蔡文姫 19位王異
皆さん、もうお分かりですね
答えは作者が個人的に好きな女性武将ランキングでした
お粗末さまです
僕は小さな寝具に寝転びながら、自分の女々しさと不甲斐なさ、そして見苦しくも嫉妬をしている自分を責めていた。
僕だって星彩様や張敬様に謝った方がいいことは分かってはいるんだけど、プライドが邪魔をして不貞腐れた態度を取ってしまう……。
そんな自分が嫌になってくる……。
関平様と一騎討ちの手合わせをした後から、星彩様と張敬様とはまともに会話すらしておらず、楽しいはずの食卓でも微妙な空気が流れ続けているから張飛様や夏侯姫様にまで気を遣わせてしまっていることもよろしくないことだ。
明日は謝ろう……そう思っては謝れず、あれから一週間が経ったある日のこと……。
僕がそろそろ寝ようかと、目を閉じると、寝泊まりしている物置小屋に足音が近づき、入口の前で立ち止まった。
たまに張苞が遊びに来たり、夏侯姫様が様子を見に来たりはするが、こん夜遅くに来ることは滅多にないので、何かあったのか少し不安になる。
「おい剣義! 話しがある! 入るぜ!」
僕の返事も聞かず、小屋に入って来たのは張飛様であった。
「張飛様!?」
意外だ……。
張飛様は酒を飲んで酔いが回り、この時間は潰れているはずなのに珍しい……。
取り敢えず、僕は立ち上がり、一例をする。
「剣義、お前よぉ……ちったぁ掃除しろよ よくこんなとこで寝てられんな」
「定期的にしてはいるんですけど、すぐ埃が溜まるんですよ」
「そんなもんか? まぁ古いしな……兄者が国を持つまでの辛抱だからよ、もうちょっと待っててくれや そうしたらお前にも、いい寝床くれてやるからよ」
まるで話しが見えて来ない……。
ありがたい話しだけど、わざわざこんな夜中にする話しでもないし、見た感じ張飛様はシラフのようなので真面目な話しをしに来たのだと思うが……。
「有り難き御言葉……と言いたい所ではあるのですが、あのぉ、張飛様、して御用件は?」
「おう……すまねぇ お前も俺様が明日から暫く留守にすることは知ってるな?」
「はい、魏の兵が何者かによって惨殺された事件を調査しに行くと伺いました」
実は張飛様が一週間前後、事件の調査で家を留守にする。
張飛様だけでなく、どうやら趙雲様や関羽様も同行すると軍議で決まったらしい。
「しかし意味などあるのでしょうか? 呂布は既に死んでいます 亡霊などいるはずがないですから」
何でも曹操が支配する地域では夜な夜な兵士たちが惨殺されていて、徐々に惨殺される地域が僕たちがいる荊州に近づいて来ているようなのだ。
で、その惨殺された兵士の傷跡を調べたところ、最強の武人と怖れられていた呂布奉先の武器であった方天画戟だということが判明。
で、巷では「呂布の亡霊」が蘇り、命を奪った曹操に復讐しているとまことしやかに囁かれていると……。
「いやまぁ俺様だって死人が蘇るとか亡霊なんざ信じねぇ質なんだがよ」
次は曹操に呂布を処断するように助言した劉備様が標的になるのではないか?と軍議で話しがあったようだ。
「張飛様、仮に呂布が化けて出たとしましょう あの呂布がですよ? ちまちま兵士如きを暗殺するとはとても思えませんが」
呂布は生前、「戦う」ことだけを生き甲斐として来た猛将だ。
そんな一騎当千の呂布を人々は「鬼神」と畏れ、劉備様や曹操様は「獣」と例え、蔑んだ。
そんな鬼神である呂布が仮に生き返った、もしくは亡霊として現れたとしても、こんな戦い方は間違いなくしないと思う。
「だな……俺様も呂布と戦ったことがあるから百も承知だ まぁ今、巷を騒がせてるのは呂布の名を騙っている偽物だろうよ」
「しかし、いったい誰がこんなことをしているのでしょうか? 張飛様、くれぐれもお気をつけてください」
方天画戟は「援」「胡」「内」「搪」といった四種類の用法があり、「援」は払う・薙ぐ・回すと謂った槍と同じ要領、「胡」は側面で叩く用法、「内」は掛ける・捩じ込む・翻すと謂った回転を加える用法、「搪」は貫く・突上げると謂った用法で、非常にオールマイティで攻防一体の武器である。
だが、巧みに扱うには敵や戦況によって攻撃の仕方を変えたりする経験や戦闘センス、そしてかなりの腕力が必要になってくるため、それなりに扱える時点でかなりの実力者であることは確かだろう。
「おいおい,俺様を誰だと思ってやがる……それに兄者や趙雲だっているんだから心配ねぇよ それよりも留守の間、俺様の家族をよろしく頼むぜ?」
「承知致しました この剣龍心、命に代えても御守りいたします……」
「でだ……ちょっとツラ貸せや」
「はい?……」
張飛様に呼ばれるまま外に出るとそこには星彩様と張敬様がいた……。
僕はこの状況に困惑し、張飛様を見る。
「張飛様、これはどういう事でしょうか?」
「大体の話しは張苞から、細けぇ内容は張敬と星彩から聞いたぜ? 何でもオメェら、喧嘩してんだって? オメェらが仲違いしてたら、こっちは安心して任務にも行けねぇんだよ」
「いや……喧嘩と言うか、何と言うか……」
張苞様め、張飛様にチクりやがったか……。
責任感の強さ故の事だろうが、有難迷惑でしかない……。
「まず張敬、星彩、男ってもんにゃ意地や誇りってもんがあるって俺様はずっと言ってきただろ それが分からねぇうちは良い女になんかなれやしねぇ 剣義も剣義だぜ あんな風に言われ方したら俺様だって腹は立つ だがよ、それを否定できるのはオメェ自身しかいねぇんだ 落ち込む暇があんなら見返すくらいの生き方すりゃ済む話しだろうが」
確かに張飛様の言う通りだ……。
落ち込むのはともかく不貞腐れた態度を取るなんてかなりダサい。
そんな暇があるんなら、見返すくらい良い男になるよう努力した方が有意義だ。
「剣義……冗談とは言え、酷い事を言ってしまって……こんな私ですが、できるならこれからも仲良くしてほしいです……本当にごめんなさい」
張敬様が泣いている……。
そんなこと言われたら僕も貰い泣きしてしまう……。
「いえ、こちらこそ一時の感情に身を任せて無礼な態度を取ってしまったこと、ずっと後悔しておりました 女々しくて頼りにならないかもしれませんが、これからもよろしくお願い致します」
「私も謝る……知らないうちに傷つけていたことを……ごめんなさい」
「星彩様ぁ……」
僕の溜め込んでいた何が解放されて、我慢していた涙腺から涙が滴り落ちる。
そもそも星彩様なんて僕に謝る必要なんてないのに……。
もっと強くならないと……この人たちを守る為にも……。
「泣いてやがんのか? ったく……女々しい奴だなぁ……よし、今夜だけは特別だ 剣義、オメェめも俺様たちと一緒の部屋で寝かせてやる」
へ?……。
つまり星彩様と張敬様と同じ部屋で寝る!?。
もう訳が分からない。
メチャクチャ嬉しいが、これ素直に喜んでいいのだろうか。
「お、恐れ多き御言葉! しかし僕なら物置き小屋で十分でございますす!!」
「あん? 剣義、俺様の善意を無駄にしようってのか?……」
張飛様が人殺しの目をしている……。
拳もバキバキ鳴らしてるし……。
「滅相も御座いません!! 張敬様と星彩様がお許し頂けるのなら、お願いしてよろしいでしょうか?……」
「って剣義は言ってるがいいよな?」
「はい……私は剣義が良いのなら構いません 星彩はどう?」
「そうね……今夜だけなら」
張飛様はガッハッハと笑いながら、僕たち三人の頭を撫でる。
張飛様の顔をふと見上げると、さっきの人殺しの顔とはうって変わり、良き父親の顔になっていた……。
「うし! んじゃ、帰るぞ!」
僕としては嬉しさ半分、緊張半分……。
今夜は色んな意味で寝付けそうにないな。
なお、その夜は張飛様と張苞様の激しいイビキのせいで一睡もできなかった模様……。