いつか、おはようのキスを君に   作:アトリエおにぎり

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祝え、風宮姉妹が生を享けた輝かしい日を


Dreaming in the Dream

 ヨリとアカリと一緒に、おれの新たな居場所となった古城を出る。【ディアボロス】――悪魔偽王国軍、と書くらしい――について詳しく聞いているうちに、陽は傾いていた。それでも、振り返って見える城も、この周りにある森も、来た時より落ち着いたものに見えた。それを統べる存在と打ち解けたからか、あるいは、この世界が少しだけ優しげに映るようになったのか。何にせよ、悪くない気分だった。

 そうして彼女たちと歩きながら、おれは今後について考えを巡らせていた。成り行きに任せた形となったが、一先ずギルドに身を置くことはできた。それはそれとして、日常生活についてだ。

 おれは今日まで、ホテルの一室を寝床としていた。記憶の中ではランドソルに設けていたはずのギルドハウスが、失くなっていたからだ。――矛盾に気付く。覇瞳皇帝から解放された後、それが消失しているのを確認したとき。自分の中で折り合いを付けるにあたり、「“おれ”という存在がない状態で世界のリセットが行われた」と仮定していた。でも、ヨリとアカリは「行方をくらました“おれ”を探していた」。あの時は彼女たちに会えたことで頭がいっぱいで、疑問にすら感じなかったけれど。……今度ラビリスタに会った際に、聞いてみるとしよう。『七冠』という存在に期待しすぎているかもしれないが、何か知っていることがあるかもしれない。

 さて、おれがこの世界に在り続けていたという前提に立つなら、未だ見ていない場所がある。ランドソルから少し離れた場所に設けていた、おれの住処。かつては第2のギルドハウスみたいになっていたが、あれは今どうなっているのだろう。もし残っているなら、そこで今後の生活基盤を整えようと思う。

 

 右腕をアカリにぎゅっと掴まれて、ヨリはおれの左側を歩いていた。二人の歩幅に合わせて歩いていると、自然と足取りも緩やかになる。おれは、彼女たちがどこへ向かっているのかが分からなかった。ただ、周囲の状況から予想するなら、ランドソルの方ではなさそうだった。

 エネミーの類に遭遇することもなく、やがて辿り着いた場所。そこは、星の形をした都市を見下ろす高台に位置した、2階建ての家。見覚えがあるなんてものではない。紛れもなく、おれが私財を注ぎ込んだ我が家であった。

 

「アンタの部屋、あの日のままになってるんだからね」

 

 玄関の前で立ち止まったヨリが、どこか拗ねたように言う。その言葉を聞いて、胸の奥がきゅっとなるような感覚を覚えた。おれは、この世界をゲームだと思っていた。紛れもなく、ここは「レジェンドオブアストルム」なのだから。でも、彼女達は確かに生きている。『ミネルヴァの懲役』という災厄によって現実と隔絶された、この「レジェンドオブアストルム」で。

 

「ああ。……ただいま」

 

 だからおれは言った。かつての自分が、きっとそうしていたように。

 ヨリとアカリは顔を見合わせて微笑み合うと、同時に口を開く。

 

「……おかえり」

「おかえり、お兄ちゃん」

 

 その声を聞くだけで、涙が出そうになるくらい嬉しかった。

 おれと彼女たちとの関係が、同棲ないしそれに近しいものだと理解するまでには、ほんの少しの時間を要した。

 

 二人と一緒に家の中へ入ると、内装は、おれの記憶にある光景とほとんど変わっていなかった。まるで時間が止まっていたかのように。いや、変わったものもあった。テーブルの上には、見たことのない、携帯端末ほどの大きさの機械――ポータブルゲーム機と思しきものが置かれている。よりはゲームが大好きだったが、ゲームの中でもゲームを嗜んでいるということか。果たしてそのエミュレートはどういう仕組みなのだろう。そんなことを考えながらソファに座っていると、台所に立ったヨリが紅茶を用意してくれた。一息ついたところで、彼女が口を開く。

 

「アンタ、今までどこに行ってたの?」

「……ちょっと、一人旅を」

「どこに行ってたの」

「……」

 

 関係性を考えれば、当然の問いだった。寝食を共にしていたであろう身内が、突然消息を絶ったのだ。気にしない方がおかしい。彼女は、どうにかしておれの居場所を探そうとしていた。それこそ、“伝説の吸血鬼”という存在に頼るほどに。

 しかし、真実を語ることはできなかった。この世界を「現実」として生きている彼女らにとって、それはあまりにも現実離れしていて、受け入れられるとは到底思えないからだ。いずれ、彼女たちには本当のことを話さなければならないと分かっているのだが、今はそのときではない気がした。だからおれは、無言を貫くことしかできなかった。

 

 沈黙を破ったのは、アカリの声。

 

「まあまあお姉ちゃん。お兄ちゃんが無事に帰ってきたんだから、ね?」

「でも、私は…………分かったわよ」

 

 ヨリはアカリの言葉に同意を示したが、納得しているわけではないようだった。

 アカリは続いて、おれの方を向いて言う。

 

「お兄ちゃん、どうしても教えてくれないんですか?」

「ああ。色々あって、今は教えられないんだ。……でも、いつか必ず、ちゃんと全部説明するから」

「じゃあ、その時までお姉ちゃんの下着の色はお預けですね」

「ちょっ!?」

 

 アカリの発言に、ヨリが顔を真っ赤にして立ち上がる。

 

「それは何があっても言わなくていいの!」

「えー、でも気になるでしょ? お兄ちゃん」

「……」

「アンタも黙らないでよ! はぁ……もういいわ」

 

 ヨリはため息をつくと、再び椅子に腰掛ける。

 それからしばらく、ヨリとアカリは、おれが居なかった間の出来事を話してくれた。どんな日々を送っていたのかとか、“伝説の吸血鬼”を探すに至るまでの経緯だとか。ヨリが時折見せる寂しげな表情が、おれの心を刺す。……本当に、心配をかけたのだろう。おれが彼女たちの前から消えて、どれくらい経っていたのかは分からない。けれどその間、ヨリはずっとおれを探してくれていた。そして、アカリもまた。

 彼女たちの話に耳を傾けているうちに、夜になった。夕食はおれが作った。「現実」では両親が家を空けることが多かったから、料理には少し自信があった。調理器具の使い勝手は、かつての『アストルム』とそんなに変わらなかった。これまで誰かに振る舞ったことはないものの、味見をした限りは問題ないはずだ。実際、ヨリもアカリも美味しいと言ってくれた。不思議で、不気味な感覚だった。「ゲームの中で料理をする」ということもそうだが、この仮想世界こそ現実であってもよいのではないか、と思ってしまった。ここには大切な人がいて、おれの傍で笑顔を見せてくれている。夢見た力も、この手にある。しかし、だからこそ虚構であると理解していた。これは現実ではなく、ただのゲームなのだと。この感覚も、感情も、全てはmimiを通して見る幻想なのだと。

 

 食事を済ませて後片付けを終えた後、おれは自室を見てくると言って彼女らと離れた。アカリはこれから風呂を沸かすらしい。

 2階にあったおれの部屋は、ほとんど記憶の中のそれと変わらない状態だった。ベッドだけは、2人ほどなら余裕をもって横になれるような、ちょっと大きいものに変わっていた。過去に小さなベッドで、よりとあかりに挟まれて眠(れなか)ったことを思い出す。おれたちの誰かにその記憶が残っていて、新調したのかもしれない。

 ランドソルの城にて、覇瞳皇帝から投げ渡されたペンダント――あいつは、“贋作”なんて言っていた――をポケットから取り出す。おれの首に掛かるペンダントと見比べる。確かに似ていた。よりにこれを渡した日、観覧車の中で、よりは「お揃いになっちゃうかも」と言っていたっけ。今日見たヨリの首には、アバターを作った時の装飾品であるチョーカーだけがあった。それを思い出して、涙が零れそうになった。

 

「……埃っぽいな」

 

 灯を消し、月明かりの差し込む部屋で、わざとらしく独りごちる。窓を開け、おれは2つのペンダントを手に、夜空に輝くいくつもの光を眺めた。「レジェンドオブアストルム」は今、世界中の人々の意識を閉じ込めた檻だ。なのにどうして、こんなにも綺麗なのだろう。しばらくの間、煌めく星々をただ見ていた。

 

 ペンダントを机の上にあった小物入れに仕舞い、1階に降りる。すると、階段の下に寝間着姿のヨリがいた。

 

「どうした?」

「お風呂。空いたわよ」

「ん、ありがと」

 

 礼を言って、そのまま脱衣所に向かう。服を脱ぎ、浴室に入る。普段ならば、何てことはないルーチン。シャワーを浴びながら、自分の身体を見た。

 

「…………あるのか」

 

 自らの股の間にあるソレを視認し、困惑する。いや、そもそも自分のものをそんなにしっかり見たことはないけれど。ゲームなのだから、いい感じにぼかされているかと思っていたが、予想以上にしっかりUncensoredであった。アバターを作る際にmimiへ登録したパーソナルデータにそんな項目はなく、恐らく平均的なデータを反映しているのだろうが、何というか、生々しい。

 湯に浸かり、深く息をつく。ヨリとアカリのものだろうか、甘い残り香が鼻をくすぐる。――彼女たちの露わな姿を思い浮かべてしまい、全身を湯の中へ沈めた。

 

 水面から顔だけ出して、静かに思う。ヨリが言っていたように、おれは「失踪していた」のだ。それも、何処に行くと告げることもなく、突然に。頭を過ぎるのは、覇瞳皇帝がおれを捕えて、何度も殺していたという事実。それはこれまでの繰り返しに於いて、ヨリとアカリが、おれに会うことが叶わなかったことを意味する。

 おれがここに居ること。これが、ラビリスタが言っていた「誰も知らない未来」にどんな影響を及ぼすかなんて分からない。ただ、おれの目的、つまり彼女たちをこの世界から救い出すということについて、いい方向へ進むだろうと信じたい。

 

 風呂から出て、バスタオルで身体を拭く。床に置かれた籠の中に、男物の寝間着が入っていた。ヨリが用意してくれたのだろうか。何だか家族になったみたいで、嬉しかった。

 着替えを終えて、脱衣所の扉を開ける。リビングには誰も居らず、静まり返っている。夜も更けている。ヨリとアカリはもう眠っているのかもしれない。1階の灯りを消し、自室へと向かう。

 

「……?」

 

 2階へと続く階段の途中、自室の戸の隙間から光が漏れているのに気付いた。ドアノブに手を掛けて少し開けると、中からアカリの声が聞こえる。

 

「あ~ん! そんなに攻められたら、アカリ壊れちゃうよ~!」

 

 思わず、戸を閉めた。おれの部屋で、一体何をしているんだ? 声しか聴いていないのに、よからぬ妄想が渦を巻く。

 しばらく動けずにいると、ひとりでに戸が開き、少し頬を赤く染めたアカリが顔を覗かせる。

 

「お兄ちゃんも……一緒に、しますか?」

 

 そしておれの手を取って、悪戯っぽく言ったのだ。

 心臓の鼓動が速まる。ああ――ひとつ屋根の下で暮らすのなら、こういうこともあるのかもしれない。年齢のことを考えたら、あまりにも尚早過ぎる。おれ自身とて、知っていることは少ない。当然、部屋にはヨリもいるはずだ。それでも彼女たちが望むのなら、おれは――。

 おれが頷くと、彼女はおれの手を引いて部屋の中へと招き入れる。そうして目の当たりにしたのは、おれのベッドの上にちょこんと座っているヨリと、そこへ広げられた数多のカードだった。

 

「あっ」

 

 おれの存在を認めたヨリが、小さく声を漏らす。

 

「え、えっと、珍しくアカリが寝る前にカードゲームしたいって言うから……なんでアンタの部屋だったのかは分かんないけど……ごめん、すぐ片付けるわね!」

 

 ヨリが慌ててカードを片付けようとかき集めるのを、「ちょっと待った」と止めた。

 

「え? なに?」

「寝る前に、おれも1回やろうかなって。ルール、教えてよ」

「……しょうがないわね。アカリもアンタとやりたそうだし。教えてあげるから、こっち来なさい。あ、説明書はこれね」

 

 そうしてヨリと一緒に山札をシャッフルし、カードの動かし方を教えてもらいながらプレイする。その後、ヨリ、アカリとそれぞれ対戦した。結果、ヨリには完全なワンサイドゲームで敗北したが、アカリとは一進一退の攻防の末、どうにか勝つことができた。

 

「お兄ちゃんにめちゃくちゃにされちゃったぁ……」

 

 アカリはそう言いながら、ベッドにうつ伏せに寝転んで手足をバタバタさせる。それを見るヨリは、少し呆れ顔だ。ああ、きっとこれが、これまでの日常。そして、これからも――おれが望むなら――続いていく日常。おれの平穏は、今だけは確かにここにあった。

 二人との勝負の後片付けをしながら、そろそろ寝ようと提案した。アカリは少しだけ不満を見せたが、ヨリは眠そうだった。カードをまとめてヨリに手渡すと、彼女は「おやすみ」と短く言っておれの部屋から出ていこうとする。

 

「あっ、お姉ちゃん待って!」

 

 それを見たアカリが、ヨリを引き留めた。

 

「アカリ、久しぶりにお兄ちゃんと……お姉ちゃんも一緒に、3人で寝たいな」

 

 おれを見て、それからヨリを見て。アカリはゆっくりそう言った。その言葉に、強く憶えがあった。もうずっと昔のことのように思える。『永遠の蜃気楼』を踏破したその夜、狭いベッドで感じた2人の温もり。今でもはっきりと思い出せるほど、鮮明に残っている。

 

「私は……アンタがどうしても、って言うなら、いいけど」

 

 ヨリは少し恥ずかしそうに、おれを見て――視線を外して小さく言う。そんな表情をされては、もうダメだった。

 

「じゃあ、寝ようか。一緒に」

 

 おれが答えると、アカリが部屋の灯りを消す。おれはヨリとアカリに挟まれるようにベッドに入った。大きめのサイズとはいえ、やはり1人用のものだ。3人で眠るには相変わらず狭かったけれど、この狭さが、心地良く思えた。

 アカリはおれにくっつくようにして、ヨリはおれに背中を向けて。彼女たちが隣で眠っていることに、安心を感じていた。2人ともすぐに眠ってしまったようで、静かな寝息だけが聞こえる。

 

「おやすみ。より、あかり」

 

 誰も聞いていない呟きを暗闇に放り投げ、目を閉じた。

 

 

ʚ ɞ

 

 

 不思議な眩しさに目を開けると、そこは見慣れた景色だった。夕暮れ時の椿ヶ丘駅。きっと仕事帰り、あるいは学校帰りの人々が列を成し、それぞれの向かう場所へ急ぐ。

 おれは「現実」へ戻ってきてしまったのだろうか。何もなし得ていないのに。右耳にあるはずのmimiを触ろうとして、腕を動かせないことに気付いた。

 

「お兄ちゃん、お待たせっ」

 

 後方から聞き馴染みのある声がすると、おれの身体は意図せずそちらを向く。そこには、制服姿のよりとあかりが居た。2人とも鞄を持っているから、学校が終わって直接ここへ来たのだろう。

 

「どうしたのよ? ぼーっとして」

 

 よりに声を掛けられた。おれの知っている、いつもの彼女だった。抱きしめたくなって、自由が利かないことに少し腹が立った。

 

「なんでもないよ。それじゃあ、行こうか」

 

 口も身体も、勝手に動く。おれでいて、おれでないような、不思議な感覚。何かをするのも徒労だと悟り、成り行きに任せることにした。

 

 やがて辿り着いたのは駅近くの喫茶店。おれは普段、こういう場所へ行くなら独りなのだが――ああ、思い出した。これはきっと、よりとあかりが中学2年生に上がって最初の定期試験が終わった日。彼女たちを労うために、3人でここに来たのを憶えている。

 店に入り、席に通されると、よりが机に突っ伏しながら呟く。

 

「はぁ~、やっと終わった」

「お姉ちゃんお疲れさま! ほらほら、お兄ちゃんも」

「え? あ、あぁ。……2人ともお疲れ。好きなもの頼んでいいよ」

 

 自分がオーダーするのは、温かいロイヤルミルクティーと既に決めていた。メニューを手渡し、わいわいとそれを見る2人を眺める。

 

「あっ! あかり、これがいいなぁ」

 

 あかりが指差したのは、「季節限定、初夏のフルーツカップケーキセット」。ドリンクは別。『お友達やカップルでシェアしよう☆』なんて文言が書いてあった。少々値は張るが、頑張った彼女たちのために、今日は奮発しよう。2人の飲みたい物も一緒に聞いて、店員を呼んだ。

 

 数分ほどして、頼んだカップケーキセット他一式が運ばれてくる。桃にぶどう、さくらんぼやメロン。色とりどりの果物が乗ったそれは、食べるのが勿体ないほどに華やかだ。そして何より、とても美味しそうだった。

 

「ねぇ、写真撮ろうよ! 」

 

 あかりが携帯電話を取り出して言った。彼女は流れるような手付きでカメラをフロントに切り替え、画面を見ながらケーキと一緒に3人が写るような位置を探している。横並びに座るだけでは画角に全員入るのが難しく、あかりはおれに身体を押し付けてくる。肩と肩が触れ合うなんてものではない、ほぼ密着状態だ。よりはおれから少しだけ離れ、顔の半分くらいが画面から見切れている。

 

「お姉ちゃん、もっとお兄ちゃんにくっついて~」

「えぇ……恥ずかしいんだけど」

 

 そう言いながらも、よりはちょっとずつおれとの距離を詰めていた。だが、相変わらずよりだけが見切れている。これでは埒が明かないと思い、よりの肩に手を回し、自分の方に抱き寄せた。

 シャッター音がひとつ。画面には、笑顔のあかりと、慌てた表情のより。そんな2人に挟まれたおれが収まった。

 

 刹那、世界が白い光に塗りつぶされ――――――

 

 

 

 

 

 目を開ける。月明かりだけが差す、暗い部屋。見覚えのある天井。そこは間違いなく、アストルムの、おれの部屋だった。

 今のは一体、何だったのだろう。夢にしては、やけに現実味を帯びていた。当然だ。あれは「現実」の記憶。あの日、あの時、確かにあった出来事なのだから。……でも、どうして? それを今、このアストルムで、夢として見る理由が分からない。

 

 おれの両隣で聞こえる、ふたつの寝息。右にはアカリ。左にはヨリ。どちらも安らかな寝顔だ。いつの間にか、おれの左腕はヨリの肩にあった。アカリはおれに抱きつくようにして眠っている。2人は確かにここにいる。この手で触れられる場所に。なのに、心の中にはぽっかりと穴が空いているような気がした。その隙間を埋めるように、ヨリを、アカリを、抱き寄せる。2人の温もりを感じながら、おれは再び目を閉じた。




次回、第3章「誰が為のエランプシス」
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