シャーマンキングのボーズの歌のみクロス。ボーズいいよね、ボーズ。
短いです。よろしくお願いします。
あと、「JOH!仏」はとてもいい曲なのでぜひYouTubeとかで検索して聞いてほしい。
あ、歌詞は使ってないのでご安心ください!
俺の歌を聞けー!(シャーマンキングクロスオーバー)
転生した。
そういうわけで、俺はなんちゃって仏教徒になったのだった。
せっかくの二回目の生、ちょっと変わった経験をしてみたい。
そういうわけで、俺は仏教系バンドを設立してみた。
曲はシャーマンキングのボーズから「JOH!仏」を拝借した。
この並行世界にはなかった曲みたいだし、何故かやっぱりこれだろ! って思ったからだ。
いっぱい練習して、満を持して高校の文化祭で歌った。メンバーはいないから1人だ。バンド名はボーズ。
感謝を込めて、精一杯歌って、やりきって万雷の拍手をもらう。
歌い終わったら、何人かの生徒が俺の所に突撃してきた。
「健くん、凄かった!」
「健くん、お坊さんなの!?」
「健くん、霊能者なの!?」
その勢いに押されながら、俺は答える。
「いや、全然。霊感はないよ。でもいい曲だろ?」
「すごいよ!! 録音させて!」
「あっずるい! 私も欲しい!」
「歌教えて!」
そして、彼らはそのままバンドを猛練習して、俺のバンドメンバーに収まったのだった。
そのまま高校卒業したらメジャーデビューするのだと勢いが凄い。
えっ そこまで?
流石に、人の曲でメジャーデビューはやばい気がする。
ってことで、慌てて作曲の勉強にも力を入れた。
でも、1番人気はやっぱり「JOH!仏」なのだ。それ以外はなくて良いと言われた。地味にショックだ……。まあ、当然だろう。「JOH!仏」はプロが作った名曲。俺のは素人の歌。月とスッポンなのは当然……。実際、俺も心揺らされるのはその曲が1番なのだ。
熱狂の中、なんだか置き去りにされた気分で、俺は祭り上げられた。
歌はプロの物とはいえ、歌ってるのは素人だ。
メジャーデビューとはいかず、小さなライブハウスでするのが精一杯。
それでも、何やらとても熱狂的な常連さんは出来た。
そんなある日、小さなライブハウスで楽屋に忍び込んできた者がいた。
中学生らしいが、もう大人かと見まごうほど背が高い。
「お兄さんの歌、効いたよ。一度でファンになった」
「そっか。ありがとな。でも、ここは関係者以外立ち入り禁止だぞ」
その子が入って来た途端、バンドメンバーはガタガタと腰を抜かした。
「う、歌って。歌って、リーダー! タケ! 歌ってぇ!」
「お兄さん、見えないの?」
「何がだ? どうしたんだよ、皆」
俺はなんだかドキドキしてきた。なんだよ、怖いじゃねーか。
実は、バンドメンバーは皆霊感があって、俺の歌はお経だけあって効くのだという。
「まさか、君、憑かれてるわけ?」
諤々と頷くメンバーの皆。
「そっか。俺なんかの歌が役にたつわからねーけど、心を込めて歌わせてもらうよ」
メンバーは震えて動けないようだったので、俺は改造琵琶を掻き鳴らし、心を込めて歌った。
「「「「嘘だろ……?」」」」
「すごい。見えないのに、小物はやっつけられるんだ」
「た、タケの歌がほとんど効かないなんて!?」
「ば、化け物、化け物だ!」
「タケ、もっと力を込めて歌ってよ!!」
「わかったからもういいよ」
見えない何かに、口を抑えられる。
なんだこれ。まさか。
「まさかお前は、シャーマンキング……!?」
「何それ?」
「いや、霊を操る人なのかなって思って」
「そうだね。似たようなものだ。私の名前は夏油 傑」
全然違った!! 世界別かよ!!!
「お兄さん、名前は?」
「天道 健」
未来でテロリストになる少年は、にこりと笑った。
「友達になってよ」
「俺は未来のメジャーシンガーだから、誰にも内緒だぞ⭐︎」
メロンパンに捕捉されてませんよーに!!!
その日、俺は自分の生まれた世界と転生特典を理解した。
あ、確認したら「JOH!仏」、普通の人が普通に歌っても若干の効果があるらしい。すご。