賢者タイムにタイムリープ   作:パイナップルの後味

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バカが考えた話


最後の日、そして最初の日

気がつけばもう高校卒業。思えばこの3年間、灰色だった、灰色すぎた。部活は途中でやめたしバイトもしてないし、彼女だって出来なかった…。家に帰り高校生活を振り返り惨めになりながらトイレに向かう。

 

「…ふぅ」

 

1発抜いたあとは頭がクリアになる。それに10代なんだ、この快感には抗えない。もしかしたら依存性かも。

手を洗いながらそんなことを考えて部屋のベットに仰向けになる。考えるのはこの先のこと、大学は四年制に通うがやりたいことはまだ決まっていないし、将来の夢だってない。とりあえずは英語を頑張ろうか、とアバウトに先のことを決めたときだった。

 

視界がぐらつく

 

 

なんだ!?わからんわからん!死ぬのか?死んでしまうのか?そのときは死因はテクノブレイクになるのか?保健の先生がテクノブレイクは嘘って言ってたのにぃぃぃいいい!!!

 

戸惑っていると視界が回り出した。もうダメかもしれん、俺はわけも分からず死ぬかもしれん、ああ死因知られたくねぇ…、お母さんこんな子供でごめんよ、諦観して目を瞑っているとしばらくしたら違和感は消えた。いったいなんなんだってばよ…。混乱していたがトイレに行きたくなってきた。体はなんともなってないし大丈夫か、と思考を放棄してトイレに向かう。抜いたあとはしばらくしてから尿意が来るがなんでなんだろう、てかなんで卒業式終わって帰ってきて真っ先に抜いたんだろうとあるあるな後悔をしているとおしっこがめっちゃでた。放尿きもちえぇ〜と新たな性癖の扉を開きつつトイレを出る。部屋に向かうと廊下で母に会う。礼服を来ていない、いつの間に着替えたんだろう、てかいつの間に帰ってきたんだろう、学校で母を撒いて速攻帰ってきたはずなのに。

 

「おはよう、高志今日は早いのね。」

 

何言ってんだこいつ、更年期障害をこじらせたのか、もしくは認知症がもう始まってしまったのか、まだアラフォーだぞ。

 

「何ぼさっとしてんの、今日は入学式でしょ早く顔洗ってご飯食べて着替えなさい、お母さんも支度しなきゃだし。」

 

「何言ってんだ?もうボケてきたんか、ついさっき卒業式終えたばっかだろ。」

 

ぶたれた、なんでさ。

 

「アホなこと言ってないで準備しな」

 

一体どういうことだ、もしかしてと思い急いで部屋のカレンダーを確認しに行く。そこには3年前の西暦が記されていた。

 

「んなぁぁぁにぃぃぃぃぃぃいいいいい!?!?!?」

 

気がついたら俺は高校1年生の最初の日にタイムリープしていた。

 

 

そんなお話。

 

 




導入部分なのでさっくりと短くまとめました。
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