極めろ熱界雷!!目指せ一撃逃走   作:花河相

17 / 74
誤字報告ありがとうござます。
毎回のように報告をしていただいます。
少しずつ改善したいと思います。




は?……え!!

 

 柱合会議が終了後すぐに蝶屋敷に戻り俺は今ベッドで横になって今日の出来事を事を考えていた。

 柱にならなくて済んだのはよかった。

 でもお館様のせいで俺は変な立場になってしまった。

 柱に稽古をつけるってなんだよマジで

 言いたいことは分かる。上弦に対抗するために柱たちの実力向上を図るため。

 それでも言い方ってものがある。

 なにが柱に稽古をつけてくれだよ。

 そのせいで俺は不死川様……いいや不死川でどうせ歳同じだし。

 不死川に敵意を向けられてしまった。

 俺は今まともに動ける状態じゃない。

 殺されなきゃいいけど。

 

「獪岳さん、何かお悩みですか?」

「カナエさん……ちょっと今日のことで」

 

 考え事をしていた俺にカナエさんが心配してか声をかけてきた。

 

「私でよろしければお聞きしますよ……」

 

 カナエさんは本当に良い人だ。

 確かに柱目線からの意見を聞くのもいいかもしれない。 

 俺はそう思うと、カナエさんに質問をした。

 

「じゃー遠慮なく、カナエさんはどう思った?ほら、柱の件とか」

「うーんそうですねぇ……」

 

 カナエさんはそう言い目線を下にし、右手の人差し指を口にあて考え始める。

 何そのポーズ可愛い。

 俺が感想を抱いているとカナエさんが話し始める。

 

「柱としては獪岳さんになってほしかったですね」

「柱として?」

「はい。ご存知の通り柱は現在空席があります。それが原因で柱一人の負担は多くなってしまっています。それに獪岳さんは上弦の参と戦えるだけの実力がありますし、柱になってくだされば心強いなと思います」

「なるほど……」

 

 柱の現状はある程度知っているため本人から聞くと本当に申し訳ない気持ちになってしまう。

  

「でも」

「え?」

 

 俺が考えごとをしていると、カナエさんが話を続けた。

 

「私個人としましてはこれで良かったと思っていますよ!」

 

 カナエさんは笑顔になって俺にそう言ってきた。

 個人として?

 

「カナエさん個人としてってどういうこと?」

「………秘密です!乙女の秘密は詮索するものではありませんよ……私は仕事がありますのでもう行きますね!何かあれば遠慮なく言ってくださいね!」

 

 カナエさんは俺にそう言い、顔を少し赤くして退室してしまった。

 

 俺はまた可愛いと感想を心でしたが、それとは別の考えが浮かんでいた。

 もうすぐカナエさんの死亡フラグが来る。

 それまでに早く療養しなければ。

 焦る気持ちもあったが、それでは余計に治りが遅くなってしまう。

 なので焦らずできるだけ早く完治させようと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 柱の会議から三ヶ月が経ち、俺の体は完治、機能回復訓練を済ませた。

 まだ全盛期の7割しか回復していないが、復帰には十分。

 もう仕事に復帰しようと判断し、準備をしていた。

 

「もう復帰するんですか?」

「まぁね。流石に体鈍るし」

「あまり無理しない方がいいんじゃないですか?姉さんが心配しますよ」

「大丈夫だよ。これでも元とはいえ柱に誘われたんだよ。そう簡単に死なないよ」

「はぁー別にいいですけど」

 

 この三ヶ月でしのぶとは普通に会話をできるようになった。

 これにはあるきっかけがあったのだが、これが大変だった。

 俺は猗窩座の血液を拭き取った布を持っていた為、それを今後の役に立つのではないかと思い、しのぶに渡そうとした。

 でもタイミングが悪かった。

 俺はすでに歩ける状態であったため、カナエさんとしのぶが話している最中に「しのぶさん。よかったら心ばかりのプレゼントです」と言ってそれを渡した。

 そこで言葉足らずなのと間の悪さで事件が発生。

 俺の言葉にカナエさんが反応して

「しのぶと獪岳さんはそう言った関係なのですか?」

 といつもの華やかな声と表情とは真逆、目のハイライトは消え、ドス黒い声で言った。

 俺としのぶさんはやばいと判断し、協力してカナエさんを宥めた。

 一時間後、誤解が解け「もう!ちゃんと説明してくださいよ獪岳さん。でも本当にお優しいんですね」と照れながら言った。

 

 多分それがきっかけだったのだろう。 

 俺としのぶはそこで何かの絆が生まれた。

 そのおかげで今ではタメ口、名前呼びの許可が出た。

 しかし稀に義兄さんと呼ばれることがある。

 何故だろう?

 まぁ、こんな一幕がありしのぶとの関係は修復されたのだった。

 

 あとお館様に頼まれていた柱との稽古はまだ断っている。

 稽古で怪我をしたくないし何よりカナエさん死亡フラグが来るまで時間がなかったためだ。

 

「疲れたー」

 

 俺はそう呟きながら自分の自宅にいた。

 自宅は猗窩座の一件での報酬としてお館様からもらった。

 一人では少し大きいような感じがするが住みやすいし良いと思い、気にしないことにした。

 一つ疑問なのが、何で蝶屋敷から歩いて10分くらいの場所にあるのかだが。

 

「こんなこと気にしたってしょうがないか!」

 

 またも誰もいない部屋の中で話す。

 何か外堀から埋められてる?と思えてきてしまったが気にしないことにした。

 気にしたら負けだ。

 その後は今日は少し疲れたため早く寝ようと思い、布団に入り寝た。

 しかし、今日大事件が発生してしまう。

 それを知ったのは俺が睡眠に入ったあと。

 しのぶが急に家のドアをぶち破って入ってきて、俺の布団にまたがる。

 何か泣いてる?状況は掴めないが取り敢えず一言言っておこう。

 

「おい人の家のドアに何s「お願い!姉さんを助けて!!」……」

 

 

 

 

 は?……え!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。