最終選別当日になった。
俺は生き残るため、呟きながら脳内シュミレーションをしていた。
「正面から来たら熱界雷、2体きたら熱界雷2連続で飛ばす。飛ばしたらすぐ距離を空けてすぐ逃げr「あの……大丈夫ですか?」……え?」
ふと、俺が気がつくと花の良い香りがした。
そして息を呑む。
目の前には絶世の黒髪美女がいた。
俺はつい、釘付けになってしまい見つめてしまった。
「あの……何か?」
「あ!すいません急に話しかけられて少し驚いてしまって」
「そうですか、それはすいませんでした。……随分と緊張して居るような雰囲気でしたので心配になって……その……」
黒髪美女はそう言い、周囲を見ながらそう言う。
なんか意味深な言い方だなぁ?
俺は気になり周囲を確認すると
「あいつ多分すぐ死ぬな」
「1日持つかね?」
「知らん、足引っ張らなきゃいいけど」
周囲はガヤガヤしていた。
そして着いてからの俺の行いを考えてみる。
俯きなにかを呟き続ける……うん。ただの変人だね。
おそらくこの黒髪美女はみんなに代表として声をかけてきたのだろう。
俺も今思うとやばい人だ。
とりあえずお礼を言っておく。
「ごめん。ありがとう。ちょっと緊張しすぎちゃって!!君を見たら緊張が吹き飛んだよ!」
「うふふふ。それはよかったです。お互い頑張りましょう。……あ、まだ名乗っていませんでしたよね?私は胡蝶カナエと申します」
「これはこれはご丁寧に。俺は獪岳って言います」
「獪岳さんですね。お互い頑張りましょうね」
「はい!!」
へぇ、胡蝶カナエさんって言うのか。いい名前だ!!
………え?この人将来の柱の人じゃん。
俺もしかしてこの人と同期なん?
やべ、俺こんな美女に名前覚えられた!!
やべーめっちゃやる気上がってきた。
絶対生き残ったやる!!
俺はそう決意し小さくガッツポーズをした。
「死ねばいいのに」
「どうせ即死だよ」
童貞の僻みかな?
「ふっ」
俺は周囲の連中に向けて鼻で笑ってやった
そしたら周りからの殺気が増しました。
気のせいかな?背中に気をつけよう!!
「死ねやーウベッ!」
「見つけグワッ!」
最終選別が始まってからの俺の行動は本当に単純。
俺が見つけた瞬間熱界雷!来た瞬間熱界雷の繰り返し。
襲ってきても、不意打ちされても、後手に回ったとしても、こいつら如きこの俺のスピードを前にしたらハエが止まる。
仮に危なくなっても伝家の宝刀、熱界雷を使えばあら簡単!!鬼は彼方へ飛んでいく。
俺の熱界雷は今では先生にも歴代最高の威力を持っていると保証された。
まー俺が吹き飛ばすってことは他のやつの負担が増えるってことだけど、そんなの知らん。
俺は初日の行動でやりすぎたのか偶に他のやつに会うと斬り込まれる。
その度に熱界雷 弱を使い飛ばす。
まー他のやつに胡蝶さんは入ってないけど。
あの人なら平気でしょ。
将来の柱なんだから。
俺が考え事をしていると俺の方向に向かって巨大な大木が飛んできた。
俺は瞬間構える
「雷の呼吸 伍ノ型 熱界雷 六連」
俺は一瞬で大木に六回斬撃を飛ばす。
瞬間大木は逆方向へ戻っていった。
フッ……決まった。