・後日、昼休み・
緑谷「それじゃあ行ってくるね。」
東「いーなー、ヒーロー科の授業体験出来るなんて。」
緑谷「怪我人役だけどね。」
イナリ「でも身近だからなぁ、見てるのと直に体験するのとでは違うからね。」
緑谷「まぁ、学ばせていただいて、盗めるとこは盗んでいきますかね。」
「じゃあ、行ってきまーす。」
二人「「行ってらっしゃいー。」」
東「終わったら感想聴かせろよー!」
・職員室・
コンコンコン
緑谷「失礼します!」
相澤「おっ、来たか。」
緑谷「準備万端です。」
相澤「よし、じゃあ教室前まで行くぞ。」
緑谷「はい。」
・授業開始3分前・
相澤「よし、それじゃあ教室前で待っててくれ。俺が呼んだら教室に入ってこい。」
緑谷「はい。」(皆から見えない位置にいとこ。)
ガラガラ
相澤「よし、全員いるな。」
〜〜〜
相澤「よし、全員いるな。それじゃあ午後のヒーロー基礎学を始める。今回のヒーロー基礎学は俺とオールマイト、そしてもう1人のプロヒーローの三人体制で行う。」
瀬呂「はーい、何するんですかー?」
相澤「これだ。」
そう言うと、相澤は『RESCUE』と書かれた紙を取り出した。
相澤「水難火災何でもござれ救助訓練だ。」
上鳴「おぉー、救助か!」
蛙水「ケロケロ、水難は私の独壇場ね。」
切島「救助かぁ…、俺の個性は戦闘に向いてるからなぁ…」
爆豪「そんなこたァねーだろ、なんか瓦礫とか落ちてきた時に守る盾になれんじゃねぇか。」
切島「おっ、確かに!」
爆豪「個性は使いようだろ。」
相澤「おい、話の途中。」ブォン
「「「「「「…」」」」」」スッ
相澤「そして、救助訓練というくらいだ。救助する者も必要だろう。という事で今回は普通科から一人特別に呼んだ。皆失礼のないように。」
耳郎「へぇー、怪我人の役って事か。」
瀬呂「いやぁ、それっぽくなってきたな!」
飯田「皆!先生が話してる途中だ!静粛にしないか!」
「「「「「はーい」」」」」
相澤「すまんな、飯田。それじゃあ、入ってこい。」
〜〜〜
相澤「入ってこい。」
緑谷「はーい!」ガラガラ
爆豪「はっ…」
相澤「普通科1ーCの緑谷出久くんだ。」
緑谷「緑谷出久です。本日は皆さんから色々学ばせていただきます。よろしくお願いします!」
「「「「「「おぉー」」」」」」( ̄∇ ̄ノノ"パチパチパチ!!
八百万「よろしくお願いしますわ。」
切島「仲良くやろーぜ!」
葉隠「わぁ、爆豪くんどうしたの?」
爆豪「あ、い…」
「出久!!!」
緑谷「あ、爆豪くん。」
そういえば爆豪くんいるんだった。
麗日「え?知り合い?」
尾白「そんな風には見えないが…」
緑谷「久しぶり。」
爆豪「出久、ごめん!」
緑谷「えっ」
皆「「「「「「「えっ」」」」」」」
爆豪「あの時の俺はガキだった!自分の個性が強いからって無個性のお前をいじめて、お前が居なくなってあの手紙でようやく気づいたんだ。自分がバカやってた事に!謝っても許されねぇかもしれないけど、本当にごめんっ!」ガバッ
緑谷「爆豪くん…」
飯田「どういう事なんだ?」
峰田「爆豪が緑谷をいじめてたって事か?」
障子「そうだったのか…」
皆が爆豪に冷たい目を向ける。
緑谷「皆!ちょっと待って!」
皆「「「「「「「っ!」」」」」」」
緑谷「確かに爆豪くんが僕をいじめていたのは、事実だよ。でもそれは小学校の頃なんだ。まだ肉体的にも精神的にも幼い時に起こった事だから僕は気にしてないよ!それよりさ、」
「僕は嬉しいんだ。」
青山「嬉しい…?」
芦戸「どうして?」
緑谷「爆豪くんは昔こそ性格が悪かったんだ。まぁ皆から慕われてたし尊敬されてた。それで調子乗って痛い目を見たことも何回かあったかな。でも、僕はこの数年間で彼が自分の過ちに気づいて変わってくれた事が嬉しいんだ!」
皆「「「「「「「…」」」」」」」
緑谷「確かに過去は変わらないしやってしまった事は無かった事には出来ない。でも、未来はいくらでも変えられる。爆豪くんは、自分でその未来を変えたんだ。だから、今の爆豪くんを見てあげてほしい。」
爆豪「出久…」
切島「まぁ、しょうがないよな。」
上鳴「そんな過去あんのにここまで変われるのがむしろすげーわ。」
耳郎「ウチは今の爆豪を信じるよ。」
麗日「そうだね、爆豪くん意外と優しいし!」
常闇「しかし、この場で言うということは、それほどまでに罪の意識があったという事か…」
轟「そうだな…」
爆豪「お前ら…」
「…ありがとう。」
緑谷「爆豪くん、また友達になってくれる?」
爆豪「…ったりめーだろ。お前が困った時には助け殺したるわ。」
緑谷「あはは、独特な表現…。」
相澤「場も収まったし残りの説明するぞ。今回のコスチューム着用は自由だ。着ないやつは体操着を着ろ。着替えたらバスで目的地に向かう。あんまり待たせるなよ。」
皆「「「「「「「はい!」」」」」」」
相澤「緑谷、お前は俺と待つぞ。」
緑谷「はい。」
・バス・
相澤「よし、全員来たな。それじゃあバスに乗れ。」
飯田「皆!一列で乗るんだ!席は順番に!」ピーピー
麗日「飯田くんフルスロットルやねぇ。」
緑谷「あの笛どこから出したんだ…」
麗日「あ、私は麗日お茶子!よろしくね!」
緑谷「うん、よろしくね。麗日さん!」
・バスの中・
飯田「くそっ、こういう形だったかっ…」
緑谷「あはは、ドンマイ…」
蛙水「ねぇ爆豪ちゃん、ひとつ聞きたいのだけれど。」
爆豪「おう、なんだ梅雨ちゃん。」
蛙水「私思った事は何でも言っちゃうの。貴方の超パワーの個性、オールマイトに似てる。」
緑谷「え、そうなの?」
尾白「爆豪は爆破の他にももう一つ個性があるんだ。」
緑谷「え?僕が見た限りでは爆破しかなかったんだけど。」
爆豪「あぁ、出久が居なくなってから発現したんだ。それにオールマイトとはパワーが違ぇ。それにオールマイトは個性一つのはずだろ?」
切島「確かに爆豪とオールマイトじゃあ力の差があるか。でも爆破との二刀流ってすげぇよな!俺なんて自分を固くするだけだからよ、地味だよな。」
緑谷「そんなことないと思うよ?硬化って別に自分の身体を守るだけじゃなくて人も守れるからとっても凄い個性だと僕は思うな!」
切島「緑谷…、ありがとな!そう言われると自信が湧いてきたぜ!」
上鳴「でもやっぱすげぇ個性っていったら爆豪と轟だよな!」
障子「そういえば緑谷の個性はなんだ?」
緑谷「僕?個性ないよ?」
皆「「「「「「「えっ」」」」」」」
障子「す、すまない。」
緑谷「あや、大丈夫だよ。個性がなくても不自由感じた事ないし。」
〜〜〜
緑谷「その時爆豪くんがさ!中学生に勝ったんだよ!」
皆「「「「「「「おぉー!」」」」」」」
爆豪「デ、出久、それ以上はやめてくれ。俺を殺す気か。」
緑谷「あはは、ごめんごめん。」
麗日「ん?爆豪くんなんか言いかけなかった?デ…って」
緑谷「あぁ、デクの事ね。」
皆「「「「「「「デク?」」」」」」」
緑谷「ほら、僕の漢字って出久って読むでしょ?でも読み方を変えるとデクになるんだ。なんかちっちゃい頃の爆豪くんは『これでデクって読むんだぜ!木偶の坊のデクだ!木偶の坊ってのはなんも出来ねぇやつの事を言うんだぜ!』って言ってたっけ。」
爆豪「やめろぉ、俺の黒歴史を暴露するなぁ…」
緑谷「あはは、ごめんごめん(2回目)」
飯田「蔑称か。」
爆豪「直したつもりなのにたまに出ちまうんだよ。」
緑谷「まぁしょうがないよ。」
麗日「え〜でも、私好きだなぁ。デクってなんか、頑張れっ!って感じするもん。」
緑谷「デクです///」
飯田「いいのかそれで!?」
破壊力やばいわ。もうこれは麗日さんに呼ばれるのご褒美まであるわ。
相澤「そろそろ着くぞ。準備しとけ。」
皆「「「「「「「はーい!」」」」」」」
・USJ・
切島「うおー!すっげーでけぇ!」
上鳴「なんかUSJみたいだな!」
13号「ふふふ、ここは事故や災害を想定して造られた僕考案の施設、USJ(嘘の災害や事故ルーム)っ!」
皆(((((((著作権大丈夫か!?)))))))
緑谷「あ!13号先生!」
麗日「うわー!13号だ!私好きなんよ!」
13号「普通科から一人来るとは聞いてたけど緑谷くんだったんだね!たくさん学ぶといい。」
緑谷「はい!」
飯田「知り合いなのか?」
緑谷「1ーCの担任なんだ!」
飯田「そうだったのか。」
相澤(13号、オールマイトさんは…)
13号(どうやら来る途中に時間切れになったみたいで…)
相澤(まったくあの人は…)(。´-д-)
緑谷(あの様子からして相澤先生苦労人だなぁ…)
13号「さて、授業に入る前にお小言を1つ2つ3つ4つ…」
皆(((((((増える増える)))))))
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13号「ご清聴ありがとうございました!」
「いいぞー!」「ブラーボー!」「( ̄∇ ̄ノノ"パチパチパチ!!」
相澤「さて、それじゃあ早速訓練をはじめ…」
ズッ
その瞬間、噴水前に黒い渦が出現した。
緑谷・相澤「っ!?」
相澤「全員その場を動くな!13号、生徒を守れ!」
緑谷「先生!アレは…!」
切島「おっ?なんだなんだ?もう始まってんのか?」
相澤「アレは、敵(ヴィラン)だ。」
ズズズ
死柄木「平和の象徴、オールマイトがいるって聞いたんだけど居ないのか。」
死柄木「子供殺せば来るのかな?」
感想評価誤字脱字報告待ってます。励みになります。モチベにもなります。
次回、緑谷くんが夜桜家にいる事を忘れないでください。