僕の身体は緑谷出久   作:冬川冬樹

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残酷な表現が使われてるシーンがございます。見る時は気をつけてご覧下さい。


新しい家族

太陽「ここだ。」

出久「…でっっっっか!」

夜桜邸に着いた。そこは、まさに豪邸。庭がある!広い!家もでっかい!高そう!(小並感)

六美「さ、行こ?」

出久「あ、はい。」

 

六美「…て事で、彼が緑谷出久君よ。」

出久「はじめまして。」ペコリ

二刃「まだ小さいのにしっかりしてるねぇ」

出久「親から礼儀作法を教わってたので…」

辛三「まぁそんな固くしなくてもいいよ…」

七悪「辛三兄ちゃん、ゴミ箱に篭ってるんじゃ説得力ないよ。」

辛三「うっ…」

七悪「ごめんね〜、辛三兄ちゃん極度の人見知りなんだ。」

出久「いえいえ、しょうがないですよ。」

嫌五「んにしてもこいつ、磨けばいい変装が出来そうだな。」

四怨「お前はまたそんなことばっかり…」

出久「…皆さん、個性的といいますか…」

太陽「あはは、いずれ慣れるよ。」

出久「後、気になった事があるんですけど」

六美「どうしたの?」

出久「その、嫌五さんが変装が出来そうって言ってましたけど、皆さんって一体何をしてらっしゃるんですか?」

…まぁ知ってるけど、一応ね?

六美「勘づくのが早いね。」

出久「昔からそういうのだけは良くて。」

二刃「ここからは私が話すよ。」

二刃さんが話を繋げるらしい。

 

二刃「ただし、この事は他の人には絶対言わないこと。」

出久「他言無用、ですね。」

二刃「あぁ。」

出久「分かりました。」

 

「私達夜桜家は代々スパイ一家として夜に蔓延っている。これでも、スパイ業界では全スパイ一のスパイ一家なんて呼ばれたりしてる。」

出久「スパイ…。スパイってあの、潜入とか拳銃とかドンパチするあの?」

二刃「そう、そのスパイさ。でも、世に出てる本やドラマのスパイとは大きく違う。本物のスパイというのはそんな甘いものじゃないのさ。当然、人は死ぬし、皆命をかけてスパイをしている。」

出久「…」

二刃「そこにいる太陽も最初はただの一般人だった。でも今じゃ兄の凶一郎や弟の竜八と一二を争うほどの強ささ。」

出久「その2人は今どこに?」

二刃「凶一郎は今単身で出張。竜八は学校やめて家業に専念するって凶一郎と同じで出張に行ってるよ。」

出久「なるほど…」

 

二刃「出久、今ならまだ引き返せるよ。話は聴いてしまったがまだ手をひける。どうする?」

 

出久「…僕は。」

 

 

 

 

「僕は、母に誓ったんです。」

 

 

・遡ること1日前、自宅のベッドにて・

出久(…お母さん。)

迷ってちゃいけないのに、どうしても立ち止まってしまう。

大切な人が亡くなるって、こんな感じなのか…。

どうすれば。太陽さんから誘われて、行こうと決めたけど。

まだ迷いがある。本当に行っていいのか、このままでもいいんじゃないか。と自分が問いかけてくる。

目を閉じる

 

 

 

 

母『…出久。』

出久『っ!?』クルッ

そこには、居ないはずの母がいた。

出久『お母さんっ!』タッ

出久は走った。でも、何時まで経っても母の元へ着かない。

母『出久はまだこっちは早いわ。お母さんが居なくて辛いし悲しいでしょう。でも、諦めないで。』

 

『出久は、一人じゃないよ。』

 

出久「っ!」パチッ

目を覚ます。今のは夢か、はたまた…

 

出久「そうだよね…。うん、そうだ!」

迷う事でも無かったじゃないか。

出久「そうだよね、お母さん。言う通りだ。」

 

 

 

「僕は、一人じゃない!!」

 

・・・

二刃「…そんな事が。」

太陽「もしそれが本当に出久のお母さんが実体になって出久の元へ来たとしたら、それは凄いな。」

出久「僕も見た時はビックリしました。居ないはずのお母さんが居たんですから。」

嫌五「…にしても。」

四怨「あぁ。いい事言う母さんじゃん。」

出久「はい、自慢の母です。」

 

「だからこそ、お母さんが言ってくれた事を僕は信じる。」

 

六美「いいんだね?出久。」

出久「はい、僕は、強くなりたいです。もう、大切な人を失いたくないから。」

太陽「出久…」

 

六美「よし、決まりだね!」

 

「出久、」

 

 

 

皆「「「「「「「これから宜しくね!」」」」」」」

出久「はい!」




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次回も今月中に出します!
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