恋人である、東雲絵名ちゃんにお願いされて、
俺は彰人の勉強を見てやることにした。
「わかったよ…少し見るだけだから」
「本当に?ありがとう!真二くん!」
その、可愛い笑顔は、ある意味反則である。
「いいんだよ、絵名ちゃんの頼みだし」
「ありがとね、じゃあ、テストが終わったら、
デートに行こうね」
「あぁ、わかったぜ」
絵名ちゃんの為なら、何だってやれる、
そんな気がした。
本題に入ろう。
絵名ちゃんの弟である、彰人の勉強を見てやるために、
彰人を俺の家に招いていた。
「真二、待たせて悪い、
それと、あーよろしくお願いしまーす」
彰人はそう言って、俺に礼をした。
「そんなに、かしこまらなくても、いいから、
さぁ、やるぞ」
「笑わなくてもいいだろう…」
その後、家にあった、一台の白いノートパソコンで、
作業をしていた。
予想問題のテストを作っていたところである。
「じゃあ、数学頼む」
「わかった、じゃ、この問題からな」
シャーペンで彰人のテキストに丸を付けていった。
まずは、解いてもらって、答え合わせをしていく、
わからない部分は、解説していった。
「そこは、こっちの公式を使って、解くから、
ここ大事だから、式は絶対に覚えろよ」
メモを書き、彰人に見せた。
しばらく、添削すると、結構出来ている方だった。
無事に解けたようで、彰人からもメモを渡された。
「解けた、ありがと、真二」
「…あぁ」
「何笑ってんだよ」
「あぁ、ごめん…」
「じゃあ、次は国語」
「よし、じゃあ、やるか」
しばらくして、テストの予想問題を解いていったのだった。
「大丈夫か?休憩しないか?」
「そうだな、たまには、それも、大切だな」
彰人と真二は、しばらくして、会話をしていた。
「なぁ、姉貴と上手くいっているか?」
「うん、自分でも怖いくらい、上手くいっている
でも、俺は絵名ちゃんの事が好きだから、
なにせ、可愛いからな!」
「なにそれ、気持ち悪
やっぱ、姉貴のことしか、頭入ってないだろ絶対」
「アハハ…ごめんね!じゃあ、気を取り直して、英語する?」
「あぁ、そーするか」
そして、英語を解いた後…
「え?」
「あっ、ごめん、つい…」
「何してんだよ…」
急いで手を放した、
なんで俺、彰人の頭に触れているんだよ…
俺は変態か?
「ホントに悪い!結構出来ていたからさ」
「いや、俺は勉強は苦手だ、
しかし、今日はヤケに調子がいい
どうしてだろうな」
「まぁ、そんな日もある、いい意味でな」
「だな」
他愛もない話が続いた。
彰人と真二は、あまり共通の話題が無いが、数十分ほど、会話をしていた。