宍戸真二は、東雲彰人と青柳冬弥と出会った。
「あっ、彰人くん!奇遇だな」
「げっ、真二じゃねーか」
「誰だ、この人は?」
「宍戸真二って言ってな、姉貴の彼氏」
「彰人のお姉さんの彼氏さんでしたか。前にも会いましたね」
「文化祭の時だな」
「何の用だ?」
「偶然通りかかっただけだよ」
「まぁ、そーだな、じゃあな」
「おいおい、そりゃねーだろ!?
なぁ、たまには、俺と一緒でも、悪くないだろ?」
「俺と姉貴を一緒にするな」
「彰人と真二さんは、仲良しなんだな」
「全然、ちげーし!
しかも、真二の野郎、姉貴の言いなりだし、
コイツ、ただの変人だろって、思っているし」
「あっ、丁度良かった、
夏祭りの、イベントがあるらしいけど、
二人とも、参加してみないか?」
「夏祭りのイベント?」
「シブヤ夏祭りって、言うんだけど、
毎年アーティストを呼んで、ライブイベントをやっているらしいし、
参加してみたらどうだ?」
「ちなみに、どんな、ユニットが参加しているんだ?」
真二はスマホを取り出して、
写真の欄をタップした。
「これだよ、ユニット一覧」
「って、どのユニットも、ダンスをメインにやっている、
連中じゃねーか」
「俺達は、歌がメインで、ダンスをメインにやっていない」
「最後のトリが、歌をメインに活動する、ユニットだって、
書いてあるし」
「確かにそう書いてあるな」
「ダンスだけじゃない、歌を求めている、人々の為にも、
参加してくれ!お願い!俺、観に行くから!」
「真二に、観に行かれても、困るんだけどな…」
「なんでだよ…」
「わかった、参加しよう」
「冬弥、正気か?」
「歌を求められるなら、尚更、参加するべきだ、
丁度、予定が無いからな」
「まぁ、そうだな…」
数日後、夏祭り当日
「やぁ、来てくれたんだね」
「そりゃ、そうだ、あんなに、言われて、
冬弥が、参加するって言いだすし…」
「じゃあ、詳しいことは、この人に聞いてね、
俺は、絵名ちゃんの所に向かうから!」
すると、男の人がやって来た。
「久しぶりだね、彰人、俺のこと覚えている?」
「翔太、お前…」
「まさか、参加してくれるとは、思わなかったよ、
でも、嬉しい、ありがとう!
活躍は、真二くんから、聞いているよ!
サッカーやめて、歌に専念しているみたいだね!」
「まぁ、そーだな…」
「貴重品は、ロッカーを使ってね!」
「そりゃ、どうも」
「リハーサルの準備で、他のユニットたちも、
練習しているみたいだな」
「あぁ、俺達も気合い入れて、練習しねーとな…」
こうして、彰人と冬弥は、
本番に向けて、練習するのだった。