俺は絵描きに恋をする   作:アッシュクフォルダー

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第二十一話 イラスト教室!?

東雲絵名と宍戸真二は、ある人の家にやって来た。

 

「ここが、鳳家…あの鳳財閥のか」

 

「その鳳家の令嬢である、えむちゃんに言われて、

イラスト教室をすることになったけど…

まさか、アシスタントを喜んで引き受けてくれるとはね…」

 

「だって、絵名ちゃんの為だからね」

 

「それもそうね。気が利くじゃん!」

 

こうして、えむの部屋で、イラスト教室をすることになって…

 

講師は東雲絵名。アシスタントは宍戸真二。

 

そして、生徒は…鳳えむ、望月穂波、花海陽菜だった。

 

「みんな、えむちゃんのお友達なんだね」

 

「はいっ!穂波ちゃんも、陽菜ちゃんも、

すっごく、仲良くしていますっ!」

 

「…」

 

宍戸真二と東雲絵名は花海陽菜に挨拶した。

 

「初めまして。宍戸真二だ」

 

「東雲絵名って、言います」

 

「花海陽菜だ」

 

「陽菜ちゃんって、すっごく頭が良くってね、

数学の成績は、トップなんだよ!」

 

「花海陽菜…どこかで聞いたことがあるような…?」

 

「思い出したぞ!

どこかの雑誌を読んだ時、

その実力は大学等の研究機関の論文が掲載されている、

科学雑誌に自ら書いた論文が載るほどって!」

 

「そんな大したことはしていない」

 

「陽菜ちゃんは、人見知りだから、

人馴れしていないから…」

 

「わ、わかった…」

 

絵名は穂波とマンツーマン指導。

 

真二は陽菜とえむの二人に、

それぞれ、イラストを教えた。

 

「じゃあ、陽菜ちゃん。

とりあえず、この紙に絵を描いてみようか」

 

「あいにく、私は絵を描いたことが、

一度も無い」

 

「えっ?そうなの?」

 

「あぁ。あまり、小さい子どもらしいことは、

やったことが無いので」

 

「陽菜ちゃんの好きなのを、描いたらいいよ!」

 

「そうだな…」

 

陽菜は、難しそうに悩んでいた。

 

「じゃあ…そうだな…食べ物!」

 

「悪いが、食に関心は無い」

 

「じゃあ、動物!」

 

「それも、そんなに関心は無い」

 

「…じゃあ、近くにある何か!」

 

陽菜は、えむの部屋の辺りを見ていた。

 

陽菜は、クレヨンを持ちながら、

何を描こうかと思ってしまい、

思わず、部屋を飛び出した!

 

「陽菜ちゃん?」

 

「陽菜ちゃんは、きっと、あたしの家で、

何を描こうか、探しに行っていると思う!」

 

えむと真二は、後を追った!

 

陽菜はリビングに向かった。

 

「あら?陽菜ちゃん?」

 

「えっと…」

 

「あたしのお姉ちゃんだよ!陽菜ちゃん!真二くん!」

 

陽菜は首を傾げていた。

 

「あらあら、陽菜ちゃん。何か困っているみたいだね」

 

「何を描いたらいいのか、何も感じなくてな」

 

「そうね…じゃあ、このカード使ったら?」

 

と、鳳ひなたは、自分の部屋から、イラストのカードを取り出した。

 

「ここから決めたら良いと思うよ?」

 

と、植物や花の大図鑑を、陽菜に手渡した。

 

「なるほどな」

 

「じゃあ、描いてみるか」

 

「わんだほーいだね!」

 

「…」

 

陽菜は、図鑑を見ながら、ピンク色のコスモスを描くのだった。

 

 

 

 

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