俺は絵描きに恋をする   作:アッシュクフォルダー

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第二十三話 真二の決意

都立 神山高校。そこには、他校生が度々、侵入してくる。

 

それも、あろうことか、俺目当てである。

 

富樫夢葉は、宍戸真二に会いに来たのだった。

 

「うわぁ…また、あの子だ…」

 

すると、絵名が…

 

「この子が、真二くんのストーカー?

いっつも、この子、夕方に神山高校で見かけるよね?」

 

「俺、話に行ってくる」

 

「言っておくけど、この子に浮気したら…わかっているよね?」

 

「おっ、わかっているよ。絵名ちゃん」

 

宍戸真二は富樫夢葉の元へ。

 

「…何度も言うが、俺は夢葉ちゃんと付き合う気は無いぞ?」

 

「でも、わら…私は真二くんといると安心するの。

それに、お兄ちゃんに、そっくりって感じるから…」

 

「夢葉ちゃんの、お兄さんに俺がそっくりだと…」

 

「我が兄上は、かつて、世界を魔の手に包み込み、

世を支配した、ダークフレイムマスターだった。

その名残が、その…真二くんにあるから!波長が合うから!

貴方に出会った時から、ずっと…待ち望んていた何かに辿り着いたの!」

 

富樫夢葉にとって、宍戸真二は初恋の相手である。

富樫夢葉は邪気眼中二病の現役患者に対し、

宍戸真二は元邪気眼中二病であり、その過去を封印している。

 

宍戸真二は思っていた。

富樫夢葉は、自分と同じ中二病の患者であることを、

一目見ただけで、見抜くだった。

 

「だから…その、真二くん!わ、私とお友達になってください!」

 

「うん。わかった。友達ならいいよ」

 

すると、絵名がやって来た。

 

「夢葉ちゃん。一応言っておくけど、

真二くんは私の真二くんだから!

それに、真二くんは、私の事、いつも気を使ってくれるし、

私の事、第一に考えてくれている、最高の王子様だから!」

 

夢葉は思った。もう少し早く出会っていたら、

恋が実っていたかもしれない。

 

神山高校に進学していたら、彼に出会えたかもしれないと。

 

「ほら、宮益坂の女の子は、日が暮れる内に帰らないとダメだから、

送ってやるよ」

 

「真二くん!」

 

と、絵名が真二を睨むが、もちろん、夢葉に恋愛感情を抱かないのは当然である。

 

「女の子一人で、夜道歩いていたら、襲われるぞ?」

 

「わかった。じゃあ、お願い」

 

「後で私と一緒に帰ってね?

先に教室にいるから」

 

「あぁ。わかったよ、絵名ちゃん」

 

真二は夢葉を送り届けた。

 

「そう言えば、夢葉ちゃんのお兄さんってどんな人?」

 

「その…優しいお兄ちゃん。

私の人生に大きな影響を与えてくれた、兄上。

ダークフレイムマスターである、兄上から、

魔術を継承し、邪王真眼を継承したのが、

この富樫夢葉だ!」

 

「俺より、スゲェな」

 

「私はお姉ちゃんと暮らしていて、

あっ!ここ!」

 

と、夢葉は、自分と姉の樟葉が暮らしている、

マンションの部屋に辿り着き、真二は夢葉を見送るのだった。

 

その後、真二は猛ダッシュで、学校に戻るのだった!

 

(ヤベェ!出席日数、ギリギリなのに!)

 

と、焦った。

 

 

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