俺は絵描きに恋をする   作:アッシュクフォルダー

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第二十五話 絵名と真二のお正月

今日は1月1日 正月である。

 

「真二くん!」

 

と、今日の絵名は振り袖姿だった。

 

「真二さん」

 

「絵名ちゃん。彰人くん。あけましておめでとう」

 

「あけおめー」

 

「おめでとう。真二くん」

 

「二人で初詣に行くのか?」

 

「あぁ。姉貴がどうしてもって、言うしなー」

 

「だって、どうせ暇なんでしょう?」

 

「はぁ?俺は別に暇じゃないし、無理矢理、

連れて来たの、姉貴の方じゃん?」

 

「まぁまぁ、俺も二人に会えて嬉しい」

 

「そっか」

 

「真二くん。ありがとう。そう言ってくれて…

その…嬉しい」

 

と、絵名が照れ笑いしていた。

 

「じゃあ、三人で初詣に行くか?」

 

「そうだな。行ってみるか」

 

こうして、三人で初詣に向かった。

終わった後…

 

「真二くんは、何をお願いしたの?」

 

「絵名ちゃんや彰人くんと一緒にいられますようにってね」

 

「真二くんらしいね」

 

「そうか?」

 

「そうだ。姉貴と一緒に居たいっていう変人は、

宍戸真二だけだぞ?」

 

「もーう!また、そんなこと言う!」

 

「二人共、俺の前で喧嘩をするな」

 

「わ、わかったよ…」

 

「はいはい」

 

「おみくじ引こうよ!」

 

と、真二と彰人も絵名も、三人揃って、吉だった。

 

「三人揃って、吉って…」

 

「何か、凄いよね…ある意味」

 

「寒いし…早く帰りたい…」

 

「じゃあ、俺が送り届けるよ」

 

「ありがとう。真二くん」

 

「彰人くんは?」

 

「俺は冬弥や他の奴らに用があるから」

 

と、彰人が、この場から去った。

 

「もーう。彰人ったら…」

 

と、振り袖姿の絵名を、真二が送り届けた。

 

「ありがとう。真二くん!

じゃあ、また会おうね!」

 

「うん!またね。絵名ちゃん」

 

 

 

宍戸家にて

 

「真二。お前は進路とか決めているのか?」

 

宍戸真二は、高校二年生であり、

春から三年生になろうとしているが、

真二自体、進学には無関心である。

就職を考えているが、何も決まらなかった。

 

「親父。俺は特にやりたい事なんて無いからな…」

 

「絵の専門学校は?」

 

(そう言えば、絵名ちゃんと一緒に専門学校って、

一時、言っていたな…)

 

「まぁ、それが最も考えている事かな?」

 

「真二は来年、高校三年生だから、

進路を決めないと、ダメになるぞ!」

 

「わかっているさ」

 

「仕事も探せよ?興味のある仕事から始めたり、

仕事って言っても、色々あるからな」

 

「わかってるよ」

 

真二は父子家庭で経済的な余裕はないが、

専門学校なら、どうにか…という感じである。

 

真二は自分の部屋に入った。

 

(絵の専門学校か、就職か…)

 

と、宍戸真二は思い悩むのだった。

 

東雲絵名と宍戸真二に明るい未来が来ますように…

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