俺は絵描きに恋をする   作:アッシュクフォルダー

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第二十七話 誰もいないセカイのひな祭り

3月3日、ひな祭り。誰もいないセカイにて。

 

「そういや、今日はひな祭りだったな…」

 

「ひな祭りって何?」

 

と、真二の言う事に、疑問符を沢山浮かべる、ミクがいた。

 

「えっと、ひな祭りって、確か…あーそうだ!

ひな壇飾って、女の子の成長をお祝いするための行事だったよな…」

 

すると、ルカが…

 

「それでね、お内裏様とお雛様に、お願い事を聞いてもえるのよ。

ミク」

 

「お願い事…?」

 

(全然、違うと思うけど、まぁ、いいや…)

 

ひな祭りは、女の子が健康で幸せになるようにお祝いする日で、

3月3日に、ひな人形や桃の花を飾って、おいしいものを食べる日。

ひな人形は、みんなを守ってくれるお人形で、悪いものを引き取ってくれる。

ひな祭りは、伝統的な行事で、昔から続いている様だ。

 

と、俺はスマートフォンの検索で、ルカとミクに見せた。

 

「悪い事を引き取ってくれて、それでね、ミクのお願い事を叶えてくれるの」

 

「うん」

 

(違うようになっていないか?もう、いっか…)

 

その後、ひな壇が、誰もいないセカイに飾られた。

宵崎家の、ひな人形らしい。

 

「これでいいかな…?真二くんに持って来たよ」

 

と、七段の上等なひな壇とひな人形。

 

ひなあられは、ミク達の為に、真二が買ってきたようだ。

 

「ミク。ひなあられは、食べないの?」

 

「みんなと食べたいから、みんなを呼んできて」

 

「わかった」

 

瑞希と絵名とまふゆが来た。

 

「お待たせ~!」

 

「そう言えば、今日はひな祭りだったね」

 

「そうだね」

 

「みんな、わざわざ、ありがとう。嬉しい」

 

と、ミクが感謝の一言を述べた。

 

「でも、何で俺等と食べるんだ?」

 

「みんなと食べれたら嬉しい。幸せだから。

それが、私の願い」

 

「そっかー!なら、ボク達でひな祭りをお祝いしようよ!」

 

「ミク、願い事が叶ってよかったね」

 

と、ルカが言いだす。ミクはご満悦の模様。

 

「うん。ありがとう」

 

ひな祭りの歌や音楽を、真二のスマートフォンで流した。

 

「これでいいかな?」

 

「うん!真二くん!ナイスサポートだよ!」

 

「俺もお役に立てて、嬉しいよ」

 

みんなで、ひな祭りをお祝いした。

 

「あっ、ミクの為に、ひな祭りをイメージした衣装を作ろうかな?」

 

「ミクの和装って事?すっごく似合いそう!奏にも作ってあげようかな?」

 

「わ、私は…ま、まふゆ…」

 

「いってらいしゃい。きっと似合うから」

 

「そ、そんなぁ…」

 

後日

 

ミクと奏は、瑞希の作った和装を身に付けた。

 

「すっごく似合っているよ!やっぱり、ボクって天才だよ!」

 

「はいはい。それじゃあ、撮るよ?はい、チーズ!」

 

と、ミクと奏は、和装姿で、写真を何十枚も撮られるのだった。

 

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