後日 俺は瑞希に連れてこられて、
とうとう、絵名ちゃんの前に姿を現す事になった…
「さぁ、真二くん、絵名の前で、
カッコいいところ、見せるんだぞ~?」
「そんな事、言われても…」
「今更、弱音? 男として、ダサいよ?」
「…!!」
「絵名に、フラれるのが
よっぽど、怖いとか?」
「そんなこと…ねーけど…」
「じゃあ、なおさら、告白しないと!
ボクも、陰から、見守るし、
絵名にも、予め伝えている、
こりゃ、絶好のチャンス以外の何物でもないよ!」
「あーわかった! じゃあ、行ってくるよ…
絵名ちゃんに、告白しますとも!」
「うんうん、その意気だよ、真二くん!」
心臓が、ドキドキ、バクバクしている
自分が、みっともないとも、情けないとも、
緊張している自分に、
告白する勇気を奮い立たせて
いざ、絵名ちゃんの元へ…
今 俺は絵名ちゃんの目の前にいる…
だからこそ、俺はありったけの気持ちを絵名に伝えた。
「俺は…絵名ちゃんをSNSで、見た時から、
ずっと、ずっと、絵名ちゃんに、恋をしていました!
繊細で、上手な、イラストや絵を見るたびに、
いいね、ボタンを、押していました
なんていうか、絵名ちゃんを見るたびに
胸の奥が、ドキドキ、バクバクしてきて、
どう接したらいいのか、全く わからないです…
その…俺は! 絵名ちゃんの事が好きです!
だから! 俺と付き合ってください!」
「言えたじゃん、好きな気持ち」
「えっ?」
「どうして、その気持ちを、もっと早く
言わなかったの?」
「そ、そりゃ…そう簡単に、言えるわけないじゃん…
それに、ストーカー呼ばわり、されていたら、
余計に、言われないじゃん…」
「あ、ストーカーなの、冗談だから」
「えっ?」
「その…私も…好きだよ、真二くんの事…
ずっと、いいね、ボタン 押してくれたじゃん
だから…」
マジかよ…じゃあ、この恋って、両想いだったのかよ…
「好きだよ、私も、真二くんの事だから…
私からも、付き合ってくれないかな?」
「俺もだよ…絵名ちゃんの事 好きだよ…」
「う、うん!
あっ、そろそろ、学校の時間!」
「続きは、学校が終わってからね」
「わかったよ」
そして、俺は瑞希に結果を伝えた。
「告白してきたよ、ヒヤヒヤしたよ…
まったく…」
「でも、やったじゃん! 絵名も、真二くんの事
好きだよ! って、言っていたし!
こりゃ、繋ぐ以外に方法が、ないなー
って、思ってね!」
「絵名ちゃんから、聞いたよ、
ストーカーや監視は、冗談だって事」
「うん、そーだよ? ビックリした?
でも、最初は、ボク
てっきり、絵名のストーカーだと
思ったけどさ、でも、話を聞いていくうちに、
絵名の気持ちがわかって来てさ、
それで、監視役を頼まれたってわけ!
ビックリしたでしょ?」
「あービックリしたよ!
まさか、こーなるとか、思わなかったよ!」
「そうこう、言っているうちに、
夜間定時制の時間に、なっちゃうよ?」
「遅れたら、単位がヤバい!
いかねーと!」
「いってらっしゃい」
「いってきます」
何がともあれ、恋は実った。