今日は、待ちに待った、デートの日。
どうも、絵名と俺に用がある人がいる。
「あっ、この子って、ひょっとして…」
「桃井愛莉ちゃん、私の友人よ」
「へぇ~アイドルと、友人!すごいね!マジスゲー…」
「まぁ、それも、そうだよね」
「真二くんって、ひょっとして…絵名の彼氏?」
「そうだよ、もう、自慢の彼氏なの!
カッコいいし!私の為に全力を尽くすし!」
「へぇ~いいなー、あたしも、カッコいい彼氏欲しいな~」
と、愛莉が羨ましがっていた。
とある休日、某ショップ前。
ひょんなことから愛莉の友人達の動画撮影を
手伝うことになった絵名は、顔合わせをするため
待ち合わせ場所まで来ていた。
いつもより、はりきった格好で愛莉と合流し、一緒に歩き出す。
「場所カラオケだっけ」
「ええ、すぐこの近くよ。
雫はもう来てると思うから」
「うん」
「ごめんね、ファミレスとかだと目立っちゃって」
「それは大丈夫。でも……はあ、愛莉の友達とは言え、
緊張するよ…私、こう見えても人見知りなとこあるし」
「ふふ、気持ちは分かるけど、大丈夫よ!
絵名もきっとすぐに仲良くなれると思うわ」
「だといいけど」
「あっ、この人が、絵名の彼氏?」
「そうなの!」
「宍戸真二だ、よろしく」
「うん!アタシは、桃井愛莉
よろしくね!」
不安な表情をする真二、
少し表情を曇らせる絵名と、張り切る愛莉。
数分歩いて目的のカラオケに着く。
受付に軽く声をかけて、
日野森雫が、待っているらしい部屋へと
エレベーターで向かった。
「306号室みたい」
「あー、マジで緊張…」
エレベーターを降りて奥の方、
聞いていた部屋の扉を愛莉が開ける。
広めのカラオケルームへ、
絵名が足を踏み入れるとすぐ、雫が立ち上がって二人を出迎えた。
「愛莉ちゃん!…と、お友達の絵名ちゃんと、真二くんね」
「ど、どうも……」
「こんにちは…」
「ふふ、今日はありがとう。私は日野森雫よ。
絵名ちゃんのことは愛莉ちゃんから話は聞いているわ。
本当にとってもおしゃれなのねぇ、
その服も、バッグとの、組み合わせが素敵だわ」
「あ……ありがとうございます」
にこにこと近寄る雫に絵名は気持ち後退る。
ドキドキとうるさい胸を押さえて改めて顔を見た。
(日野森雫……テレビや雑誌で見たことあったけど、
本物の圧倒感やば……)
「あら、敬語じゃなくていいのよ。同い年でしょう?」
「ん…じゃあ、その、ありがとう」
「もー、雫はぐいぐい来すぎよ。絵名が困ってるでしょ。
ほらほら座って。絵名ごめんね、改めて紹介するから…」
「じゃあ……とりあえず、真二くん、飲み物取ってきて?
ドリンクバーみたいだから」
「あ、うん、わかった」
一度仕切り直しとばかりに、俺はドリンクコーナー
へと、行こうとした、その前に注文を聞くことになった
「ドリンクは、何が良い?
俺は、メロンソーダ持ってくるけど」
「じゃあ、それを、四つ」
「わかったよ」
俺は、メロンソーダを、コップに入れて、
持ってくるのだった。
「はい、メロンソーダ」
「ありがとう」
「じゃあ、カラオケ店に入ったことだし、
歌ってみる?」
「うん、じゃあ、歌いながら、考えよっか!」
「そうしよう」
俺と絵名 愛莉と雫とで、
カラオケで歌を歌いながら、
動画のコンセプトを考えていった。