追記:少し手直ししました
読み直す度にこうしたほうがいいかもって思うのは創作あるあるなんだろうか・・・
「おはよう智也」
「ああ、おはよう!」
智也とは家が隣で朝練が無い日はよく一緒に登校している
「・・・・・なんか元気だね、いい夢でもみたの?」
「っああ、聖母の心地いいハグ・・・ン"ン"ン"!! 湘南高校相手にブザービートを決めたのが嬉しくてな。もう乱舞よ乱舞、智也は『バスケの舞』でシュート精度がぐ~んとあがった。」
「・・・?ふふっ相変わらずバスケ馬鹿だね。・・・・・・それで、昨日の件なんだけど本当にいいの?無理しなくていんだよ?」
「嫌なわけないだろ、それで『笑顔』が見れるんだからよ」
「っ!・・・・・・そうなんだ・・・そっか」
私の笑顔がみたいだなんて・・・智也の癖に・・・
・・・・・・私の気持ちは変わらないけど、笑顔くらいならいつでも見せるよ
(・・・・・・そう、俺はあの聖母の笑顔を見るためならなんだってしてやるぜ!)
◇
昨日百合ちゃんと別れた帰り道のこと
あれが噂の子かぁ、確かに可愛かったなぁ・・・・・・またあの笑顔が見たい・・・いやあの笑顔を私に向けてほしい・・・・・・
『私ああいった光景が好きなんです。たぶん自分があの立場になるより』
・・・・・・そう、だよね。正直あの天使のような笑顔は独占したい、私だけを見てほしい・・・・・・
でもそれはダメ。だって私はあの人の幸せそうな笑顔が見たいのだから。
そのために私にできることは・・・・・・っ!
そっか!その手があるじゃん!あの人の幸せな笑顔を引き出し、かつその笑顔を私に向けさせる方法!
・・・・・けれどこれにはもう1人協力者が必要・・・
部活の後輩に頼んでみる?・・・いやでも相手が女性だと浮気してる気分に・・・・・・
「・・・・・・はぁ・・・あいつに頼むしかないかー」
◇
「よう、一緒に帰ろうぜ」
「あれ?智也遅かったね男子のほうが練習終わるの早かったのに。」
「ま、まぁ色々とな・・・それよりなんか浮かない顔してるが悩み事か?」
「・・・・・・う~ん」
別に隠すつもりもないがこうもあっさり言い当てられるとは、やっぱり智也に頼るしかないか・・・
「・・・ええっと・・・えっとね、実は智也にお願いがあって」
「?まぁ俺でできることなら別にいいけど」
「簡単なことだよ。私と付き合ってほしいの」
「おう、いいぜ。何に付き合えばいんだ?」
・・・・・やっぱあほだこいつ 雰囲気でわかるでしょ!もう!
「いや、その付き合うじゃなくってね・・・・・・その・・・恋・・・人ってことなんだけ・・・ど。」
「・・・・・・っ! そういうことか!その手があったか!・・・・・・なるほどな・・・だがそれだと・・・いやそもそも俺は・・・・・・」
なにやら眉間にしわを寄せながらブツブツと言っている
まぁ今まで特にそういった話をしたことないし、急にこんな話されても無理なのは当たり前だよね
「・・・別に嫌なら大丈夫だよ、ごめんね変なこといっ「いいぜ!」へっ?」
「だからいいぜ付き合うんだろ?まぁバスケばっかってのもな、たまには青春してみるのもいいだろ。うんうん」
・・・・・・おかしい・・・普段の智也なら「俺はバスケ一筋だ、いくらお前でもこの想いは覆らない!LET'S SLAM DUNK!! 」とかアホこと言いそうなのに
「ねぇなんか変なものでも食べた?今日の智也おかしい気がするんだけど」
「・・・・・・いや気のせいだろ」
「・・・でも「それより付き合うんだろ」まぁそうだけど・・・はぁ」
明らかに何か隠してるけど、付き合ってくれるなら別にいいか
あとは智也に計画を話すかどうかだけど
「でも俺たち今までそんな経験ないだろ、だからここは噂の子に相談するのはどうだ??」
・・・・・・は?
「・・・なんで智也がそれ知ってるの?」
・・・いや、別に噂話だし知っていてもおかしくはない
経験がないから噂をあてにするというのもわからなくもないが
・・・・・・なにか引っかかる、少なくともいつもの智也なら噂に縋る前に自分で考えて行動するはず
「あぁなんか後輩がそんな話しててよ、それよりどうすんだ?」
「・・・・・・そうだね、まぁ私も最初からそのつもりだったし」
色々気になるけど今はもう無視しよう
「じゃあ明日にでも聞いてみるか、けど部活あるし待たせとくのも悪いか。
『あの子』部活とか入ってんのかな?ていうか何年何組なんだ?いや、先輩とか言ってたから2年か3年か?」
「・・・・・・さぁ、後輩の友達に世話になった人がいるみたいだし、明日聞いてみるよ。」
「わかった、じゃあなにかあったらラインでもしてくれ。」
◇
「はーい今日は終わりだよー1年は片付けよろしくね。」
「「「「「「お疲れさまでしたー!!」」」」」」
「あ!由香ちゃんはちょっといいかな」
「?」
「少し聞きたいことがあってね。昨日言ってたその・・・噂の・・・」
・・・・・・ただ聞くだけなのに恥ずかしい
いいやなんで恥ずかしがるの?いいじゃない!私だって女の子なんだから変じゃないでしょ?
うぅ・・・・・・今まで恋愛なんて興味ないですよーみたいな態度をとっていた弊害か
「えっと、白鳥先輩のことですか?」
「そ、そうそれ、友達が相談したとか言ってたから何年何組か知らないかなー?と思って・・・・・・」
平静を装いなさい私。このあとどうせお決まりの流れになるんだから、落ち着いて対処するの。
・・・・・・大丈夫、由香ちゃん天然なところあるし誤魔化せるはず!
「!?あらあらまぁまぁ、ふふふふっ部長にもとうとう春がきたんですね!相手は藤堂先輩ですか!?私でよければ全力で協力しますよ!フンスッ!」
ほらきた!フフッあなたの考えなんてお見通しよ由香、見せてあげるは私の華麗な回避話術を!
「違う違うっ! えぇっと・・・・・・そうあれ!智也がなんかこの前試合した相手の選手を好きになったとかで噂に縋りたいんだってさ!ほらっあいつバスケ馬鹿でしょ?こういうこと初めてなのよ!」
「えっ・・・・・・試合って先週のですよね?・・・マネージャーじゃなくて選手なんですか?」
「うん!そうだよ!」
・・・・・・あれ?なんか間違えた?
「・・・・・・えっと・・・そう・・・ですか?もしかして藤堂先輩って・・・」
「そっそうなの!あいつああ見えてそっちだから、ほら名前もホモ也だしね!」
「・・・・・・そうだったんですか、まぁ恋愛に性別は関係ないですよねっうん!
・・・それでえっと白鳥先輩のクラスですよね?ちょっと待ってください友達に確認してみます。」
・・・・・・ふぅ乗り切った・・・ごめんねホモ也、あんたの犠牲は無駄にはしない
大丈夫、あんたは男受けいいほうだしうん大丈夫
「返事きましたー。2年F組みたいです!帰宅部だから今日はもう帰ったみたいですよ。」
別館じゃない・・・・・・通りで見たことないと思った。
「そっか、ありがとう。それとさっきのことだけど・・・・・・」
「ああ大丈夫です!私口は固いほうなので!」
「ご、ごめんね」
・・・・・・まぁ別に言いふらされても私は関係ないし・・・いや、それは人としてダメだよね・・・・・・はぁ
◇
「お疲れ!一緒に帰ろうぜ!」
「っ!・・・・・・ホモ也・・・・・・そうだね」
はぁ・・・・・・もうどんな顔して話せばいいのぉ
「? どうしたんだ、噂の子のクラスとかわかんなかったのか?」
「うんん、それはわかったよ。2年F組だって、部活は入ってないみたい。」
「おお、よかったじゃねぇか 明日行って時間あったら頼んでみようぜ。」
「・・・・・・うん」
「なんだ?他に悩み事か?」
「・・・・・・ねぇホモ也」
(・・・ホ?)
「な・・・なんだ?」
「私、ホモ也がどんな人を好きになろうと応援するからね。だから気にしないで自分に正直にね。でもその世の中どんな人がいるかわからないからお尻には気をつけたほうがいいよ。」
「・・・・・・っ」
(そうか・・・・・・やっぱり瑠奈には気づかれてたか、そりゃそうだよな・・・・・・
そんなのとは無縁だった俺が急に付き合うことを了承したんだ気付かないはずがないか・・・・・・。
ッフ後半は何言ってるかわかんねぇが俺を想ってくれてることだけは確かだな・・・・・・いい幼馴染をもったもんだ。)
「ハハッ安心しろ俺はいつでも自分に正直だよ。まぁまずはお前の(そして俺の)願いを叶えようぜ。」
「ふふっ相変わらずだね。悩んでた私かバカみたい」
ああ・・・・・・楽しみだなぁ
どこまでしてくれるかはわからないけれど、あの人ならきっとどんな練習にも付き合ってくれる・・・・・・はず・・・・・・ハァハァ・・・
「・・・・・・その前にテンパると暴走しちゃうのどうにかしないとまずいかも・・・」
百合F組
ルナほもA組