Space Pirate Cross Dream!   作:睡眠タイム

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作者の私がまた何となく思い付いたネタのプロローグです。

『ドンブラザーズ』の放送開始までに何とか間に合う様に書き上げ、今回投稿しました。

連載に関しては私自身が続きを書ける自信が無い為、今の所行う予定は無いです。

グダグダ&ガバガバな部分もありますが、若しお時間がありましたら、御手柔らかに御願い致します。


本編
プロローグ


 

 

時は現代。

 

 

世間では、少女達による音楽バンド……『ガールズバンド』が圧倒的なまでに人気を博していた。

 

 

人々は今の様子を挙って、『大ガールズバンド時代』と評した。

 

 

 

 

☆☆

 

 

 

 

「ふぅ…改めて『この世界』のガールズバンドと言う物の人気には、兜を脱いでしまうよ。 …でも、だからこそ『これ』の使いがいがある」

 

 

薄紫色の髪の少女が、手に所持している『時計の形をした丸い物体』を見ながら呟く。

 

 

この少女は、かつて『とある勢力』に所属していた。

 

 

しかし彼女はその『勢力』のトップであった男の『本性』と『真の目的』にいち早く気付き、苦労の末にその男や2人の仲間を欺き、何とか離反する事に成功し、今に至る。

 

 

「まぁ、スウォルツが『王様』になって何しようが別に如何でもいいけど…その為の『生贄』になるのだけは、御免何だよね~」

 

 

元々、彼女は己の愉悦を中心に考え、行動するタイプであり、そんな彼女から見れば、『自分が王になる』事を目的にしていた『あの男』――スウォルツと呼ばれた男の都合の良い『生贄』にされるのは、我慢ならない事だったのだ。

 

 

離反した後は、様々な世界の渡り歩いた彼女が、一際心を惹かれたのが、この『時計の形をした丸い物体』に込められた『力』の『存在』だった。

 

 

「『スーパー戦隊』……『仮面ライダー』と対を成す……地球の守護者達……」

 

 

少女は小さく呟く。

 

 

「はぁ~、全然駄目だわ……」

 

 

突然聞こえた声の方に振り向くと、近くのベンチに1人の少女が座っているのが見えた。

 

 

「こんなんじゃ、また笑い物にされちゃうじゃない。 一体如何したら…」

 

 

彼女の何か焦りと悩みが入り混ざった様子を見るに、かなり深刻らしいのが分かった。

 

 

「……これは、絶好の機会だね」

 

 

そう言って薄紫色の髪の少女は、徐に右腕を伸ばして手を開いた。

 

 

その瞬間、彼女とベンチの少女以外の時間が停止した。

 

 

そして薄紫色の髪の少女は、混乱しているベンチの少女の方へ近付いて語りかける。

 

 

「何やらお困りのようだね」

「だ、誰?」

 

 

突然起きた状況に加え、尚且つ平然と話し掛けてきた見知らぬ人物の存在に、ベンチの少女は警戒心を露わに問い掛ける。

 

 

しかし薄紫色の髪の少女は、それを意に介さすに、自身の持つ『時計の形をした丸い物体』を、彼女に見せながら話し続ける。

 

 

「でも、そんな君に朗報だ。 僕が今見せているこの『ウォッチ』には、君の悩みや願いを叶える為の力が宿っている。 それを欲するかい?」

 

 

 

 

“悩みや願いを叶える為の力”

 

 

 

 

その言葉が、ベンチに座る少女の心を揺さぶった。

 

 

「…本当にそれを使えば…何でも叶うの?」

「うん。勿論だよ」

 

 

その一言で、彼女の心が決まった。

 

 

「ならその力で、アタシを頂戴! アタシは、アイツ等を見返してぶっ壊してやりたい!」

「…契約完了だね」

 

 

『GOSEIGER』

 

 

彼女の言葉を受けた薄紫色の髪の少女は、彼女の胸に自身の持つ『ウォッチ』――アナザーレンジャーウォッチを押し付けた。

 

 

「ウッ……ウガアアアアアアアアアアアア!!」

 

 

苦痛の声を上げながら、彼女の姿が変わる。

 

 

「おめでとう。 今日から君が、『ゴセイジャー』だよ」

 

 

薄紫色の少女が与えたのは、『星を守護する天使』の力。

 

 

だが其処にいたのは、明らかに『異様』と言える様な姿の異形だった。

 

 

真っ赤な色の戦士をベースにしているが、頭部は元のデザインをかなり歪め、正に『堕天使』と言う表現が相応しい物となっており、胴体は昆虫や機械的なデザインが入り混じった感じになっており、下半身はまるでホラー映画に出てくる怪物を彷彿させる物となっており、見る者に生理的嫌悪を与える様なその姿からは、とても『天使』と呼ぶには程遠いのが分かる。

 

 

「さぁ、君は君自身の目的の為に、行動したまえ」

「ガアアアア――!!」

 

 

その言葉と共にその異形――『アナザーゴセイジャー』は駆け出した。

 

 

「さて、あの力がこの『ガールズバンド』の世界にどの様な影響を与えるのか……楽しませてもらうよ」

 

 

薄紫色の少女は興味津々な様子で見届けた後、その場を立ち去って行った。

 

 

 

 

☆☆

 

 

 

 

「これは…何と禍々しい雰囲気だ」

 

 

何処に存在するか分からない謎の空間。

 

 

全身真紅のスーツを身に纏ったその人物――アカレッドは、其処から先程の様子を見て、同時に回想する。

 

 

数週間前、自身の前に現れた存在。

 

 

とある未来で『最低最悪の魔王』と呼ばれたその仮面の戦士は、自身の力を介して『とある世界』の危機を伝えに来た。

 

 

それを知ったアカレッドは、直ぐに嘗て共闘した『ボウケンジャー』の面々達を通じて、最初の戦隊『秘密戦隊ゴレンジャー』のリーダーであり、全ての戦隊の代表であるアカレンジャーに事態を伝えた。

 

 

その後、事情を知った他の『スーパー戦隊』の面々と共に、『スーパー戦隊ダービーコロッセオ』の一件の後も尚、宇宙を航海する『彼等』に、自分の力を再び託した。

 

 

「頼んだぞ、マーベラス…いや、ゴーカイジャー」

 

 

アカレッドの言葉が、静かに空間内に響いた。

 

 

 

 

☆☆

 

 

 

 

「……綺麗な星だなぁ……」

 

 

ある夜の事。

 

 

とある家の自室の窓から、1人の少女が星空を眺めていた。

 

 

「……あっ」

 

 

その時、少女の表情が変化した。

 

 

少女の耳に聞こえた音。

 

 

それは幼き頃に聴いた『星の鼓動』――今の彼女の原点とも言える物だった。

 

 

「久し振りに聞いたなぁ……」

 

 

その少女――戸山香澄は、暫くして自室のベッドに入って眠りに付く。

 

 

そして彼女が夢の世界に旅立った数分後、星の輝く夜空に一筋の光が流れた。

 

 

 

 

☆☆

 

 

 

 

「んっ…あれ? 此処…何処?」

 

 

ふと目を覚ました香澄は辺りを見回して、自身が見慣れない真っ白な空間にいる事、そして隣に『相棒』と呼ぶ程大切にしているギター――『ランダムスター』が置いてある事に気付く。

 

 

「よっ!」

 

 

声のした方を向いた香澄の目の前に人影が現れた。

 

 

「えっと…どちら様でしょうか?」

「そう畏まんなよ。 敢えて言うなら『スーパースター』って奴だ」

「『スーパースター』?」

 

 

突然現れた謎の青年の言葉に、香澄は疑問の声を上げる。

 

 

「にしてもお前、本当に星が好きなんだな!」

「はい! 私、小さい頃『星の鼓動』を感じた事が合って、それからずっと『キラキラドキドキ』する物を追い求めていたんです! そしてこの『ランダムスター』や音楽を通じて、有咲やりみりん、おたえやさーや……とっても素敵な仲間に出会えたんです!」

 

 

香澄の話を聞き、様子を見ていた青年は、彼女を暫し見付める。

 

 

「それがお前の星への強い想いか……くーっ、よっしゃラッキー! お前、名前は?」

「はい! 私、戸山香澄です!」

「気に入ったぜ香澄! お前の運、試してやるぜ!!」

 

 

そう言って青年は香澄に対して、天球儀を模した白い小型の宝珠を渡す。

 

 

「これは…?」

「コイツは『キュータマ』って言って俺達が使っているアイテムだ。 だがこのキュータマは一風変わった代物だが、急に反応し始めた。

その反応した相手が……香澄、お前だったんだ。 だから香澄、その『キュータマ』はお前のもんだ」

 

 

香澄は青年の言葉を聞いて、そのキュータマを掴む。

 

 

次の瞬間、キュータマは虹色の光が香澄を包み込んだ。

 

 

(温かい……)

 

 

そして香澄の全身に伝わった物。

 

 

それは幼い頃に感じた『星の鼓動』その物だった。

 

 

(そっか……あの時感じた『星の鼓動』は……あなただったんだね……)

 

 

そして光が収まると、香澄の手の中にあったキュータマは、虹色の人形のデザインの施した鍵の様な物と化した。

 

 

「何だろうこれ……」

「それはレンジャーキー。 お前の『キラキラドキドキ』への強い想いが生み出したんだ」

「これが……私の『キラキラドキドキ』への強い想いの結晶……」

 

 

それを見届けたラッキーの姿に、獅子座の意匠が施された赤い戦士の影が重なる。

 

 

「さて…役目も済んだな…」

「あのっ! これっ……」

「な~に、気にすんなって。 そのレンジャーキーは、お前が本当に必要と感じた時、絶対にお前の力になってくれる。 ……だからその時まで、大切に持っていな……」

 

 

次の瞬間、眩いまでの輝きが香澄の目を覆った。

 

 

 

 

☆☆

 

 

 

 

「待って!」

 

 

光が止み、香澄が目を開けると目に映ったのは、何時も見慣れた自分の部屋だった。

 

 

「あれ…?」

 

 

ふと気が付くと、窓から日光が差しているのが分かり、香澄は今が朝である事を理解する。

 

 

「夢だったの…?」

 

 

そう思っていると、ふと自分の右手に何かがあるのに気付き、右手を見る。

 

 

「これ……!」

 

 

香澄の右手にあった物――それは、あの時ラッキーから渡された『キュータマ』が変化したレンジャーキーだった。

 

 

「夢じゃない……」

 

 

それと同時に、あの時ラッキーが言った言葉が脳裏を過る。

 

 

『そのレンジャーキーは、お前が本当に必要と感じた時、絶対にお前の力になってくれる。 ……だからその時まで、大切に持っていな……』

 

 

「『本当に必要な時』、か……」

 

 

香澄はレンジャーキーを見つめ、ポツリと呟いた。

 

 

 

 

それは、香澄が高校2年生に進級する前の春休みの事だった。




後書き&設定


『ハーメルンにおいて、『バンドリ×仮面ライダー』の小説はよく見るけど、『バンドリ×スーパー戦隊』の小説はあまり見かけないですよね……』と考えた事から、書いた作品です(しかも肝心のメインであるゴーカイジャーに関しては、名前のみの登場と言う有様……)。


以下簡単な設定。


・時間軸はそれぞれ、バンドリ→アニメ2期の1話(但し、Morfonicaに関しては登場予定はあるが、どの様な形で登場させるかは未定)、ゴーカイジャー→『テン・ゴーカイジャー』後(ゴーカイチェンジは、キラメイジャーまで可能)。
・敵側の設定と話の展開の関係で、『仮面ライダー』の要素が若干絡む。


本作のオリジナル設定


・薄紫色の髪の少女 イメージCV:鬼頭明里さん(代表作『鬼滅の刃』竈門禰豆子、『まちカドまぞく』千代田桃、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』近江彼方、『安達としまむら』安達桜)

本作での敵の1人。
元々は別世界の『ある勢力』に所属していたが、その『ある勢力』のトップであった男の『本性』と『真の目的』にいち早く気付いて離反。
その後は、様々な世界を渡り歩きながら、『バンドリの世界』にやって来た。
己の愉悦を中心に考え、行動する性格をしている。
因みに彼女が離反したのは、『ある勢力』が『時の王者』と呼ばれる仮面の戦士と本格的に関わる前(『時の王者』の本編開始前)なので、『時の王者』達は彼女の事は知らない(因みに彼女は『ある勢力』のトップであった男経由で、『時の王者』達と『最低最悪の魔王』の存在は知っている)。

キャラモデルのイメージは、『髪の毛の色が薄紫色&ボクっ娘キャラになった『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の近江彼方』。
因みに初期の頃のキャラモデルのイメージは、『ゆゆゆい』の天馬美咲だったが、最終的に変更になった(髪の毛の色が薄紫色なのとボクっ娘キャラは、この初期設定の名残り)。


・アナザーレンジャー

本作における怪人。
分かり易く言えば、『戦隊版アナザーライダー』。
ウォッチに各スーパー戦隊の力を宿しているものの、本来ならば変身者としての資格が無い(≒そのスーパー戦隊の戦士となる運命を背負っていない)人間がおおむね変身する為、元のスーパー戦隊の戦士(主にその戦隊のレッド)を怪人化したような歪な姿へと変貌してしまう。
因みに何故『スーパー戦隊』の力からアナザーレンジャーが作られる理由に関しては、薄紫色の髪の少女曰く『スーパー戦隊の戦士たちが何度か仮面ライダーと一緒に戦った事が何頭の影響を与えたのかもしれない』との事(但しこれはあくまで彼女自身の考察との事)。


・アナザーゴセイジャー

【モチーフ】ゴセイレッド、救世主のブラジラ、昆虫、ブロブ、ロボット

『星を汚す堕天使』

薄紫色の髪の少女が『バンドリの世界』で最初に作り出したアナザーレンジャー。
ゴセイレッドを歪めたような容姿をしており、頭部は『ゴセイジャー』本編のラスボスだった救世主のブラジラを彷彿させるデザインとなっている。
また、昆虫と甲殻類とブロブのデザイン要素は、ゴセイジャーが戦ってきた&ブラジラがブレドランとして関わった敵組織の要素を思わせる物になっている(昆虫→ウォースター、ブロブ→ブロブの膜イン(幽魔獣)、ロボット→マトリンティス)。
デザインコンセプトは上記にある通り『星を汚す堕天使』。
因みに何故最初の敵のモチーフが『ゴセイジャー』なのかと言うと、『ジオウ』でのアナザービルドのオマージュを意識したから(共に最初の敵・登場した作品の前年度の作品のヒーローをモチーフにしている・登場した作品のヒーローが映画で先行登場した(ジオウ→『Be The One』、ゴーカイジャー→『ゴセイVSシンケン』)。


・謎のレンジャーキー

香澄が見慣れない真っ白な空間の中で出会った『スーパースター』を名乗る青年――『宇宙戦隊キュウレンジャー』のラッキー(シシレッド)から手渡されたキュータマが変化したレンジャーキー。
今作に置いて香澄が幼い頃に感じた『星の鼓動』の正体であり、その際に溢れた光の感じた物から、香澄自身も正体を知る。

因みに今作の香澄のイメージは、『『本家バンドリ』の香澄と『ゴーカイジャー』本編での鎧のポジションを混ぜた感じ』(その為、香澄とラッキーのやり取りは、『ゴーカイジャー』本編の鎧と仲代壬琴(アバレキラー)のやり取りのオマージュになっている)。

尚初期設定ではこの謎のレンジャーキーを手渡す相手は香澄以外では、こころやましろも候補に挙がっており、更にその役目を担うレジェンド戦隊は『キュウレンジャー』以外では、『ゴーバスターズ』や『ジュウオウジャー』や『キラメイジャー』も候補に挙がっており、その際の条件は、


レジェンド戦隊→『ゼンカイジャー』と『ドンブラザーズ』以外の『ゴーカイジャー』以降の戦隊(ゴーバス、キョウリュウ、トッキュウ、ニンニン、ジュウオウ、キュウレン、ルパパト、リュウソウ、キラメイ)。
バンドリ→『ゼンカイジャー』と『ドンブラザーズ』以外の『ゴーカイジャー』以降の戦隊にそれぞれ近い要素を持ったキャラ(例:香澄→『星』(キュウレン)・『キラメキ』(キラメイ))


と言うのを前提に絞りました(因みに『ゼンカイジャー』と『ドンブラザーズ』が除外された理由は、前者はこの作品のネタを考えていた時期が現行放送中の作品で、後者はまだ情報が出ていなかった為)。




最後になりますが、此処まで読んでいただき、誠に有難う御座いました。




P.S 因みにアンケートの内容は、活動報告の『バンドリ戦隊』のネタをアンケート用に簡略化した物です。
『ボーカル組』以外の『バンドリキャラ×スーパー戦隊の戦士』の組み合わせに関しては、活動報告の方により詳細な事が書いてありますので、其方の方も何卒宜しくお願い致します。

この中の『バンドリキャラ(ボーカル組)×スーパー戦隊の戦士』の組み合わせで、『1番しっくりくるな』と思った組み合わせはどれですか?

  • 戸山香澄×ゴーカイレッド
  • 戸山香澄×シシレッド
  • 湊友希那×黒獅子リオ
  • 美竹蘭×タイムファイヤー
  • 丸山彩×オーピンク
  • 丸山彩×マジピンク
  • 丸山彩×ゼンカイマジーヌ
  • 弦巻こころ×ゴーオンイエロー
  • 弦巻こころ×ツーカイザー
  • 和奏レイ(レイヤ)×レッドファルコン
  • 倉田ましろ×キバレンジャー
  • 倉田ましろ×ニンジャホワイト
  • 寧ろ全員しっくりくる。
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