霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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今回は木の葉に帰るまでの話です。可愛い綱手さんとか頑張って書いていきますのでよろしくお願いします


第十一話

俺は正式に綱手さん、シズネさんと付き合うことを決めた。転移してきて初めての恋愛が早速ハーレムと化してしまった・・・綱手さん達は何人増えても構わないと豪快に言っていて、また尾獣達に冷やかされていた。

 

「あ!そうそう、これからの予定を聞いても良いですか?」

 

「俺は後数ヶ月で一度木の葉に戻ろうと思ってます」

 

「そうか・・・」

 

「その前に巫力による治療の応用とか練習して見ます?」

 

「あっ!そういえばそれがありましたね」

 

「そうだな、話を聞いた限りだとチャクラの医療忍術と巫力によるイメージでの治療は似ている部分があるからな。これを機に覚えていきたいな」

 

「そこは俺が手取り足取り教えますよ」

 

「「て、手取り足取り・・・」」

 

二人とも俺の教える発言で顔を真っ赤にしてモジモジし出した。な、なんか生々しいな。

 

『おいおい、旦那の女になったからって、いきなり頭が花畑だな。手取り足取りで何想像してんだか』

 

『蜥蜴郎、そこは妄想と言ってやれ。あいつらの頭には、もう、葉との夜の営みの事しかない様だぞ』

 

「「なっ!?ち、違う(います)!!!」」

 

『流石にそんなだらしない顔してたら何も言えねぇって、二人とも』

 

「あはは、それは後でと言うことで・・・」

 

「「本当か(ですか)!!!」」

 

又旅『はっちゃけてますね。ここに来た時とは、まるで別人ですよ』

 

「取り敢えずはシャーマン流の治療術と・・・血液恐怖症の克服ですかね」

 

「っ!?」

 

「克服って・・・そんな方法が?」

 

「ファウストさんに向こうの世界の現代医療の知識はかなり叩き込まれたんで、一緒にやっていきませんか?」

 

「・・・」

 

「綱手様・・・」

 

シズネさんに寄り添われる綱手さんは、とても悲痛な表情をしている。心の中でダンさんや縄樹くんのことが思い出され続けてるんだろう。俺は、そんな綱手さんの手を取り、正面から顔を見ながら話し出す。

 

「綱手さん、俺には綱手さんの痛みや辛さは分かりません。ダンさんや縄樹くんの代わりになるつもりも無いです。俺は、麻倉 葉という一個の命であなたと共に在り続けます。綱手さん、俺はあなたを愛し、世界を超えてもそれは変わらない」

 

俺の言葉を聞いてた綱手さんは、泣きそうな顔で俺を見つめている。俺はそこから綱手さんを抱きしめる。

 

「綱手、俺と一緒に壁を乗り越えませんか?」

 

「・・・はぁ、旦那にそこまで言われちゃ私が折れなきゃね。うん、私も乗り越えていかなきゃな」

 

やっといつもの綱手さんに戻って来たな。

 

「綱手様、これを機に木の葉の里に戻りませんか?」

 

「・・・そうだな、猿飛先生やお祖父様、ダンや縄樹にも報告したいしな。旦那が出来たって」

 

「それじゃあ宿に戻って、明日から始めましょうか」

 

「あっ、そうか。この空間が昼間だから忘れてたけど、今夜中なんですよねぇ」

 

『それでは、一旦宿に戻りましょうか?』

 

『そうだな』

 

『いやいや、明後日からで良いだろ?今夜は特別な日だ』

 

特別?

 

「「宿・・・」」

 

二人も何かを思い出した様な反応をしている。また顔が真っ赤だ。

 

『お互いの関係がハッキリしたからな、今夜は婚約初夜ってとこだろ。部屋も一緒なんだ、まさか手を出さないなんて言わないよなぁ〜旦那?』

 

っ!?そういう事か、そりゃ顔も赤くなるか。

 

「勿論、嫁に来いと言ったんだ。責任はしっかり果たすつもりだ。それに」

 

『それに?』

 

「俺だって、そういう事に興味津々なんだよ。こんなに綺麗な奥さんが出来たんだ。色々張り切ってるからな」

 

『『『『『『『おーー』』』』』』』

 

「「っ!?」」

 

そう言って俺は並んでいた二人の腰に手を回す。その行動にビックリしている二人に、更に言い放つ。

 

「なので、今夜は眠れないと思ってください」

 

『『『『『『『うおーー!』』』』』』』

 

「「っ!?」」

 

「という訳で、ハゴロモ様、我々はそろそろ戻ります」

 

「うむ、ではまたな」

 

「はい。九喇嘛達もまたな」

 

『ああ、二人を可愛がってやんな』

 

「茶化すなっ!?」

 

『そんじゃあな』

 

『ええ、また』

 

 

 

 

 

 

 

宿に戻った俺たちは部屋の風呂に入り、部屋に残していた影分身が引いてくれた布団の前で立ち止まってる二人の元に向かう。

 

「や、やっぱりいざとなると緊張しますね」

 

「あ、ああ」

 

そんな二人の手をとって部屋の中へ入って行く。

 

「さぁ、二人とも」

 

「あ、ああ」

 

「は、はいっ」

 

そして静かに襖を閉める。

 

 

 

 

 

 

一方、屋根の上の阿弥陀丸達は・・・

 

『いやぁ、めでたいでござるな。向こうの葉殿達はシャーマンファイト中でまだ学生の年齢でござったからなぁ』

 

『ええ、皆それどころではなかったですからな』

 

『そっちはまだ良いだろ。許嫁とか決まってたし、竜なんざ彼女すら出来たか怪しいぞ?』

 

『そうだなチョコラブもまぁ、ねぇだろ。明確な相手がいたのはファウスト医師とエルザ位だしな』

 

『ガルゥ』

 

『クゥー』

 

『( ´ ▽ ` )ノ』

 

『ふふ、そうね』

 

『これからもっと増えると思いますか?』

 

『増える増える。ぜってー増えるさ』

 

『良いじゃねぇか、増やしていきゃあよ。この旅が賑やかになるっこったろ?九喇嘛達みたいな形で仲間になる奴もいれば、葉と一緒に居てぇって奴もまだまだ増えるさ』

 

そうして霊達の雑談は朝まで続いた。

 

因みに女性の中居さんが昼前に部屋をそっと確認したら布団がはだけていて、裸で幸せそうに寄り添って眠る葉達が・・・中居さんはそっと布団をかけ直したそうな。よく出来た中居さんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日から本格的なシャーマン流の治療術の修行を開始した。此処で難問も出て来た。シャーマンは巫力があれば、後はイメージだけで治療ができる。だが巫力の概念のない綱手さん達が行うとなるとチャクラというエネルギーを術という形にしなければならない。そこで物は試しとチャクラを渡す様に巫力を少しずつ渡して見たら、巫力を感じ取れたと言うのだ。俺の予想になるが、この世界の人にも巫力はあるのだろう。チャクラを使わない人は分からないが忍界大戦の時、穢土転生から解放された魂を皆が認識できてたしな。でも量は少ないみたいで霊が見えるだけの原作のまん太さんくらいの量しかないのだと思う。その小さな巫力とチャクラを繋ぎ合わせ、イメージでの治療に繋げよう。

 

そこで、まず二人に座禅を組んでもらいそれを俺が後ろから抱きしめる様に座る。そのままチャクラ流す様に巫力を微量流していく。一日交代で本体と影分身が交互に抱きつくが、あからさまに集中力に差が出た。なので集中力を欠いたら、ペナルティとしてイタズラしていった。

 

「あっははははは!、や、止めてくれ!く、くすぐったいーあははははは!」

 

「止めてほしけりゃ集中して下さいよ。最初はいい感じだったのに、今は全然じゃないですか」

 

「い、いやな?最初はイタズラが嫌で集中してたんだが、なんだかこのやり取りが、なんだか嬉しい様な、恥ずかしい様な、なっ?」

 

「はぁ、こりゃもっと違う悪戯にした方がいいかも知れないな」

 

「いや、もう悪戯はいいから!ちゃんと集中するから・・・・・因みに、悪戯って何を?」

 

「取り敢えずこの場を不可視の結界を張って服を一枚ずつ宿に跳ばして行きましょうか」

 

「えっ!?い、嫌っ、それは・・・」

 

立ちあがろうとする綱手さんを更に抱きしめて逃げられなくする。その体制のまま胸を鷲掴む。

 

「きゃっ、おい!胸を揉むなっ!こんなんで集中出来るかっ!?」

 

「あひィ〜〜〜!!」

 

あっ、向こうも始まったか、と言うことは集中出来てないみたいだな。

 

「よし、このまま巫力を感じ取るまでやって行こう」

 

「止め、止めろーーーー!?・・・あんっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから二ヶ月が経ち、二人とも自分の中の巫力を感じ取れる様になった。・・・その為の二ヶ月のイチャイチャで、胸が大きくなったと綱手さんは恥ずかしがっていた。シズネさんはこのバストアップは、かなり喜んでいた。いつも綱手さんが側にいたので、コンプレックス気味だったらしい。

 

そこからは、感覚が分かったから習得は早かった。本家シャーマンの俺やファウストさん、ジャンヌさんの様な数秒で治療とまではいかないが、それでも術にしないでイメージだけで治療出来る様になった。やっぱり二人とも天才だな。

修行もひと段落したのでそろそろ木の葉に帰る事にした。

 

「綱手様、久しぶりの木の葉ですね!」

 

「ああ、本当に久しぶりだ・・・」

 

「あれっ?綱手さん、賭場で借金作ってませんでしたっけ?」

 

「「ゔっ!?」」

 

やっぱりあったか・・・そこから十三年で伝説のカモって言われるんだろうな・・・

 

「返しながら、帰りますか」

 

「・・・うん」

 

そこから立ち寄った綱手さんが行ったことのある賭場に俺の財布から金を返していく。明日には戻っているしな。・・・因みに物は試しと俺も賭けをやって見たら、誰もが驚くほど大勝ちしてしまった。・・・この金は借金返済に回そう。

 

 

 

 

借金返済をしながら湯の国を通り一週間ほど経って、俺たちの目の前に「あ」と「ん」の書かれた門が広がっている。

 

「帰って来たな・・・木の葉に」

 

「ええ、帰って来ましたね」

 

感慨深そうにしている二人に声をかける。

 

「それじゃあ、行きましょうか」

 

「「ああ(ええ)!」」

 

そして、三人で並んで里に向かう。俺にとっては二回目の木の葉だ。みんな元気かなぁ。

 

 

 




如何だったでしょうか?今まで以上に難しかったですね・・・次回は帰ってからの日常回と木の葉と雲の和平条約の話をやりたいと思います。
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