霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

14 / 101
遅れてしまい、申し訳ありません。今週残業が続き帰るのが遅れて時間が取れませんでした。次回は、もう少し早く投稿出来る様に頑張っていきます。

今回は木の葉と雲の和平条約までの話になります。


第十二話

前回の話で木の葉の門の前まで来た俺たちは、受付の列にいた。

 

「ここに並ぶのも、懐かしいねぇ」

 

「本当ですねぇ」

 

「あ、次俺達ですね」

 

今日の受付はライドウさんか。

 

「良し、じゃあ次の方」

 

「お久しぶりです、ライドウさん」

 

「ん?おお!葉さん、帰ってらしたんですね!」

 

「ええ、一年半ぶりですね」

 

「いやー、四代目や皆さんも喜びますよ!」

 

「皆変わりないようですね、それじゃあ受付お願いします。今日は連れがいるので一緒にお願いします」

 

「そうなんですね、ではお連れの方もどう・・・・・えっ?」

 

「ああ、頼む」

 

「お願いします」

 

「つ、つつ、綱手様ーーーーー!!!!!」

 

辺りにライドウさんの声が木霊する。周りの人達も俺達に注目し出した。

 

「うるっさいねぇ」

 

「まぁ、綱手様が旅に出て一度も戻ってなかったですからね」

 

「周りも騒ぎ出してるし、手続きをお願いします。後三代目や四代目にも連絡をお願いします」

 

「す、すいません!?そうですね、じゃあお願いします」

 

ライドウさんは部下に連絡を頼み、俺達の手続きを済ませる。

 

 

 

火影屋敷に向かう中今の木の葉の里を散策していく。

 

「建物は新しいのが建ってるが・・・変わってないな」

 

「そうですねぇ、昔からあるお店もリニューアルしていますが残ってたし。これも葉くんのお陰ですかね?」

 

「あはは、まあそうですかね」

 

そんなたわいも無い会話をしながら火影屋敷を目指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりですね、ミナトさん、ヒルゼンさん、シカクさん」

 

「久しいな、葉よ」

 

「久しぶりだね、葉くん。まさか綱手様達と一緒に帰ってくるとは思っても見なかったよ」

 

「久しぶりだな、葉。綱手様もお久しぶりです。シズネも久しいな」

 

「お久しぶりです、猿飛先生、ミナト。シカクもな」

 

「お久しぶりです。三代目様、四代目様。シカクさん」

 

火影屋敷に着いてミナトさん達に挨拶をする。一年半ぶりだが変わらない様で何よりでだ。

 

「それで葉くん、尾獣はどうだった?会えたかな?」

 

「ええ、無事に二尾 又旅、八尾 牛鬼が一緒に来てくれましたよ」

 

「ほお、順調な様じゃな」

 

「それで綱手様とはどこで?」

 

「湯の国で会ってな、それから一緒に行動している。それ以外にも・・・な」

 

「ん?それってどう言う「・・・ナトぉーーーーー!」え?何だ?」

 

綱手さん達との経緯を話していたら、廊下から何かが物凄い速さで走ってくる音が聞こえる・・・何だ?

 

「何だ?「ミナトぉーーー!葉くんが帰って来てるって本当かってばねーーー!?」ぐぁっ!?」

 

ドアを開けて確かめようとしたシカクさんが、クシナさんが勢いよく開けたドアに挟まれた。その光景にびっくりしていると、小さな子供を抱えたクシナさんが迫って来た。

 

「葉くん!久しぶりだってばね!」

 

「これっ!火影の妻が火影屋敷を爆走するとは何事じゃ!もう少し落ち着かんか!ナルトもビックリするじゃろうが!!!」

 

「お、お久しぶりです。クシナさん、ビワコさん」

 

「久しぶりじゃな、葉殿」

 

クシナさんの派手な登場で場の雰囲気が凄いことになっていたが、それより俺は此方を見る子供の方が気になった。

 

「かーちゃん、このにーちゃん誰だってばよ?」

 

「この人は麻倉 葉、私達のとても大事な友達だってばね」

 

「ともだち?」

 

クシナさんにそう言われ、ナルトが俺をじーっと見つめている。警戒してるかな?

 

「こんにちは、ナルト君、俺は麻倉 葉、名前はよう」

 

「よう・・・ようにーちゃん」

 

「うん、宜しくね」

 

「おう!、よろしくだってばよ!」

 

此方が差し出した手を、満面の笑みで握り返してくれたナルト、原作の面影がしっかり出て来たな。

 

 

 

ナルトと改めて挨拶を交わした後、湯の国や雷の国で起こった事などを話していく、その中で牛鬼と又旅も挨拶を交わす。皆はかなり驚いてたが、九喇嘛と言葉を交わしていたので直ぐに納得してくれた。その流れで綱手さんが例の件を切り出した。

 

「猿飛先生、皆聞いてくれ。私とシズネは葉と一緒になることにした」

 

「「「「「え?」」」」」

 

「そしていずれ、新たな世界に旅に出る時、一緒に行くと決めたんです」

 

「「「「「えっ!」」」」」

 

顔を真っ赤にしながら話す綱手さんとシズネさんに皆は、仰天しっぱなしだ。

 

「それって、前にレイン殿が言っていた?」

 

「ええ、世界を渡る際に、俺と共に行く意思のある人は、レイン様が一緒連れて行って良いと言ってましたので」

 

「それって・・・もうこっちには戻ってこないって事なの?そんなの・・・」

 

クシナさんの言葉で、皆の雰囲気がお通夜になってしまった。

 

「いえ、そう言うわけじゃないですよ?」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

「レイン様が言うには、葉くんに旅を謳歌させてあげたいのに、心を削る様な真似はしないと」

 

「そうなんだ・・・良かったよ、せっかく助けてもらって友人になれたのに、お別れかと思ったよ」

 

「そうじゃな。まだまだ先の未来を共に見て行きたいしな」

 

「それで、世界を渡った時の連絡手段何かは考えてんのか?」

 

「いえ、まだですね。霊達は俺の相棒で主戦力なんで残していけないし、もしかしたらレイン様に何かしらのアイディアを貰うかもしれません。まぁ、その方法が出来上がらない限りは、いきなりいなくなったりしないですから安心して下さい」

 

次に、綱手さんが里を離れるきっかけになった血液恐怖症の話になった。

 

「綱手よ、お主の血液恐怖症は治ったのか?」

 

「はい、葉やシズネのお陰で無事完治しました」

 

「でも、血液恐怖症の治療はどうやって?精神的な物だし、それを数ヶ月で?」

 

「俺の医療関係の先生、ファウストさんに精神症状のある病気などの治療法も教えてもらっていたので、それを施していったんです」

 

「それはどんな治療なんだ?」

 

「簡単に言えば患者に自分の恐怖症状は過剰だと思うまで対象物に段々近づいたり、少量目の前に置いたりを自身がリラックスしやすい状況で繰り返し繰り返し続けるんです」

 

「なるほど、知識と根気だな、だがしっかりと身を結んだ様だ」

 

 

 

こうして、この日は今回の旅、未来の話を夜遅くまで話して終わった。女性陣は、馴れ初めや初夜について根掘り葉掘り聴きまくっている。後が怖い・・・その日から俺は、綱手さんが木の葉にいた時に住んでいた千手家の家に、一緒に住まわせてもらってる。自分は家があるのに、夫と決めた人が宿暮らしは無いだろうと言う事だった。翌日から任務が無くて里にいた元教子達に着々会っていく。そしてカカシやガイ、アスマ、紅、アンコ達と会ったら模擬戦を挑まれた。俺は影分身してそれぞれ馬孫とコロロのO.S.1で戦う。六道仙術は無しだ。

 

「魔幻・此処非の術!皆、行って!」

 

「雷遁・雷獣追牙!」

 

「火遁・火龍炎弾!」

 

幻術で地形を惑わし、遠距離組が攻撃。同時に近距離組が接近か、考えられた連携をする様になったな。それじゃあ俺も迎撃するか!

 

「カウカウプリウェンペ!(あらくれ者の雹)」

 

「今だ!アンコ!!ガイ!!」

 

「潜影多蛇手!」

 

「木の葉金剛力旋風!」

 

「「ぐっ!」」

 

俺は空中でアンコが出した無数の蛇をO.S.で受け止めた。その直後、ガイの強力な後ろ回し蹴りを受け、後退する。その結果にカカシ達は笑みを浮かべている。この一年半、鍛え続けて来たのがよく分かる。

 

「俺が旅に出てからさらに強くなったな。・・・なら俺もギアを上げていくぞ」

 

そう言ってO.S.を解除、媒介を馬孫刀から宝雷剣へ、スノボからイクパスイへ入れ替える。

 

「O.S.!馬孫、in宝雷剣!」

 

「O.S.!コロロ、inイクパスイ!」

 

カカシ達が気を引き締めて此方を見ている。さぁ、第二ラウンドだ!

 

 

 

 

こうしてカカシ達や他の生徒達と模擬戦をしたり、ナルトや同世代の子供達と遊んだり、綱手さんシズネさんが仕事を始めた木の葉病院で手伝ったりしていたら、あの原作の事件の時期になった。

 

里内でも緊張感が渦巻いている。雷の国 雲隠れの里から使者が来て、木の葉との和平条約の締結に向けて話し合いが始まる。雷の国とは幾度となく戦争をしているのだ。皆が怖がるのは無理ない。俺たちは千手邸で綱手さんシズネさんと和平について話している。

 

「まさか雲隠れから同盟の話が挙がるとはな・・・」

 

「ええ、雷影がそれを望んでるとは思えないんですよね」

 

「そんな事ないですよ?」

 

二人がえっ?って顔をしてこっちを見てくる。

 

「前回の同盟話の時も、金閣銀閣の兄弟が邪魔しなければ同盟を締結させるつもりだったって当時二代目雷影の護衛役を務めた親父が言ってたってエーさん言ってましたし」

 

「マジか・・・」

 

「ええっ、あの雷影達がですか?イメージ出来ませんね・・・」

 

「そりゃそうだ、戦争の時も我慢できず最前線に誰よりも速く飛び込んでいくやつだぞ?」

 

「・・・はっはっはっ」

 

「笑って誤魔化そうとしているな?よし今夜は二人がかりだ、覚悟しておけよ!」

 

「やめましょうよ綱手様!絶対返り討ちですって!」

 

「お手柔らかに・・・」

 

話が終わり、夜は吹けていく・・・因みに翌日、木の葉病院にて顔を真っ赤にしながら腰を押さえて悶えている綱手さんとシズネさんを何人もの人が目撃したとか・・・

 

 

 

 

 

 

 

綱手さんが大敗してから更に数日後、雷の国の使者が到着した。これから数日にかけて対談が始まるのだろうと思っていたら、暗部の人が来て俺に火影屋敷に来て欲しいと言う。俺は暗部の人に着いて火影屋敷に向かう。火影屋敷の前に同じく連絡を受けた綱手さん達がいたので、一緒に四代目のいる執務室に向かう。そこでミナトさんから予想してなかった言葉が出てきた。

 

「向こうの使者が会談に葉の出席を要望?どう言う事だ!」

 

「そうですよ!葉くんは木の葉の恩人ですけど、木の葉所属の忍というわけでもないんですよ?」

 

俺への会談の同席を向こうの使者が希望しているという話があり、綱手さんとシズネさんが憤慨している。

 

「それがよく分からないんですよ、使者の代表の人に会談の時何か要望はありますかと尋ねたら麻倉 葉さんに同席をお願いしたいと言われたんです。理由を聞いても直ぐに分かるとだけ言ってました」

 

「それで、ワシらには判断できない事じゃから来てもらったというわけじゃ」

 

「どうする、葉?」

 

「勿論行きますよ」

 

「葉くん、良いのかい?」

 

「ええ、雷の国の使者で俺の同席を希望するのは、十中八九エーさんの側近の誰かでしょうし」

 

「まぁ、葉が良いならワシらは構わんが・・・」

 

なら私達もと、綱手さんとシズネさんも参加するというので皆で使者のいる会場に向かう。

 

 

「失礼します、お待たせしました。四代目火影波風ミナト、三代目火影猿飛ヒルゼンをお連れしました」

 

「いえ、会談を受けていただきありがとうございます。そして急な出席をご了承頂きありがとうございます。葉さん」

 

「いえいえ、こちらこそお久しぶりです。カライさん、アマイさん、ニガイさん」

 

そこにいたのは、雷影エーさんの護衛のカライさん、アマイさん、ニガイさんだった。

 

「でもまさか、エーさんの護衛から三人も来るとは思いませんでしたよ」

 

「雷影様から葉さんがもう木の葉にいるだろうから要請して来てもらえと」

 

「流石は「聞かん坊」だな・・・」

 

「貴方は・・・医療忍術のスペシャリストの綱手様ですね?お会いできて光栄です。そしてすみません。雷影様は、ああいう方ですので」

   

「奴の性格は分かっているつもりだ。だから気にするな」

 

「ありがとうございます。四代目火影殿、申し訳ありません。皆さんを蚊帳の外にして話してしまって」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。さて、では改めて会談を始めましょう」

 

 

 

 

 

こうして会談が始まった。会談自体は、スムーズに進んでいった。木の葉と雲間の貿易の話や有事の際の協力体制の話など話がスムーズに進んでいく。こんなに早く決まっていくのかとビックリしていたが、俺というそれぞれの里を助けた共通点が有ったから、相手の裏をかくということは考えなくて良いという事だった。第三者からしたらそれで良いのかと思うが、当の本人達が良いと言っているので、まぁ良いのだろう。使者の一団は一週間ほど滞在して帰った。アマイさん達から又いつでも来てくれと言われた。また行くのが楽しみだ。・・・綱手さん達は、微妙な顔をしていた。こうして原作で日向一族の確執を深くした木の葉と雲の和平条約は呆気なく締結した。

 




かなり遅れてしまいました、申し訳ありません。これから仕事が少し落ち着くので投稿頻度を戻せると思うのでまた頑張っていきます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。