霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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ホロホロ「そういやお前の名前決めてなくねぇか?」

俺「あっ!!・・そうですね」

ハオ「それなら新しい世界に行く時に麻倉 葉を名乗ると良いよ」

俺「えっ!!良いんですか?そんな弟さんの名前・・・」

葉「おお、良いんじゃねぇか。ジィちゃん達も良いってよ。」

竜「そうなんですかい!!師匠達も認めてるとは・・・」

リゼルグ「でも、それじゃあ今は葉君が2人になるから、どうするんです?」

蓮「ふん、呼び方など分かれば何でも良かろう。」

チョコラブ「そんじゃあ、ハオツーとかで良いんじゃねぇか?」





プロローグ2

地獄だ。

来た場所も地獄だが、修行の方も地獄だ。

 

「ほらほら、いつまでチンタラ走ってんのよ、さっさと走る!!」

 

「「「「「ぎゃあーーーーーー」」」」」

 

俺は今、アンナさんの操る前鬼に追いかけられてコミューン中を走り回っている。・・・・・葉さん、蓮さん、竜さん、ホロホロさん、チョコラブさん、リゼルグさんも一緒に、

 

何故そのようなことになっているかというと、前話から地獄のコミューンに着いたらアンナさん達麻倉家の皆さん、道家の皆さんがいた。

 

何でも説明なんかはレイン様と実際に持霊を受け取る連中だけで良いからコミューンの準備などをしてくれていたらしい・・・まさかハオ組の方々もいらっしゃるとは。

 

それぞれ挨拶を交わしさぁ修行だとなったんですが、此処で問題が起きた。ホロホロさんの戦闘服が二番目、旧アニメの戦闘服だったのだ。三番目、アイヌの羽織じゃないんですねと言ったら「これが俺の戦闘服だぜ?」と言われて、ん?と思い皆さんのオーバーソウルはどんな形ですか?と聞いたらチームTHE蓮の皆さんのオーバーソウルが巨人や巨獣の形だという。あれ?という雰囲気になった。まさかと思い、甲縛式オーバーソウルを知ってますか?と言ったらハオ様以外の全員が?って顔になった。そしてもう一人やばいのがチョコラブさんだ。これは致命的な違いがあった、パスカル・アバフ先生いねぇじゃんっ!!!。後、流れ的にマタムネも・・・・・マジか。

 

「お邪魔しますね、修行はどうですか?・・・どうしました?」

 

俺がOTLになってみんなから慰められている時に、レイン様が来られたので判明した差異について説明したら、レイン様の顔色がどんどん悪くなり慌てて飛んでいってしまった。十分ほど経って戻ってこられたレイン様は一目散に全員の前で土下座し、

 

「申し訳ありませんっ‼️間違えました‼️‼️」

 

と言われた。説明を聞くとシャーマンキングを調べて新旧あるのは分かったが中身の確認をせず、そこまで内容も変わらないと思い、俺も最初から憧れていたと言ったのでならば最初の方から来てもらった、とのことだった。改めて確認して内容の違いがとんでもない事になっていることがわかったので、急遽上司と連絡したそうだ。

 

「そこで上司から、今回はこちらの落ち度なので来てもらった皆様に新しい方の経験や記憶を一時的に与えてそれから修行を開始してくれ、との事でした。お詫びとして一つか二つ能力も与えるとの言う事です」

 

あー、レイン様申し訳無さすぎてずっと俯いてる。これは俺も細かく言わなかったこちらにも責任があるな、葉さん達に確認をとったらこちらはそれでいいと了解が取れたので、その内容でお願いしますと伝えた。

 

「能力の方は修行の合間に考えますので保留でも大丈夫でしょうか?」

 

「いえいえっ、全然大丈夫ですよ。こちらの不手際ですので、では能力が決まりましたら言ってくださいね」

 

「分かりました」

 

こうしてなんとか話が進んでいってレイン様が掌をこちらに向けてそこから光が出始め、その光が収まると、皆さんに今のシャーマンキングの記憶や経験が入ったようだった。

 

 

 

だが此処でさらなる問題が起きた。問題の大元はアンナさんだった。

 

 

記憶が入った所でアンナさんが、

 

「ふぅん、あんたの記憶では葉達はこんなに強くなるのね」

 

その場の空気が死んだ、おれのことじゃないのに心臓が鷲掴みにされた気がした。

 

「ねぇあんた、この世界じゃ体を鍛えて帰っても肉体は反映されないけど精神、巫力の方には反映されるのよね?」

 

「は、はいっ!その通りですっ!」

 

おれはビビりながら答えた。

 

「わかったわ。なら葉、あんた達も一緒に修行ね。「「「「「「えーーーーー!?」」」」」うるさいわね、強くなる明確なイメージが今目の前に出されたのよ?なら掴み取るしかないじゃない。はいさっさとやる!!」

 

すげぇ、当たり前だけど、テレビ越しに見てたアンナさんの女帝感パネェ。

 

・・・そして冒頭の地獄のマラソンに戻る。

 

「「「「「「「ああぁーーーーーっ!!!!!」」」」」」

 

「まだまだ走れるじゃない、後十周追加」

 

 

 

そんな感じで基礎練習として走り込みや、筋トレ、武器型媒介の素振りをやっている。それと並行してシャーマンの基礎知識の勉強もしている。シャーマンキングの記憶があっても学んでかないと技だけ覚えても最底辺の威力しか出ないと教わった。実際に春雨を借りて阿弥陀丸のオーバーソウル2をやって真空仏陀切りをやってみたら、一割にも満たない威力になった。

 

そして基礎練習と勉強中は六道仙術を使い続けている。能力そのものに慣れるためもあるが、アンナさんが前鬼・後鬼で、普通に攻撃してくるので求道玉で防御している。本当なら求道玉に当たったものは塵になるのだが、アンナさんの巫力が異常なのか前鬼と後鬼のオーバーソウルは消えない、因みに求道玉に当たったらオーバーソウルは消えるが、霊は消えない。本来は、本当に追加で貰える特典輪廻写輪眼関連貰っとこ。

 

基礎がある程度備わってきたら、次は各々からそれぞれオーバーソウルを教わる。教わりながらそれぞれの心情や心構えなんかを教わった。

 

葉さんからは『なんとかなる』の精神

 

蓮さんからは中国拳法や『我不迷』の精神

 

ホロホロさんはアイヌの教えと大自然への感謝を

 

チョコラブさんはインディゴの精神と・・・笑えぬギャグを

 

リゼルグさんは探偵の心得と家族への想いを

 

竜さんは料理への想いや信頼の返し方を

 

ファウストさんは医療技術や妻への想いを 

 

 

 

そうして修行は進んでいき、皆さんの甲縛式オーバーソウル(以下O.S)までなんとか習得したら次は大本命、五大精霊いや、オリジナルの精霊も入れて七大精霊と呼ぼう。オリジナルの方の名前も考えた。

 

 

 

光の大精霊スピリット・オブ・ルミナス(S.O.L)

 

闇の大精霊スピリット・オブ・アビス(S.O.A)

 

 

 

名前も決まった所で、今の時間経過と巫力についても触れていくことにする。時間的に今400年分くらい経っていた。そこら辺の流れは地獄のコミューン内の時間を圧縮して時間短縮をしてくれている、ようはリアル精神と時の部屋を作ってくれている。本当に頭が上がらない。現時点の巫力は235万までいった。この時点で七大精霊を同時に出せるくらいにはなった。十分も出せないが、何故ハオ様を超えるほどの巫力になったかといえば、俺は肉体ありで地獄にきているのだが、六道仙術を覚えた体が千手柱間やうちはマダラを超えるほどのハイスペックなのだ。精神面は魂が霊的要素のない世界から死に、レイン様のいた空間に行ったことでかなり強化されたようだ。つまりハオ様よりも深い死の状態を経験しているのが大きいらしい。これからも増やしていきたい。

 

 

馬鹿でかい壁にぶち当たった。原作中でスピリット・オブ・ファイア以外の五大精霊は甲縛式O.Sが出てこなかった。つまりこれから先は自分で作らなければいけない。此処にいるみんなのように・・・

 

更にスピリット・オブ・ファイアの甲縛式O.S黒雛はハオ様の人への怨念があったから、あそこまで強く、黒くしたという、だから黒雛はハオ様専用と言えた。なので俺は全七大精霊の甲縛式O.Sが俺の課題になった。

 

こうして大精霊を入れ替えながら葉さん達やハオ組の皆さん、X-LAWSの皆さんと戦いながら新型のO.Sを考えていく。

 

修行だけでなく休みの時間もかなり考えられていた。様々なコミューンに行って幹久さん、葉さん、ハオ様と山釣りをしたり、蓮さんと桃まん食べたり、ホロホロさんとスノボをやったり、チョコラブさんがギャグやってボコボコにされてたり、竜さんやたまおさんに料理を教わったり、全員でバーベキューをやったり、寝るときは皆で雑魚寝で寝る。修行はマジでキツかったが、憧れの人達と一緒に過ごすのは楽しかった。・・・本当に楽しかったんだ。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、なんとか七大精霊の甲縛式O.Sは完成し、アンナさんやハオ様から合格をもらった。これは使う時に説明するとしよう。そして・・・千年分の修行が終了した。

 

「こんなに長い間、俺の修行に付き合って頂き本当にありがとうございました」

 

「いやいや、気にすんなよ。オイラ達もしっかり鍛えられたしな」

 

葉さん以外の方々も頷いてくれた。俺の巫力もこの時点で587万5000まで行っていた。ここまで上げられるとは思わなかった、今はもう持霊の受け渡しを行った方々しかいない。他の方々は一足先に別れの挨拶を交わして元の世界に帰られた。

 

「ええ、あんたが私たちを選んだから此処を使えたんだし、文句なんてないわよ」

 

「それでは、まず葉さん達を元の世界に送りますね」

 

そう言ってレイン様の言葉から転移が始まった。

 

「んじゃあ、またな」

 

葉さん・・・

 

「貴様との修行、悪くなかったぞ」

 

蓮さん・・・

 

「オメェもしっかりな!」

 

ホロホロさん・・・

 

「おまえも、自分のベストプレイス見つけろよ」

 

竜さん・・・

 

「体には気をつけて下さいネ」

 

ファウストさん・・・

 

「オレ様のギャグ、忘れんなよっ!」

 

チョコラブさん・・・

 

「ありがとう、君に会えて良かったよ」

 

リゼルグさん・・・

 

「私たちとの修行の成果、しっかりぶつけてやるのよ。・・・じゃあね」

 

アンナさん・・・

 

「まさか葉達とこんな時を過ごせるとはおもわなかったから楽しかったよ。君のこれからの旅、応援するよ。またね。¨葉‥」

 

ハオ様・・・

 

 

 

 

「皆さんと一緒にいられて、本当に楽しかったです!!、俺を強くしてくれて、俺を導いてくれて・・・本当にありがとうございました!!」

 

 

 

 

 

皆さんが笑顔で手を振ってくれている。そして光に包まれて行かれた。

 

皆さんがいなくなってから数十秒、動けなかったが俺の手の中には全員で撮った写真がある。俺の生涯の宝物だ。これでこれからもしっかり歩いていける。

 

「大丈夫ですか?」

 

「大丈夫です。まだ旅が始まってもないのにへこたれてたら、師匠達に殺されます」

 

「ふふ、そうですね。ハオさんは、ほんとにきそうですもんね」

 

そうなのだ。本当に腑抜けてたら、スピリット・オブ・ファイアに食われそうなのだ。い、いや大丈夫。これからだこれから。

 

「さて、それでは転移の準備に入りましょうか。まずは保留にしていた二つの追加特典をお願いします」

 

「一つ目なんですが、輪廻写輪眼をお願いします。万華鏡の能力は霊関係と月読で、輪廻眼の固有能力を全てにして下さい、二つ目は飛雷神の術の術式をお願いします」

 

「輪廻写輪眼と飛雷神の術式ですか?四代目の特殊クナイはいいのですか?」

 

「はい、輪廻眼の固有能力に秘術・少名碑古那(スクナヒコナ)というのがあるんですが、簡単にいえば物や術を小さくしたり、元に戻したりする能力なんですが、スピードはBORUTO時代のナルトとサスケが反応できないほどなんですよ。これと六道の棒と術式を合わせれば、相手からしたら何処からともなく現れる棒とそこに現れる俺という感じになります。これは強力だと思います。

後霊関係の能力で思い付いたのが神様界の策士でシャーマン、思金(オモイカネ)。能力はピントのあった人物の魂の位置をずらす。幽霊がいて屍鬼封尽で分かるように魂が切り離されたらその部分が使えなくなる。なら魂がずれても術は使えず体も動かなくなるんじゃないかと思ったわけです」

 

 

「なるほど、確かにそれではそちらの能力を付与します」

 

レイン様の手から光が溢れ、俺の体も光り出した・・・・・十秒ほどで光が収まった。頭でも能力が入ったのがわかる。

 

「さて、これで全ての準備が整いましたね」

 

「はい」

 

「心配しないでください。貴方のことはいつも見守っているので本当にしていい事なのか分からないことなどがあればいつでも声をかけて下さい。心の中で念じてくれても話せますから」

 

「あ、そうなんですね」

 

完全にお別れムードだったわ、それなら気兼ねなく行けるな。

 

『それでは、参りましょう葉殿』

 

阿弥陀丸・・・

 

『行きましょう、坊っちゃま』

 

馬孫・・・

 

『クックルクー』

 

『ガルゥ』

 

『(^ ^)』

 

コロロ、ミック、モルフィン・・・

 

『よっしゃあ、行こうぜ!旦那』

 

蜥蜴郎・・・

 

『葉様、貴方とならどこまでも』

 

エリザさん・・・

 

『オラ、さっさと行くぜ。葉』

 

アバさん・・・

 

『では、行きましょうか、葉さん』

 

マタムネ・・・

 

七大精霊や天使達も急かすように手を振っている。改めて彼らと共に旅をする。ワクワクしてしょうがねぇな。

 

「最後にこれを」

 

レイン様が渡してきたのは、あのパッチ族の代表的な伝統工芸、オラクルベルだった。

 

「このオラクルベルは巫力を見るだけでなく、持霊達が入れる空間も備わっているので普段はこちらの中に入っておけば安心だと思います」

 

なるほど、原作での位牌か、早速腕に付ける。

 

「ありがとうございます」

 

「これで渡すものも全て渡せたので、改めて転移を始めますね」

 

レイン様から向けられた掌が光だし、それに呼応して俺の体も光り出した。

 

「これから多くの世界を旅します。困難もあるでしょうが心折れず頑張って下さい・・・いってらっしゃい」

 

「いってきます」

 

光に包まれて、俺は旅立った。これから行く世界に思いを馳せながら。

 

 

 

 

 




次回から本編になります。
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