霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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遅れて申し訳ありません


第二十一話

木の葉の里中を騒がせた騒動が終焉を迎えて、次の日から木の葉の里に新たな風か吹いた。柵を撤去し、里の中心街に近い所に住みたい人は引っ越しの準備を始めている。数ヶ月もすればうちはの家紋を付けた人影が中心街にもっと見られるだろう。

 

分かりやすい変化としては、「根」は解体され、火影直属の暗部に再編成された。養成機関にいた子供達はアカデミーに特別教室を設けて通っている。教育実習生のイルカが四苦八苦していた。後は、ナルトが遊んでいたグループにサスケや他のうちはの子供達、「根」にいたサイやシンが混ざっていることか。原作にあったシンの不治の病は俺と綱手さんで治療済で、今までの分を取り返すようにサイを巻き込みながら色んなことに興味を持ってるようだ。後この中に少し前から香燐も混ざっている。女の子グループのリーダー格のいのと何やら言い合いをしている。いのの陰に隠れているサクラと合わせて、原作でサスケを思っている3人が揃うと将来サスケを取り合って原作以上に騒がしくなりそうで、とても楽しみだ。・・・なんかカカシ達やアンコから子供達を笑顔で見守る姿がお爺ちゃんみたいと言われてしまった。

 

そして件の首謀者、志村ダンゾウは死なない程度に治療され森乃イビキ預かりになっている。まだ話せるような状況では無いが、ヒルゼンさんが「全て治しては意味がないからそのままで良い」って言ってたし、まぁいいだろう。そして俺はこれからの話をする為に千手家に影分身を置いて皆で天之御中の空間へ行き、会議を始める。

 

「さて、これで木の葉の原作での大まかな事件は終わったな」

 

「では、新たな尾獣探しに出るのか?葉よ」

 

ハゴロモ様の言葉に、俺は頷く。

 

「ええ、そろそろ再開していこうと思います」

 

『それで、どこから行くんだ?』

 

「今、葉は木の葉と雲の尾獣と会っている」

 

『ええ我々3人ですね』

 

九喇嘛が質問し、綱手さん、又旅が現状を再確認する。

 

「他は風の国、砂隠れの一尾・守鶴、水の国、霧隠れの三尾・磯撫、六尾・犀犬、土の国、岩隠れの四尾・孫悟空、五尾・穆王、滝隠れの七尾・重明だな」

 

「後、4国というわけですね。今回は何処を考えているんですか?」

 

アンコに何処に行くつもりかと聞かれて考える・・・どうしようかなぁ。

 

「葉の知る原作は後5年で始まるのだったな?」

 

「ええ、そうです」

 

「ならば今回は2国程行ってはどうだ?原作が始まればそちらの流れも気になろう?今のうちにこなせるだけこなしていた方が良いだろう」

 

「そうですね、ルートとしては霧で1つ」

 

「砂でも1つだな・・・」

 

葉に続きパクラもルートを提案する、やっぱり気にしてるなぁー、そこは後でフォローするとして。

 

「やはり滝隠れを経由して岩隠れに行くのがいいか?」

 

「そうだな・・・それにしても滝は兎も角、¨両天秤‥の爺のとこか」

 

「綱手様は雲隠れのエーさんと同じ位、オオノキさんが苦手ですもんね」

 

「苦手なんてもんじゃない!!雷影は人の話を聞かんし、土影の爺は一度言い出したら梃子でも動かん!!!」

 

「¨聞かん坊‥に¨両天秤‥か。噂位は聞いたことがあるが・・・葉は良くそんな相手と良い関係を築けたな」

 

「運が悪かったのと良かったのが重なってな」

 

『そうですね、あの時は、私の人柱力であるユギトが暴走しまして、その感情に当てられて私が出てきました。あの時、葉くんが居なければどうなっていたか・・・』

 

「そうだったんですね」

 

綱手さんの昔を思い出して溢れ出しそうな苛立ちにパクラさんが乗り、又旅、アンコが話をする。

 

『そんじゃあ、今回は重明、悟空、穆王の3人て、ことでいいのか?』

 

「そうだな、今回の旅は滝隠れと岩隠れに行こう」

 

『さすれば、目下の問題は人柱力と会えるかどうかですな』

 

「ん?どういうことだ?人柱力なら里にいけばいるだろ?」

 

阿弥陀丸の言葉に綱手さんが疑問を投げかける。他の皆も同様の様だ。

 

『滝隠れは直ぐに見つかるでしょうが・・・』

 

『岩の2人は原作でも里に居る描写が無かったのですよ』

 

『しかも五尾の人柱力・・何かは、相当忌み嫌われているみたいでな。退治されて里の人達が喜んだ、みてぇな描写があったぐらいだ』

 

「それは・・・」

 

阿弥陀丸や馬孫、蜥蜴郎のセリフに皆、黙ってしまう。

 

「酷い・・・」

 

「だが、今の尾獣達と人柱力達の現状だ。砂隠れでも人柱力は化け物扱いだしな」

 

「今の木の葉と雲は人柱力の扱いはかなり良いからな」

 

アンコの悲しそうな声にパクラさんと俺が答える・・・いや実際今が尾獣達が1番冷遇されていない時だからな。木の葉と雲は・・・だがな。

 

「・・・まっ、冷遇されてても人柱力だからな。里の近くにはいるでしょう。そこは向こうに行ってから探すよ」

 

「それで?今回は誰と行くんだ?私とシズネは木の葉病院で仕事があるからな。流石に急遽長期休暇なんて取れないしな」

 

「あ、私も任務が・・・」

 

「では、今回は私だけか?」

 

綱手さん、シズネ、アンコはそれぞれの理由で旅に同行できないことを告げる。

 

「いや、今回はもう1人同行する」

 

「もう1人?・・・葉、いつの間に女を増やしたんだ?真っ先に私達紹介しろ、取り敢えず一夜を共にすることからだろ」

 

「綱手様・・・かなりぶっ飛んだ事言ってますよ〜」

 

「私もそう思うがな?あたし達の場合は他の奴らと違ってかなり長い時間を共にするからな。これから知らない世界の奴らも葉に惚れるだろう、価値観や世界観も風習も何もかも違う奴らと一緒にやっていくんだ。先ずは1番共に居る葉との夜の時間を共有しておかないとな」

 

「確かにな。葉に惚れるのは仕方のない事だが、独占しようとされたら溜まったものじゃない」

 

「そうだろ?それで?相手は誰なんだ?葉」

 

「ほら、前に木の葉と雲から俺の旅に同行する人を募集したって話があったろ?」

 

「ああ、ありましたね。それで木の葉からはアンコが選ばれたんですよね?」

 

「はいっ!勝ち取りました!」

 

俺の発言で思い出したシズネにアンコが乗っかる。

 

「そして雲からも俺の教え子のサムイが選ばれたんだよね」

 

「なるほど、それでは今回の旅の同行者は、そのサムイというわけか」

 

「ええ、つい最近、ミナトさん経由で手紙が来てね。修行もひと段落したから今回の旅から同行するってさ」

 

「・・・なんで里の長、経由で手紙が来るんだ?」

 

「向こうは友人の手紙が来たっ!くらいの感覚なのがまた・・・」

 

「ミナトは昔からド天然な上に結構ぬけてるからな」

 

「あはは・・・それじゃあ今回の旅は、パクラさんとそのサムイさんと行くって感じですか」

 

「ええ」

 

「葉、葉は大丈夫だと思うが、羽目を外しすぎるなよ?ハメるのは構わんがな」

 

「締まりませんよ、綱手さん・・・」

 

『清々しい程のスケベ具合だな、綱手の姉ちゃん』

 

俺と蜥蜴郎のセリフに皆は大爆笑していた、そんな感じで家族会議は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからナルトやサスケ達と遊んだり訓練や木の葉病院の仕事をしながら一か月ほど経った。俺達の姿は『あ』と『ん』の門の前にあった。今日はサムイが到着する日なのだ。旅の道中で合流でも良かったのだが、一度、ミナトさん達に挨拶してからいこうという事になったのだ。

 

「もうすぐですかね?」

 

「そうだね」

 

「葉以外は会った事ないからな、楽しみだ!」

 

『4年前くらい前の段階でかなり美人だったよな』

 

『ああ、それでいてかなりの巨乳だったな、なぁ旦那?』

 

「「「「えっ!?」」」」

 

アバさんと蜥蜴郎のセリフに皆が驚愕していた。いつも爆乳の綱手が近くにいる蜥蜴郎が巨乳と言ったのだ。

 

「ちょ、ちょっと待てっ!そいつ幾つだ!」

 

「ええっと、雲隠れに行った時に14才で、今は20才かな?」

 

「私の2つ下・・・」

 

「私の2つ上・・・」

 

「一体どんな奴が来るんだ?」

 

サムイの年齢を聞いてシズネとアンコが呆然とした。・・・2人とも、普通にある方だからね。そんな会話を続けていたら、遠くから此方に手をふる人影が見えて来た。

 

「師匠〜〜」

 

それは背も伸び、雲隠れで訓練指導をやっていた時より原作の容姿に近づいたサムイがクールな笑みを浮かべながら歩いて来て、門の前の俺達の前で止まる。

 

「師匠、お久しぶりです。いえ、今は葉さんとお呼びした方が良いですかね?それとも旦那様ですかね」

 

「そこは好きに呼んだらいいさ。久しぶりだな、あれから一段と綺麗になったな」

 

「おや、先生はいつの間にかタラシになってしまったかな?」

 

俺達が軽口を交えながら話していると痺れを切らして綱手さんが乗り出した。

 

「葉!あたし達にも紹介しろ!」

 

「ああ、はい。サムイ、此方木の葉の伝説の三忍、千手綱手さん」

 

「宜しくな」

 

「隣が綱手さんの従者で一番弟子のシズネ」

 

「宜しくお願いしますね!」

 

「そして元砂隠れの灼遁使い、パクラさん」

 

「宜しくな」

 

「木の葉の里の中忍、みたらしアンコ」

 

「宜しくねっ!」

 

「んで、皆此方、雲隠れから来たサムイだ」

 

俺が紹介し出すとサムイはマントを脱ぐ。脱いだその姿に皆は驚愕した。かく言う俺もびっくりした。

 

「ご紹介に預かった雲隠れ中忍、サムイです。宜しく」

 

「「「「「デカッ!!!」」」」」

 

マントを脱いだサムイは20才には見えない爆乳になっていた。

 

「あひィーっ!!私と2つしか違わないのに・・・とんでもなく違う物が・・・しかも綱手様並みにある〜〜〜!!!」

 

「これは・・・凄いな」

 

「うわぁー、うわ、うわぁー」

 

「ぐぬぬ、負けてられるか!おい葉!家に帰って胸を揉め!!!」

 

「皆、落ち着いて落ち着いて」

 

サムイの歳に合わない爆乳に皆が混乱してしまった。

 

「まずはミナトさんに挨拶でしょうが」

 

「そうですよ、・・・そう言うことは改めて夜に」

 

「・・・お前さん、クールな感じでそう言う事も言うんだな」

 

「何を言っているんですか?貴方の旅の話を聞いた時からそう言う関係も含まれている事は分かりますよ。・・・勿論私の事は胸だろうとお尻だろうとそれ以外も、いつでもどこでも好きにしてくれて構わないですよ?」

 

「「「「ちょっと待て!」」」」

 

サムイのアブナイ発言に皆が突っ込んだ。そんな漫才をしながら火影屋敷に赴き、ミナトさん達に挨拶を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

「雷の国、雲隠れの里から参りましたサムイと申します」

 

「やぁ、よく来てくださいました。火の国、木の葉隠れの里四代目火影波風ミナトです。僕達の共通の恩人である葉くんの為によく来てくださいました」

 

「いえ、私としても葉さんは師匠であると同時に惹かれる男性でもありましたから、今とても嬉しく思っています」

 

「そうですか、これからの葉くんの公私共に支えてあげてほしい。彼のこれからの旅は僕達が思うより壮大だろうからね」

 

「ええ勿論、私の好いたお方ですから」

 

「(良かった、この様子なら大丈夫だな・・・・・それで、何で皆サムイさんを睨んでるんだ?)」

 

ミナトはサムイの意思を汲みとり、彼女なら葉を支えていってくれると思えた。そこに満足していると、一緒にきた葉以外の女性陣がサムイの背中を睨んでいた・・・一緒に聞いていたシカクは影使いだけに関わりたくないと自信の影を極限まで薄くしていた・・・勘のいい事で。

 

「葉くん・・・皆どうしたんだい?」

 

「いやぁー、サムイがね?会って早々に宣戦布告を少々・・・(察してください)」

 

「ああ、成程ね(了解だよ)」

 

「(((口を挟んだらダメな奴だな)))」

 

この場の男性陣が同時に頷き意思を共有する・・・・・こう言う時の男はとことん弱いのだ。

 

 

 

 

 

そして挨拶を済ませて、家までの道にある店などの説明をして、千手邸に帰った。こうしてサムイの木の葉の里1日目は終了した。そしてその日の夜・・・

 

「さぁて、飯も食ったし風呂も入った。後は寝るだけだなっ!」

 

「寝るだけって雰囲気ではないがな」

 

「「あはは〜〜」」

 

綱手さんの漢らしい仁王立ちの横でパクラさんやシズネ、アンコが苦笑いをしている。

 

「・・・伝説の三忍は、随分と性におおらかというか、積極的なのですね」

 

「・・・はっはっはっ」

 

葉は笑って流す・・・

 

「・・・とは言っても、先の騒動が忙しすぎて、全くできなかったからな」

 

そう言ってパクラさんは寝巻きを脱ぎ始めた。それに続くようにシズネとアンコも脱ぎ始める。・・・因みに綱手さんは先ほどのセリフの時には全裸だった。・・・ん?綱手さんの全裸に興奮しないのかって?いやな?確かに興奮するんだが・・・何というか、堂々と仁王立ちして高笑いしてる姿を見ると、何か・・・ね?

 

「サムイ、最初に言っておくぞ、家での夜の営みは初めてでも家族となる全員でヤル。なぜかと言えば、これからあたし達は多くの世界に旅立つ事になる、勿論此処に帰ってこれるが向こうの世界で葉に惚れる者も多く出るだろう。レイン殿もそれを望んでいるしな、だからあたし達、葉の世界を越えた妻達上下関係など作らない。会った順番でここの勝手が分かっている分からないはあるだろうがな。だがあたし達は葉に愛されている者達は全員平等だ。だから・・・葉との初夜である今日も全員一緒だ!お前が何度イカされても何度気を失ってもな!」

 

綱手さんはビシッとサムイに宣言する!・・・全裸で。何だかなぁ。

 

「・・・確かに恥ずかしいが・・・そういう事なら、私も葉さんを愛しているからな、その証を見せよう」

 

そう言ってサムイも服を脱いだ。上を脱いだ時、綱手さん同様ブルンッて感じに揺れた。綱手さんとパクラさんはおおって感じで感心していて、シズネとアンコはその圧倒的な存在感に戦慄していた。俺は・・・その一糸纏わぬ姿に眼が離せなかった。サムイは俺に抱きつき耳元で囁いた。

 

「さぁ、葉さん。愛する妻の1人として私を抱いてくれ・・・初めてだから、優しくしてくださいよ?」

 

 

 

 

こうして葉に新たな家族が出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回からは滝隠れと岩隠れ編です
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