霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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遅れてしまい、申し訳ありません


第二十二話

「・・・うーん、まだ違和感があるな。・・・葉さんってベッドの中でも最強なんですね」

 

「まぁ、元々私たち4人として完勝しているし、それにこれからまだまだ増えていくのだからな。他の世界の葉に惚れる女がどんな性癖を持っていても、完璧に葉の色に染め上げていくだろう、なぁ葉?」

 

「・・・・・俺に振らないでくれ」

 

「しかし、まさか気を失うとは思わなかったな。雲隠れで選ばれてから先輩に房中術について聞いたりしていたんだがな、見事に返り討ちにされた。もっと勉強しないとな、パクラさん。じゃないといずれ、身体中が性感帯にされそうだ」

 

「そうだな、毎回毎回気を失っては、これから来る新たな世界の後輩達に示しがつかない。・・・しかし葉、流石に連続で何度もイカせるのは勘弁してくれないか?目の前がチカチカして何も考えられなくなるから、されるがままになってしまうし、いずれ漏らしてしまいそうだ」

 

「だから、俺に振るなっての!?」

 

昨日の夜の営みについて意見や要望を言われ続ける・・・そろそろ辞めてくれないかなぁ。・・・

 

「さて、旦那様を弄るのはもう辞めておくか」

 

「そうですね、余り弄ると、脳が蕩けるまで辞めてくれなくなってしまうかもしれないですね」

 

「ったく、さぁ2人とも今日は旅の支度するんだから行くよ」

 

今日はサムイに昨日教えられなかった店を教えながら旅の支度をする為に出掛けている。

 

「と言っても、俺のアイテムボックスに入れて行けばいいから細かく大きさとか重さとか考えなくて良いからな、殆どウィンドウショッピングみたいなもんだがな」

 

「葉さん、本当に良い特典を選んでくれましたね」

 

「そうだな、その特典があるだけで旅が驚くほど楽になるな。荷物を1人に持たせるなど山賊や追い剥ぎを警戒しなければならないが葉なら心配ないしな」

 

「ええ、だから今日は、今使っている道具で買い替えたい物とか旅に役立ちそうな物何かを中心に買っていきましょう」

 

「うん?旅の支度と言ってもテントや防寒具くらいじゃないか?火なら私が火遁で、葉もS.O.Fの力を借りれば良いし、水ならS.O.Rに水を出してもらってコップで飲めば良いし」

 

「偶に行商人とか普通の旅人に会うからな、変に荷物少なくて怪しまれたり勘繰られたりしたくないしな」

 

「確かに、ホッとしていてS.O.Fに火を出して貰う場面を見られたらかなり怪しまれそうですしね」

 

「そういう事、だからキャンプ道具くらいの装備は持っておきたいんだよ。ああ、2人は持たなくて良いからな?」

 

「むう、それはそれで忍びないな。葉に全部の荷物を持ってもらっているように周りには見えるのだろう?」

 

俺の間接的な全部持ちます宣言はやっぱり申し訳ない気持ちになるのだろう、2人とも複雑な表情をしている。

 

「良いって良いって、気にしなさんな。これも男の甲斐性でしょうよ」

 

「・・・葉がそこまで言うなら、荷物の件は分かった。・・・良し、ならば買い物の最後に下着屋に行こう」

 

「下着屋?」

 

何で下着屋?

 

「何でこの話の流れで下着屋何だ?」

 

「何、簡単な話だ。日中私達より多くの荷物を持ってくれる旦那様の癒しになるようなセクシーな下着をと思ってな」

 

えっ、そんな理由?

 

「うん、それは良いですね。旅の途中、葉さんが野獣になる様なスゴいのを探しましょう」

 

「そうだな。・・・そうだ、旅に来られない3人にも買っていってやろう」

 

「それが良いですね」

 

2人は盛り上がりながら行ってしまった・・・周りの奥様達からは若いわねぇみたいな微笑ましい眼で見られて、旦那様達からは凄い同情の眼差しで見られた。・・・・・因みに3人に買った下着は、かなり際どい物だった。

 

 

 

 

 

 

 

更に数日後、新たに旅に出る事は病院や訓練の集まりには言ってあるので後は子供達と遊んだりして過ごした。子供達に旅に出る事を話したら泣いて引き止められた。俺も引き止められたがマタムネも結構引き止められていた。・・・マタムネ、子供に大人気すぎるだろ。そして、旅立ちの日当日、門の前にはまたもや大勢の人が集まっていた。綱手さん達やミナトさん達は勿論、うちはの人達、ナルト達子供達や香純さんやテウチさん達まで来ていた。

 

「2人とも、葉くんをよろしく頼むってばね!」

 

「気をつけてね」

 

「今回、行けないあたし達の代わりに葉をしっかり支えてやってくれ」

 

「私達は此処で皆さんの帰りを待ってますからね」

 

「お願いしますね!パクラさん、シスイ!」

 

「ああ、任せてくれ」

 

「ええ、私も今回の旅が初めてですが、頑張ってついて行きます」

 

クシナさん、ミコトさん、綱手さん、シズネ、アンコ、パクラさん、サムイが話している中、俺の方も訓練指南の生徒やカカシ達とはなしていた。今回はシスイやイタチ、うちはの人達も多く来ていた。

 

「葉さん、お気をつけて」

 

「葉さん、土産!楽しみにしてますね」

 

「シスイ・・・お前さんのその図々しさ、清々しいねぇ。先生、今回は尾獣3人なんですよね。気をつけて」

 

「先生!先生ならどんな困難も万事解決してくると信じてますから!」

 

「ガイ、それ何か問題起こる事前提じゃねぇか・・・先生気ぃ付けて下さいね」

 

「ああ、皆ありがとう・・・しっかし毎回毎回集まり良すぎでしょう、皆」

 

「それだけ葉くんが愛されてるって事だよ」

 

「ましてや、葉殿は我らうちはの恩人。その貴方が長旅に出るんだ、ならば我らとしてはしっかり見送らねばな」

 

俺の呟きにミナトさんやフガクさんが返してくる。分かっているけど、やっぱり気恥ずかしいな。

 

「あっそうだ、葉くん、これを」

 

ミナトさんが思い出したかの様に俺に手紙を渡してくる。

 

「これは?」

 

「その書状には俺からの正式な依頼として君を七尾の人柱力に合わせて欲しいと言う内容が書いてある、だからこれを滝隠れの長に渡してね。それでスムーズに会える筈だから」

 

そんな物を用意してくれていたのか、全く頭が上がらないな。

 

「ありがとうございます」

 

「しっかりね、今回の旅も中々の長旅になるから」

 

「ええ、勿論分かってますよ、今回も楽しんでいきます」

 

俺の楽しむ宣言にミナトさんは、困った子だ見たいな顔をしている。

 

「葉、そろそろ行くか」

 

クシナさんやミコトさん達女性陣と旅立ちの挨拶をしていたパクラさんとサムイが此方に来る。

 

「うん、それじゃあ皆、行ってきます」

 

「行ってらっしゃい」

 

「行ってらっしゃいってばね!」

 

「兄ちゃん、行ってらっしゃいだってばよ!」

 

「「「「「「「「「行ってらっしゃ〜〜〜い」」」」」」」」」

 

こうして俺達は滝隠れの里に向けて旅立った。

 

 

 

 

 

 

滝隠れの里。五大国の1つに数えられる「火の国」の北部に位置する隠れ里の一つ。中忍試験を木ノ葉隠れ、砂隠れ、雨隠れ、草隠れの各里と合同で行っていた。

所謂マイナーな隠れ里であるが、話の中では「あまり強い忍に恵まれたわけではなかった」との発言があるが、暁の一人角都の出身国でもあり、現在は落ちぶれてこそいるが、かつては優秀な上忍を多く輩出し恐れられていたらしい。 その功績があった為、小国でありながら尾獣の一体七尾を初代火影・千手柱間から分配されていたと言う過去がアニメオリジナルストーリーの中で明かされた。 滝隠れの里自体は本編には直接かかわってこないものの、所属していた忍が本編の深いところに関わる里でもある。そのストーリーの中には、「英雄の水」なる秘法が登場。飲めば術者の命を削る代わりに強い力を与えるもので、この水のおかげで独立を保てたという設定がある(もっとも、劇中で失われてしまったが) 角都が使う禁術の存在もあるので、いろいろと戦力になりそうな術が存在する里なのかもしれない。

 

「俺が知っているのはこんな所だな」

 

俺は滝隠れの情報を角都の事を抜きにして、話していく。

 

「何というか、葉さんも余り情報を持っていないのですね」

 

「ああ、実際原作に出てくる滝隠れの忍も4人か5人くらいしか出てきてないしな」

 

「それは少ないな」

 

「里の規模もあるけどやっぱり木の葉隠れと霧隠れと雲隠れが出てくる人数も多かったな・・・岩隠れと砂隠れも出ては来るけど名前の出てなかったキャラばっかりだったしな」

 

「やっぱり五大国は物語のメインになるから出てきてるんですよね。そんな中での滝隠れは情報が全く入ってこないですね」

 

「ああ、1つ2つ上の世代の人達に話を聞くと、昔は凄かったとは聞くんだがな。今となっては中忍試験を共に開催する仲何だが向こうからは1組2組来るかどうからしいしな」

 

「今では名のある忍びも排出出来ていないしな」

 

「ああ、それに今の重明の人柱力のフウもナルト達と同じ年齢だからまだ7、8才だしな」

 

「・・・里の守りは大丈夫なのか?本当に名の知れた奴がいないぞ?」

 

「う〜ん、まぁこれまでは何とかなっていたんだろう。・・・多分・・・そ、それより、サムイの修行の成果はどんな何だ?家にいる時に聞かなかったけど」

 

「そうですね、まず適性が有ったのが雷遁、風遁、水遁で血継限界の嵐遁を習得しました」

 

「おお、やっぱり嵐遁を覚えたのか」

 

「葉、やっぱりとは?」

 

「原作でも雲隠れの忍が大勢で嵐遁を使っているシーンがあったんだよ。多分あれが全員同じ一族ってことはないかなと思っていたから、もし血継限界を覚えてくるなら候補としてはやっぱり嵐遁かなぁって思ったんだよ」

 

「なるほど」

 

「それに鍛え方次第では氷遁や俺の知らない風遁と雷遁の血継限界も出来るかも知れないしな」

 

「おお!鍛えていけば5つの性質変化を持つことになるかも知れないな。これはかなりの戦力じゃないか?」

 

「勿論、葉さんの妻の1人としてまだまだ精進しますよ」

 

「うん、私も負けてられないな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして一週間ほど旅を続け、滝隠れの里の領域に差し掛かった。

 

「もう滝隠れの警戒区域に入ったかな?」

 

「そうだな、もう直ぐ集落が見えてくる筈」

 

周囲を確認しながら歩いていると、何やら笑い声が聞こえてきた。

 

「ん?」

 

「何だ?」

 

「笑い声ですね」

 

「ああ、それにその笑い声の主を追う様に怒鳴り声も聞こえるね」

 

そうして声の主達を探していると周りの木が揺れ始め、木の上から満面の笑顔の女の子が笑いながら飛び出してきた!それに続いて青年2人が出てきた。

 

「あ〜〜〜はっはっはっは〜」

 

「おい、フウ!待て!」

 

「どこまで行く気だ、このお転婆娘!」

 

「「「うおっ!!!」」」

 

気配は分かっていたが、流石に飛び出してくるとびっくりするな

 

「ん?おーーー!」

 

木の上を駆け回っていたフウが此方に気が付いた。何だ?何か面白い物を見つけた的な顔をしてるぞ?そのまま俺達の目の前に降りてきた。

 

「ちわっす!!!お兄さんお姉さん、ここいらじゃ見ない顔っすね!あっしはフウっす!!!7才っす!お兄さん達は幾つっすか!何処から来たんすか!あっしはこの先の滝隠れの里から来たんすよ!お兄さん達は迷子っすか!旅っすか!旅は良いっすねぇ!あっしは里の周辺の森までしか出たことないんすよ!お兄さん達は何処を旅したことあるっすか!火の国っすか!水の国っすか!風の国っすか!雷の国っすか!土の国っすか!ねぇねぇ、教えて下さいっすよ〜「「辞めんかっ!?」」ふぎゃっ!?」

 

フウのマシンガントークに押されていると護衛の2人の拳骨がフウの頭に炸裂した。ん?あの2人・・・フウと一緒に中忍試験を受けさせられてた上忍の・・・何だったかな『葉さん、ケゴンさんとヨウロウさんですよ』うおっ!?いきなりレイン様の念話がっ!?・・・と、とりあえずありがとうございます『いえいえ〜、それではまた何れ』・・・何かレイン様がお助けキャラみたいな登場の仕方をし出したな・・・

 

「ううっ、痛いっす。何するんすか!?」

 

「旅の方々を困らせるな!?」

 

「全く」

 

ケゴンとヨウロウの2人が怒鳴りながらフウの首根っこを掴んで持ち上げてら。まるで猫の様だ。

 

「ぶーぶー、ちょっと位良いじゃないっすか、里以外の人と会うのも久しぶりなんすからー」

 

「もう少し節度を持てと言ってるんだっ!?」

 

「せつどってなんすか!いっつも難しい言葉使うからわかんないっすよ!」

 

「こいつはっ・・・ああ言えばこう言う・・・」

 

「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて」

 

3人のやり取りを蚊帳の外から見ていたら3人とも此方に振り返った。

 

「申し訳ありません、旅の方々。うちの里の者がとんだ無礼を。私はケゴンと申します」

 

「私はヨウロウです」

 

「いえいえ、お気になさらず、俺は麻倉葉と言います。宜しくお願いします」

 

「おー、お兄さん優しいっすねぇ。誰かさんとは違うっす」

 

「五月蝿いわ!」

 

「あはは、俺達は仰っていた通り旅人で、木の葉隠れの方から来ました。ここへは滝隠れが自然豊かで美しい所だと紹介されまして」

 

「成程」

 

「まぁ、うちの里じゃあそれしか無いっすからねぇ」

 

「こらっ!」

 

「それでは此方に観光に?」

 

「はい、それもあるんです」

 

「ほう、何か旅の目的が?」

 

フウとこの2人は・・・まぁ話しても大丈夫かな?

 

「はい・・・少々、七尾に会いに来まして」

 

俺が七尾の名前を出した瞬間、3人の雰囲気が変わった。

 

「・・・貴方達は何者ですかな?」

 

「その前にこの手紙を里の長、そして重鎮の皆様で読んで欲しいのです」

 

「この手紙は?」

 

「火の国・木の葉隠れの里、四代目火影波風ミナトさんからの正式な書状です」

 

「「なっ!?」」

 

流石に忍五大国の影の名が出て来れば驚くよな。

 

「・・・直ぐに里長にお渡しします。少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?この一件は私達では決められない」

 

「勿論です、俺達はこの辺りを散策していますので」

 

「分かりました。それでは」

 

こうして、ケゴンさんとヨウロウさんは手紙は届けるべく去っていった・・・・・フウを残して・・・あれ?

 




遅くなり申し訳ありません

次回は七尾との、邂逅です
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