第一話
光が収まったと思い目を開けると何処かの森の中だった。感想としてはめっっっっっちゃ森!!!という感想がしっくりくる光景だな、そう思っているとオラクルベルからみんなが出てきた。天使達はお留守番だ。
『着きましたな、葉殿』
「ああ、着いたな〜、めっちゃ空気が美味い」
『とても良い所ですね』
『自然に力が満ちてますね、最初から良い世界を引かれましたな、葉さん』
『しかし坊っちゃま、一体どのような世界に来たのか手がかりもありませんな』
『確かにな、人っ子一人通らねぇし周り見ても街も見えねぇしな』
そうなのだ、右を見ても左を見ても深い森なのだ、現代とはかけ離れた世界に来たな。一体どの世界だ?
『しゃあねぇか、ちょいと空から見てやるよ』
「宜しく頼むよ、みんな」
そしてみんなが空へ上がっていく。じゃあその間にアイテムボックスの中確認しておくか・・・
まず大事な媒介、これは全部ある、そして現代の山登り用のリュック?・・・これは良いのか?見た感じの時代に合ってないが・・・まぁレイン様が入れといてくれたんだ。大丈夫なんだろ。他には戦闘用の服だな、これはなんとアンナさんや潤さんらサポート組の女性陣が作ってくれたお気に入りの服だ。イメージは蓮さんの漢服にホロホロさんの羽織、葉さんのサンダル。そしてBLEACHの京楽見たいに掛けられもする羽織。背中に麻倉の家紋で肩部分に道家の家紋、X-LAWSのマークが入っている、かっこいいなぁ・・・、後は水と握り飯なんかの食料、寝衣、これは浴衣とジャージ・・・ジャージ?あ、これハオ様が着てたやつか。後は財布だな中身は1日経てば元の金額になっているらしいから心配はしていないが・・・札の方は現代と近いが小銭が一文とかの単位のやつだな、こりゃ相当古いな。今のところアイテムボックスに入っているのはこんな感じだな。
因みに今の格好は下は戦闘服と同じ、上は背中にふんばり温泉の文字が入ったシャツにハオ様のマント、これは横から腕が出せるようになっている。後マタムネの媒介の爪のペンダントって感じだ。
一方、上空
『どうよ、そっち見えるか?』
『いや、全く見えないでござるな』
『此方もですな、夜ならば街の明かりが見えそうなものだが・・・其方は如何ですかな、アバフ殿』
『んー、ん?おいあっちは開けた道があるな』
『確かにしっかりとした道だな、あれなら通行人の一人や二人通るだろ』
『うむ、ではこのことを坊っちゃまにお伝えしますか』
『そうだな』
あ、降りてきたな。
「おかえり〜、どうだった?街見えたか?」
『いえ、拙者達の見える範囲にも街はなかったでござるよ』
霊達も、見えない距離か・・・結構離れた街と街の間に着いたみたいだな。
『ですが、ここをまっすぐ行けば開けた道に出ますそこで人に会えば道の先のことを聞けるでしょう』
おお、幸先良いな♪
「おし、んじゃ行くか」
『クー』
『ガルゥ♪』
『(๑>◡<๑)』
スピリット・オブ・ファイア(以下S.O.F、他の大精霊も同様。)達が寝っ転がりながら手を上げてる。やっぱりノリ良いな・・・
「じゃあみんな、一応オラクルベルに戻ってくれ。ここが幽霊が見えるのが普通の世界だったらパニックになるからな」
皆にオラクルベルを戻ってもらって、みんなが人を見つけた方向へ走っていく。前世じゃオリンピック選手かパルクールやってる人くらいしか見たことないほどのスピードとバネだな。全然疲れないし、これがテレビ越しに見ていたアニメの住人の力か・・・修行の時はガムシャラにやってたから分からなかったが改めて実感できたな。
こうして自分の身体能力を感じながら走って一時間ほど経ち、なんとか森を抜け道に出た。
「思ったより早く抜けられたな。さてと人は・・・お、丁度来たな」
俺は今来た男性に話を聞く為、近くに行った。近くで見ると、その男性の服装は着物だった。
『おーおー俺らが知ってんのに似てるな。でもなんかしっかりしてんな』
『そうでござるな服の種類は戦国の世のものに近く、質は現代のような・・・』
うーん、服からは分かんないか?まぁ街とか国の名前でわかるかもしれんしな、とりあえず聞いてみよう。
「すいませーん」
「うん?どうしたんだ?にいちゃん」
「僕は旅人何ですが、この道の先にはどんな国がありますか?」
「おお、にいちゃん若ぇのにしっかりしてんな。ここはもう火の国の中だぞ」
ひのくに?なんか聞いたことある名前が出てきたな・・・
「そんでもうちょい行きゃあ、木の葉隠れの里に着くぞ」
このは?ひのくに・このはがくれって、火の国・木の葉隠れ!!!、マジかNARUTOかよ。能力的に無いかと完全に候補から外してたな。
「おー、もうそんなとこまで来ていたか、教えて下さってありがとうございます」
「おお、気にすんなや。んじゃ、気ぃつけてなにいちゃん」
「はい、其方もお気をつけて・・・あ!もう一つ、今の火影様って何方でしたっけ?」
「そりゃあ四代目の波風ミナト様だよ」
「そうでしたか、ありがとうございました」
「んじゃな」
おじさんが離れたところで持霊達と緊急会議だ。
「まさかNARUTOとはな・・・」
『ああ、それもお前の記憶によるとまだ主人公も生まれてねぇ時代のな』
「うん、と言うことは九尾事件もまだ起きて無いな」
『それでどうするでござるか?葉殿』
『そうですな。このまま行けば事件に巻き込まれるやもしれませんが』
『とりあえず行ってみりゃあ良いんじゃねぇか?介入するかしないかは後でいいだろ』
「そうだな、介入するかは後回しだな、後どのくらいでナルトが生まれるかはクシナを確認しなきゃほぼ分かんないし、それにここがNARUTOの世界だと分かった時から行ってみたいと思ってたしな」
『うむ、それでは木の葉の里を目指して参りましょうか』
「うん、行こうぜ!みんな!」
『『『『『『おう、クー、ガルゥ、(^ν^)』』』』』』
そうして数時間歩いていると、大きな塀と大きく「あ」と「ん」が書かれた大きな門が見えてきた。さっきから感動がとまらない。
着いた、木の葉の里の門・・・おお、実際直近で見るとかなりでかいな。
門の所の受付で手続きを済ませ木の葉の里を歩いていく。アニメで見た光景が目の前に広がってるっ、しかし建物がちょっと違う気もするな・・あぁ、九尾事件の前だからか、あの事件から復興してナルト達の物語に続くんだもんな。
俺は門の所にいた中忍の人に聞いた宿屋に行き荷物やマントを預けて宿屋の店主に聞いたあるお店を目指す。NARUTOを初期から見てた者として絶対に行きたかった店、それが
「ここが、ラーメン一楽・・・」
そう、ラーメン一楽だ。ちょっと外観は違うが間違いない
原作に関わる場所に感動してるが店前で立っていると邪魔になるし、木の葉の忍を疑われるかもしれんしな。
「すいませーん」
「あいよ、ラッシャイ!お、お客さん見ない顔だね、観光かい」
おお、若いが確かにテウチさんだ!
「ええ、ついさっき着いたばかりです、ここのことも宿屋の店主に聞きました。此処が絶品だって」
「おお、それで食いに来てくれたのか?嬉しいねぇ。それじゃあご注文は?」
「えーと、おすすめは何ですか?」
「おすすめは味噌チャーシューだな、味噌も拘ってるからな」
ナルトの好物だよな?やっぱりイチオシだったか。
「なら味噌チャーシューを一つ、野菜多めでお願いします」
「アイヨッ!味噌チャーシュー野菜多め少々お待ちを!」
楽しみにしながら、もしかして原作キャラが誰か来るかもと期待したりしていたが、それらしい人は来なかった。偶に来る里の人や忍の方に声を掛けて貰いながら待っていると
「ヘイお待ち!、味噌チャーシュー野菜多め!」
おお、来た来た。ん?チャーシューが、六枚?
「チャーシューはサービスだ、初めてうちに来てくれたからな」
「ありがとうございます、頂きます」
まずはスープから・・・んっ!これ旨っ、現代でもこんなに美味いのなかなかねぇぞ。次は麺・・・おお、モチモチで美味いな。
『おぅおぅ、美味そうじゃねぇか』
『本当でござるな』
みんなの声が聞こえてくるな、よし皆、全員俺と憑依合体だ。
『ぜ、全員とですか?流石にそれは・・・』
戦闘時みたいに体の主導権を渡す感じじゃなくて皆の魂に俺の五感を繋がる感じだなそれくらい大陰陽師の教わった俺にはわけないさ。
『マジかよ』
『ではご厚意に甘えましょうかな』
それじゃあ憑依合体!っと、改めて頂きます。
『おお、これは!』
『あら!』
『くー!』
『グルウ♪』
『☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆』
『うん、美味ですなぁ』
『うっひゃー、美味ぇぇ!』
『本当ですな、これは向こうの世界の本場にも負けてませんな』
『か〜、美味えな』
七大精霊や天使達も大絶賛だ。こりゃナルトが未来で通うのもイルカ先生に集るのも分かるな、流石に毎日カップ麺か此処のラーメンってのはヤバイが・・・。
「ご馳走様〜、いゃ〜美味しかったです。お題は此処に」
「毎度〜、まだいるんだろ?此処にいる間にまた買いに来てくれ。サービスすっからさ」
「ありがとうございます、また寄らせて貰います」
そう言って店を出て、宿に戻る。温泉も付いてて、最高だな。そういや大衆浴場みたいなデカい温泉があったなぁ、そこも行ってみたいなぁ。浴衣を着て部屋に戻り皆いるのを確認したら、真剣な表情になり
「それじゃあ、今後の展開の会議といきますか」
全員が頷き、これから木の葉の里で起こることなんかに対する対策会議が始まる。
「まずは天使達の報告からだな、うずまきクシナを見つけた。うちはミコトと会話していたらしい。お腹も大きかったから、近いうちに生まれると思われる」
『つーことは近いうちに、九尾事件が起こるってことだな』
『んで、どうするよ旦那?』
『事件の渦中に入るかどうか、でござるな』
「そればっかりは運だな、流石にキャラの誕生日とかまでは覚えてないからな。生まれるのが二、三ヶ月先とかだったら里を出ているかもしれないし・・・」
『そうですな、そこは天の巡り合わせ』
『でしたら坊っちゃま、九尾事件が起こったものとして考えていきましょう』
「そうだな、この事件で多くの人が死ぬが、メインキャラ関係で言うと四代目夫婦とうみのイルカの両親うみのイッカク、うみのコハリか。あ、後クシナとかの護衛の三代目の奥さんか」
『そこは助けるの?』
「そこも運だな、四代目達は飛雷針の術式を追えばいいが、うみのイルカの両親は数コマしか出てこなかったからな。どこに配置されたかとかどのタイミングで深手を追うかとか分からん」
『そこも事が起こったら臨機応変に、でござるな』
『しゃーねぇな、俺らは事に構えるしかねぇもんな』
「それだけじゃない、この事件の後、俺たちを軟禁状態にして懐柔しようとするかもな。最悪暗部の「根」が動くか、はたまたダンゾウ本人が写輪眼で操ろうとしてくるか」
『そうですな、葉さんは言うなればチャクラのみで蘇生を行えるわけですからな。どの国もそれが知れればほっとかないでしょうからな』
『ま、そこは最悪ぶちのめすしかねぇな、オレらの邪魔すんならよ』
「ああ、その通りだ、後は三代目四代目を交えての話し合いになったらこの場での治療は受けてもいいな」
『ええ、そうね』
『後は、うちはマダラを名乗るオビトとマダラ本人や暁でござるな』
『動くと思いますか』
「俺は動かないと考えている、いくら輪廻眼を持っていても年老いた体ではどうすることもできないし、外道魔像から離れたらあいつは死ぬ、まだオビトに全部を伝え終わってないかもしれないからな。そんな中途半端はしないだろ」
とりあえず、今決められるのはこんな感じだな。今日はもう寝ようと思った。
その時、ミサイルが落ちたような音が里中に響いた。
「なっ、何だっ!!」
外を見るとそこには・・・九尾の妖狐・九喇嘛がいた。
今日かよぉぉぉーーー!!!!!
次回、戦闘開始です