前回、仮面の少年・白の攻撃によってサスケが倒され、ナルトの怒りが爆発して九喇嘛のチャクラが漏れ出し脅威的な力で白を圧倒し、後一歩でとどめと言う所で俺が止めに入る。そしてカカシと再不斬の戦いに乱入するのを止め、その後カカシも勝利を収めた。だがそこにガトーが部下を連れてやって来る。原作通りにガトーを再不斬が止めを差し、部下のゴロツキ達も皆で撃退してガトー一派との戦いは幕を下ろした。
そして戦いが終わった後のタズナさんの家では勝利の祝杯を挙げていた。
「がっはっはっはっは!ガトーがいなくなって本当に良かったわい!んぐっ、んぐんっ。んぐっ、ぷはぁ!いや〜、酒がいつもより超美味いわい!」
「もう、あんまり飲み過ぎないでよ?お父さん」
タズナさんが豪快に酒を飲み、終始笑いっぱなしだ。
「堅ぇ事言うな!こんなめでてぇ日にゃ飲まなきゃ損だわい!んぐっ、んぐんっ。んぐっ、ぷはぁ!」
「お父さんったら、何だかんだが毎日飲んでたじゃないの」
里であった時のように一升瓶をラッパ飲みするタズナさんに呆れながらも笑顔で返すツナミさん。今までの表面だけの笑顔じゃ無い家族の笑顔が見れてツナミさんも嬉しそうだ。
「ほれ、先生も葉さんもどうじゃ?」
「え、ああはい。頂きます・・・でも私あんまりお酒強く無いですからね?」
「俺も頂きますよ」
タズナさんに誘われ俺もカカシも酒を貰う。その横ではナルトやサスケがガツガツご飯にがっついていた。
「美味しいね、ナルト兄ちゃん!」
「ぷは〜、ああ、美味えなぁ!やっぱ戦いの後の飯は最高だな!」
「ああ、葉兄さんに傷は治して貰ったからな。後はしっかり食って完全に治していくぞ」
「もう、イナリ君もナルトもサスケ君もほっぺパンパンじゃないの。もう少し落ち着いて食べなさいよ」
「・・・おい」
「それにしても葉さん、ありがとうございます。沖の方から大きな魚を町中の家に行き届くほど大量に採ってきて貰っちゃって、更に森からイノシシの群れまで」
「いやいや、それは気にしないで下さいよ。俺がそうしたかっただけなんですから、それにスピリット・オブ・レインに海流をちょっと制御して貰ったり、スピリット・オブ・アースに振動で動物の群れを探して貰っただけなんですから、なぁ?」
俺が声を掛けると、俺の側にスピリット・オブ・レインとスピリット・オブ・アースが来てサムズアップをしている。
「海流を制御って」
「普通そんな事出来ないわよね」
「うんうん」
「やっぱ規格外だな、葉兄さんは」
「先生よぉ、葉さん出来ないことは無いんか?」
「私も今まで先生が出来ない事がある場面を見た事ないんですよね。こと戦闘や自然界の事では、この世に勝る人はいないんじゃないかと」
「「「「「「「はぁ〜〜〜」」」」」」」
カカシの発言にこの場にいる全員がかんしんした声を出す、約1名を除いてだが、
「・・・・・おい」
お?そろそろ堪忍袋が爆発寸前かな?
「どしたの?さっきから全く食べてないじゃないのよ。何、なんか食べられない物あった?」
「えっ!そうなんですか?そうならそうと言ってくれれば良いのに。そっちの子も遠慮しないでどんどん食べてね」
「はい、ありがとうございます」
ツナミさんに促されて白は箸を進めるが、その隣にいる男はまだ手付かずで進んでいない。それどころか箸を持ってすらいない。
「確かに俺達を治療し貰ったのは感謝してる、こうして白ともまた飯が食えてるのもお前達のお陰だ・・・だが」
「じゃ何が不満なのよ」
カカシが呆れた感じで聞いた。そしたらその男再不斬が怒鳴りながら言い返してきた。
「何でさっきまで敵だった俺達が一緒に飯食ってんだっ!!!」
無理矢理食卓に座らせたとは言え、今更そんな事を言ってくる鬼人に、木の葉組と俺は同じことを思った。
「「「「「(こいつ、めんどくせぇ)」」」」」
皆呆れていたが、代表してカカシが話し始める。
「お前さんも言ってたじゃないの、俺にタズナさんを狙う理由が無くなったって。その時点で俺達はお前をもう敵とは思ってない訳よ」
「ああ、それにあのガトーを倒してくれたのはお前さんなんじゃ。この町にとって何よりの超恩人に報いなかったらあの世にいるカイザに怒られてしまうわい」
「それに、俺達の任務はあくまでタズナさんが橋を作る間の護衛だしな。敵じゃないなら態々敵対したいわけじゃないしな」
「そうそう!それに白とはもう仲間みたいなもんだしな。なら白の大事な人の眉なしもおんなじだってばよ」
「ああっ!誰が眉なしだっ!ガキ!!!」
カカシ、サスケに続きナルトが再不斬にあだ名で呼び、それに再不斬がドスの聞いた声で返す。一触即発っぽい雰囲気になるかと思いきやナルトやイナリ、タズナさんは爆笑していて、サスケやカカシに俺は笑いを堪えようとしてるが声が漏れてて、サクラと白、ツナミさんも普通に笑っていた。それを見て再不斬は肩を震わせながら眼を血走らせていた。今にも首斬り包丁を抜きそうな鬼の形相だ。その後、皆で再不斬を宥めて宴会を再開した。白もこんなに賑やかな食事は久しぶりだからか、終始笑顔が絶えなかった。それを見て再不斬も観念したのかご飯を食べながらタズナさんに煽られるままに酒を浴びるほど飲んでいた。
そして宴会も終わり、皆で茶を飲みながらのんびりしているとナルトが話を切り出してきた。
「あっ!そうだってばよ、葉の兄ちゃん!」
「ん?どうした、ナルト?」
「あれだよ、あれ!兄ちゃんの戦い後で教えてくれるって言ってたじゃんか!」
「ああ、その事か」
そういえば言ってたな。
「それは俺も気になってたんだ」
「私も!」
「僕も僕も!」
「それはワシ等も超気になるな」
「ええ」
「そうですね、お前さん等も気になるんじゃない?」
「そうですね、僕達も気になります。ね、再不斬さん?」
「・・・ああ、あいつは確かにイカれてたが実力は本物だった。そんなあいつをどうやったか聞かせてもらおうか」
結局全員が聴きたいと言うので俺の戦いの話をしていこうと思う。
「ああ、分かったよ。それじゃあ、俺達が皆から離れたとこから話そうか」
俺と雷牙は剣戟を続けながら海を走って橋から離れていった。
「はぁっ!」
「おおっ!」
俺と雷牙はお互いの得物を大きく振りかぶり、真正面からぶつかり合う。
「よお!再不斬の首斬り包丁を随分上手く使うじゃねぇか!手にして1週間程しかたってないのになぁっ!」
「生憎大物は初めてじゃないんでな、それより良いのか?」
「あん?」
「こんなに間合いにいたんじゃ」
俺は言葉の合間に首斬り包丁を飛雷神・互瞬回しの術で飛沫と瞬時に入れ替える。
「なっ!?」
「ぶっ飛んじまうぞっ!!!」
雷牙が驚愕の声を上げる中、俺は飛沫にチャクラを流して起爆札を生成する。そして一斉に爆発させる。
「ぐあっ!」
雷牙は何とか飛沫の直撃は避けようと爆風と共に俺から距離を取った。だが爆風によって少し焦げていた。
「ちっ」
「まだまだ行くぜっ!」
そして俺は雷牙目掛けて疾走、ジャンプして飛沫を思いっきり振りかぶった。
「(馬鹿が!飛沫の間合いはわかってんだよ!ギリギリで躱して今度はこっちが食らわしてやるっ!)」
雷牙は飛沫の間合いの一歩外に構えていた。そこに俺は飛沫を振り下ろす。
「(良し、ここだっ!)」
雷牙がそのタイミングを合わせて俺を返り討ちにしようとするが、俺は先程と同じように飛雷神・互瞬回しの術で飛沫を首斬り包丁と入れ替える。そして武器のリーチが変わった事で雷牙は慌てて雷刀・牙で受け止める。
「くっ!」
鍔迫り合いになった瞬間、俺は首斬り包丁を手放し、自重に任せて落ちていく武器に、雷牙は理解ができないと言った顔をしている。
「はっ?」
だが俺はそんな雷牙の心境など知ったこっちゃないと言わんばかりに、首斬り包丁を思いっきり雷牙に向かって蹴り飛ばした。元々防御の姿勢だった雷牙は、瞬間的に首斬り包丁の穴の部分に牙を差し込み腹への直撃は避けた。だが蹴りの威力と首斬り包丁の重量が合わさった一撃はかなりの威力でそのまま数メートル吹っ飛んでいた。
「ちぃっ!」
雷牙は首斬り包丁を海に落としこちらの迎撃に移ろうとしたが、俺は首斬り包丁が海面に当たった瞬間、首斬り包丁の元に跳び、そのまま超接近戦を仕掛ける。先ず右ストレートを放ち躱されるが間髪入れずに後ろ回し蹴りを放つ。それすら躱されるがその瞬間、重明の尾が雷牙の顔面に直撃する。通常の人間にない尻尾は反応が一歩浅くなったようだ。
「がっ!」
「どうした?俺が尾獣の力を使うのは、前回の戦いで分かってる筈だぜ?」
「うるせぇよ!」
思考が怒りが混じってきたからか、かなり単調な攻撃をしてくる雷牙に、俺は飛雷神で海に落ちた首斬り包丁を手元に呼び戻し再び剣戟が始まる。お互い何度も斬撃を放ちその度に避け、時には受け止める。そんなやり取りが何合も続き痺れを切らした雷牙は距離をとり、頭上の上で牙を2本纏めて回転させて、雷のチャクラを溜める。
「食らえっ!雷葬・いかづちの宴っ!!!」
辺りに雷が走り俺に向かって襲い掛かる。
『葉、俺が防御をやるだから突っ込め!』
「分かった!頼んだぜ、重明!!」
『おうよ!風遁・暴風壁っ!!』
重明自ら術を出して貰い雷を防いでいく。そして懐まで飛び込み、今度は雷刀・牙目掛けて首斬り包丁を振るう。2人の得物がぶつかる中、またしても俺は首斬り包丁を手放す。そして瞬時に掌にチャクラの球体を作り出しそれをぶつける。
「螺旋丸っ!!!」
「ぐはぁっ!」
螺旋丸をモロに受けた雷牙は、横一直線に吹っ飛び、凄まじい水飛沫を立てて海に沈んで行く。海に沈んで行く様子を見ながら俺は、首斬り包丁を手元に戻し相手の様子を伺う。一息ついた所で尾獣達や持霊達が話しかけてくる。
『葉、やったか?』
『いや、まだだろ。まだ気配がある』
『そうでござるな、敵もまだまだやる気でござるな』
『向こうもやるねぇ』
『こっちとの戦力差も分かってるだろうにな』
『それだけ忍刀七人衆としてのプライドが強いんだろ。一度呼び名や称号を持った人間は、自分では意識してなくても縋っちまうもんさ』
『ふん、そんなもんに拘ってるようじゃ葉とワシ等には、一生掛けても勝てんがな』
『全くですな』
『おや、浮き上がってきましたね』
重明、牛鬼、阿弥陀丸、蜥蜴郎、孫悟空、アバさん、九喇嘛、マタムネ、穆王が話す中、雷牙が海から何とか上がってくる。
「ぐっ、うう、」
『おや、葉君の螺旋丸をまともに食らったのに思ったより元気ですね』
「そうだな、それじゃあこっからは第2ラウンドかな?」
「くっ、ぜってーぶっころしてやるよっ!!」
俺達が戦闘を再開しようとしたら橋の方からよく知るチャクラが溢れ出すのを感じた。これは、
「九喇嘛、これって」
『ああ、わしの半身だな。ナルトが怒りに飲まれ掛けてるようだな』
『これは急がねばなりませんな、坊っちゃま・・・坊っちゃま?』
「・・・・・」
九喇嘛が自身の半身のチャクラを感知し、馬孫が葉に急ごうと訴るが俺黙ったままその場に佇む。
『葉、今のナルトじゃまだワシのチャクラを纏い続けるのは無理だろ。ここからはワシ等の力も使え』
「・・・皆、もうちょっと見ててくれるか?」
『葉君?』
又旅を始め尾獣達も持霊達も疑問に思った。
「俺、千年の修行の時シャーマンの修行と輪廻写輪眼とかの眼の能力の修行の他に他の世界の剣やら槍やらの技も修行してたんだ。スピリット・オブ・ファイアの熒惑輝炎とかな」
『あ〜、確かにやってたな』
蜥蜴郎がその事を思い出している。
「それでな、熒惑輝炎と同じ世界の侍、鬼眼の狂達の流派も習得してるんだ。ハオ様やレイン様にも合格貰ってるしな。今からそれを見て欲しいんだ、俺の剣を」
『ほう、お前がそこまで言う程の技か、分かった、なら見せてみろ。葉』
「おう!」
俺は九喇嘛に返事をして、手元に春雨を呼び出す。そして雷牙に向かって歩き出す。
「何だ?この異様なチャクラは・・・まぁいい、今はこいつをやるのが先だ」
「悪いけど、こっちはお前より向こうが気になるんでな・・・だから」
「あん?」
「これで最後だ・・・・・無明神風流奥義・朱雀!!!!!」
俺は直立不動の自然体から神風(かぜ)を放つ。
「くっ!何をすんのか知らねぇが、こんな温い風がなんだってんだ!・・・・・なっ!」
神風が止み、雷牙が前を向くとそこには、天空に舞う巨大な火の鳥がいた。
「なあっ!」
目の前の巨大な火の鳥に驚く雷牙だが、何とか水分身を出し構える。そして技が当たる瞬間、水分身を当て何とか躱す事に成功する。そして俺は技の反動で蹲っている。
「はっ!御大層な技だが避けちまえばこっちのもんだぜ!・・・っ!」
蹲る俺に背後から襲い掛かる雷牙だが、刀を振りかぶった状態から動けなくなる。
「(な、何だこりゃあ・・・動けねぇし、声も出ねぇ・・・)」
そして俺は、再度火の鳥の神風を纏い飛翔する。この技は、火の鳥を模した神風(かぜ)を放つ。強烈な剣圧で敵の動きを封じ、上空から渾身の力を込めた一撃必殺の刃を振り下ろす。たとえかわされても、相手の動きを止め、不死鳥のごとく蘇る絶対防御不能業。そして一刀の元に斬り伏せる。
「雷牙、テメェも感じろ。そして¨朱雀の生命‥(いぶき)の前に散るんだな」
「があっ!・・・あ・・・ああ・・・」
そして雷牙はゆっくり崩れ落ちるように倒れる。
『すげぇ威力だな・・・』
『ああ、流石は奥義だな、それに二段構えの構え』
『それに決めゼリフもカッケ〜よなっ!』
尾獣達は俺の朱雀にかなり興奮気味だな。俺は雷牙に近づき雷刀・牙を回収する。
「黒鋤雷牙、あんたのことはこの魂に刻んどく。こいつと共にな」
俺は雷牙の遺体が海に沈んで行くのを見届け、ナルトの元へと向かって走り出す。
「・・・俺の戦いはこんな感じだな」
「「「「「「「「「はあ〜〜〜」」」」」」」」」
俺が俺の戦闘を掻い摘んで説明すると、話を聞いてた皆は大きなため息をついた。
「やっぱ葉の兄ちゃん、すげぇなぁ」
「天を覆い尽くす炎の鳥、見てみたいですね」
「僕も僕も!」
「あ〜、ミナト先生にも思ったけどやっぱり飛雷神の術は反則でしょ〜。印も予備動作も無く自分や武器を一瞬で移動させたり手元に戻したり」
「本当だな、話を聞いてる限り、俺様はテメェとは戦いたくはねぇなぁ。技術の引き出しがチートくせぇもんばっかだ」
「葉さんの戦いの話聞くと、強い人は皆そんななの!って思うわ」
「確かにな。俺達は葉さんの戦いは少しは見てるけど上忍以上の戦闘は、カカシ先生が初めてだからな」
「はぁ〜、やっぱりお前さん、超強いのう」
「本当ね、そんな人が来てくれて良かったわ」
それぞれが興奮したり、呆れたりしていた。俺の話が終わった辺りで今日は御開きになった。
翌日から橋の建設が再開し、今までガトーを恐れて離れていた人達も戻ってきてスピードが早くなり予想より早く完成しそうだった。俺達も手伝える事は手伝ったりして過ごした。
「ねぇ、カカシ先生」
「ん〜?」
「忍者の在り方ってやっぱり再不斬さんや白さんが言ってた通り道しかないの?」
「サクラさん、余り考え過ぎない方がいいですよ?僕達の場合は忍びの負の歴史寄りですからね」
「忍びってのは自分の存在理由を求めちゃいけない。ただ道具として存在することが大切、それは木の葉でも同じだよ」
「まぁ、お前等の里は甘い方だがな。他の里は存続の為なら、犠牲にするのが当たり前だからな」
「本物の忍者になるって本当にそう言う事なのかな。なんかさ、なんかさ!俺ってばそれやだっ!」
「カカシ先生もそう思うのか?」
「ん〜、嫌な?だから忍者って奴は、皆知らず知らずその事に悩んで生きているのさ」
「良し!」
「「「「「「ん?」」」」」」
「今決めたってばよ!俺は、俺の忍道を言ってやる!ぜって〜後悔なんかしない道を真っ直ぐ突っ走ってやるってばよ!」
それから更に時間が経ち、橋が完成し俺達が木の葉の里に帰還する日が訪れた。
「お陰で、橋は無事完成したが超寂しくなるのう」
「お元気でね。再不斬さんも白さんも手伝ってくれてありがとう」
「ふんっ!唯の次いでだ」
「ふふ、これは再不斬さんの照れ隠しですよ」
「は、白っ!?テメェ!!」
すっかりギャグテイストになったな、再不斬。まぁ、木の葉に行ったら更に遊ばれそうだな。頑張れ。
「皆さん、お世話になりました」
「まぁまぁ、タズナのおっちゃん。また遊びに来るってばよ」
「っ、絶対か」
「ん?」
「うぅ、うぐっ、うっ」
「イナリ、お前ってば寂しいんだろ。泣いたって良いってばよ?泣けよ」
「泣くもんかっ!ナルトの兄ちゃんこそ、泣いたって良いぞ!」
「ん、あ、そう」
「ん、んん、うぐっ、うう」
ナルトとイナリ君は眼に涙を溜めながら意地を張っている。
「じゃあなっ!」
「あっ!」
「「ううう〜〜〜〜〜〜」」
堪らず背中越しに泣きあう2人にサクラは呆れる。
「ほんっとに強情っ張りねぇ」
「ですね」
俺達の背中を見送るタズナさん達。
「あの少年がイナリの心を変え、イナリが町民の心を変えた。あの少年は勇気という名の希望の架け橋を、ワシ等に架けてくれたんじゃ」
「架け橋かぁ、橋って言や、この橋にも名前を付けんとな」
「あっ!そうか、なら1つ!この橋に超ピッタリの名前があるんじゃが」
「ほほう、どんなだ?」
「¨なると大橋‥ってのはどうた?」
「ふふっ、良い名ね」
「よぉ〜し!早く帰ってイルカ先生や父ちゃん達に任務終了の報告して祝いにラーメン奢ってもらおっ!」
「おっ!良いな、それ。俺も父さん達に報告したら奢って貰うか」
「あっ!じゃあ私もっ!」
「お前らイルカ先生にたかりすぎるなよ?」
「それにさ、それにさ!木の葉丸に俺の武勇伝を聞かせてやらなきゃな」
「じゃあ私は〜、白さん一緒にショッピングとかしませんか?友達も連れて来るので」
「良いんですか?僕も一緒に」
「良いんですよ!ナルトやサスケ君も来ますし、他にもいっぱい呼んで楽しんじゃいましょ!」
「ああ、俺らも行くぞ」
「それじゃあ再不斬君は俺達と居酒屋とか行こっか?良いとこ知ってるからさ」
「そうそう!行こうや、再不斬君っ!」
「テメェ等、テンション高すぎだ!少しは落ち着いて話せっ!!!」
「何だぁ?良いのか?そんな名前で」
「はっはっはっはっは、この名はな。この橋が決して崩れる事の無い、そしていつか世界中に響き渡る超有名な橋になるよう、そう願いを込めてな」
次回から新章突入です。