霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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遅れました。


第五十一話

前回、森乃イビキの第一の試験を突破したナルト達だが、間髪入れずに第二の試験官が現れた。俺の嫁さんの1人で特別上忍のみたらしアンコだ。彼女に案内された次の試験は第44演習場別名「死の森」と呼ばれる場所だ。そこで何でもありのサバイバルをやる事を説明される。そうして全てのチームが同意書と巻物を交換し、担当の試験官に着いて行きゲートの前で待機している。そして時間が来てアンコの号令がかかる。

 

 

 

 

 

「これより中忍選抜第二の試験!開始!!」

 

アンコの号令で受験者が一斉にスタートした。それじゃあそれぞれの班の様子を見に行くか。そこそこのスピードを出し見知ったチャクラを探知しながら進んでいると、会話をしているキバ達第八班と、それを木の上から見ている他の班を見つける。

 

「取り敢えず全員塔を目標にしてるワケだろ?だったら出来るだけ塔付近に罠を張るのが利口だな。!!おっと早速だぜぇ、どこだ?」

 

「フ、ガキだな。あんな目立つ所で見つけてくれってか?気配には気付いたようだが、クク、どうやらまだオレ達の居場所まではつかめてないな・・・!」

 

「どうした?顔色が悪いぜ?・・・!何だそりゃ!!」

 

仲間の様子が変わったことに疑問を持ったチームメイトが様子を見ると、通常の何倍もの大きさのヒルが首に引っ付き血を啜っていた。その時、上からもヒルが落ちてきてそれに驚き、木の上から落ちてしまった

 

「うぎゃあぁあぁ!!」

 

「うぅ、ちくしょう・・・ん!?」

 

「木ノ葉のトビヒルは発汗・体温を感知して集団で獲物に飛びかかる。5分も吸血され続ければあの世行きだ。その習性を利用して敵の逃げ場に罠を張る。いっちょあがり!」

 

そう言いながらキバは近くに仕掛けた紐を切り、敵の3人をトラップで拘束した。中々の手際だな。

 

「うわぁあ!!」

 

「早速始まったか」

 

悲鳴を聞き、アンコは実に楽しそうな笑顔をしている。

 

 

 

 

 

 

キバ達の様子を確認した俺は更に移動した。少しして1人で行動するネジを見つけた。ネジは気配を感じたのか、移動するのを止め、地面に降りている。

 

「こそこそ隠れず、出てきたらどうだ」

 

ああ、やっぱり原作でネジと第十班がかち合った所だ。

 

「(やっぱりバレてるかぁ)」

 

「(しゃ〜ねぇさ、大人しく出るか)」

 

「(う、うん)」

 

「ど〜も、ネジさん」

 

「うっす」

 

「どうも」

 

「君達は今代の猪鹿蝶トリオだな。一族の長同士の集まり以来だな」

 

「そうっすね」

 

「ネジさんはお1人なんですか?班のお2人は別行動ですか」

 

「ああ、取り敢えず一度広範囲を探索しておこうと言う事になってな」

 

「そーなんだ」

 

「それで、ネジさん?ここで私達と会った訳ですけど、私達の巻物も狙って見ますか?」

 

「・・・いや、君達を狙う事はないさ。ライバルではあるがそれと同時に同じ里とを思う同士だ。一対一でも無い限り木ノ葉の忍びを狙う事はないさ。だから術の準備を終えた手は引っ込めてくれないか?」

 

「あ〜あ、ヒナタもそうだけど白眼相手じゃ奇襲は相性悪すぎね。せっかく術の準備をしても、手に集めたチャクラで分かっちゃうんだから」

 

「それにしても片手での印とはな、見たことが無かったよ。それも葉さんから教わったものか?」

 

「ええ、私やシカマルみたいな特殊な拘束術は相手に当てる事が必須ですからね。その為に相手と近接戦をしながら当てる為にって感じで教わったんですよ」

 

「お陰で僕達もコンビネーションがしやすくなったんだよね」

 

「なるほど、それは凶悪だな。それじゃあ俺はもう行こう、次の試験でまた会えたらいいな」

 

「さ〜て、私達は次の獲物探しに行くわよ!」

 

「おう、そうだな」

 

「ねぇ〜、それよりご飯にしない?」

 

いのが他のチームを探す為に出発すると言い、シカマルは返事をしたがチョウジは腹が減ったようで飯にしようと言っている。

 

「あんた、空気読みなさいよね。てゆーか何獲って食べんのよ」

 

「取り敢えず蛇でいーんじゃねぇか?丁度来たしよ」

 

シカマルが向いた先には、巨大な大蛇が此方を見ていた。

 

「手伝うか?チョウジ」

 

「ううん、大丈夫だよシカマル。こいつは僕が捕まえるよ、部分倍化の術!」

 

シカマルにそう返すとチョウジは部分倍化の術を使い腕を何倍もの大きさに巨大化させた。

 

「さあ、来いよ。僕のご飯!!!」

 

チョウジは向かってくる大蛇に向かって腕を振り下ろす。そして辺りに炸裂音が響き渡る。

 

 

 

 

 

 

その音と振動をナルト達も感じていた。

 

「何?あの音」 

 

「何処かで戦闘が始まったんだろう」

 

「もしかしたらチョウジが飯獲ってんのかもしれねえってばよ?」

 

「「ありえるな(あり得るわね)」」

 

3人は音の正体がチョウジだと予想していた。見事的中である。

 

「さて、こっちも色々決めておこう。これからは俺達を分断しようとしてくる奴も出てくるだろう。その対策として合言葉を決めておこう。合言葉が違った場合はどんな姿形だろうと敵とみなせ!」

 

「合言葉、どんなのにするの?」

 

「いいか、一度しか言わないからよく聞いてくれ。忍歌「忍機」と問う、その答えはこうだ。¨大勢の敵の騒ぎは忍びよし、静かなる方に隠れ家もなし、忍びには時を知ることこそ大事なれ、敵の疲れと油断するとき‥」

 

「OK!」

 

「よっしゃ!」

 

3人が合言葉を決め終わると、明らかに人為的な暴風が巻き起こる。

 

「!!」

 

「新手か!?」

 

「「「うわああああ!!」」」

 

 

 

 

 

3人はふきとばされながらも各々で姿を隠している。そして隠れて様子を伺っていたサスケの元にサクラが近づいていく。

 

「サスケ君!」

 

「サクラ寄るな!先ずは合言葉だ、「忍機」!」

 

「あ、うん。大勢の敵の騒ぎは忍びよし、静かなる方に隠れ家もなし、忍びには時を知ることこそ大事なれ、敵の疲れと油断するとき」

 

「良し!」

 

サクラが合言葉を言い終わるとほぼタイミングを同じくしてナルトも合流した。

 

「いってー、おい皆大丈夫か?」

 

「「!!」」

 

「ナルト、ちょい待ちなさい!合言葉!!」

 

「ああ、分かってるって!大勢の敵の騒ぎは忍びよし、静かなる方に隠れ家もなし、忍びには時を知ることこそ大事なれ、敵の疲れと油断するとき」

 

無事合言葉を言えたナルト?にサクラはゆっくり近づいていく。

 

「それにしても随分飛ばされてたじゃないの、ナルトオオ!!」

 

「ぐはあっ!!」

 

軽い調子で近づいてたサクラが、ナルト?の近くで地面を思いっきり踏み込み、一瞬で桜花衝を発動。ナルトを思いっきり殴り飛ばした。

 

「(こ、これは桜花衝!?何故あんな小娘が!?)」

 

ナルト?は何とか木に激突して止まり、サクラに向かって問いただす。

 

「ど、どう言う事だよ。サクラちゃん!俺ってばちゃんと合言葉だって」

 

「私達はね、合言葉を決める時は長い言葉を使うようにしてんのよ」

 

「そしてナルトの合言葉は共通して「合言葉、忘れちまった」だ。お前が土の中から俺達の話を聞いていたことが分かってから直ぐに罠を張ったってわけだ。優秀な奴ほど引っ掛かる罠をな」

 

「成程、私としたことが見事に引っかかってしまったみたいね。しかも桜花衝を習得しているとは想定外もいい所よ」

 

そう言いながらナルトもどきは変化を解いた。笠を被った女のようだ。

 

「・・・あんた何者だ?唯の下忍が桜花衝を知ってるわけねぇ。この技術は医療忍術が使えて、尚且つ肉弾戦をやる俺らの姉さん位しか出来ない技術だ」

 

「姉さん?あら、綱手ったら木ノ葉に戻って弟子なんか育ててるのね」

 

「私の名は大蛇丸。貴方達の姉さんとは同期だったわねえ」

 

「「!?」」

 

その人物の口から出た名前に2人は戦慄する。

 

「大蛇丸って!綱手様と同じ三忍の1人で、S級犯罪者に指定されている人物よ!!」

 

「何が目的だ?抜け忍のあんたがわざわざ中忍試験に潜り込んで」

 

「さぁ、それは秘密よ?・・・それより私達の地の書欲しいわよね?貴方達のは天の書だものね」

 

そう言って大蛇丸は地の書を出してみせる。そして原作通り地の書を飲み込んでしまった。やっぱせこいな、こいつ。口寄せとかとまた違った四次元ポケットみたいじゃねぇか。

 

「さぁ、はじめようじゃない。巻物の奪い合いを・・・命懸けで」

 

その瞬間、大蛇丸から悍ましい殺気が放たれた。2人は死のイメージを垣間見ているだろう。だがな、大蛇丸?余り俺達が育て上げた下忍を舐めるなよ?

 

「「はあ、はあ、はあ」」

 

「驚いたわね、私の殺気に対応するなんて」

 

「こっちはな、あんたより強い人が鍛えてくれてんだ。戦う前の睨み合いで挫けるような柔な鍛え方はしてねぇよ」

 

「そうよ!」

 

「私より強い者、それは楽しみが増えたわね。でも今は貴方達の方からね!!」

 

おいこら、こっちまでターゲットにしやがったな!そう言いながら大蛇丸は苦無を投げてきた。サスケとサクラはそれを余裕を持って躱し、一旦身を隠した。

 

「サクラ、大丈夫か?」

 

「うん、大丈夫よ」

 

「(さて、どうするかな・・・綱手の姉さんと同期で三忍の1人、普通にやったらまず勝てない)!!」

 

木の上て一息付きながら策を考えていると上から蛇が襲ってきた!

 

「くっ!考える間もくれないか!!千鳥千本!!」

 

サスケは直ぐに印を組み、千鳥を発動して千本の形に形態変化させた千鳥千本を蛇に投げつける。そして全てを命中させて蛇を木に縫い付ける。

 

「ふう、脅かしやがって」

 

「貴方も良いわね。はたけカカシの千鳥を習得しているとは、流石はうちはイタチの弟かしらね」

 

縫い付けられた蛇の体から大蛇丸が出てくる。やっぱり自来也さんや綱手さんと比べて人間味が薄いよな。

 

「やっぱり兄さんも知ってたか」

 

「ええ、彼も私の研究対象だもの。貴方達も入るかもね、だからまだまだ楽しませてっ!」

 

そう言って大蛇丸は体を蛇のようにして、木を這いながらサスケに向かっていく。そこに風魔手裏剣が風のチャクラを纏って大蛇丸の眼前に突き刺さる。

 

「悪いなサスケ、合言葉忘れちまったぜ!」

 

「ナルト!ナイスタイミング」

 

「よお、遅かったな。何があった?」

 

「あの風に吹っ飛ばされた所にバカでけぇ蛇が居てよ、そいつに飲まれちまってな。でも影分身で腹をぶち破って出てきてここに来たんだ」

 

「へえ、あの大蛇を見事倒してきたのね、ナルト君」

 

「サスケ、こいつ誰だってばよ。相当つえ〜だろ」

 

「綱手の姉さんの同期で抜け忍の大蛇丸だ」

 

「通りで、やべえ雰囲気出してる訳だ」

 

「さぁ、おしゃべりはこの位でいいでしょう。口寄せの術」

 

サスケやナルトの話を終わらせて、大蛇丸は腕に書かれた刺青に噛み切った指先の血を付けて口寄せの術を発動して、巨大な大蛇が現れる。

 

「!!」

 

その大蛇から尻尾の攻撃が来て、それを上に飛んで躱すナルト。だが足場の木を粉砕しながら2撃目が放たれる。それが直撃してしまう。

 

「がはっ!」

 

「「ナルトっ!?」」

 

「取り敢えず喰らっときなさい」

 

大蛇丸がそう言うと大蛇は舌をナルト目掛けて伸ばしていく。だがナルトは眼を開けると大蛇を思いっきり殴りつけた。

 

「こんちくしょ〜!!!」

 

殴りつけた後、ナルトは手のひらにチャクラを集中させて乱回転させたチャクラを圧縮し、螺旋丸を作る。そして螺旋丸を下を向いた形の大蛇の頭にぶつける。

 

「螺旋丸っ!!」

 

この螺旋丸の直撃により大蛇は煙と共に消えた。

 

「(このガキまさかっ!?)」

 

「(ナルトがキレた!?でも、何であんなに荒々しくなってんの!!)」

 

殴りつけたナルトに、大蛇丸が風遁を当てて木に激突させられた。

 

「わっ!!」

 

「(あの眼、間違いないわ)」

 

「(ナルト、まさか九尾の力が漏れたのか!)ナルト!大丈夫かっ!」

 

「ぐっ、おう!問題ねえってばよ!!」

 

「(意識ははっきりしてるな。なら!)良し、仕掛けるぞ!」

 

「おう!!(うん!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

「仏が3つか」

 

「これって何かの忍術だよな」

 

「こりゃーひどいな。いきなり問題発生かよ。ったく、第二試験管、アンコさんに知らせろ」

 

「ハイ!」

 

一方その頃、アンコは、死の森前の受付の上でお汁粉と団子を食っていた。

 

「うむ!ダンゴにはやっぱ、お汁粉ね。っあ〜〜〜!」

 

「さて!これ食ったら私も突破者を塔で待つとするか。早い奴ら24時間あればクリアするプログラムだからねっ!」

 

食べ終わった団子の串を木に投げるアンコ。木を見ると串で木ノ葉のマークが出来ていた。どんだけ食ってんだ。試験が始まってまだ少ししか経ってないぞ?

 

「木ノ葉マーク完成!んふふっ」

 

「大変ですアンコ様!!」

 

「何よ急に」

 

「死体です!3体の」

 

「死体?」

 

「しかも妙なんです。とにかく来てください!」

 

「妙?」

 

試験管に付いていき、問題の死体の場所に着いたアンコは驚愕している。そこには、顔の無い死体があったのだ。

 

「持ち物や身分証からして中忍選抜試験に登録されている草隠れの忍び何ですが」

 

「顔が無い」

 

「ええ、まるで溶かされたようにのっぺらぼうで」

 

「(間違いない!この術はあいつの!!アイツが何でこの試験に)」

 

「この草3人の証明写真を見せて!」

 

「あ!ハイ!」

 

「(こいつの顔を奪ったのか)えらい事になったわ!」

 

「えっ!?」

 

「貴方達はこの事を火影様達に連絡を!死の森へ暗部の出動要請を2部隊以上取り付けて!私はたった今からこいつらを追いかけるわ!」

 

 

 

 

「風遁・真空玉!!」

 

「水遁・水乱波!!」

 

ナルトとサクラが牽制で風の球と水流を飛ばす。

 

「フフ、この程度の術で私を倒すことは出来ないわよ」

 

「だろうな」

 

サスケは木の上から苦無と手裏剣を投げ、誘導していく。

 

「(まずまずね。私の動きを先読みして確実に急所を狙ってくる、見えているのね。ん?糸?ワイヤー?)」

 

サスケの放った苦無と手裏剣にはワイヤーが付いており、大蛇丸の行動範囲を制限している。

 

「これは、写輪眼操風車三ノ太刀!!」

 

2本の苦無のワイヤーにより逃げ道を塞ぎ、口に咥えているワイヤーで手裏剣手裏剣を誘導し、大蛇丸の顔面に当たったように見えた。

 

「やった!!」

 

「!」

 

タイミングはバッチリだったが、大蛇丸は手裏剣を口で防いでいた。

 

「(私の逃げ道を完璧に読んで、そこに見えない三手目を打つとはね)フフ、残念だった・・・!?」

 

手裏剣を加えた大蛇丸がサスケの方を向くとそこには、手裏剣から伸びたワイヤーを咥え術の準備を終えたサスケと同じく術の準備を終えたナルトがいた。

 

「行くぜ!サスケ!!」

 

「ああ!!」

 

ナルトの合図で2人が同時に術を放つ!

 

「火遁・豪龍火の術!!」

 

「風遁・大突破!!」

 

「っ!まさかここまでやるなんて」

 

そこまで行って大蛇丸は業火に呑まれた。3人はその炎を見てまだ気を抜けないでいる。

 

「ナルト、サスケ君、終わったと思う?」

 

「分かんねぇ、でもまだ終わってねえ気がする」

 

「ああ、綱手の姉さんと同じ三忍がこんなに容易い筈が無えよな」

 

「ええ、その通りよ」

 

「「「!!?」」」

 

3人が話してる中、大蛇丸の声がして3人に戦慄が走る。その一瞬の内に地面から大蛇丸の首が伸び、サスケの首に噛み付いた。大蛇丸は蛇が脱皮見たいな変わり身で地面に潜んでいたようだ。

 

「ぐあぁっ!?」

 

「サスケ!?(サスケ君!?)」

 

「アンタ!サスケ君に何をしたのよ!」

 

「別れのプレゼントをあげたのよ。本当はナルト君にもあげようかと思ったんだけどね。君の中の狐が鬱陶しいから残念だわ。いずれまた会いましょ?」

 

「!?」

 

「テメェっ!!」

 

大蛇丸が消えたが、サスケは呪印の痛みで蹲り動かないでいた。

 

「あああああぁっ!!」

 

「サスケ君!!」

 

「サスケ!!」

 




今度はもう少し早く書けるよう頑張ります
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