霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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今回は邂逅回です。
此処からは尾獣も名前を最初に足していこうと思います。


第四話

会議は滞りなく終わり、復興作業を手伝って、その日は終わりとなった。

 

『取り敢えず、今出てた問題は解決・・・か?』

 

「そうだな、当分は復興作業だな」

 

『その後は、どうするのです?』

 

「他の里への観光もしたいよな、水の国 霧隠れ、雷の国 雲隠れ、土の国 岩隠れ、風の国 砂隠れ。それに滝隠れ、雨隠れ、雪の国、鉄の国、いろいろあるなぁ。あっ!!!!!後湯の国っ!!!温泉街が一個の街になってる所とかあるからな」

 

『おお、それは、楽しみですな』

 

『うん、良いリフレッシュになりましょうな。坊っちゃま』

 

『かーっ!良いねぇ』

 

「それじゃあ行く順番何かを『葉、少しいいか?』九喇嘛?どうした?」

 

持霊たちと話していたら九喇嘛が話しかけてきた。

 

九喇嘛『ちょっとワシの空間まで来てくれ。会わせたいやつが来てる』

 

九喇嘛があの空間で合わせたいやつ?・・・まさか

 

「わかった。すぐ行く」

 

『葉、用心しろよ』

 

「うん、あの空間に干渉できる人物は敵か、中立の方しかいないからな。皆、行こう」

 

俺は皆と一緒に天之御中で九喇嘛のいる空間に行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九喇嘛『来たか』

 

九喇嘛の空間に着くとそこには九喇嘛と胡座をかいたまま、宙に浮く異形の老人がいた。やっぱり・・・

 

「来たか、異界からの来訪者よ」

 

「やはりあなたでしたか。六道仙人・大筒木ハゴロモ様」

 

背中に求道玉を抱え、角の生えた容姿、両目の輪廻眼と額の写輪眼、間違いない。

 

「ふむ、いかにも。わしはハゴロモ、よく来てくれた」

 

すげぇな、忍の開祖が目の前にいる。

 

「それで今回はどうされたんですか?確かこの世にはあまり干渉しないようにされていたような」

 

「うん、まずは礼を言いたくてな、九喇嘛を受け入れてくれたこと、誠に感謝する。この世にも、何人かは尾獣を受け入れる者もいたが、これほど早く受け入れた者は其方が初めてだ」

 

「あー、俺には原作の知識がありましたから、それも大きいかと。尾獣が悪じゃないと知っているのはデカいと思います。こっちの人は多かれ少なかれ被害に遭っている人がいますからね」

 

「それでもだ、それにしても別世界で物語になり、その力を求めるか。不思議な縁よな」

 

「そうですね。しかも本人に会うなんて思ってもいなかったですよ。それで?俺を呼んだのはどういった用件で?」

 

「そうだな話していこう。ワシは九喇嘛と六道の力が触れ合ったのを感じた。そしてお主たちの会議を見て確信した、お主なら全ての尾獣を友になりえるとな」

 

「勿論ですよ。九喇嘛も腹を割って話せば、しっかり返してくれますから」

 

『へっ、それが出来んのが稀だってんだよ、ワシは世間じゃあ、災厄を呼ぶ九尾の妖狐だぞ?』

 

「そこの所は初代火影とかもそうだったからな、根深い問題だな」

 

「うむ、だからこそ今回の邂逅も意味を持つだろう。其方には今の人柱力と会い、陰のチャクラを仲間にして行って貰いたいのだ。さすれば、復活したカグヤをも越えよう」

 

「分かりました。どの道、尾獣のいる国や隠れ里は行く予定でしたしね」

 

「そして未来を知るお主ならわかるだろう、カグヤと同等の脅威を」

 

「大筒木イッシキが隠してる十尾ですね?」

 

「ああ、お主も関わらずにそのまま行こうとは思うまい?」

 

「ええ、九尾が仲間になってから思っていました。他の尾獣も仲間になっていくなら十尾も奪ると」

 

「おお、やはりお主ならそう言ってくれると思っていた。では旅に出た際はワシを呼べ、十尾の所まで送ろう」

 

「お願いします。・・・ハゴロモ様、貴方の母、カグヤはどうしますか?」

 

「あれらは気を伺ってるのか、うまく探知から逃れている。やはり第四次忍界大戦が可能性があるな」

 

「その時は俺も全力で迎え撃ちます」

 

「異世界の精霊の力、頼りになるな。・・・うむ、其方の未来、良い旅路になることを祈っておる。九喇嘛も・・・また会えて嬉しかったぞ」

 

『ああ、本当にな。だがこれが最後じゃねぇんだろ全員が集まったらまた来てくれ』

 

「ああ、また皆で会おう。では、旅立った後にな」

 

「はい、ありがとうございます。ではまた」

 

葉達が元の空間に帰った後、ハゴロモは・・・

 

「まさかこれほど先が楽しみな者が現れるとは・・・いつぶりになるか、未来を託したくなる若者は」

 

目を閉じ、思い出していく。家族のことを・・・

 

「インドラ、アシュラ、お主達はどうなるか・・・ワシはしかと見届けよう」

 

 

 

 

 

 

 

大筒木ハゴロモとの邂逅の後、直ぐに就寝、翌日から復興作業に入った。そこではS.O.Eが大活躍した。瓦礫を砂に変換、地面の再構築、現代なら大型重機を使って何日もやる作業だがこれが1日で終わる。水道関係はS.O.R、布関係はS.O.Wが風を操作して染め物などが直ぐできる。S.O.F、S.O.S 、S.O.L、S.O.Aも建物の骨組みなど大型の仕事をこなしていく。こりゃかなり早く終わるな。

 

「いやー、オメェさんらのお陰でメチャクチャ早く仕事がおわっていくぜっ!」

 

「いえいえ、俺は彼らに力を使ってもらってるだけなんで」

 

「何言ってんだっ!オメェが力を使ってるから精霊さんらが物に触れたりすんだろ?ならやっぱりオメェさんにもしっかり礼をしなきゃバチが当たるってもんよ。なぁ、オメェらっ!」

 

「「「「「「「おおーっ!!!」」」」」」」

 

と、大工さんらから大絶賛だった。流石自然の大精霊・・・

 

復興作業の手伝いを精霊達に任せて、俺は忍の手伝いをしている。蘇生した人たちは完全に治ったが、念のため休暇を出されている。そんなわけで人数が少なくなった分の仕事を俺が受け持つ。警備に自分で戦えるマタムネや天使達が担当、しばらくやってるとマタムネは近所の子供達からネコさんと呼ばれて親しまれている。

 

俺はというと、ペットの捜索や畑の手伝いなんかのDランク任務を手伝いながら分身や幻術をヒルゼンさんから教わってる。プロフェッサーから教わるって、なんて贅沢な・・・

 

「気にするでない、昔を思い出してこっちも楽しいわい」

 

そしてそれらの術を俺の戦い方に落とし込んでいく作業中に、カカシやガイ、アスマ、紅、アンコなどと知り合った。俺のことは蘇生の時に見ていたが話す機会が無かったということでガッツリ話に来てた。話の後に、ガイから修行を見てくれというので俺は教えてもらったばかりの影分身を出し、それぞれO.Sして迎えうった。

 

「ほれほれ、蛇とこっちのオロチが絡まって引き合いになってるぞ?そうならないように繊細なコントロールを意識していけ!」

 

「く、同じ数を操ってここまでの差が・・・」

 

「幻術を発動する時は触りを見せるな、相手に悟られないように自然に入れれば、かなり抜けづらくなる」

 

「わ、わかりましたっ!」

 

「ほらほら、パターンに頼りすぎて、隙だらけだぞっ!!」

 

「は、はいっ!!!」

 

「お前は体術が生命線なんだ。流儀や形に拘るな!己の流れに相手を巻き込むために武器やこの場にある物全部使え!」

 

「お、押忍っ!!!」

 

その中でもはたけカカシは一番強く、一番分かりやすかった。

 

「また写輪眼と千鳥頼りか・・・コピーできないからって視野まで狭めるなっ!こういう時こそ数を使わないでどうするっ!」

 

「っ!分かってますっ!もう一本お願いしますっ!!」

 

「よし、こいっ!」

 

そうやって一緒に修行をしていく中で俺の事を先生とよびだした。そうして修行仲間が増えていき、俺はアカデミー卒業後の訓練指南みたいな役職を貰っていた。そんな気はなかったんだがなぁ。

 

「良いんじゃないかな、君も職なしを気にしていたじゃないか。どうせならアカデミーで教鞭でも奮ってみるかい?」

 

「流石にそこまでやっちゃったら旅に行けないじゃないですか」

 

「あはは、そうだったね。どこから行くかプランは決めているのかい?」

 

「とりあえず今回は湯隠れ方面へ、霜隠れを経由して雲隠れに行って帰ってくる予定です」

 

「ちょっと長い旅だね」

 

「いやいや、旅人が一ヶ所を拠点にしてる時点で思い入れのある場所ですよ」

 

「そうだね、命の恩人にそう思ってもらえるのはとても光栄だね」

 

「そういえばナルトはどうですか?」

 

「うん、順調に毎日しっかり育ってくれてるよ。封印も異常は見られない」

 

「そいつはよかった」

 

影分身をして各生徒に教えながら休憩中のミナトさんと談笑していた。そうしたら、火影補佐の不知火ゲンマが来た

 

「四代目っ!見ていただきたい書類が溜まってきたのでそろそろ戻ってください!あ、葉さん、どうも。すいませんが四代目お借りしていきます」

 

「いえいえ、ご苦労様です」

 

「あっ!もうこんな時間か、じゃあ葉くんまたね」

 

不知火ゲンマと共にミナトさんが手を振りながら火影屋敷に向かっていった。

 

その後も生徒達を見て、任務などで全員が帰った後、俺はもう一つの仕事をやりに木の葉病院に向かう。俺は治療にチャクラは使わないのだがやり方や考え方が医療忍術とかなり近いことがわかったので医療技術や医療忍術の講師的なこともやっている。実際ファウストさんに医術を習っていたので、かなり役立っている。

 

「うん、以前より治療の速度も回復量が伸びてるね。しっかり復習出来てる証拠だ」

 

『ええ、治療後の処理も完璧ですね』

 

「あ、ありがとうございますっ!先生っ!エルザさん」

 

褒められた医療班の人は仕事に戻りながら同僚と一緒に喜んでる。

 

「いつもありがとうございます、先生、エルザさん」

 

「いえいえ、俺の知識でよければ。でも良いんですか?本格的に医療忍術を学んだわけでもないですし」

 

「そんなことないですよ、先生。貴方が来ていたお陰で私たちではどうすることもできなかった人達がなんとかなりました。そんな方の元で技術を磨けるのはとても光栄なことです」

 

そんな医療班の人の言葉に後輩達が頷いている。そうして病院を後にして俺の一日がが終わる。

 

 

 

 

 

 

そんな忙しくも楽しい日々を一年半ほど過ごした現在、俺は多くの人が見送りに来てくれている中、新たな旅に出る。

 

「寂しくなるね」

 

「帰ってきたくなったら帰ってきて良いんだからね、いつでも大歓迎だってばね!」

 

「いやいや、それは流石に・・・」

 

ミナトさんとクシナさんの発言にゲンマが突っ込む。

 

「葉よ、達者でな、旅の無事を祈っておるぞ」

 

ヒルゼンさん、ビワコさん、コハルさん、ホムラさんが一緒に笑顔で言葉を送ってくれる。

 

「先生、体に気をつけてくださいね」

 

「先生、旅を楽しんでください。帰ったら土産話期待してますよ」

 

「先生っ!先生が教えてくれたこと、ずっとやり続けますっ!」

 

「暑苦しいぞ。ったく・・・先生、お気をつけて」

 

紅、アスマ、ガイ、カカシからも一言もらい

 

「お前さんの実力を知ってるからな、なにも心配しとらんよ」

 

「しっかりね。」

 

「またねっ、兄さん」

 

「「「「「「「「「先生、いってらっしゃい」」」」」」」」」

 

イッカクさん、コハリさん、イルカくん、訓練指南の時の生徒、医療班の生徒も来てくれた。

 

その他にもこの一年で関わりを持った人たちが来てくれた。これは嬉しいなぁ・・・

 

「それじゃあ皆、行ってきます」

 

俺はそう言って歩き始めた。背中に皆からの声援を受けながら。まずは湯の国、旅の定番、温泉だっ!

 

 




次回は一話丸々使って湯の国と霜隠れの話です
霜隠れ・・・なんかあったっけ?
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