霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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遅くなりました


第六十四話

前回、何とか間に合ったサスケと我愛羅の戦いが始まった。激しい攻防の中サスケの新術¨火雷‥によりサスケに形勢が傾いたと思ったが、そこにカブトが放った幻術が会場を包む。それと同時に木ノ葉の里各所で戦闘が始まる。大蛇丸による木ノ葉崩しが開始された。

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘開始後、ナルト達本選組も観客席に来てもらい、カカシから重要な内容が言い渡される。

 

「良し、お前達全員幻術返しは出来てるな。今からお前達に任務を言い渡す」

 

「に、任務ですか?」

 

「ナルトやキバは喜ぶんじゃないか?波の国以来のAランク任務だ」

 

「「「え、Aランク任務!!」」」

 

「「おっしゃ〜!!」」

 

カカシの言葉にヒナタは疑問を返し、カカシからのAランク任務にサクラ、いの、チョウジは驚愕し、ナルト、キバは大歓喜している。

 

「キバ、ナルト、サクラ、シカマル、サイの5名はサスケを追ってくれ。そこから先は臨機応変に対応してくれ。残りのメンバーはここに残り一般客の護衛だ」

 

「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」

 

下忍達に任務の説明を終えると共に音忍が襲い掛かるが、ガイの一撃により壁にめり込む。

 

「速っ」

 

「速いだけじゃない・・・ハッ!!」

 

ガイが力を込めて拳を振り抜くと音忍が壁と共に吹っ飛んでいってしまった。

 

「ナルト達はこの穴から向かってくれ。それじゃあ行動開始!」

 

「「「「「おうっ!!」」」」」

 

「「「「「了解!!」」」」」

 

ナルト達が行動を開始し、カカシ達が戦闘に戻る。

 

「綱手さん、俺達は上に向かいますよ。パクラさん、サムイはビワコさん達といて下さい」

 

「ああ、分かった!」

 

「「了解」」

 

それぞれが行動に移り俺と綱手さんが上に向かっていく。物見やぐらに登ると、結界の前に護衛の暗部と共にいるヒルゼンさんを合流する。

 

「ヒルゼンさん!」

 

「おお、葉に綱手か。来てくれたんじゃな」

 

「おお!葉殿!綱手様!!」

 

「ありがたいです!」

 

「・・・葉よ。この結界、お主のあの力で切り裂けるか?」

 

「出来ますけど、この結界が戦闘区域を広げない役割を担っているのでこのままにしておいた方が良いと思いますね」

 

「そうじゃな・・・ではどうする?」

 

「普通に通りましょう、彼の力を借りて・・・O.S !S.O.A!!!(スピリット・オブ・アビス)」

 

俺がオーバーソウルをして、背後に禍々しい闇の化身が現れる。

 

「な、何なのそれは・・・私の知らない術!いえ、そもそも忍びの術ですらない!!未知の力!!ああ!!知りたい!!さあ、どんな力があるか私に見せてちょうだい!!」

 

「おお、其奴はダンゾウとの抗争の時に撮影を行っていた精霊じゃな」

 

「ええ、アビスの力は闇・・・闇を生み出し闇を意のままに操れます。こんな風に」

 

そう言って俺が結界に手を翳すと、スピリット・オブ・アビスがその場所に闇を生み出す。それと同時にミナトさんの近くにも闇を生み出していく。

 

「暗部の方々は待っていてください・・・闇渡り」

 

暗部の人達にこの場を頼み、俺と綱手さん、ヒルゼンさんは闇に入ると次の瞬間ミナトさんの真横に現れる。

 

「お邪魔〜」

 

「「「「はあっ!?」」」」

 

結界を発生させている音の四人衆はあっさり破壊する事なく結界内に侵入されて驚愕していた。大蛇丸は終始狂気の笑顔をこっちに向けている・・・おい、こっち見んなホモ蛇が。

 

「闇・・・五大性質には無いあなた独自の性質。闇だというなら光もあるわよね。さあ、もっと見せてちょうだいっ!!!」

 

あ〜〜〜、気持ち悪い〜〜〜。

 

「とは言ったものの、流石に全員を相手にするのは骨が折れるわね。だからこっちも手駒を用意させてもらうわよ。口寄せ 穢土転生!」

 

「ひとつ」

 

大蛇丸の前に出現した『初』の書かれた棺が現れる。大蛇丸が召喚した者に、心当たりがあったヒルゼンさんは驚愕の顔をしている。

 

「ふたつ!!」

 

続けて二つ目の『二』と書かれた棺が出現する。

 

(あの術は!何という事を、しかもよりによって、あのお二方を・・・)

 

ヒルゼンさんが術の詳細が分かった所で、2つの棺が開き2人の人物が現れる。

 

「久しぶりよのぉ、サル」

 

「ほぉ、お前か。年を取ったな、猿飛」

 

二人の火影がヒルゼン達に気付き、話し掛ける。

 

「まさか、このような事で御兄弟お二人に再びお会いしようとは・・・残念です。覚悟してくだされ・・・初代様!二代目様!!」

 

ヒルゼンは、険しい顔で柱間たちを睨む。柱間たちは、直ぐに状況を理解する。

 

「穢土転生か・・・禁術でワシらを呼んだのはこの若造か?大したヤツよ」

 

「だとすると猿飛よ・・・ワシらは、貴様等と戦わねばならぬ、と言うことか・・・それで、お前以外の3人は誰ぞ?」

 

「はい、此奴はわしが任命した四代目火影、波風ミナトですじゃ。そして此方はある事件でワシらを救ってくれた麻倉葉、そして此方が・・・柱間様のお孫様、綱手です」

 

「何と!綱かっ!?大きくなったな!」

 

「お祖父様、叔父上様・・・」

 

「綱か、それに・・・麻倉葉、か」

 

ヒルゼンさん達が話す中、大蛇丸は火影たちの話をいつまでも聞いているつもりはなかった。

 

「年寄りの寄り合い話はその辺にして、そろそろはじめましょうか・・・」

 

大蛇丸は2人の後頭部に札付きの苦無を差し込む。

 

「いつの世も、戦いか・・・」

 

「ククク、お好きでしょう?」

 

「・・・死者を愚弄しおって。時を弄ぶとろくな事にならんぞ!!」

 

苦無を差し込まれた2人は徐々に正気が

 

「・・・ますます昔のままのお姿よ」

 

「ヒルゼンさん、3人に尾獣達のチャクラを渡します」

 

 

 

「助かるよ、葉君。三代目様・・・」

 

「ミナト、分かっておる。お2人を知る者として逃げてはおられんわい!!火遁・火龍炎弾!!」

 

ヒルゼンさんの繰り出した火遁の業火が大蛇丸達に向かうが、二代目・扉間さんが素早く印を組み迎撃する。

 

「水遁・水陣壁!!」

 

扉間さんの口から夥しい量の水が溢れ出て、巨大な水の壁になる。ヒルゼンさんの火龍炎弾が当たるが、水の壁はびくともしなかった、流石は二代目火影、通常の水遁でもかなりの威力だな。俺がそう思っていると、扉間さんが更に畳み掛けてくる。

 

「上手く躱わせ、サル!水遁・水龍弾!!」

 

「土遁・土流壁!!」

 

巨大な水龍が襲い掛かってきて、今度はヒルゼンさんが巨大な土の壁を作り守り切った。この攻防の間にも柱間さんは術の準備を始めていた。

 

「ム、次は俺か!お前達、避けよ!木遁秘術・・・」

 

「(これは!!初代様だけの秘術、マズい!!)皆、逃げるのじゃっ!!」

 

ヒルゼンさんは柱間さんが使う術が分かってしまい、俺達に逃げるよう言うが遅かった。

 

「樹界降誕!!」

 

物見やぐらの至る所から芽が出てきたと思ったらあっという間に樹木になり、その樹木が土の壁を貫通して襲い掛かってくる。

 

「チャクラが生命の源に!!あれが乱世を治め木ノ葉を築いた初代様伝説の木遁忍術か!!」

 

暗部の人達が驚く中、ヒルゼンさん、ミナトさん、綱手さんは土の壁に乗り少しでも距離を取ろうとするが、俺はスピリット・オブ・アビスを従えて土の壁の真ん前に陣取る。

 

「「葉っ!?」」

 

「葉君っ!?」

 

「「「葉殿っ!?」」」

 

綱手さん達や暗部の人達が声を荒立てている中、俺はスピリット・オブ・アビスを待機させ新たな大精霊の力を発動する。

 

「O.S ・S.O.W!!!(スピリット・オブ・ウィンド)」

 

俺の言葉と共に、スピリット・オブ・アビスの横に顔部分、足部分に羽の装飾があり両手が翼になっている緑色の巨大な人型が現れる。

 

「やっちまえ!スピリット・オブ・ウィンド!!!」

 

俺が手を前に翳しながら宣言すると、スピリット・オブ・ウィンドは両手の翼を真上に上げ、勢い良く前に振り下ろす。その風を受けた樹木が徐々に細く小さくなっていく。

 

「何っ!?木遁の樹木が枯れていく?」

 

「・・・風化現象。岩石や建物が気候の作用で、崩れたり、軟化したり、溶けたり、色が変わったりする経年劣化現象だ。俺のスピリット・オブ・ウィンドの前ではあらゆる物体は崩壊する」

 

「「「「「「「「おおっ!!」」」」」」」」

 

木遁を対処する姿を見て、皆は歓声をあげた。直接の教え子であるヒルゼンさんや孫の綱手さんは勿論、ミナトさんや暗部の方々は握り拳を作り感情が爆発していた。

 

「強いとは思っていたけど、まさか初代様の木遁に対応するなんてね。ますます欲しいわねっ」

 

「おおっ!俺の木遁に対応するか!中々やるのう!!」

 

「兄者の術を真正面から粉砕するか・・・」

 

大蛇丸が感心する中、柱間さんは嬉しそうで扉間さんは冷静に俺の力を分析している。

 

「攻撃が止んだのう。今なら、忍法・口寄せ!!いでよ!!猿猴王・猿魔!!」

 

「フン・・・老猿、猿魔ですか」

 

「フン、大蛇丸か・・・哀れだな猿飛、あの時殺しておかぬからだ!!」

 

「これからやるのだ」

 

「へっ!遅せーよ!!」

 

「猿魔!!金剛如意じゃ!!」

 

「分かった・・・変化!!」

 

ヒルゼンさんとのやり取りの後、猿魔は西遊記の孫悟空の如意棒そのまんまの金剛如意に変化する。

 

「行くぞ、綱手!ミナト!」

 

「「はい!」」

 

金剛如意を構えたヒルゼンさんとミナトさん、綱手さんが大蛇丸に向かって突き進む。柱間さんもヒルゼンさん達の迎撃に動くがその前に俺が躍り出る。

 

「すいません、貴方の相手は俺がします」

 

「おおっ!お主が、良いぞ良いぞ!流石に猿飛であっても俺の相手はキツイだろうからな」

 

俺と柱間さんが対峙する中、ヒルゼンさん達と大蛇丸達もぶつかる。ミナトさんが苦無を投げるが、扉間さんも苦無を投げ苦無同士がぶつかり、その瞬間ミナトさんと扉間さんが現れる苦無を手に取り鍔迫り合いになる。

 

「ほう、お主飛雷神を使うのか」

 

「はい。まさかこの術を考案された方と戦う事になるとは思いませんでした」

 

「ワシもだ」

 

ミナトさんと扉間さんが高速戦闘を繰り広げている中、ヒルゼンさん達も戦闘が始まる。ヒルゼンさんが西遊記の孫悟空の如く立ち回り、大蛇丸が口から出した蛇から出てきた草薙の剣で応戦している。綱手さんはヒルゼンさんと連携を図り隙あらば大蛇丸の顔面を砕こうとしている。

 

「オラァっ!!」

 

「フフフ、危ないじゃないの綱手」

 

「五月蝿いっ!あたしはお前をぶちのめしてでも止めに来てるんだ!木ノ葉はやらせん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっはっは!葉よ、ならばこれはどうする!木遁・木龍の術!」

 

笑顔の柱間さんが印を組む。そうすると俺の足元から瞬時に獏やマカラのような顔を持つ巨大な木製の龍が現れ俺を丸呑みにした。

 

「葉っ!?」

 

「葉君っ!?」

 

「いかん!柱間様の木遁はチャクラを吸い尽くし成長し続けてしまう!このままではいくら葉でも危険じゃっ!」

 

俺が木龍に飲み込まれた事で綱手さん達は動揺し、ヒルゼンさんはすぐに助けようと動こうとしたが、大蛇丸がそれを止める。

 

「無粋な事は辞めましょうよ、猿飛先生?貴方もよ?綱手、大人しくあの戦いを見学しましょうよ」

 

「「くっ!」」

 

 

 

 

 

 

「さあ!これで終わりか?俺の木龍に飲まれて終わりなんぞ笑い話にもならんぞ?もっとお前の力見せて見ろ!!「O.S・馬孫in宝雷剣」ん、なんぞ?」

 

「食らえ!我が必殺の刀幻境!!!」

 

技の発動と共に剣、槍、戟などの多数の武器が一気に顕現し木龍をハリネズミのようにしてしまった。その光景にこの場にいる全員が驚愕し静止してしまう中、木龍の残骸の中から俺が宝雷剣を携えて出てくる。

 

「ほう、俺の木龍を粉砕するか。中々の技だな」

 

「こんくらいじゃ俺は止まりませんよ。馬孫は数多の戦場を駆け、数え切れないほどの武術、武器と戦いそれらを打ち倒し魂に刻みつけてきた。そしてこの宝雷剣は全ての魂を研ぎ澄ます」

 

俺は話しながらもオーバーソウルを作り出していく剣、槍、あらゆる武器が1つに纏まったようなその武器は正に超武将!

 

「これが我がオーバーソウル・武神!!!」

 

「ほお、その存在感、正に武の神を名乗るに相応しいなっ!!」

 

俺達の武神を見て更に楽しそうな柱間さん、その姿を見て俺も笑ってしまうが、俺達が本気で戦うとやぐらが持たないよな。

 

「柱間さん、俺達がここでこのまま戦えばこのやぐらが持たないので場所を移しましょうか」

 

「うむ、確かにな。だが俺は彼奴の術に縛られている身、流石に彼奴もそれを許すような事はせんだろう、どうする気ぞ?」

 

「それは勿論・・・正面突破ですよっ!行くぜ、穆王!!」

 

『ええっ!!』

 

俺は柱間さんに向かって突っ込みながら穆王の力を借りる。

 

「むっ!(このチャクラには覚えがあるな。誰だったか・・・そうか!昔俺が捕えていった尾獣の一体かっ!!まさか尾獣の力すら従えているとは!)だがそんな直前的では俺は捉えられんぞ!、ん!?」

 

柱間さんが回避しようとするが足元に闇が広がり動きを拘束する。

 

「オラァ!!」

 

俺は構わず柱間さんに飛び蹴りをかましてスピリット・オブ・ウィンドの風をブーストに使って

 

「アビス!もう一度闇渡りだっ!!」

 

俺の言葉に合わせてスピリット・オブ・アビスが結界に闇のゲートを形成し、俺達はそのまま突っ込む。スピリット・オブ・アビスとスピリット・オブ・ウィンドもそれに追従する。

 

「あら、初代様を連れて行かれてしまったわね。まあ、あの方なら大丈夫でしょうね。三代目、もう何をやっても遅い・・・私の勝ちです。木ノ葉は滅びるのよ!」

 

「木ノ葉の里はワシらの住む家じゃ!火影とはその家の大黒柱として家を守り立ち続ける存在!それは木ノ葉の意志を受け継ぎ、托す者・・・簡単にはゆかぬぞ!」

 

 




やっぱり原作の話を変えていくのは難しいですね。でもまだまだ頑張って書いていきます。よろしくお願いします!
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