霊と踊る仙人が異世界を謳歌する   作:蔵元優輔

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遅くなりました


第七十六話

前回、戦いが終わり数日後、改めてやぐら達と話を行い俺やハゴロモ様、レイン様の話をした。その流れで三尾の磯撫と六尾の犀犬が仲間になりそのまま宴が始まった。その中で照美メイに告白されそのまま俺のお嫁さんになることになる。そして新人達の戦術指南をしたりして半年程過ごした後木ノ葉の里への帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜、ここに並んでると帰って来たって感じがするな!」

 

「本当だねお兄ちゃん!ウチらはこんなに長い任務も初めてだし旅行感凄かったし」

 

「そうだね、かなりの激戦になったけど長期の旅行としてはかなり」

 

「私は木ノ葉の里には初めて来るので正に旅行って感じですね・・・いえ!これはまさしく新婚旅行っ!!!」

 

「・・・アイツらテンション高すぎねぇか?」

 

「まぁまぁ、良いじゃないですか再不斬さん」

 

「そうですよ再不斬さんっ!私達は同い年の28歳!この年まで男っ気のない生活をしているとかなりの危機感が出てくるんです!そんな中、葉さんって言う超有料物件を見つける事が出来たのは超勝ち組!これが喜ばずにいられますかっ!!」

 

「シズネさんっ!」

 

「メイさんっ!」

 

「・・・ちっ、わーったよ。ったくめんどくせぇもん踏み抜いちまったぜ」

 

再不斬と白が俺達の様子を見て話しているとシズネが俺と会えた事を力説しそれにメイさんが乗っかり固い握手まで交わしている。

 

「お〜い、お前達、もう直ぐ私達の番だから戻って来い」

 

「「は〜い、綱手母さ〜ん」」

 

「誰が母さんだっ!?ったく」

 

「あっ!葉さん、綱手様、おかえりなさい!シズネさんも十一班の皆もおかえりなさい!・・・ん?そちらの方は?」

 

受付の前に行き受付の人と話を始めるが、名前を出された辺りからコソコソ話が聞こえてくる。

 

「紹介します。こちらは霧隠れからの特使の照美メイさんです」

 

「特使として水の国・霧隠れの里から参りました照美メイと申します。そして、葉様の未来のお嫁さんとして参りました!えへへへへ」

 

俺からの紹介から自己紹介するメイさん。そして自分の事を俺の未来のお嫁さんと紹介して頬に手を当ててイヤンイヤンのポーズをとっている。仕草が可愛いけどいきなりやられるとびっくりしちゃうな。

 

「あ、ああ!葉さんの新しいお嫁さんですか!」

 

「それで納得すんのか、オメェは・・・」

 

受付の人に対して再不斬がツッコミ、他の受付の人が報告に行ったのを確認して、俺達火影屋敷に向かって歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕が四代目火影の波風ミナトです。火の国・木ノ葉隠れの里にようこそ」

 

「ありがとうございます。水の国・霧隠れの里から参りました葉様の新しい妻っ!の照美メイです!!」

 

「あ、ああ、宜しくお願いしますね・・・」

 

「またスンゲェのが来たな・・・」

 

「霧隠れか・・・」

 

「はっはっは!新たな嫁とは、豪胆だなっ!」

 

「ほっほ、霧の水影を助けたか。流石は葉じゃな、相変わらずワシ等に出来なかった事を完遂して帰ってくる」

 

執務室にてミナトさんが挨拶してメイさんが勢いよく返しミナトさんが若干引いている。メイさんの様子にシカクさん、扉間さん、柱間さん、ヒルゼンさんが話しており、メイさんが其方を向く。その頬には若干汗をかいており緊張の色が見られた。

 

「もしや貴方方が・・・」

 

「うむ、ワシは先代である三代目火影の猿飛ヒルゼンじゃ」

 

「ワシは二代目火影、千手扉間だ」

 

「そして俺が!初代火影にしてこの里の創設者、千手柱間ぞっ!宜しく頼む!!」

 

先代火影のお三方の挨拶を聞いてメイさんは完全に膠着してしまっていた。

 

「・・・葉様から話には聞いていましたが、それでも信じられませんわね・・・まさか里の全ての影が生きておられてこうして並んでおられるなんて」

 

「はっはっは、確かにそうだなっ!かく言う俺達も最初は信じられなかったが、こうして里で生活していると実感が湧いてくるぞ。自分が未来で生きているとな!」

 

「ああ、ワシ等が命を掛けて守った里が後継者と当代の火影が甘いと言う事が分かったがな」

 

扉間さんの言葉にヒルゼンさんとミナトさんは明後日の方向を向いてしまった。

 

「だがそれもそこにいる葉のお陰だ!死者を呼び起こす術にて蘇った俺達を現世に留まれるように生き返らせてくれてな」

 

「ああ・・・その事には感謝している。ワシ等が死んだ後の里が見られているからな」

 

「死者の蘇生、改めて凄まじい能力ですわね。忍びの世では右に出る方はいらっしゃらないのでは?」

 

「ハゴロモ様なら自身に関わる死者なら蘇生出来るけど制約なしでほぼノーリスクで蘇生できる人は居ないんじゃないかな」

 

「はぁ〜、やっぱり素敵・・・」

 

メイさんの惚気で顔合わせは終わった。皆さんはそれぞれ笑顔で見送っていたな、恥ずかしいもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火影の皆さんとの顔合わせから数日後、その間にサスケ達子供組みやカカシ達先生組み、里の皆との再会の挨拶とメイさんの顔合わせが終わった。皆は霧隠れとの同盟に喜ぶのと新たな嫁さんのメイさんに驚いていた。だが皆は新しい嫁さんが来たことと言うよりメイさんの勢いに驚いていたけどな。でもあの性格なら直ぐに木ノ葉での生活に慣れていくだろうな。それから数日後、うちはの居住区の近くの湖の辺りに俺は来ている。ここには俺とサスケ、イタチ、シスイ、フガクさんと俺と共に来てもらった扉間さんにヒルゼンさんがいる。これから俺達はサスケの強化プランを始めようとしている。

 

「さて、サスケ。それじゃあ約束していた万華鏡写輪眼の開眼実験と行こうか」

 

「ああ」

 

「じゃあまずは万華鏡写輪眼のおさらいからだな。万華鏡写輪眼は写輪眼が進化した物だ。開眼の条件は、うちは一族の人が「愛情の喪失を感じて深い悲しみ・怒りの感情に飲まれた時」や「己の力不足に対する憤りを爆発させる時」なんかがある。その結果、脳から特殊なチャクラが発生して、視神経が影響を受けることで開眼する。 この時に副作用で精神にも変調をきたす場合が多く、感情の強さによって症状はより深刻になる。うちは一族特有の急激な闇堕ちはこれが原因みたいだ。 開眼すると瞳が赤く発光し、瞳孔の周囲に黒い巴模様が複数浮かぶようになる。 開眼時は瞳の巴は1~2つであり、優れた動体視力とチャクラを可視化する能力を得る。 開眼者が成長すると巴が増え、最終的に両目の巴が3つずつになると通常の写輪眼としては完成形となる。 瞳力は開眼者の精神と深い関係にあり、憎しみの感情が増大すると瞳力も飛躍的に高まっていく。 つまり、うちは一族は精神状態が平常から遠ざかるほど強くなると言える」

 

「強力な瞳力を持つ者は同時に危険な思想を併せ持つため、敵ならもちろん、味方からしても非常に厄介な存在であった」

 

「それがうちはマダラだった訳ですか」

 

「ああ、ワシは木ノ葉を出奔したうちはマダラによる木ノ葉襲撃後は一族を管理・監視するために、警務部隊を創設しその役割を一任した。そのあとは仮面の男による木ノ葉襲撃の関与を疑われ、うちは一族の居住区が里の隅にひとまとめにされた、これはワシの死後、サルがワシの意志をくんで行ったことであるがな 」

 

「ほほほ・・・」

 

扉間さんに横目で睨まれてヒルゼンさんは反対を見て笑いながらキセルを吹かしている。

 

「話を戻しましょう。写輪眼の上位種。うちは一族の長い歴史の中でも開眼しえた者はわずか数名しか存在しない伝説の瞳術とされ、最初にうちはマダラが開眼した。「写輪眼」が変異した形であり、発動の際は瞳の文様が変形する。通常は勾玉文様が浮かび、赤く光って見えるとすべてのうちは一族に共通するのだけど、万華鏡写輪眼は形状が個人によって異なる仕様だ。全ての面で写輪眼を凌駕する瞳力を誇り、この形でのみ使用が可能となる瞳術が存在する。俺やイタチの月読、シスイの別天神なんかだな。 また、万華鏡は写輪眼とは違い目の文様も、もたらされる力『瞳術』も特別な要因が無ければ開眼した個々で異なる。開眼する瞳術の場合は左右の眼で同じ場合や異なる場合もある、シスイの万華鏡写輪眼は左右で同じ瞳術『別天神』が宿っているし」

 

サスケが俺の言葉にシスイの方を向き、シスイは当たりと言うように頷いている。

 

「その瞳力は、最強の尾獣である九喇嘛さえ制御することが出来る、実際うちはマダラが柱間さんとの決戦時に操ってたしな。ただし、強力な術の常として一回の発動に膨大なチャクラを必要とし、また術によっては肉体に直接強い負担が掛かる場合もあるんだ」

 

「兄さん達も体に負担があるのか?」

 

「ああ、俺の場合は、眼に痛みがあるな」

 

「俺は痛みは無いけど1回使うと10年近く使えないって言うあり得ないほどのデメリットがあるな」

 

「 開眼条件は「最も親しい友を殺すこと」であると原作でのイタチの口から語られているが、マダラ曰く「最も親しい者の死を経験すること」と若干の差異があり、写輪眼の発動条件を考慮すると、万華鏡写輪眼の開眼条件は「親しい誰かと死に別れる程に強い精神的ストレスを受け、深い負の感情所謂悲しみや怒りを抱く」事だと思う。 原作に置いてサスケはイタチへの復讐を果たした後で、うちはオビトは「親しい者の死」の条件を説明される。この時点では単純にイタチの死=サスケの万華鏡開眼の条件ともとれるがただ単に親しいものを殺したり死んだことを認知すればよいというわけではないことが窺える。 開眼によるチャクラの噴出か、その原因となる大きな精神的負荷のどちらが原因かは不明だが、万華鏡写輪眼に開眼するとチャクラの質そのものが大きく変化する。原作での開眼直後のサスケを見て「別人のように冷たい」チャクラに変わったらしいし、ミナトさんもオビトの正体に気付くことが出来なかった。術者に大きな代償を強いる開眼条件ゆえに、うちは一族の間でもその存在は秘匿事項とされ、木ノ葉隠れにも文献はほとんど残されていない」

 

「その通りだ。俺達も葉殿の条件が任務中に当てはまったことで開眼したと思われる。意図的ではなく偶然にだ」

 

「それで葉の兄さんはその偶然を引き起こそうって言うんだろ?」

 

「ああ、しかもこの方法はお前だから試せる方法だ」

 

「俺だから?」

 

「ああその方法は・・・サスケ、これからお前に月詠を掛ける。それによる精神的ストレスによる万華鏡写輪眼の開眼を試す」

 

「っ!!」

 

「そしてお前に見せるのは・・・この俺、麻倉葉が現れなかった世界」

 

「それってっ!!!」

 

「ああ、俺の知っている落ちこぼれのドタバタ忍者うずまきナルトの成長物語「NARUTO」」

 

「・・・」

 

俺が言った開眼方法にサスケは無言で考えている。

 

「方法については既に葉殿から聞いていた。俺としてはお前が誰かの死によって開眼するような事にならないならその方がいいと思う」

 

「そうですね。ありゃ辛い」

 

「サスケ、お前はどうする?後はお前の」

 

「・・・俺は葉の兄さんなら信じられるしな」

 

「そうか・・・サスケ、しっかりな」

 

「ああ!」

 

「さて、それじゃあ行くぞ?」

 

「ああ!」

 

「・・・月詠っ!!」

 

俺はサスケと目を合わせて瞳術を発動させる。サスケは次第に目を閉じていく。さあ、乗り越えて見せろよ、サスケ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サスケが目を開ける。そこはアカデミーの教室だった。幼い自分達がいたし幼い親友の姿もあった・・・教卓の前で縄で縛られているが・・・

 

『フン』

 

『明日は忍者学校の卒業試験だぞ!!お前は前回もその前も試験落ちている!!外でイタズラしてる場合じゃないだろうが、バカヤローーー!!』

 

『はいはい』

 

『っ!今日の授業は変化の術の復習テストだ!全員並べーーー!!』

 

『『『『『ええ〜〜〜っ!!!』』』』』

 

『先生そっくりに化けること!!』

 

生徒達が渋々並んでいく中サスケは感じていた違和感について考えていた。

 

「(なんだ?ナルトがイタズラした時はクラス中から暖かい笑いが起こっていたが・・・このクラスの雰囲気、まるで敵でも見るような奴もいる・・・これが葉の兄さんが関わってない世界か)」

 

サスケが違いについて考えていると変化の術の順番が進んでおり次がナルトの番だった。

 

『次、うずまきナルト!』

 

『お前のせいだぞ』

 

『知るかよ(面白くねーな・・・よぅし!)変化の術っ!!』

 

悪態をつきながらナルトが変化の術を発動する。だが変化したのはイルカでは無く、スタイルの良い裸の女性の姿だった。

 

『ギャハハハハ!!名付けてお色気の術!』

 

『ばっかも〜〜〜ん!勝手にくだらん術を作るなっ!!!』

 

「ああ、ここは変らねぇな・・・」

 

そのまま時は流れていく。ミズキの事件に始まり、カカシとの鈴取り合戦、波の国の任務、中忍試験へと進む。そして木ノ葉崩しに入り、我愛羅との一騎打ちになる。

 

『兄貴は自分を殺させる為の復讐者として俺を選んだんだ!』

 

サスケはそう思いながら千鳥を発動するその目を見て複雑な感情になっていくサスケ。姿は自分なのだが別の存在を見ているような感じだ。そのまま木ノ葉崩しが収束して病院でカカシと話した後、サスケの前に音の四忍衆が現れる。サスケは手も足も出ずに倒されてしまい、4人に囲まれてしまう。

 

『ウチらと来い。そうすりゃ大蛇丸様が力をくれる』

 

『っ!!』

 

その後もサスケは話を聞き、里抜けを決めてしまう。サクラの涙の説得も意に返さず行ってしまった。時系列が進み、ナルトとの戦いの場面になる。

 

『目ぇ覚めたかよ!これでもまだ分かんねーなら本当にバキバキにして連れて帰んぞっ!』

 

『っせえんだよ・・・』

 

『あ?』

 

『親も兄弟もいねーテメェに俺の何が分かるってんだ・・・初めから1人だったテメェに一体何が分かるってんだ!アア!!』

 

「っ!!」

 

サスケはその言葉に驚愕した。少し前に生い立ちが流れていたが、イタチが両親や一族の皆を全員殺して里を抜けたなんて信じられなかった。だが聞いてた話にうちははクーデターを計画しようとしていた事を思い出した。それは俺やフガクさん、皆で止めたと言うのも知っていたので俺が関わっていないとこうなってしまうのか気持ちが暗くなる。そのまま戦いを見ているとサスケが辛くも勝利し、大蛇丸の元えと行ってしまう。あのカマ蛇の元へ行くのかとサスケは顔を青くしながらその様子を見ている。そして場面は流れて疾風伝になってから初めてサスケが登場する回、

 

『いくつものつながりは己を惑わし、最も強い願い、思いを弱くする』

 

そう言ってナルト達と戦うサスケ、その姿を見てサスケは複雑な顔をしている。強くなっているのが分かるが自分の思う強さとはかけ離れている物だからな。その後大蛇丸との戦い、仲間集め、その時に香燐がいてびっくりしていた。そしてイタチとの兄弟対決・・・互いの全てを使っての戦い、そしてイタチの死。

 

『すまんサスケ・・・これで最後だ』

 

これには涙を流す現実のサスケ・・・イタチの真実の話でも涙が止まらなかった。その後ビーとの戦い、五影会談に乱入して諸悪の根源の1人のダンゾウとの戦い、その後イタチの目を移植しての大幅な力の強化、そして戦争に乱入しようとした時穢土転生のイタチとの共闘、そして復活した大蛇丸による歴代火影達の復活、柱間さんによる木ノ葉の里創立の話、そして第四次忍界への参戦。

 

『俺が火影になる』

 

『だがまずは、この無限月詠の中、今の五影達を処刑する』

 

うちはマダラ、そして全ての元凶大筒木カグヤとの決戦。ハゴロモ様の力を得たナルトとサスケ、そしてカカシとサクラ第七班達の活躍によりカグヤを倒した。そして尾獣達を封印したサスケとナルトとの最終決戦拮抗した戦い、そして力と技の応酬、そして決着。多くの者達の意志を受け取り掴んだ平和を見届けたサスケ。

 

『よお・・・』

 

「お前は・・・」

 

後ろから声を掛けられ声の方に振り向くと、そこには原作の姿と闇を含んだ眼を持つうちはサスケの姿があった。

 

『その見た目、お前は3年前の俺か』

 

「正確にはある人によって運命が変わった世界の俺、だ」

 

『・・・フン、確かにあのウスラトンカチみたいな雰囲気をしているな・・・復讐者の顔じゃねえ』

 

「ああ、俺は復讐者じゃねえ。家族も一族の皆も生きてるしな」

 

『・・・お前の方の木ノ葉は随分と平和だな。ダンゾウがいただろ』

 

「ダンゾウはうちはのクーデターの先導者として捕まってるよ」

 

『っ!?・・・あのダンゾウを、倒した奴がいたのか・・・』

 

「ああ、今や忍び五大国の4つの国の同盟を成功に導いて平和の担い手みたいになってる人さ。俺達の兄貴分でカカシ先生達の先生やってる。それでいて六道仙人の後継者的な事もやっていてシャーマンであり個人で蘇生能力なんかもあって何でも出来る凄い人さ」

 

『・・・そんな規格外な存在がいるのか』

 

「いたんだよ。お前もこれが幻術だって分かってるんだよな」

 

『ああ、この目には自分がチャクラで構成されているのが分かる・・・これは月詠か』

 

「ああ、葉の兄さんの瞳術だ」

 

『・・・それでお前は何故ここにいる』

 

「俺は万華鏡写輪眼を開眼する為に来たんだ」

 

『何だと・・・万華鏡写輪眼の開眼には親しい誰かを殺す事が条件の筈だ』

 

「葉の兄さんが言うには親しい者を殺すじゃ無くて親しい者の死クラスのストレスを感じる事らしい。今のお前の話でも万華鏡写輪眼に開眼したのは兄さんが死んだ時じゃなくて兄さんのやってきた事とかの話をうちはオビトから聞いた後だったろ?」

 

『・・・確かにそうだ・・・二代目火影もそんな事を言っていたな・・・これでお前は万華鏡写輪眼の開眼者だな』

 

「ああ、そういう事になるか」

 

『・・・お前に聞きたい事がある』

 

「?何だ?」

 

『お前の境遇は聞いた・・・お前は復讐者じゃない・・・イタチや父さんが生きていて、ウスラトンカチ達と共にこれからも過ごしていくんだろう・・・お前は何を目指す』

 

「俺は、今は父さんの後を継げるようになりたいと思ってる」

 

『・・・・・』

 

「そして火影になった親友を支えていけたらなと思ってる」

 

『・・・そうか』

 

サスケの言葉を聞いて原作のサスケは考え込むように目を瞑る。

 

『・・・お前は随分と幸せそうだな』

 

「ああ・・・俺はアンタより劇的な事はあまり起きていないからな」

 

『だが実力は同じ年の俺より強いだろう。そう感じる、お前の言う葉って奴のお陰なんだろうな・・・』

 

「そ、そうか・・・未来の俺でもあるアンタから褒められると何だか照れるな」

 

『・・・お前はこれから戦争や色々な出来事が起こるだろう・・・だがお前なら仲間と共に乗り越えていけるだろう・・・その目と共にな』

 

「えっ?」

 

サスケの目は原作と同じ六芒星の形をした万華鏡写輪眼になっていた。

 

『さあ、もう行け・・・皆が待っているんだろう・・・お前は・・・俺のようになるなよ・・・俺』

 

原作のサスケの言葉を聞いてサスケは意識が起きていく。

 

 

 

 

 

サスケに術を発動して30秒ほどでサスケが膝を降り崩れ落ちるように倒れていく。

 

「「「「サスケっ!?」」」」

 

完全に倒れる前にフガクさんが受け止めた。

 

「サスケ、大丈夫か?」

 

「う、父さん・・・ああ、大丈夫だよ」

 

「良かった」

 

「本当だぜ、分かっていても倒れ出したら焦るよな」

 

「そうじゃな、葉の腕は疑ってはおらんが肝は冷えるわい」

 

倒れたサスケにフガクさんが声を掛けてサスケはちゃんと話返せてイタチとシスイにヒルゼンさんは安堵していた。俺はそんな4人に近づき話し掛ける。

 

「それでどうだったサスケ?自分のなっていたかもしれない可能性に会った感想は?」

 

「最悪だったよ・・・自分が兄さんに親も一族も皆殺しにされて復讐の権化になってて、親友も殺そうとしてた」

 

「そっか、葉さんが九尾事件の時に現れなかったら四代目達も死んでクーデターを止める人がいなくて代わりにイタチが一族全員殺って暁に潜入捜査だっけか。大変な人生だなお前は」

 

「そのクーデターの時にお前も死んでるだろうが」

 

「ああっ!そうだったな!」

 

「ははは、それでどうだった?」

 

「ああ」

 

そう言ってサスケは両目を原作で見た万華鏡写輪眼にして見せた。

 

「良し!やったな!」

 

「これでまた万華鏡写輪眼の開眼者が増えたな」

 

「まあまあ、良いでは無いですか扉間様。これで里の仲間がまた1つ強くなったのですから」

 

「そうですな、三代目・・・良くやったな、流石は俺の息子だ」

 

「・・・っ!ああっ!!」

 

声に出さないが笑顔のイタチにバンザイしてるシスイ、またうちはの力が上がった事に複雑な表情をしている扉間さんにそれをやんわりと返しを言うヒルゼンさん。その後にフガクさんの言葉にサスケは満面の笑顔を見せていた。良かったな、サスケ。




次回はいよいよ砂に赴きたいと思います。後は砂での中忍試験ですかね
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